【 8.色の表現 】
西洋の文化と日本の文化の間には大きな隔たりが存在しているため、それぞれの国で色に対するイメージが異なります。また、その文章の書き手が寒い地域に住んでいるのか、暖かい地域に住んでいるのかにもよって色のイメージは異なります。
【 日本の場合 】
【 金 色 】 豪華 ゴージャス 王者
【 白 色 】 純情 純心 純潔
【 黒 色 】 敗北 悪 黒幕などの悪いイメージ
【 青 色 】 クール 冷静などのカッコイイイメージ
【 西洋の場合 】
【 紫 色 】 豪華 ゴージャス 女王 王者 皇帝
【 白 色 】 純情 純心 純潔
【 黒 色 】 敗北 悪 黒幕などの悪いイメージ
【 青 色 】 卑劣 卑怯 如何わしい いやらしい 暗鬱 憂鬱などの悪いイメージ
【 寒い気候の国 】
【 暖 色 】 イメージの良い色
【 寒 色 】 イメージの悪い色
【 暖かい気候の国 】
【 暖 色 】 イメージの悪い色
【 寒 色 】 イメージの良い色
【 意 訳 】
【 色の表現が含まれている慣用句 】 を辞書の言葉通りに直訳するのではなく、その言葉の意味のほうを訳文として採用する訳し方
【 例題1 】【 赤面する 】→【 恥ずかしさのあまり顔を赤くさせること 】
【 例題2 】【 青いヤツ 】→【 未熟者 】
【 例題3 】【 隣の芝は青く見える 】→【 他人のものは何でもよく見える 】
【 例題4 】【 腹黒いヤツ 】→【 悪だくみが得意なヤツ 】
【 例題5 】【 白い目で見る 】→【 冷淡な視線で相手を見ること 】
【 直 訳 】
【 色の表現が含まれている慣用句 】 を辞書の言葉通りの意味として直訳する訳し方 訳文の表現があまりにも酷い場合、【 誤 訳 】だと疑われかねない訳し方
【 例題1 】【 赤面する 】→【 顔に血液を集めて 顔面を充血させること】
【 例題2 】【 青いヤツ 】→【 身体の色が青い人のこと 】
【 例題3 】【 隣の芝は青く見える 】→【 隣の家の芝生の色は青色だ 】
【 例題4 】【 腹黒いヤツ 】→【 お腹の色が黒い人のこと 】
【 例題5 】【 白い目で見る 】→【 眼球を裏返して 目玉を白くさせた状態で相手を見ること 】
上記の例題は日本語の例題ですが、外国語の場合も上記の例題と同じです。
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