東京鉱山 記録課(鉱物・天然石・自然) -3ページ目

東京鉱山 記録課(鉱物・天然石・自然)

http://outdoor.geocities.jp/damimimidan/
※東京鉱山では、一緒に石拾いに行ってくれる方を募集しています。「水晶拾ってみたいけど場所も道具もわからない!不安!」という方、興味だけで終わらせず、自然の中に飛び込みませんか?連絡、お待ちしています!

 

1


どうも皆さん、こんにちは。東京鉱山のだみやんです。

突然ですが、皆様は【ハンドサイン】というものをご存じでしょうか?
声が出せない状況や声が届かない状況で、手振りで意味を伝える技術です。

皆様の日常生活で見られるものだと、

・車のバック時に、後ろの人が「オーライ、オーライ」と手を振りながら誘導する
・待ち合わせている人が遠くに見えた時、手のひらを上げて「ここにいるよ!」と認識させる

などです。

他にもバイバイとか、オッケーとか、なんとなくわかるハンドサインもあるのではないでしょうか。
更に専門的な分野になってくると、土木関係やクレーン車の操作など、多くのハンドサインが世の中には存在します。

そして、無論、石拾いにもハンドサインというものはあります。
ありません?いいえ、それがあるんですよ奥さん(誰だよ)

今回は、私たち山師特有のハンドサインの中で、特に使う頻度が多い物を説明させていただこうと思います。




★山師がよく使うハンドサイン一覧★



 

1



被写体がおかしい?そうですね、ちょっと厚着ですね。一見マシンガンに見えますが、ハンマーです。(たぶん)
被写体にはこれ以上突っ込まないでいいです。

これは、自分の顔を指差します。
非常にわかりやすいですね。日常生活でもよく使うハンドサインです。







2


これも日常生活で見る事があるのではないでしょうか。
親指と人差し指でわっかを作り、「OK」を意味するハンドサインです。
基本的には背中を向けてサインする事で、ちょっとかっこいいです。

ただし後ろ向きで無言で返事とか、印象は最悪です。






 

3


自分の背中を指差して、後ろのハンマーを取ってもらうハンドサインです。
正しく指差さないと、ハンマーと何ら関係無いものを取ってくれるかもしれません。
数回それが起こると、もう雰囲気がギスギスです。結果的に

「何取りゃいいんだよ!」
「ハンマーそこにあんだろうがよ!」

と、ただの会話になってしまうことも。






 

4


これもよく使います。(涙目)
親指を眉間に押し当て、
前回行ったズリの場所がサッパリわかんなくなってしまった事を意味します。
一人で来たならまあしょうがないとして、人を連れてきたとなると申し訳無さMAXです。
だからあれほどGPSを使えと言ったのに。








5



 シカがいっぱいいた時に使います。良かったですね。








6


 

シカがいっぱいいる時に使います。良かったですね。






 

7


山師が日常生活で必ずと言っていい程使うハンドサインです。嘘です。
しかしながら、ロマンを語る上では欠かせません。
大きな長い水晶を抱えるような仕草をすることがポイントです。


なお基本的に、このハンドサインには

8


を送る事が通例となっています。冗談も大概にしろよオッサンという意味を表します。
3回くらい連続でやってみましょう。口論に発展します。








9



これは少し上級山師(何それ)用のハンドサインでしょうか。
無許可でキノコ採取を行った愚か者への制裁です。

ここまで来るとハンマーなのかマシンガンなのかわかりませんね。
ですので、キノコの時期はむやみに立ち入らない方が安全です。










10 
  


 
さて、今回は石拾い中、特によく使うハンドサインをご紹介させていただきました。

紹介した以外にも沢山のハンドサインがありますので、興味のある方がいましたら今後も紹介させていただこうと思います。


なお、本当にやるとハブられますので、実地でのご使用は十分にお気を付けください。

{B749DB56-96D6-4BE6-A31F-91687D4C0059:01}

{87A11E72-3381-427A-927A-6520D07702B5:01}

{72AA14F8-00D7-4392-BCC0-57A12EC9DD2B:01}

{0D1C7246-B729-4DB0-AF23-889D166ADFE6:01}


おはようございます、だみやんです(・´ω`・)
縁あって、カモ撃ちの見学をさせて頂いております!
それにしても寒い…!

詳細はまた後々、レポート致します。

~~東京鉱山 前回までのあらすじ

杉山鉱山が養豚場になってた
でもまだ石はあるかも!頑張るぞ!





