https://kokuhiken.exblog.jp/33374516/

・両建とは何か。両建のパターンを列挙する。

何でもかんでも両建と言う訳ではないが、世の事象を見る際に両建という観点を持つだけで簡単に騙される事がなくなるのは事実である。

何も「両建」という概念だけで世の事象の全てを見るべしと言ってるのではない。
一つの物の見方として頭の片隅にでも置くだけで、格段に騙されにくくなるはずである。

ただ、ひと口に「両建」と言っても様々なパターンがあると見る。

個人的には以下のような場合を両建と捉える。

・ヤラセの抗争や対立する両当事者がグル
・特定の思想的枠組み内での抗争
・特定の議題設定(アジェンダ・セッティング)下での抗争
・対立する両勢力が同一の黒幕に資金提供されている
・「世界統一支配」という目的は同じで具体的な構想や方法論で対立
・反対勢力のコントロール


・ヤラセの抗争や対立する両当事者がグル

「両建」と言えば、これが最もイメージされ易いケースだと思う。表では対立する振りをするが、後ろでは示し合わせているパターンである。国際的な戦争、国内的な政治闘争、インフル同士の喧嘩など、大小様々な争い事に於いてこれに該当するケースがあり得る。


・特定の思想的枠組み内での抗争

西洋的実体論の思想闘争はいずれが勝っても類似の結果に導かれると見る。「神秘主義VS理性主義」など。英国系フリーメイソン的な神秘主義が導くオカルト神権体制も大東社的な理性主義が導く科学主義的独裁も、いずれも人々を抑圧する寡頭独裁である事に変わりはない。


・特定の議題設定(アジェンダ・セッティング)下での抗争

政治家同士の争いやメディア対インフルエンサー、インフル同士の喧嘩などは大抵がこれである。本当の最重要問題から逸れた議題を設定し、その議題を巡って争う。一定の枠組みの中に人々を囲い込む事で最重要問題から目を逸らし、而して裏権力の計略・謀略・陰謀には何の影響も及ばないようにする仕掛けとなっている。


・対立する両勢力が同一の黒幕に資金提供されている

これは昔から猶太資本家が得意とした戦術。「猶太の両建戦術」と言えば、まずはこれがイメージされると思う。日露戦争時に英国系ロスチャイルドが日本に、仏蘭西系ロスチャイルドがロシアに資金提供したとされる事など歴史的事例は枚挙に暇がない。


・「世界統一支配」という目的は同じで具体的な構想や方法論で対立

これはネオコンと世界連邦派の対比が典型例であろう。ネオコンは軍事力(軍事侵略や武力クーデター)でグローバリズムを推進するのに対し、世界連邦派はEU方式で徐々に世界各地に広域共同体を広める戦略を取っている。方法論が相違。


・反対勢力のコントロール(制御された反対派)

裏権力やその政策に反対する勢力に紐を付けてあらぬ方向に誘導し裏権力にとって脅威とならないようにコントロールする場合。カルト人脈が惑沈反対運動に介入するのが典型例である。これは目下行われていると見る。所謂“B層”は自民党清和会=安倍派=旧統一協会に近い人脈が何故惑沈反対・反パンデミック条約の運動を組織化しているのか全く理解不能であろう。これは政治現象としてはかなり高度な部類に属するので無理もない。だが、一度「両建」を知ると、こうした現象を分析するのもそれ程難しい事ではなくなる。


以上が個人的に想定する「両建」のパターンである。

両建の具体的なパターンを列挙しておくと両建分析の際に役立つと思いまとめた次第である。

予めパターンを把握しておくと両建を素早く見抜くのに役立つと思うので、両建分析の際に是非ご活用ください。


(了)





・今の大衆洗脳システムは「メディア」と「インフルエンサー」の二段構え(両建)。思考誘導を防ぐにはメディアだけでなくインフルエンサーにも要注意。

https://kokuhiken.exblog.jp/33374420/

〇今の大衆洗脳システムは「メディア」と「インフルエンサー」の二段構え。新聞・テレビを見る人が減るなどメディアの力が相対的に落ちてきているため、メディアがカバーしきれない範囲をインフルエンサーが補う又は成り代わる関係にある。謂わばインフルエンサーは既存のメディアの補完・代替である。

