日本の医師たちによるワクチン3回接種後(年齢調整)がん死亡率の研究。「乳がん、膵臓がん、口唇・口腔・咽頭がん、白血病、卵巣がん、子宮がん」による死亡率が2020年と比較して有意に増加していた。https://t.co/ddDBgeR5M8 pic.twitter.com/96WyA6Af61
— Laughing Man (@jhmdrei) March 23, 2024
・イギリスの「すい臓ガンによる超過死亡率」の推移
2024年3月23日 NOFIA
https://nofia.net/?p=18939
※青いラインが人口10万人に対しての死亡率で、薄いオレンジのラインはすい臓ガンによる死亡数の実数です。どちらも、2022年はすごいですね。
以下「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/the-pancreatic-cancer-manufacturing-machine/
・すい臓ガンを筆頭とした、いくつかのガンが激増する明確な理由
2023年12月28日
※すい臓のベータ細胞を直撃するスパイクたち
著名人などの方に「すい臓ガン」と診断されたというような報道をよく見るようになったように思います。
「すい臓ガンが増える理由」
は、以前から、さまざまに示唆されていました。
ここでは、ワクチンに特化するのではなく、新型コロナウイルスそのものを含めて、つまり、スパイクタンパク質の影響について記します。
理由は、「今後もすい臓ガンが増えることが予想される」からです。
もちろん、増えるのは、すい臓ガンに限ったことではないですが。
「インスリン」というような言葉を聞くことがありますが、以下のようなものです。
インスリンは膵(すい)臓から分泌されるホルモンの一種です。膵臓にはランゲルハンス島(膵島)と呼ばれる細胞の集まりがあり、その中のβ細胞から分泌されます。食後に血糖値が上昇すると、それに反応して膵臓からインスリンが分泌されます。
…血糖値を下げる働きをするホルモンはインスリンだけです。糖尿病の予防には食後の急激な血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌を節約することが大切です。
ここに「β細胞(ベータ細胞)」という言葉が出てきます。
ここからインスリンが分泌されるということです。
それで、たとえば「糖尿病」というようなものの場合、どのような状態となっているかというと、以下のようになっているようです。
ベータ細胞は、膵島(※ インスリンを作る細胞の塊)でインスリンとアミリンの合成と分泌を行う細胞である。ヒトでは、膵島の細胞の 50–70%をベータ細胞が占める。1型糖尿病や2型糖尿病の患者では、ベータ細胞の細胞量と細胞機能がともに低下し、インスリン分泌不全と高血糖症が引き起こされる
「ベータ細胞の細胞量と細胞機能がともに低下」した場合、インスリンの分泌不全が起きたり、血糖が高くなるというようなことになると。
これは、ベータ細胞が何らかの理由でダメージを受けた場合、インスリンの分泌不全などにより、糖尿病といわれるような状態になりやすいということかと思われます。
そこで、たとえば、以下のような 2021年8月の論文があります。
SARS-CoV-2はヒト膵臓ベータ細胞に感染し、ベータ細胞障害を引き起こす
sciencedirect.com 2021/08/03
概要
新たな証拠は、 COVID-19 パンデミックと糖尿病との複雑な関係を示している。
COVID-19 と糖尿病を機構的に関連付けるために、インスリンを産生する膵臓ベータ細胞が SARS-CoV-2 に感染してベータ細胞枯渇を引き起こすかどうかをテストした。
われわれは、SARS-CoV-2 受容体である ACE2、および関連する侵入因子 (TMPRSS2、NRP1、および TRFC) がベータ細胞で発現し、NRP1 (※ ニューロピリン1というタンパク質)が選択的に高発現していることを発見した。
われわれは、SARS-CoV-2 が、新型コロナウイルス感染症患者のヒト膵臓ベータ細胞に選択的に感染することを見出した
SARS-CoV-2 感染が膵臓のインスリンレベルと分泌を減弱させ、ベータ細胞のアポトーシス(※ 細胞の自死)を誘導し、それぞれが NRP1 阻害によって回復することを実証した。
要約すると、私たちの研究は、SARS-CoV-2 が試験管内でベータ細胞の死滅を直接誘導できることを示している。
