【 9.暗示 】

 

 

対象となる言葉の表現に含みを持たせる表現が【 暗 示 】の表現です。

【 暗 示 】の表現には【 花言葉 】【 石言葉 】【 タロットカード 】【 エンジェルナンバー 】を含ませた表現などがあります。

 

 

 

 

 

QUEEN

The March Of The Black Queen

闇夜の女王の行進

 

【 登場人物別 意訳 】

 

【 この曲の構成 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 歌 手 】【 歌 手 】【 黒き女王( 堕天使 ) 】

【 曲の主人公 】=【 黒き女王の側近 】【 女 神 】【 真の闇夜の帝王( 悪魔 )】

【 I 】で表現されている人物が複数存在する セリフの掛け合いで表現されている曲

【 歌詞の内容 】=【 百鬼夜行のような西洋の御伽話による人生の教訓の真意について 】

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … 歌 手

二人目 … 歌 手( コーラス )

三人目 … 黒き女王 心を失ってしまった元天使 堕天使

四人目 … 黒き女王の側近

五人目 … 黒き女王の配下

※人目 … 黒き女王の側近と配下

六人目 … 女 神

七人目 … 真の闇夜の女王 人々の魂の内部に存在する悪しき心 邪悪な男性神 悪魔

八人目 … この曲の聴き手

九人目 … この曲の聴き手の子供達

 

赤文字 … 冠詞と代名詞を含む表現に文脈の流れから読み取れる言葉を代入して訳す

 

 

 

【 文法表現の解説 】

 

 

青色のマーカー 【 暗 示 】

赤文字の部分  【 暗喩( 冠詞を使用した比喩 ) 】 【 代名詞 】

 

 

 

QUEEN

The March Of The Black Queen

闇夜の女王の行進

 

【 登場人物別 意訳 】

 

【 第一文節 】

【 歌  手 】 Do you mean it ?

【 歌  手 】 キミ達には この意味が分かりますか? 【 代名詞 】

 

【 歌  手 】 Do you mean it ?

【 歌  手 】 キミ達には この物語が分かりますか? 【 代名詞 】

 

【 歌  手 】 Do you mean it ?

【 歌  手 】 キミ達には この真意が分かりますか? 【 代名詞 】

 

【 歌  手 】 Why don’t you mean it ?

【 歌  手 】 何故キミ達には この物語の真意が理解できないのでしょうか? 【 代名詞 】

 

【 歌  手 】 Why do I follow you and where do you go ?

【 歌  手 】 何故 僕がキミ達に寄り添い キミ達をどこへ誘うのか?

 

【 歌  手 】 You’ve never seen nothing like it.

【 歌  手 】 キミ達は この物語に似た体験をしたことはない 【 代名詞 】

 

【 歌  手 】 No, Never in your life.

【 歌  手 】 キミ達の人生の中で一度たりとも

 

【 歌  手 】 Like going up to heaven and then coming back alive.

【 歌  手 】 天国へ昇っていった後 生きて戻って来るかのような感覚を

 

【 歌  手 】 Let me tell you all about it.

【 歌  手 】 僕がキミ達に伝えましょう この感覚についての全てを 【 代名詞 】

 

【 歌  手 】 Give me a little time to choose.

【 歌  手 】 決断するための僅かな時間を下さい

 

 

【 第二文節 】

【 歌  手 】 Water babies singing in a lily pool delight.

【 歌  手 】 歓喜の黒百合のプールで 歌っているウォーターベイビー達 【 暗 示 】

 

【 歌  手 】 Blue powder monkeys praying in the dead of night.

【 歌  手 】 草木も眠る丑三つ刻 祈りを捧げているブルーパウダーモンキー達

 

【 歌  手 】 Here comes the black queen, Poking in the pile.

【 歌  手 】 ここに その黒き女王がやって来て その杭を突き刺す 【 暗 喩 】

 

【 側  近 】 Fie, For The black queen, Marching single file.

【 側  近 】 皆の者 黒き女王のために 一列に並び行進せよ 【 暗 喩 】

 

【 歌  手 】 Take this, Take that, Bring them down to size.

【 歌  手 】 これを奪い あれも奪う キミ達の身体のサイズを縮めて 【 代名詞 】

 

【 コーラス 】 March to the black queen.

【 コーラス 】 黒き女王の行進

 

 

【 第三文節 】

【 黒き女王 】 Put them in the cellar with the naughty boys.

【 黒き女王 】 この悪ガキ共と一緒に奪ったものを あの地下牢の中にブチ込んでおけ 【 暗 喩 】

 

【 黒き女王 】 A little bit sugar then a rub a dub a baby oil.

【 黒き女王 】 砂糖を少々加えた後に このベビーオイルを念入りに塗り込んで 【 暗 喩 】

 

【 黒き女王 】 Black on black on every finger nail and toe.

【 黒き女王 】 全身の指とつま先のネイルを黒々と塗り付けて

 

【 黒き女王 】 We’re only begun begun.

