「ラスト・ダンスは私に」
越路吹雪の代表曲の一つ
いろいろな方がカバーしているのでご存じの方も多いと思います
この曲は元々アメリカのコーラスグループであるドリフターズの曲でした
日本では、岩谷時子の名訳と越路吹雪のシャンソン風な歌い方で大ヒットしました
貴方の好きな人と踊ってらしていいわ
やさしい微笑みも
その方に おあげなさい
けれども 私がここにいることだけ
どうぞ 忘れないで
ダンスはお酒みたいに心を酔わせるわ
だけど お願いね
ハートだけは とられないで
そして私の為 残して置いてね
最後の踊りだけは
貴方に夢中なの いつか二人で
誰も来ない処へ 旅に出るのよ
どうぞ踊ってらっしゃい
私ここで待ってるわ
だけど送って欲しいと頼まれたら
断ってね
いつでも 私がここに居ることだけ
どうぞ 忘れないで
きっと私の為 残して置いてね
最後の踊りだけは
胸に抱かれて踊る
ラストダンス 忘れないで
訳詞はこのように女性目線なのですが、オリジナルのドリフターズの曲は男性目線になっています
原曲の歌詞です
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“Save the Last Dance for Me” lyrics
You can dance
Every dance with the guy
Who gives you the eye
Let him hold you tight
君と踊ると
男性たちは
君に夢中になるだろう
そうして抱き寄せられるんだ
You can smile
Every smile for the man
Who held your hand
‘Neath the pale moonlight
君の笑顔は
男を虜にする
誰かがあなたの手を握る
淡い月明かりの下で
But don’t forget who’s taking you home
And in whose arms you’re gonna be
So darlin’
Save the last dance for me, mmm
でも忘れないで、君を送り届ける誰かさんのことを
君は、その誰かさんの腕に抱かれるんでしょ
ねぇ、ダーリン
ラストダンスは僕にくれないか
Oh, I know (Oh, I know)
That the music’s fine
Like sparkling wine
Go and have your fun
分かってる(分かってる)
いい曲だよね
まるでスパークリングワインみたい
楽しまなきゃ
Laugh and sing (Yes, I know)
But while we’re apart
Don’t give your heart
To anyone
笑って、歌って(分かってる)
離れていても
気持ちまで渡さないで
他の誰にも
But don’t forget who’s taking you home
And in whose arms you’re gonna be
So darlin’
Save the last dance for me, mmm
でも忘れないで、君を送り届ける誰かさんのことを
君は、その誰かさんの腕に抱かれるんでしょ
ねぇ、ダーリン
ラストダンスは僕にくれないか
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原曲のモチーフとなっているのは、車椅子の男性で最後のダンスは松葉杖をついてでも君と踊りたいから僕のためにとっておいてくれ、という感じらしいです。
原詩と岩谷時子の訳詞を比べてみると、岩谷時子のすごさがわかってきます
(岩谷時子は訳詞だけでなく加山雄三の「君といつまでも」やザ・ピーナッツの「恋のバカンス」等の作詞を手掛けた大作詞家)
ちょっと本題からはそれますが、原詩の中で男性から女性にダーリンと呼び掛けています。
日本では、ダーリンというと女性が旦那さんのことを指すのに使われますが、英語では男性からの呼びかけの言葉にも使われるそうです。
ダーリンというと「奥様は魔女」の中でサマンサが旦那さんのことをダーリンと呼び掛けていたので日本でも使われるようになりましたが、ドラマ内でのダーリンというのは愛する人という意味でのダーリンではなくサマンサの旦那さんの苗字だそうです。
(おまけ)
リチャードギアの「Shall We Dance」
2:00過ぎから原曲が出てきます
:
(おまけ)
中森明菜
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