フロアのスタッフと一通り挨拶を交わした僕。その後利用者さんと挨拶をすることに。一見すると平均年齢は40代〜50代といったところか。その中に若い利用者が2人ほど。1人は活発でいいあんちゃんって感じの男。こいつはユウスケ(仮)とする。そしてもうひとりは背の高いもの静かでクールな感じの男こいつはコウジ(仮)としょう。ユウスケがいきなり話しかけてきた。
ユウスケ「おう。君は新人かな。よろしく頼むよ。新人くん。わからないことがあれば何でも聞いてくれたまえ。」
僕「あっああありがとう。よろしくお願いします。」
ユウスケ「お前乗り悪いな。まぁいいや呼び方はヒロでいいな」
僕「呼び捨てかよ。流石にさんくらいつけろよ」
とまぁこんな感じの初対面だった。コウジはタカヒロさんの前に陣取り格闘技をみている。
僕「今日からよろしくお願いします。何見てるんですか?」
コウジ「………」
僕「あっ取込み中ですか。失礼しました。」
コウジ「お前…………だな」
僕「うん?どうかしました?」
コウジ「お前馴れ馴れしいんだよ。なんかむかつく。」
僕「あぁすみません。よかったら今度格闘技教えてくださいね。」
思い返すとこいつとの初対面は結構ギスギスしてたな。気づけばもうお昼の時間。部長から呼び出しが。
部長「昼休みで申し訳ないんですけど今から銀行口座を作ってきてください。場所は久田(仮)に案内させますから」
久田「おっきみがヒロ君か。久田です。僕は仕事調整みたいな役割ね。何かと絡むことが多くなるから宜しくね。」
第一印象は色黒で話しやすそうなお兄さんだ。
久田「どう?この診療所は」
僕「いやーなかなか皆さん濃い人が多いですね笑」
久田「確かに。間違いない。銀行口座作って飛ぶとかしないでね。前そんな人いたからさ。」
僕「はは笑えないですね。そんな人流石にいないでしょ??」
久田「いやいや普通にいるよ。本部から診療所に向かう途中に逃走した人もいたし」
なんやかんやで銀行に到着し、手続きを開始するのであった。