【 3.比喩A 明喩 暗喩A 】

 

 

【 比喩A 】 辞書の言葉通りに直訳しても意味の通る比喩

 

 

【 明 喩 】 辞書の言葉通りに直訳しても意味の通る比喩

【 ●●のように 】という言葉を使用する比喩

比喩の対象となる言葉に【 Like Kind as seem just 】などの言葉を付け足して表現する比喩

 

 

【 暗喩A 】 辞書の言葉通りに直訳しても意味の通る比喩

【 ●●のように 】という言葉を使用しない比喩

【 冠詞 】+【 名詞 】のカタチをしている比喩表現で、冠詞の後ろに掛かる名詞をある特定のものと断定する比喩。冠詞の表現を直訳しても意味の通る比喩

 

 

【 暗喩B 】 辞書の言葉通りに直訳したら意味の通らなくなる比喩

【 ●●のように 】という言葉を使用しない比喩

【 冠詞 】+【 名詞 】のカタチをしている比喩表現で、冠詞の表現に文脈の流れから読み取れる具体的な言葉を代入して意味を捉える必要のある比喩

 

 

 

※ 補足説明

西洋の言語における冠詞の役割は、下記のいずれかになりますので、冠詞の表現を訳す場合、直訳して訳すか、具体的な言葉を代入して訳すかのどちらかでなくてはいけません。この記事で解説する【 暗喩A 】は、下記の項目の4、5、6、7に該当します。【 暗喩B 】は下記の項目の1、2、3に該当します。

 

【 西洋の言語における冠詞の役割 】

冠詞 【 a 】【 The 】の役割

 

1 前後の文章の中の人称代名詞を受けるときに使用する

2 前後の文章の中の言葉を受けるときに使用する

3 前後の文脈の流れから連想できるであろう言葉を受けるときに使用する

4 後ろに掛かる名詞を ある特定のものと断定・限定するときに使用する

5 個数・数量を意味するときに使用する

6 特定の地名や人名に付属するものである

7 直訳して訳しても、意味が通る場合なら直訳で訳す

※ 一部、慣用句になっているところもあります

 

 

 

 

 

QUEEN

Death On Two Legs ( Dedicated to )

両足を噛み千切られる死の感覚を( 捧げよう )

 

【 この曲の構成 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 歌 手 】【 歌 手 】

【 I 】で表現されている人物が複数存在する セリフの掛け合いで表現されている曲

【 歌詞の内容 】=【 当時の上司への罵倒 】

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … 歌 手

二人目 … コーラス

三人目 … 当時のクイーンの上司

四人目 … 当時のクイーンの上司の息のかかった部下

 

赤文字 … 冠詞と代名詞を含む表現に文脈の流れから読み取れる言葉を代入して訳す

 

 

 

【 文法表現の解説 】

 

 

【 比喩A 】 桃色のマーカー

【 明 喩 】 黄色のマーカー

【 暗喩A 】 緑色のマーカー

【 暗喩B 】 青色のマーカー

 

 

 

QUEEN

Death On Two Legs ( Dedicated to )

両足を噛み千切られる死の感覚を( 捧げよう )

 

【 登場人物別 意訳 】

 

 

【 歌 手 】 You suck my blood like a leech.

【 歌 手 】 アンタは蛭のように 僕の血を吸い尽くす

 

【 歌 手 】 You break the law and you breach.

【 歌 手 】 アンタは法律を破り 違反を繰り返す

 

【 歌 手 】 Screw my brain ‘til it hurts.

【 歌 手 】 限界を感じるまで 僕の脳に捻じり込んでくる

 

【 歌 手 】 You’ve taken all my money and you want more.

【 歌 手 】 僕の財産の全てを奪っても さらに求めてくる

 

 

【 歌 手 】 Misguided old mule.

【 歌 手 】 勘違いしているだけの老いぼれ駄馬

 

【 歌 手 】 With your pigheaded rules.

【 歌 手 】 アンタの頭の悪いルールで

 

【 歌 手 】 With your narrow minded cronies.

【 歌 手 】 心の狭いアンタのクローンたちと共に

 

【 歌 手 】 Who are fools of the first division ?

【 歌 手 】 アンタの直属親衛隊の大馬鹿野郎は 一体誰なんだ?

 

 

【 歌 手 】 Death on two legs.

【 歌 手 】 両足を噛み千切られる死の感覚

 

【 歌 手 】 You’re tearing me apart.

