デパートの屋上
子供の頃、デパートは子供たちのパラダイスでした。
「おもちゃ売り場」「食堂のお子様ランチ」「屋上遊園地」
当時は家電量販店のような大規模な店舗というのはなく、デパートのおもちゃ売り場の品ぞろえは町の玩具店を圧倒していました、だから見たことがないおもちゃだらけ、何時間いても退屈しなかったように思います。
又、当時はファミレスもなかったし、家族で外食するという習慣もあまりなかったと思います。そして外食には子供向けのメニューというのはあまりありませんでした。だからデパートの大食堂で家族そろって食事をするというのは非常にレアな体験でした。そして、子供が好きそうなものを集めた「お子様ランチ」旗が立っていたのを懐かしく思う人も多いでしょう。
そして屋上遊園地
昔はデパートの屋上といえば遊園地が定番でした。
(画像 東急SC不動産マネジメント)
今と違って子供たちだけで遊んでいる光景も目に付いたような気がします。
定番はお母さんは洋服売り場、お父さんと子供が屋上遊園地でしょうか。
そして今、デパートの屋上がどうなっているかというと、屋上庭園というのが定番のようです。
神社(祠?)があったりもしますね。
銀座シックス(旧松坂屋)の靍護稲荷神社
三越や松屋の屋上にも神社があるそうです。
デパートが建つ前から元々あった神社を移設したらしいので屋上遊園地の頃もひっそりとあったのかもしれません。
遊園地に話を戻すと
引用した冒頭の記事には言及されていませんが、屋上遊園地がなくなってきた理由の一つに消防法の改正があったと聞いたことがあります。
確か、屋上の50%以上を避難場所にしなくてはいけなかったのだと思います。庭園なら避難場所になりますが、遊具が置いてあったら避難できませんから避難場所にはなりませんから。
そして、この消防法改正のきっかけとなったのが、1972年の千日デパートの火災だといわれています。
千日デパートは大阪にあり、この火事で100人以上の方が犠牲になりました(火災があったのはデパートの閉店後だったので、なくなった方は上階のアルサロ(アルバイトサロン:キャバレーのようなもの)の従業員やお客さん。
今どうなっているのかな、と思って調べてみるとビッグカメラになっているようです。
一昨年、大阪に行った時の写真に偶然ビッグカメラが映っていました
この記事を書くのにあたり、消防法改正とデパート火災(千日デパート、熊本の大洋デパート等)の相関に関して調べてみましたが明確な記述は見つかりませんでした。もしかすると僕の勘違いかもしれません
いずれにしろ、2度と同じような災害が起きないことを祈るのみです。
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