〇メディアとインフルエンサーは両建。インフルエンサーはメディア批判をする事があるため、あたかも既存の支配システムへの反抗者であるかの如く受け取る人もいるかもしれないが、実際には単なるガス抜きであり、支配システムを温存する為の補完要員に過ぎない訳である。両建を知る人ならすぐに分かる。

〇大衆誘導要員としてインフルエンサーの影響力が増しているので、警鐘を鳴らす為にインフルエンサーを分析する必要があると思っていた。インフルエンサーは「影響」という意味がある英語の「influence」が語源である事から分かる通り「影響を与える人」の意味である。人に影響を及ぼす事を前提とする。

〇メディアは「媒体」という意味だが、インフルエンサーは「影響を与える人」なので、字面の上では余計にタチが悪いと言える。外部からの影響力は批判的思考の大敵だからである。メディアでもインフルでも、そこから発信される個々の情報自体は参考になる場合があるが、「影響」を受けるのは危険である。

〇只の情報発信者を「インフルエンサー」という名称で呼ぶ事自体が危ういと感じる。人々に「影響を受けるのが当たり前」と刷り込んでしまう危険があると思うからである。メディアも実際には只の「媒体」ではなく人々の思考や行動に影響を与える事を狙うので、メディアとインフルの本質的機能は全く同じ。

〇例えば、インフルが「反ワク」叩きをするのはメディアが「反ワク」叩きをするのと同じ。両者の本質的機能は同じ。組織であるか、個人又は小規模チームで運営しているかの違いである。インフルはメディアが扱わないネタに触れるのを売りとする事も多いが、本当の重要問題には触れない。これが補完関係。

〇メディアとインフルは共依存というか「共犯」関係にある事も多い。インフルの発言をメディアが取り上げ、拡声器として拡散させる。メディアが特定のインフルを頻繁に取り上げる事でそのインフルに影響力を付けさせる事も多い。メディアが喧伝する事で只の情報配信者がインフルに仕立て上げられる構図。

〇メディアとインフルの補完関係の一例。インフルがメディアが扱わない多少「攻めた」内容に触れる事でガス抜きをし、本当の核心部分から人々の目を逸らさせようとする。こういう手法を「ダメージ・コントロール」と言う。ダメージをある程度制御する事で裏権力者にとっての致命傷にならないようにする。

〇両建の代表的な手口に与党的勢力と野党的勢力の双方を使って大衆をコントロールするやり方がある。この場合、後者は「制御された反対派」なので、前者を非難攻撃しても、決して核心には触れないし裏権力の本体に致命傷になるような事はしない。メディアとインフルの関係もこれと同じ。甘噛みの戯れ。

〇現代の洗脳システムを追及する際にはメディア批判だけではもはや片手落ちである。メディア「だけ」を批判対象とすると、「制御された反対派」であるインフルに容易に絡め捕られるであろう。これが両建の巧妙さ。物事の本質(機能や構造など)を洞察する批判的思考を働かす事が両建を破る道だと考える。

〇メディアとインフルが両建ではなく本当に対立しているなら、メディアとしてはインフルに文字通り「影響力」を付けさせない為には一切取り上げないでおけばよい。だが、メディアは特定のインフル連中を執拗に取り上げて影響力を付けさせている。そうする事がメディアの背後者の利益になるからであろう。

〇メディアを信じない人もインフルエンサーを信じる事が多い。インフルも信じない人はいよいよ陰謀追及の領域に入るが、ここにも罠が多い事はこれまで何度も論じて来た通り。以前「国語による批判的思考という一筋の道を行くのが言語魔術を破る正攻法」と書いたが、これは両建に対しても言える事である。

〇メディア・インフル二段構えとは。同じ主張でもメディアが言うと信じないのにインフルが言うと信じるという者は多いであろう。例えば「惑は安全」「惑後遺症はデマ」「反ワクや陰謀論者は頭がおかしい」と言った類の事も、インフルに言わせる事でメディアがカバーできない範囲を補完する事が出来る。