【 歌 手 】 アンタが 僕をバラバラに引き裂いている

 

【 歌 手 】 Death on two legs.

【 歌 手 】 両足を噛み千切られる死の感覚

 

【 歌 手 】 You never had a heart of your own.

【 歌 手 】 アンタは 人間の心など持っていなかった

 

 

【 歌 手 】 Kill joy, Bad guy.

【 歌 手 】 喜びをも封殺する タチの悪い男

 

【 歌 手 】 Big talking, Small fry.

【 歌 手 】 大きな話し方 小さな雑魚

 

【 歌 手 】 You’re just an old barrow boy.

【 歌 手 】 乳母車に乗っているタダの老いぼれた男の子

 

【 歌 手 】 Have you found a new toy to replace me ?

【 歌 手 】 僕の代わりになる新しいオモチャは見つけられたのかい?

 

【 歌 手 】 Can you face me ?

【 歌 手 】 僕と向き合えますか?

 

 

【 QUEEN A Night At The Opera 】

【 Death On Two Legs ( Dedicated to )からの引用 】

 

 

 

 

 

THE OFFSPRING

Gotta Get Away

チャンスを逃す

 

【 この曲の構成 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 人生迷走中の方 】【 歌 手 】

【 I 】で表現されている人物が複数存在する セリフの掛け合いで表現されている曲

【 歌詞の内容 】=【 俺のスタイルこそ クールだと勘違いしている人に対しての助言 】 

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … 歌 手

二人目 … 人生迷走中の人

三人目 … 人生迷走中の人を避ける 彼の周りの友人達

四人目 … 人生迷走中の人に 人生の助言を与えている人

五人目 … それぞれの人々の精神の中に存在する邪心

 

赤文字 … 冠詞と代名詞を含む表現に文脈の流れから読み取れる言葉を代入して訳す

 

 

 

【 文法表現の解説 】

 

 

【 比喩A 】 桃色のマーカー

【 明 喩 】 黄色のマーカー

【 暗喩A 】 緑色のマーカー

【 暗喩B 】 青色のマーカー

 

 

 

THE OFFSPRING

Gotta Get Away

チャンスを逃す

 

【 登場人物別 意訳 】

 

 

【 主人公 】 I’m getting edgy, All the time ! !

【 主人公 】 オレはエッジが効いている どんな時だって!!

 

【 主人公 】 There’s someone around me just a step behind.

【 主人公 】 オレの周りの連中は オレより一歩遅れてやがる

 

【 主人公 】 It’s kinds scary, The shape I’m in.

【 主人公 】 たまに怖いと感じるぜ オレのスタイルについて来れないなんて

 

【 主人公 】 The walls are shakin’ and they’re closing in.

【 主人公 】 一気に壁が崩れて 連中が近づいてくるように感じる

 

 

【 主人公 】 Too fast or a bit slow ?

【 主人公 】 オレが速すぎるのか 遅れているのか?

 

【 主人公 】 I’m paranoid of people and it’s starting to show.

【 主人公 】 オレは連中のことを妄想して 現実に視え始めている

 

【 主人公 】 There’s one guy that I can’t shake.

【 主人公 】 オレに心を動かすことができない男が一人

 

【 主人公 】 Over my shoulder is a big mistake.

【 主人公 】 オレの耳元で 大きな間違いだと囁く

 

 

【 主人公 】 Sitting on the bed or lying wide awake.

【 主人公 】 大きな失敗をやらかすか ウソがバレて飛び起きるか

 

【 主人公 】 There’s demons in my head and it’s more than I can take.

【 主人公 】 オレの中の悪魔が オレが考えられる以上のことを囁く

 

【 主人公 】 I think I’m on a roll but I think it’s kinda weak.

【 主人公 】 オレは順調に事が運んでいるように思うが かなり自信がない

 

【 主人公 】 Saying all I know is I gotta get away from me ?

【 主人公 】 オレの頭にあることの全てを話すことは チャンスを逃すこと?

 

 

【 主人公 】 I tell you something , Just ain’t right.

【 主人公 】 オレはアナタに囁く まさに良からぬことを

 

【 主人公 】 My head is on loose but my shoes are tight.

【 主人公 】 オレの頭だけが緩んでいるのに オレの足取りだけが重い…

 

【 主人公 】 Avoiding my friends, Cause they all bug.

【 主人公 】 友人の皆がオレを避けること 連中の行為が全てのバグの源

 

【 主人公 】 Life is like a riddle and I’m really stumped.

