以前に子供の名団体をスキーに引率しました。帰りの貸し切りバスの中、皆で歌を歌いながら雪山を下っている時、4人程の若者が乗った当時人気のスポーツタイプの乗用車が無理に追い越してきました。カーブにさしかかった時、対向車が現れその車はバスの前にに殆どぶつかる様に逃げ込んできました。私たちのバスの運転手はタイヤを滑らせない最大限のブレーキとギリギリのハンドル操作で事故を回避しました。
私が感動したのはその卓越した運転技術よりもその後も運転手は愚痴も言わず淡々と安全運転を続けてくれたことでした。滑り易い雪の下り坂を対向車の有無も確かめず無謀に飛び込んできた車に非があるのは当然ですが、平静を失わず預かった客の安全輸送に徹したドライバーのプロ意識に感激しました。運転手で無く運転士と呼びたい。私は元バスの運転手で高齢で退職しましたが、未だ青い。