
・鼻をほじると「アルツハイマー型認知症」が高まることが判明…ウイルスが”脳に入り込む”メカニズムの「意外な盲点」(現代ビジネス 2024年4月30日)
中尾 篤典 岡山大学大学院教授
毛内 拡 脳神経科学者
※最近「鼻から入った細菌が原因でアルツハイマー型認知症になる」という研究結果が発表され、注目を浴びています。
認知症の中で最も多いタイプのアルツハイマー型認知症は、認知症の約半数を占めるといわれ、脳の神経細胞が通常よりも早く減ってしまうことで認知機能が徐々に低下していく病気です。
物忘れや時間・場所がわからなくなるなどの症状から始まり、悪化すると暴力や家庭崩壊にもつながりかねません。
アルツハイマー型認知症に感染症が関わっている可能性は以前から指摘されており、患者の脳にヘルペスウイルスが多く見られたとか、いわゆるカビのような真菌感染が見られたとかいう報告はこれまでもありました。
オーストラリアのグリフィス大学の研究チームは、アルツハイマー型認知症の患者の脳には高い確率で肺炎クラミジアが見られるという報告をもとに、肺炎クラミジアをマウスの鼻腔に塗りつけ、この細菌がアルツハイマー型認知症の原因かどうかを調べる実験を行いました。
その結果、鼻腔に付着した肺炎クラミジアは、マウスの「嗅神経」を伝って脳に侵入し、鼻粘膜に感染してから24~72時間以内に脳への感染が起こっていました。
しかも、肺炎クラミジアに感染したマウスの脳細胞は、感染症に反応してアミロイドβという成分を放出し脳組織に沈着させ始めたのです。
このアミロイドβはアルツハイマー型認知症の症状に関係が深いと信じられているタンパク質の塊のようなものです。この物質が神経細胞の外側に沈着すると、神経細胞が自殺して壊れ、記憶力や認知力が低下していくといわれています。
この現象は、特に鼻の内部組織が傷ついている場合によりはっきり見られました。つまり、アルツハイマーの原因となる細菌は、傷ついた鼻粘膜から脳に達し、アルツハイマーの原因をつくった、という話なのです。
鼻の重要な役割
鼻粘膜につながる嗅神経は、血液脳関門といういわゆる脳と外界とのフィルターを迂回して、直接脳につながっているといわれています。
それは脳内に到達しにくい薬を、鼻から投与できるといった利点もある反面、細菌やウイルスが検問にひっかかることなく、脳の中に簡単に入っていけることを示しています。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染後、うつ病や頭痛、Brain Fog(頭にモヤがかかったようにぼんやりする症状)といわれる後遺症に悩んでいる患者は数多くいますが、こういった鼻からの経路で脳内にウイルスが入った結果であると考えている研究者もいます。
鼻粘膜は細菌やウイルスにとっては脳に入る絶好の近道なので、鼻腔上皮が傷つくと、こうした病原体の脳への侵入を促進させる可能性は十分にあるでしょう。
・ワクチンとプリオン病
中村 篤史/ナカムラクリニック
2022年12月12日
※「某県で開業医をしている〇〇と申します。
当院ではコロナワクチン接種者に対して、観血的処置(点滴や採血)をしていません。ワクチンの大規模接種事業の開始前にその旨を表明しました。これは採血者を守るためです。採血部位から微量の出血があり、ここからvCJD(変異型クロイツフェルトヤコブ病)が感染しますが、これはアルコール綿程度では防ぐことができません。
もう10年以上前になりますが、日本でも狂牛病の流行が取り沙汰され、医療現場も非常に神経質になっていた時期がありました。しかし喉元過ぎて、誰しもがプリオン病の恐ろしさを忘れてしまったようですが、ワクチン接種が進んだ今こそ、CJD感染に警戒する必要があります。
マウスに牛血清アルブミンを繰り返し注射した後プリオンを投与すると、50%のマウスにスクレイピー(狂牛病みたいなもの)を誘発するための必要なプリオン接種量が大幅に減少した。
接種者の観血的処置をしないのは、接種者の体液からCJDが感染するリスクを警戒してのことです。当院のスタッフを守るために、医師として当然のことをしています。しかし周囲は私を狂人扱いしています。患者数は大幅に減りました。科学的知見を臨床に応用しても、患者満足度や医院の評判が上がるわけではないのです。
私が臨床で出くわした奇妙な神経難病について、以下に供覧します。ブログなどで紹介していただいてもかまいません。
去年(2021年)の5月にコロナワクチン初回接種以後、3回の接種歴がある89歳男性についてです。高血圧のフォローで当院に通っていて、それ以外はまったく正常でしたが、先週(2022年12月初旬)、急に歩けなくなりました。依頼に応じて往診したところ、自力で立ち上がることができなくなっていました。体幹、四肢に運動失調はなく、眼振も筋力低下もありません。腱反射の亢進もなく、病的反射もありません。知覚異常もなし。
いわゆる神経学的初見は全て陰性です。
しかし助けて立ち上がらせても、一歩も足を踏み出せない。
歩行失調とも違います。正常圧水頭症に見られるマグネット・フット現象ではありません。
筋トーヌスも正常で固縮はなく、パーキンソン症候群ではありません。小股歩行もbroad based gaitもできませんから。
