診療所へ行き渋るタケルさんを連れ出すように部長言われた僕。お互いにタバコを吸いながら世間話をしてるとどういうわけかタケルさんが来てくれることになった。クリニックにつくと部長が驚いた顔で僕ら二人を出迎えてたのだ。 

部長「タケルさん久しぶりじゃないですか。よく来てくれましたね。」

タケル「まぁたまにわね。部長面白い新人だね」

部長「本当ですか?よかった。今日もよろしくお願いしますね―」

タケルさんが自分の所属のフロアに上がっていく。

部長「ヒロ君よくあのタケルさんを連れ出せましたね。どうやったんですか?

僕「いやどうやっても何も一緒にタバコ吸って話してたら行こうかって流れになりました。」

部長「いっしょタバコ吸ったの??それは良くないな。まぁでも来てくれたからいいよ。」

僕「えっ一緒に吸ったらダメなんですか?わかりました極力気をつけます(気をつける気なし)」

部長「でヒロ君の所属なんだけど貴方は依存症のフロアをやってもらおうかな。なかなか大変かもしれないけど頑張ってね」

僕はどうやら依存症を担当するみたいだ。一緒に働く同僚はどんな人かなぁ〜かなりドキドキしてフロアへと上がる。そこには厳つい男性が1名、中年女性が2名、僕と同年代の女性が1名いた。

ここでは男性(僕の直属の上司)をタカヒロさん(仮)中年女性を福田さん(仮)金原さん(仮)同年代の女性を池田さん(仮)としておこう。

福田「あっ今日からの人。よろしくね。あたしは福田。貴方の名前は?」

僕「自分〇〇といいます。」

福田「へーじゃあ呼び名はヒロでいいね宜しく」

なんかフランクな人だな〜笑と思いつつ次に金原さんが話しかけてくる

金原「こんにちは私金原といいます。わからないこととかあったらなんでもない聞いてくださいね」

うん?ちょっと訛ってる?もしかして海外の人?なったが、仲間なら何処出身かなんて関係ない。このおばちゃん二人組はフランクでよさそうだな〜と考えていると福田さんがすかさず

福田「彼女とかいないの?」とぶっこんでくる

僕「いないっすよ。高校からできたことありません。俗に言う素人童貞ですが?」

福田「そうかーじゃああの可愛い池田さんとくっついちゃいな笑」この人なかなかぶっ飛んでてオモシロイな~なんて思っていると

金原「福田さんなんてこと言うんですか?池田さんは素敵な恋人がいるでしょと?」ツッコミを入れてくる。僕はフロア配属先3分足らずで池田さんに彼氏がいることを知ったのだった。

そして僕は同じ職種でフロア長のタカヒロさんのもとへ。

僕「今日から働かせていただくヒロです。ご迷惑おかけしますがどうぞよろしくお願いします。」

タカヒロさんは警戒心が強いのか僕の全体をじっと見る。僕に嫌な緊張感が走る。

タカヒロ「うん。宜しくね。最初はほとんど外での業務になると思うから。一緒にプログラムやるときはよろしくね。ヒロ君格闘技とかそういうのいける?」僕はタカヒロさんのこの質問に??となったがこの意味を後々身をもって知ることとなる