就職して2週間。学校が始まった。Fさん、Bちゃん以外話せる人がいない僕は少しわくわくしていた。既に職場には僕のポジションなんてものは存在しなかった。自然と居場所もなくなっていた。だから学校が始まれば心の拠り所ができるんじゃないか?って凄く期待してたんだ。学校に男子は病院の男子メンバー以外に4人程いた。その中の二人ほどは話しやすそうで、席も近い為自然とその二人と話すようになった。一人はY君で30歳くらいの男性。子供がいて怖い話が好きな大人しめの人。もう一人はJ君25歳くらいで歳も近くボクシングが好きな男の子だった。内心凄くホッとしていた。だってようやく話せる人ができたから。そこにT.A.Kの魔の手が忍び寄る。僕がY君かJ君と話ていると無理やり、間に入って僕を引き剥がし僕が誰とも話が出来ないようにするのだ。あ~そういう事か。こいつら僕を徹底的に追い込もうとしてるんだ。なんでそんな事するのかな?あ~めんどくしいからもういいや。以降授業終わりは速攻で帰宅し、休み時間は図書室にこもるようになった。そう!今で言うチー牛がここに爆誕したのだ。図書室ではいつも安楽死の本を読んでいた。嫌な先生からは「暗いね」と言われたり、図書室で国家試験の勉強をしている3年生からはドクター・キリコなんて皮肉なあだ名をつけられた。あ~僕は一人なんだな。もう自分の家しか居場所無いじゃん😂学校でも居場所がなくなった僕の精神は更に疲弊していったのだった。