溜まりに溜まったフラストレーション発散のため同棲中のタクと中華街へ。ベロベロになり突然思い立ち手相占いにいくことになったのだ。

占い師「相当に悩んでるようですね。」

僕「あぁそうだよ。だから来てんじゃん。ってか手相で何がわかるの?」

占い師「大体のことはわかるものです」

僕「そうか。じゃあ、頼むよ。4月からさ何も上手くいかないんだわ。何で?何でうまくいかないの?」

占い師「ここが仕事などの運を司る部分なんですけど、ここで線がいったんとぎれてますよね。今一番苦しいときなんです。暫く苦しい時期が続きますけどここでまた繋がってるでしょ。また回復して良くなる時期が来ますよ。」

僕「はぁ?じゃあ暫く上手くいかないってことかよ?ふざけんな💢」

タク「おいヒロおまぇ酔ってるからってでかい声出すなや」

僕「すんません占い師さん。なんかイライラしちゃって。どうすればこの状況抜けれますか?」

占い師「そうですね。まず意固地にならないことですね。そこはすごく大事ですね。あなたはかなり頑固のように見えますよ。」

正直図星で何も言えなかった。

僕「そうですよね。少し柔軟にならないとですね。じゃああと一つ。俺は金持ちに成れますか?」

占い師「いや、あなたの手相だと金運はほぼ無に近いですね。でも食べるには困らない。人にはすごく恵まれる。」

タク「あぁお前が金貯まらないのは間違いないな笑」

僕「うるせぇ。まぁ人に恵まれるのは嬉しいけど笑占い師さんありがとう。」

少しスッキリした!もう少し柔軟にならないとね。僕はその後も飲むに飲んだ。そして中華街のとある小さい店で急性アルコール中毒になり、タクに付き添われ、病院に救急搬送された。タクにもまぁ例のごとく呆れられた。1日入院し次の日の朝病室から景色を眺めながらある決意を固めるのであった。