新型コロナウイルスは、
「すい臓のベータ細胞の死滅を直接誘導できる」
ということを示した論文のようです。
そして、タイトルの「SARS-CoV-2はヒト膵臓ベータ細胞に感染し…」という部分を見ていただきたいと思いますが、受容体に「感染」するのは「スパイクタンパク質」です。
つまり、この論文の場合は、自然感染の新型コロナウイルスについてのものですが、スパイクタンパク質の観点から見れば、
「自然感染もワクチン曝露も機序は同じ」
といえます。
ただ、異なることは、自然感染とワクチン曝露のスパイクタンパク質のどちらが「強いか」は何度か記させていただいていますが、その差異は明白であり、
・ワクチンスパイクの強度は、自然のスパイクよりはるかに強い
・ワクチン mRNAのスパイクの生産量は、自然の 1000倍超
ということになっています。
それぞれ、マサチューセッツ工科大学コンピューター科学人工知能研究所の上級研究員であるステファニー・セネフ博士のインタビューにあります。少し抜粋します。
スパイクタンパク質の強度について
「ワクチンでは、通常のスパイクタンパク質は生成されず、スパイクタンパク質の重要な場所にプロリン(※ 破壊されたコラーゲンを修復するアミノ酸)が 2本並んだバージョンが生成されるのです」
「ワクチンで作られるスパイクタンパク質には 2つのプロリンがあるので、非常に硬くなっており、形を変えられないようになっています」
生産量について
「彼らが mRNA に対して行ったもう一つの改変は、RNAに余分なG(グアニン)とC(シトシン)をたくさん追加したことです。G とC をたくさん入れ、スパイクタンパク質を作ることを有利にしています」
「その結果、自然の新型コロナウイルスのゲイン(※スパイクタンパク質の産生能力)を 1,000倍にし、mRNAが、より多くのタンパク質を産生するようにしたのです」
1000倍です。もっとも、この 1000倍というのは、一種のたとえであり、正確な数ではないですけれど、いずれしにても、
「ワクチン mRNA では、自然のコロナと比べて、著しくスパイクタンパク質の生産量が多い上に、強度がまったく異なる」
わけです。
そう簡単にこわれない。
ともかく、ワクチン RNA は、スパイクタンパク質の生産数が比較にならないほど多く、そして、自然よりはるかに頑丈なスパイクタンパク質であり、どちらが、臓器に対しての影響が高いかはおわかりかと思います。
そして、もちろん、ワクチンの脂質ナノ粒子(中に mRNA と DNA の断片が入っている)は、すい臓にも達します。
以下は、ファイザー社による薬物動態試験の結果です。他の臓器と比較して特別多いわけではないですが、「時間の経過と共に蓄積している」ことがわかります。
薬物動態試験の結果より
ちなみに、接種後 48時間で、最も多く脂質ナノ粒子が検出されたのは、注射部位を除けば、肝臓と脾臓、そして、卵巣と副腎です。
ですので、これらの、肝臓、脾臓、卵巣、副腎などの疾患も今後増えるか、すでに増えていると思わないでもないですが、すい臓の場合、
「スパイクタンパク質が直接ベータ細胞に感染する」
という違いがあります。
とはいえ、肝臓、脾臓、卵巣、副腎への「さまざまな影響」も、次第に明らかになるとは思います。
話をすい臓に戻しますと、他の論文で、さらに興味深い記述に突きあたったことがあります。
ヒトヘルペスウイルスとすい臓疾患の関係
スパイクタンパク質が「ヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)の再活性化を誘発する」ことを知ったのは、2年以上前のことで、
その後、
「ワクチンスパイクは、ほぼすべての種類のヒトヘルペスウイルスを再活性化させる」
ことを知りました。
ヒトヘルペスウイルス(8種類)の再活性化というのは、どれにしても、多くの疾患と関係します。
ヒトヘルペスウイルスの再活性化が原因となり発症する中で、比較的一般的なものは、帯状疱疹(VZウイルス)、うつ病(HHV-6)などです。
そして、最近読みました論文に、
「ヒトヘルペスウイルスがすい臓の炎症を引き起こす」
ことが書かれていました。
論文より
…さまざまなウイルスが誘発性急性すい炎の既知の病因の 1つだ。