私は神経内科の専門医です。かつ、一般の神経内科医よりも希少な神経疾患を多種類診断してきた経験があります。しかしこの患者の症状は、これまで経験した疾患のどれにも当てはまりません。
さらに、この患者の特徴的な所見として、両側の上肢に粗大な振戦様の震えが見られます(左に顕著)。この症状は安静時にも見られますが、姿勢時(postural)に強くなります。
かつて表面筋電図で不随意運動の鑑別をした経験で分かるのですが、この症状は振戦よりも周波数が低く不規則です。振戦に似ていますが、振戦ではありません。
固縮は一切なく、パーキンソン病の振戦でもなければ、本態性振戦でもない。なんらかの不随意運動のようですが、今まで見たことがない。
この不随意運動は、患者自身も家族も気づいていませんでした。さらに奇怪なのは、患者が一番気にしている症状でもあるのですが、「唾液が増えて口角からあふれてしまうので唾液を止める薬が欲しい」と言うのです。
確かに唾液が口角を濡らしている。しかし唾液を飲み込むことが全然できないというほどでもありません。なお、顔面神経麻痺はなく、構音障害もありません。嚥下障害も誤嚥もありません。
この症状も1週間前からだと言います。
クロイツフェルトヤコブ病にしても変で、ひょっとしたら私が経験したことのない変異型クロイツフェルトヤコブ病ではないかと考えました。
狂牛病、あるいはBSE(Bovine Spongiform Encephalopathy;牛海綿状脳症)にかかった初期の牛は、hypersalivation(唾液過多)があり、歩行障害があります。つまり、上記の患者の症状は、狂牛病の初期症状によく似ているのです。
往診時、本人は病院での検査すら嫌がっていましたが、3日後、家族と本人の希望で地域の中核病院に入院しました。
私は、あのワクチンにはBSEを発症する病原体が故意に入れられていると考えています。そこで紹介状には暫定的診断名として、『新型コロナワクチン接種によるvCJD』とあえて書きました。
紹介先の病院は、典型的な『コロナ脳』病院です。当院で唾液抗原検査(綿棒を使わない)で陰性だったと伝えても、まったく信用せずにPCR検査(綿棒使用)を半ば強制的にします。綿棒を使った検査は極力警戒すべきだと考えている私としては、正直なところ、ワクチン未接種者を紹介できる病院がなくて困っているのです。
上記患者の奥さんも同年代で、やはり3回接種済みでした。奥さんには自覚症状も歩行障害もありません。
しかし往診の後、奥さんが当院に会計に来られたのですが、そのとき強い記銘力障害があることに気づきました。ほんの10秒前のことも覚えておられないようでした。もちろん奥さんは元来健康で、痴呆はもちろん、何ら体に異常のない人でした。
私が奥さんの異常を感じた5日後、家族が『介護保険を申請したい』と書類を持ってこられました。『お父さん(夫)が入院した精神的ショックで急に何も覚えられなくなったようで一人暮らしができなくなりました』とのことですが、精神的ショックから重度の記銘力低下を来たすのは一般的ではありません。家族の求めに応じて医師意見書を書きましたが、診断として『新型コロナワクチン接種による認知機能障害』と記載しました。
さらに、もうひとり。やはり12月初旬に当院に来られた80代の男性です。ワクチンを接種しないよう強く言ってきた人ですが、結局3回打ってしまいました。しかしもともとインテリジェンスの高い人で、11月受診時には痴呆の兆候などまったく見受けられませんでした。
それが受診日前日から急に耳鳴りがして、1時間半しか眠れなかったので何とかして欲しいと来院したのです。
従来ユーモアのある温厚な人でしたが、診察室で対面すると目が血走っていて、表情も険しく不穏な感じがしました。
もしやと思って注意して見ていると、20秒に1回くらい右上肢にピクッとミオクローヌスがあります。上半身にも40秒に1回くらいミオクローヌスが見られます。患者自身も気づいていません。
HDS(長谷川式簡易知能スケール)をやってみると、当日の年月日が分からなくなっています。当院の名前も言えません。「93から7を引くといくつ?」との問いに90と答えました。結局30点満点中11点と重度痴呆です。
ごく最近の症例に限って紹介しましたが、やはりワクチンにはTSE(伝達性海綿状脳症)病原体が入っています。それも通常のCJD(クロイツフェルトヤコブ病)ではなく、vCJD(変異型クロイツフェルトヤコブ病)です。あえてそう断言します。
2013年英国制作のドラマ『ユートピア』でジェシカ・ハイドが『狂牛病は私たちが作ったのよ』というセリフがありますが、その言葉通り、vCJDです。
変異型クロイツフェルトヤコブ病に罹患して死亡した人間の脳をすり潰して作ったホモジェネート(懸濁液)が、ワクチンに入れられているだけではなく、PCRと抗原検査の検査用綿棒にも塗り付けられていることになります。
さきほど先生に紹介した論文は、数年前から読んでいました。しかし私自身、今回のワクチンにTSE病原体が入っていることについて、半信半疑で確信が持てませんでした。しかしもはやそんなことも言っていられないと思い、先生にお伝えすることにしました。
話が長くなりますが、もう少し、いいでしょうか?