〇メディアを信じない層向けに宣伝をするにはインフルが有効。メディアが言っただけでは信じない層もインフルが言うと簡単に信じる場合は多いと見る。ネット社会の洗脳ではこれがかなり有効に機能している。このカラクリに気付かないと「ハーメルンの笛吹き」連中にあらぬ方向へ連れていかれるであろう。

〇今のネット社会の洗脳システムはメディアで騙されない者をインフルエンサーが絡め捕るという構図である。インフルにも騙されない者は陰謀追及の領域に入る。そこにも罠や誘導が多い。陰謀追及界隈に仕掛けられている各種思想工作をも突破しなければならない。やはり批判的思考が両建を破る道だと思う。

〇メディア「だけ」が洗脳装置だと思っていると、メディア以外のインフルエンサーを簡単に信じてしまい易くなる危険性があると思う。そこで、「メディアとインフルの二段構え」「メディアとインフルの両建」という構図を言語化しておく事で、意識されない場合に比べて格段に騙されにくくなると考える。

〇「両建」は一度認識すると二度と簡単には騙されないと思う。新手が出る度に一々論評するよりも洗脳システムの仕組みや構造を認識してしまうのが効果的である。さすれば新手が出て来てもすぐにピンと来る。新手の「インフルエンサー」と旧来の「メディア」は同類という事にそろそろ気付くべき時だろう。

〇「メディアなど信じない」と言いつつ誰かの信者になるのならメディアを盲信するのと変わりない。メディアを盲信するのとインフルエンサーを盲信するのは本質的に同じである。これは言われたら誰もが理解出来る明白な道理であるが、言語化されていないと意外に盲点になり易いと思う。故に書いておいた。

〇インフルエンサー業界に惑沈に肯定的に言及して宣伝する「案件」があるらしい。容易に想像が出来る事ではあるが。インフルエンサー連中が急に惑沈を誉め出したり、「反ワク」叩きをし出したりしたら、「案件」である可能性を疑う必要がある。これが現代のネット社会に於けるリテラシーの一つである。

〇「広告主やスポンサーがいて、その要望や都合に沿った発言をする」という本質的構造に於いてメディアとインフルエンサーは全く同じと言える。これが「新手の「インフルエンサー」と旧来の「メディア」は同類」と書いた事の意味である。彼らの発信内容を盲信したら特定勢力の都合で踊らされるであろう。

〇「メディアとインフルエンサーは洗脳装置」と言うと、彼らの言う事は全部が嘘で、その反対が真実と考えるとしたら単純過ぎる。彼らは部分的には真実を言う事がある。だが、総合的に見ると誘導になっているのである。ここが厄介な点である。個々の発信内容の真偽を吟味しつつ、全体を見る必要がある。

〇例えばNHK。下山事件の再現ドラマは戦後の米国の対日支配構造の闇に触れ、「日本は本当に主権国家と言えるのか?」を問う中々の力作であった。戦争研究所(ネオコン系シンクタンク)の言い分をそのまま垂れ流すニュース部門との落差が凄い。「歴史」に関しては真実に触れつつ、「時事」では誘導する。

〇下山事件の再現ドラマは中々攻めた内容だった。だが、事件の関係当事者が全員いなくなった時、即ち、年月が経ち「歴史」となった時に部分的に真実に触れるのでは遅いと思う。今から何十年か後に「検証・ワクチンの真実~なぜ世紀の大薬害を防げなかったのか?」とかいう番組を作っても遅いのである。

〇「攻めた内容」とは。
・G2傘下の工作機関が下山総裁を拉致・〇害。
・目的は共産主義者の仕業にみせかけて反共宣伝に利用し日本をソ連と戦わせる事。
・新聞記者が重要情報を暴露しようとすると脅される。
・検察は米国に不都合な事案は捜査出来ない。
・ロッキード事件も米国に踊らされたのかも。

〇戦争を引き起こす為にマッチポンプテロをやるという米国諜報機関の常套手段をバラしたに等しい。惑沈関係の偏向報道やネオコンのプロパガンダ垂れ流しのニュースとの落差が激しい。諜報機関が昔やっていた事を今はやっていないと言える根拠はない。「今もやっている」という前提で国際情勢を見るべき。

