2024年の都知事選が終わりました
今回の選挙で印象に残ったことを書き残したいと思います
①
蓮舫「小池都政をリセットします!」
小池「リセットしたら都民の方が困るのではないでしょうか」
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さすが老練な小池さん、というカウンターパンチでした
小池さんにも問題が多々あるとしても、都政に対してある程度満足している方が多いのだと思います
それに対して、リセットという言葉は使うべきではなかったのでしょう
失敗に気付いた蓮舫さんは小池都政のいいところは取り入れるとトーンダウンし、今度は自民党批判等、政党間のイデオロギー闘争に持ち込みましたが、これも失敗だったようです
なぜなら国政選挙ならともかく首長を選ぶ選挙では自分の住む地域がどうなるかというのを優先するからです。
反小池や反自民だけでは難しいです
②
選挙結果を受けての立憲民主党幹部の発言
「従来、選挙というと守旧派と革新派の対決だったが、今回はそれに破壊派が加わった三つ巴の対決になった」
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破壊派というのは悔しさから出た発言でしょうけど、要すれば旧来の政党政治とアンチ政党政治という構図だと思います
言い換えれば、従来の政党政治ではいろいろなしがらみがあり変えられなかったものをを変えられる
それがアンチ政党政治=破壊派です
とはいってもまったく実績がなかったり、なにをやりたいのかわからない人には怖くて投票できない。このような人の受け皿となったのが石丸さんだと思います
今回の投票行動を見ると石丸さんへの投票が多かったのは都心中心部(渋谷区、目黒区、港区など)だったようです
このエリアは東京都内でも成功者が住んでいる比率が高いのではないでしょうか
成功するためには変革が必要です、かといって闇雲に変革すればいいというわけではありません。
このあたりが石丸さんへの投票行動につながったような気がします
③
ヤフコメで見かけたコメント
「都民の大部分は入学や就職で地方から出てきた人間である。若い人(10代、20代)というのはまだ長い期間東京に住んでいるわけではないので東京というものにそれほど愛着がないのではないか。むしろ自分の育った故郷に対して愛着を感じている」
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人間誰しも年齢を重ねるうちに変化を恐れるようになります
そして東京に長く住んでいると東京に対する愛着も増加します
いろいろなしがらみも生まれるでしょう
こういうものからフリーである若年層が石丸さんに投票したのは必然とも言えます
以上、2024都知事選に対する感想です
最後にちょっと残念だったのは、落選した後に「次の都知事選で雪辱を目指します」という候補者がいなかったことです
都知事選を踏み台にするのは、当たり前といえば当たり前なのでしょうけど、東京都を愛する者としては複雑な感情を抱きました