私はある高校の学校医をしていますが、そこの市長が「全生徒にワクチンを打つ」と強制に近い形で接種を推進しているのを知って、私は焦りました。そしてすぐに、その学校の教頭に連絡を取り、あのワクチンの危険性を説明しました。その際、ボルナ病のRNA転写の論文を訳して渡しました。「未来のある若い生徒にこんなワクチンを打たせてはいけません。今の説明で分からないところがあればいつでも連絡してください」と伝えました。
その3日後、市役所から「職員から説明したいことがある」という電話があり、医院で待っていたところ、その日は来ず、結局その後も来なかったので、どうなってのかと思っていたら、7日後、テレビで河野太郎が例の『デマです』会見をやりました。まさか田舎の一開業医の私を標的にしたとは思わなかったのですが、嫌な感じがしていました。
しかし1か月後、市役所の広報にでかでかと写真入りで、河野太郎が市長にテレビ会談を申し込み、そこでワクチン接種を激励し、接種を頑張れば地方交付税を増やすと約束していたことを知りました。河野太郎と並んだ市長は誇らしげでした。
本当に、私が標的だったようです。恐らくですが、私があのワクチンの危険性を論理立てて説明したことを受け、市役所がそれを総務省に相談した。しかし逆に、丸め込まれた。結果、民放での『デマ太郎』会見になった、という流れだと思われます。
論文の翻訳をお送りします。
https://note.com/api/v2/attachments/download/e70605c1a1db7e894c167800af56adf6
この62ページに狂牛病の潜伏期間が2年~8年であることを計算した論文の図、63ページに人間の10代前半がvCJDに最も感染しやすいことを示した図を添付しました(ただしこれには翻訳文はつけていません)。
今後、神経内科専門医をも悩ませる『奇妙な神経疾患』が全国で多発するものと予想します。百歩譲って、老い先いくらもない高齢者がワクチン接種したことはやむを得ないとしても、未来ある若者があのワクチンを接種することは看過できません。
最後に先生、冗談ではなく、本当に、刺客に気を付けてください」
・プリオンは空気感染する
中村 篤史/ナカムラクリニック
2022年12月29日
※以前、コロナワクチン接種後の変異型クロイツフェルトヤコブ病(CJD)の症例について書いたけど、この症例を教えてくれた先生(某県開業医)が、以下のような情報を教えてくれた。

https://journals.plos.org/plospathogens/article?id=10.1371/journal.ppat.1001257
「CJDの原因であるプリオンは、経口で感染することはもちろん、経皮的にも取り込まれます。取り込まれたプリオンは、宿主の脳に定着して、数年の時間をかけてCJDを発症します。
プリオンは従来、空気感染しないと考えられていましたが、上記の論文は、空気中に浮遊するプリオンに曝露したマウスがスクレイピー(伝染性海綿状脳症)を発症することを証明しました。さらに、このCJD発症マウスの脳を別のマウスに接種するとスクレイピーを発症したことから、罹患マウスの脳にはPrPSc(異常プリオンタンパク)が含まれることも分かりました。
この研究は衝撃的なんですが、どういう点が衝撃的か、分かりますか?