【 主人公 】 人生とは迷宮のようなもの オレは今 心底困惑している

 

 

【 THE OFFSPRING SMASH 】

【 Gotta Get Away からの引用 】

 

 

 

 

 

Simple Plan

The Worst Day Ever

最悪な一日の繰り返し

 

【 この曲の構成 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 歌 手 】

【 I 】で表現されている人物が ミュージシャン本人である曲

【 歌詞の内容 】=【 絶望的な現実の人生が 僕をいつまでも苦しめ続ける 】

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … 歌 手

二人目 … この曲の聴き手

 

赤文字 … 冠詞と代名詞を含む表現に文脈の流れから読み取れる言葉を代入して訳す

 

 

 

【 文法表現の解説 】

 

 

【 比喩A 】 桃色のマーカー

【 明 喩 】 黄色のマーカー

【 暗喩A 】 緑色のマーカー

【 暗喩B 】 青色のマーカー

 

 

 

Simple Plan

The Worst Day Ever

最悪な一日の繰り返し

 

【 登場人物別 意訳 】

 

 

【 歌 手 】 Six AM. The clock is ringing.

【 歌 手 】 AM 06:00 目覚まし時計のベルが鳴っている

 

【 歌 手 】 I need to spend an hour snoozing.

【 歌 手 】 あと一時間くらいは うたた寝していたい

 

【 歌 手 】 ‘Cause I don’t think I’m gonna make it.

【 歌 手 】 もう起き上がろうなんて 考えられない

 

 

【 歌 手 】 I punch in, I’m still sleeping.

【 歌 手 】 目覚まし時計を殴りつけ まだ寝ている

 

【 歌 手 】 Watch the clock but it’s not moving.

【 歌 手 】 その時計を見ると もう動かなくなっていた

 

【 歌 手 】 ‘Cause everyday is never ending.

【 歌 手 】 毎日が進まなくなってしまった

 

【 歌 手 】 I need to work I’m always spending.

【 歌 手 】 僕には毎日を充実させるための仕事が必要だ

 

 

【 歌 手 】 And I feel like I’m living the worst day.

【 歌 手 】 僕は最悪な一日を生きているようだ

 

【 歌 手 】 Over and over again.

【 歌 手 】 繰り返し何度も

 

【 歌 手 】 And I feel like the summer is leaving again.

【 歌 手 】 僕には 今年の夏も過ぎ去っていくように感じられる

 

【 歌 手 】 And I feel like I’m living the worst day.

【 歌 手 】 僕は最悪な一日を生きているようだ

 

【 歌 手 】 I feel like you’re gone.

【 歌 手 】 僕には キミ達の存在も過ぎ去っていくようだ

 

【 歌 手 】 And every day is the worst day ever.

【 歌 手 】 毎日が 最悪な一日の繰り返し

 

 

【 歌 手 】 Yesterday was the worst day ever.

【 歌 手 】 昨日も最悪な一日だった

 

【 歌 手 】 And tomorrow won’t be better.

【 歌 手 】 明日になれば 改善されるわけでもない

 

【 歌 手 】 It’s history repeating.

【 歌 手 】 この歴史は繰り返される

 

【 歌 手 】 On and on.

【 歌 手 】 延々と

 

 

【 歌 手 】 Summer plans are gone forever.

【 歌 手 】 夏の予定も 永遠にやって来ない

 

【 歌 手 】 I traded them in for dishpan water.

【 歌 手 】 台所の水と 夏の海水を交換したい

 

【 歌 手 】 And every day is never ending.

【 歌 手 】 毎日が進まなくなってしまった

 

【 歌 手 】 I need to work I’m always spending.

【 歌 手 】 僕には 毎日を充実させるための仕事が必要だ

 

 

【 Simple Plan No Pads, No Helmets Just Balls 】

【 The Worst Day Ever からの引用 】

 

 

 

 

 

【 意 訳 】

【 比喩A 】 【 明 喩 】 【 暗喩A( 冠詞の表現を直訳する比喩 ) 】 【 暗喩B( 冠詞の表現に文脈の流れから読み取れる具体的な言葉を代入して意味を捉える必要のある比喩 ) 】の全てに対応できる

 

 

【 直 訳 】

【 比喩A 】 【 明 喩 】 【 暗喩A( 冠詞の表現を直訳する比喩 ) 】になら対応できるが、【 暗喩B( 冠詞の表現に文脈の流れから読み取れる具体的な言葉を代入して意味を捉える必要のある比喩 ) 】には対応できない

 

 

 

 

 

 

 

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