【 黒き女王 】 妾らは まだ宴を始めたばかり

 

【 黒き女王 】 Make this make that keep making all that noise.

【 黒き女王 】 悪ガキ共の調理を始めて 奴等の悲鳴を継続させてやれ 【 代名詞 】

 

【 コーラス 】 March to the black queen.

【 コーラス 】 黒き女王の行進

 

 

【 第四文節 】

【 黒き女王 】 Now I’ve got a belly full.

【 黒き女王 】 これで 妾は満腹じゃ

 

【 黒き女王 】 You can be my sugar baby.

【 黒き女王 】 オマエ達なら 妾を満足させるシュガーベイビーになれるさ

 

【 黒き女王 】 You can be my honey chile.

【 黒き女王 】 オマエ達なら 妾を満足させる甘いスパイスになれるさ

 

【 黒き女王 】 A voice from behind me reminds me.

【 黒き女王 】 妾の後方からの声が 妾の過去を思い出させる 【 暗 喩 】

 

 

【 第五文節 】

【 女  神 】 Spread out your wings, You are an angel.

【 女  神 】 貴方の翼を広げてみて下さい 貴方は天使であるはずなのです

 

【 女  神 】 Remember to deliver with the speed of light.

【 女  神 】 思い出してください 光の速さとなって想いを届けることを 【 暗 喩 】

 

【 女  神 】 A little bit of love and joy.

【 女  神 】 ほんの微かな愛と喜びを

 

【 女  神 】 Everything you do bears a will and,

【 女  神 】 貴方の全ての行動には 貴方の勇敢な意志が宿り 【 暗 喩 】

 

【 女  神 】 A why and a wherefore.

【 女  神 】 貴方の疑念と理由が 【 暗 喩 】

 

【 女  神 】 A little bit of love and joy. 

【 女  神 】 ほんの僅かな愛と喜びを齎します

 

【 女  神 】 In each and every soul lies a man.

【 女  神 】 個々の魂の内部に 邪悪な男が眠っています 【 暗 喩 】

 

【 女  神 】 And very soon he’ll deceive and discover.

【 女  神 】 そして即座に 彼は欺き見つけ出すのでしょう

 

【 女  神 】 But even to the end of his life.

【 女  神 】 しかし 彼の人生の最期においても 【 暗 喩 】

 

【 女  神 】 He’ll bring a little love.

【 女  神 】 彼がささやかな愛を運んできてくれるでしょう

 

 

【 QUEEN セカンドアルバムQUEENⅡ 】

【 The March Of The Black Queenからの引用 】

 

 

 

【 暗示の解説 】

 

 

【 第二文節 】

【 歌  手 】 Water babies singing in a lily pool delight.

【 歌  手 】 歓喜の黒百合のプールで 歌っているウォーターベイビー達 【 暗 示 】

 

【 歌  手 】 Blue powder monkeys praying in the dead of night.

【 歌  手 】 草木も眠る丑三つ刻 祈りを捧げているブルーパウダーモンキー達

 

 

 

西洋の文化における冠詞の用途は、下記の通りです。

冠詞の【 a 】や【 the 】の役割は、大きく分けて下記のいずれかになります。

 

【 a 】【 an 】【 the 】の役割

 

 

1 前後の文章の中の人称代名詞を受けるときに使用する

2 前後の文章の中の言葉を受けるときに使用する

3 前後の文脈の流れから連想できるであろう言葉を受けるときに使用する

4 後ろに掛かる名詞を ある特定のものと断定・限定するときに使用する

5 個数・数量を意味するときに使用する

6 特定の地名や人名に付属するものである

7 直訳して訳しても、意味が通る場合なら直訳で訳す

※ 一部、慣用句になっているところもあります

 

【 暗示の表現になっている第二文節の一行目 】は、上記の用途の中の3番に該当します。

 

そして、この曲における【 暗 示 】の表現は、【 花言葉 】に該当します。【 花言葉 】の意味を決める要素は、二つ存在しており、一つ目の要素は【 その花の種類 】で、二つ目の要素は【 その花の色 】です。

 

 

上記の原文における【 a lily 】を直訳すると、【 ある特定の 百合 】となります。そして、この曲のタイトルは【 The March Of The Black Queen 】ですので、冠詞の【 a 】の表現が、【 花言葉 】の意味を決める要素の一つである【 その花の色 】を受ける表現だと仮定して、【 黒 百合 】【 花言葉 】を検索すると、【 黒百合 】=【 呪い・復讐・災厄 】となるため、この曲における【 a lily 】=【 黒百合 】【 暗 示 】の表現だと分かります。

 

 

 

 

 

 

 

【 意 訳 】

その言葉の表現に複数の意味合いが含まれていることを理解して、適切な表現で訳す

 

 

【 直 訳 】

その言葉の表現に複数の意味合いが含まれていることを理解していない状態で、原文の表現通りに訳す

 

 

 

 

 

 

 

下記のURLのリンクから、音楽の歌詞における文法表現の目次に移動ことができます。