プリオン病は空気感染するということです。
空気中に浮遊するプリオンが、鼻腔にある神経細胞に直接侵入して感染します。研究者は、感染が成立するためには、もっと複雑なプロセス(たとえば宿主リンパ系でプリオンが複製される必要があるなど)が必要だと想定していました。
ところが、実際には、思いのほか簡単に神経細胞に侵入することがわかった。それも、極めて微量で感染します。
もちろん、発症させるにはそれなりの時間がかかる。宿主の免疫バリアがありますし、プリオンの複製にどうしても時間が必要ですから。
しかしともかく、プリオンは経鼻的(鼻腔内塗布でもエアロゾル吸入でも)に感染し、確実に脳症が発症する。これが証明されたことは大きいです。上記の論文には、「プリオンの感染対策として、セイフティガイドラインを見直す必要がある」なんて書かれていますが、それどころじゃない。
当然、軍事的な転用が可能ですよ。国民の8割がコロナワクチンを複数回接種して免疫系が大幅に低下した状況で、このプリオンを大量に散布したらどうなりますか?すぐに感染爆発、とはならないでしょうが、数年経ってあり得ないくらいにCJDが多発する、みたいなことが起こるかもしれません。
私がなぜ、コロナのPCR検査を忌避しているか。その理由はここにあります。そもそもおかしいんです。PCR検査は唾液検体で十分なのに、綿棒を使って鼻腔内採取している。仮に綿棒の先にこの手の病原体が付着していたらどうですか?短い潜伏期間、たとえば2年ほどで脳症を発症します。
もう少し詳しく言いましょうか。
たとえば、プリオンを腹腔内に接種すれば、プリオンはリンパ器官の濾胞樹状細胞に入り、そこで増殖してから、付近の末梢神経に入り、やがて脊髄、脳へと侵入します。
しかし鼻腔内接種では、プリオンは鼻腔の奥にある嗅上皮から嗅神経に入り、脳に侵入します。つまり、リンパ系での増殖というプロセスをひとつスキップして、脳に到達します。経鼻感染で潜伏期間が短いのはそのためです。
もっと詳しく言うと、腹腔内接種では、濾胞樹状細胞を活性化する必要があるので、CpG配列を強化したmRNAワクチンを繰り返し接種しないといけません。鼻腔内投与なら、プリオンは濾胞樹状細胞を経ないで脳内に入るので、ワクチンは必要ではありません。
あるいは、

たとえばこんなふうに『経鼻型コロナワクチン』としてプリオンを注入すれば、2年ほどで脳症になるでしょう。
筋肉注射のコロナワクチンでは、ブースターを繰り返し接種する必要がありますし、潜伏期間は2~8年と長いし、脳症の発症も確実ではありません。
その点、経鼻的なアプローチは優れています」
そう、みなさん「コロナにかかったかな?」と思ったら、行かなくてもいいのにわざわざ病院に行って、PCR検査受けて、鼻に綿棒ぐりぐり突っ込まれて、って自ら進んでやってるけど、ああいうの、危険だよ。
上記の先生の心配が杞憂であればいい。5年経っても10年経っても何事もなければ、「綿棒にプリオンがついてるとかデタラメ言ってた奴がいたなー」と笑ってくれてかまわない。
しかし現在、1900人以上が亡くなってもワクチン接種事業が中止にならないという恐ろしい現実があるわけです。もうみなさんお分かりでしょう。国が国民の命なんて、屁とも思ってないことを。だから彼ら、何だってやりますよ。遅効性の毒を仕込んで、国民を死に追い込む。それで所定の人口削減目標の達成を目指す。
以前の記事で、「そろそろ病院と縁を切ったら?」という話をしたけれども、これについてみなさん真剣に考えたほうがいいよ。病院なんて、本当ろくなもんじゃないよ。医者の僕が言うのも何だけど。
ワクチンにプリオンが入っているとして、あるいは何らかの方法で経鼻的にプリオンが侵入してくるとして、対策はどうすればいいか?
ひとつには、アサイゲルマニウムです。接種後発症のCJDに対して、アサイゲルマニウムの投与で病状の進行が止まった症例について、以前に紹介しました。
しかしもうひとつ、別の対策を以下に紹介しよう。

国の指定難病でFXTAS(脆弱X随伴振戦/失調症候群)という神経疾患があって、これはプリオノイドタンパクのひとつ(FMRpolyG)が無際限に増えることで神経機能の異常が起こる。
「プリオノイドタンパクが異常に増える病気=FXTAS」
「プリオンが異常に増える病気=CJD」
異常タンパク蓄積疾患という意味では、FXTASはCJDと同じカテゴリーの病気です。
そして、熊本大学の研究チームは、5ALA(5アミノレブリン酸)の投与によりFXTASの神経機能異常(神経伝達機能、認知機能、運動機能)が有意に改善することを発見した。
どのようなメカニズムで効くのか?

そもそもプリオン(構造的に折れ曲がった異常タンパク)は最初はゾル状(液滴)なんだけど、RNAやDNAがグアニンリッチだとグアニン4重構造という形になり、これがゾル状のプリオンをがっちりとしたゲル状に固めてゆく。やがてβシート構造になって、神経細胞の内外に沈着する。
そういう発症プロセスをたどるところ、5ALAを投与すると、プロトポルフィリン9(PpⅨ)という構造体ができて、これがプリオンの「ゾル→ゲル」の変化を抑制する。結果、神経疾患を発症しない。発症している場合には、症状を軽減する。