〇下山事件の背後にあったのはどす黒い陰謀・謀略以外の何物でもない。歴史上には「陰謀」があったと認めながら、現代にそれがあると言うと「陰謀論」と言って否定するのは陰謀者に忖度した完全なるポジショントークというものである。「陰謀論」と否定して利益を得るのは、陰謀を実行する陰謀者である。

〇「陰謀論」もマジックワード(魔語)の一つ。この言葉を貼り付けるだけで特定の言説を論証もせずに簡単に否定する事が出来る。論証の手間が省けるので楽である。取り敢えずこの言葉を使っておけば、何事かを論じた気になれる。横着な輩の為にあるような言葉である。が、今後は通用しなくなるだろう。

〇「「歴史」に関しては真実に触れつつ、「時事」では誘導する」と書いたが、戦争研究所等ネオコン系の情報を垂れ流すニュース部門が青組系で、戦後の米対日支配構造に触れたドキュメンタリー部門が赤組系と見る事も出来ると思う。組織内部の部門ごとに両建構造が成立している場合もあるのかもしれない。

〇紅麹と惑沈の扱いが違い過ぎる。因果関係が確定していないにも拘らず大々的な報道・厚労省の立ち入り検査・自主回収の動きなど。接種後死者が多数出ているmRNA惑沈に対しても同じ事、否それ以上の対応をするのが筋である。「何故しないのか?」という疑問を追求する事が世の真の構造を知る端緒になる。

〇特定の製造物の摂取後又は接種後に死者が出た場合は、人命が関わっているので使用中止や回収など迅速な対応をするのが筋であるが、惑沈の場合はそれが全く為されない。「ワ」が出ると思考も当たり前の道理も停止してしまう。そこに疑問を提示するだけで差別される。ここに「大きな力」が働いている。

〇小林製薬はテレビメディアにとってはかなり大口のスポンサーだと思われるが、結構叩かれている。惑沈がテレビメディアで全く批判されないのは、単なるスポンサーという以上の大きな力によるものだと分かる。「遺伝子惑沈推進」は個々の企業という枠を超えた裏権力全体の至上命令。だから批判されない。

〇小林製薬が2016年から他企業向けに販売した紅麹原料では問題が報告されておらず、紅麹コレステヘルプに関しても問題が報告されたのは2024年になってからとの事である。製造過程に於ける予期せぬ異物の生成によるものでなければ、惑沈成分との複合的作用で問題が起きた可能性は大いにあり得ると思う。

〇小林製薬が純粋な日本企業だから叩かれているという説があるが、ロック系とされる三菱UFJ銀行を中核とする三和グループに属している点を考慮し分析すべきだろう。古くは三和グループのルーツの一つ日窒コンツェルン創業者がロスチャ系と推測されるシーメンス子会社から石灰窒素の製造権を譲り受けた。

〇三和グループは鴻池財閥など大阪商人の流れを汲む企業集団であるが、近江商人系の三井がロスチャイルド系とされるように、維新後は古くからの大商人は西洋の国際金融資本と無関係でいる事は非常に難しかったと見るべきである。思想界などと同じく経済界も国際秘密力と全く無関係な存在は僅少であろう。

〇惑沈反対運動が盛り上がっているが、新興宗教やQアノン系の勢力が主導権を握っているように見えるので要注意である。反惑沈反パンデミック条約で主導権を握りつつの改憲誘導を警戒すべき。もうこの辺は両建を念頭に置いている人には言わずもがなであろう。常に両建を念頭に置くと冷静な判断が出来る。

〇幾らパンデミック条約やIHR改定に反対しても、改憲で緊急事態条項が出来たら惑沈強制接種があり得る。右派新興宗教やQアノン系の勢力が主導権を握ると、後者の点が曖昧にされて、結局「惑沈強制接種が可能な専制国家日本」に誘導される恐れがある。これが裏権力の両建戦術。両建を看破せねば危ない。


https://x.com/kikuchi_8/status/1769386638323618021


(了)