頼みの綱の看護学校付属の精神科病院も落ちた僕。都心部での就活はもう無理だと察し地元の富山に帰るしかないと思い母さんに電話。

僕「母さん俺全然就職先見つからない。多分こっちでは無理なんだ。人生の選択間違えた。富山戻って地道にやり直したい」

母さんの反応は冷ややかであった。

母「ずいぶん都合がいいね。此れだけ田舎バカにして都会に出て、好き勝手してうまく行かなくなったたら帰りたい?あんたとてつもなくカッコ悪いね。お父さんに代わるね。」

父「お前を受け入れる気は無い。自分で出ていったなら自分でケツを拭け。最低2年間東京で自力で底辺の生活を体験しろ。帰ってくるな」

俺「ははそうだよね。わかった。もう後がないけど足掻いてみるわ。」

実家すら僕は帰れなくなった。万事休す。残ってるのはプロミスからの40万の借金持ちとわずかな現金。ある意味一番人生のどん底か。ここまでくると逆に冷静になった。もう看護師だの学校だのどうでもいい。今しなければいけないことは仕事を見つけること。ある考えがぼくの中で浮かんできたのだった。