{10397663-C368-485E-8F92-D1FEF7ED8D68:01}
民家に生えてたしいたけ?らしききのこ






ええ、酷い目に遭いました。(真顔)

斜面には至る所に真っ白の石英片が転がっているが、特に珍しいものは見つからず。

5m先が見えない程のツタで八方を囲まれながら、必死こいて登ったものの、景色が一向に変わらない為退却。

おそらく、杉山鉱山はガチで終わりである。絶産と呼んで間違いないのかもしれない。

石膏の良結晶を産んだ夜子沢も、今はコンクリートの下敷きになっていると聞く。有名産地が、少しずつ消えていく。その現状を目の当たりにした瞬間であった。

ただ、労力には見合わないかもしれないが、根気よく探せば、もしかしたらちっさいのが見つかるかもしれない。ただ、その程度だ。
かつて栄えた栄光の現場を背にし、管理人は修道院へ向かった。

{9E3703A6-6D27-4B2C-B2C7-BC52BB2C51ED:01}
さらば佐賀よ



なおこの時点でレンタカーの内装は枯葉と泥の前衛的ペイントが為されており、レンタカー会社ブチ切れ待った無しである。





AM11:00

{21E79887-B21C-4707-9716-775F6A590594:01}


修道院着。
「どうも!遅くなりました!」


全身ズブ濡れのカッパに何色かよくわかんなくなっている靴、1週間ぶりに救出された山男のような姿で車から颯爽と現れる変態お兄さん。

「○○くん…どうしたのそのカッコ…靴…」
久しぶりの再会に興奮(と猜疑)を露わにする親戚一同。

出発前日に嫁から「まさかフル装備で教会に行くんじゃなかろうな」と指摘されフォーマル一式は持って行ったが、靴を、靴を忘れたのだ。

白いシャツ、暗めのカーディガン、黒のスラックス、泥色のゴツい靴(枯葉付き)という、
まるで小学生が考えた『ぼくのさいきょうメダロット』のようなチグハグっぷりである。
{C6533C18-9755-4EBB-AB7A-D46F5DE4B24A:01}
ゴッドエンペラー懐かしい…


幸い、誓願式は教会内で行われる為靴を脱いで参加とのことで、事なきを得る(得てねえよ)




~~~~~

{34F2D693-321C-49EB-AFEE-41BDED5BBF9B:01}
誓願式の様子

そんなわけで誓願式も無事参加・終了し、歓談の時間となった。
何か色々と勘違いしていたのだが、教会の修道女って言っても町に下りれたり、テレビ見れたりするのね。てっきり暗めの教会で生涯祈りを捧げて教会外には絶対出ないとか考えてた。

俗世と完全に分離するわけでもなく、従姉妹からも「伊万里に来たらいつでも連絡してよ、顔出すから」と言われてちょっと安心。永遠の別れじゃあないのね。



そんな中、従姉妹よりこんな話が。
「そういえば、だみやんって石拾い趣味なんだっけ?」
「ええ、ちょっと(どころではなく)興味がありまして」
「この修道院が建てられてる腰岳って、昔黒曜石が有名だったらしいわよ。ネットにも載ってるし」

{B8CF97A9-5B42-4AE4-87BE-1E583764B459:01}


なんとも!
早速調べてみると、確かに採取報告が出るわ出るわ。腰岳でも、修道院の裏側(南側)の登山道では、足元に黒いガラスのようなものがあるらしいのだ。
広沢で出鼻を挫かれ、杉山で滅多打ちにされただみやんに思わぬ暁光(今度こそ)である。

「何しに来たんですか(ドン引き)」もはや軽蔑を超えて冷笑の域に入っている親族を尻目に、小雨の中外へ飛び出るスラックスマンであった。






★エピローグ

{86AAD8E3-0F20-48A8-8013-AD861296D951:01}

東京に帰る為、福岡空港で荷物を預ける。
しかし、ここで問題が発生。

「荷物、失礼します。 …お客様、リュックの中に…これは…石…ですか?」


{2462C9EC-7767-47BF-9ED5-AF7C1DF4A96B:01}


公開処刑かな?




X線は石垣みたいに
なっとる…

{B936291F-C8E9-4A58-8D09-7CAB3899053B:01}
参考:石垣のように見えるだみやんのリュック内(に見える石垣)