特に、肝向性ウイルス(B型肝炎ウイルスが最も一般的)、コクサッキーウイルス、サイトメガロウイルス(CMV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、単純ヘルペスウイルス(HSV)、水痘・帯状疱疹ウイルスなどのウイルスは、すい臓の炎症を引き起こすことが示されている 。
作用機序はこれらのウイルス因子によって異なり、外分泌すい臓および内分泌すい臓の直接的なウイルス損傷から、ウイルスによって誘発される間接的な系統的な炎症反応まで多岐にわたる。
PMC 2021/10/15
このうち、サイトメガロウイルス、単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルスは、それぞれヒトヘルペスウイルスです。
いずれにしましても、
・スパイクタンパク質は、すい臓のベータ細胞に直接感染する
ことに加えて、
・スパイクタンパク質により再活性化されたヒトヘルペスウイルスが、すい臓の炎症を促す
というふたつ大きな作用により、自然感染、ワクチン曝露を分けないで書けば、
「スパイクタンパク質は、すい臓への攻撃性が高い」
ことが確実かと思われます。
しかし、ここでも自然感染と、ワクチン曝露を分けて考えてみますと、たとえば、自然にコロナに感染した場合に、どのくらいの「数」の mRNA が入り、どの程度のスパイクタンパク質が体内に生じるのかはよくわからないですが、「ワクチンの場合は比較的はっきり」しています。
アストラゼネカのウイルスベクターは最大 500億個、モデルナの脂質ナノ粒子は 400億個、ファイザーの場合は、おそらく100億個に達する。
それぞれの脂質ナノ粒子の中に、無傷のメッセンジャー RNA がいくつあるのかはあまり明らかではないが、たとえ 1つだけで、それぞれが 1000個のスパイクタンパク質を生成することに同意したとしても、数か月後には、身体は最低 30兆個のスパイクタンパク質に対処しなければならないことになる。
…ファイザーのワクチンを 3回接種すると、健康な細胞を最大 450億個犠牲にすることになる。
Marc Girardot
上にあります「最低 30兆個のスパイクタンパク質に対処しなければならない…」というようなことに、本来は身体が耐えられるわけがないので、
「時間の経過と共にそれは進む」
と書かれていますが、時間の経過と共に「耐えられなくなる臓器が少しずつ出てくる」可能性があるのかもしれないと。
その影響が比較的早いのが、今回取り上げた「すい臓」なのかもしれません。
その次としては、血液(血液のガンなど)かもしれません。
受容体に感染するのはスパイクタンパク質であり、先ほどのすい臓の話と同じ、ワクチンスパイクは「通常より大量に生成され、とても頑丈なもの」です。
あと、ガンに関しては以下のような論文も最近翻訳しました。
(記事)IgG4 は「ガンを超進行性にする」という論文
BDW 2023年11月29日
(記事)「SV40エンハンサーを含むプラスミドは、試験したすべての細胞の核に輸送される」と書かれている論文
BDW 2023年12月19日
以下の記事では、「SARS-CoV-2 ワクチン接種と発ガンのマルチヒット仮説」という論文をご紹介しています。
(記事)すべての要素が「発ガン」へと向かわせるメカニズムを網羅したコロナワクチンに関する論文。そして、フィンランドでの先天奇形の異常な上昇の原因は?
In Deep 2023年12月19日
もともと、ガンはコロナ以前から増え続けていたものですので、今後さらに増加したとしても目立たない話になるのかもしれないですが、今回書きましたように、すい臓ガンを含めた特定のガンに関しては、
「スパイクタンパク質を軸に考えると、明確にその発生率と進行性を押し上げる根拠が存在する」
ということであり、すい臓ガンを含めた、いくつかのジャンルのガンは今後粛々と増加していくということは避けられないと見られます。
スパイクタンパク質がベータ細胞を直撃する仕組からは、糖尿病も増えていきそうです。
・マイクロRNAの調節不全が「すい臓ガンと強く関係している」ことを示す論文。それはmRNAワクチン接種により無秩序に発生する
2024年4月1日
※マイクロRNAの調節不全が引き起こす、ほんの一例
2021年から、どの国でも「特定のガン」の発生や、その死亡数が増加していますが、日本において最も増加しているガンのひとつに「すい臓ガン」があります。
以下は、2020年から 2022年までの 3年間の各ガンの推移です。
(上)パンデミックとワクチンキャンペーンの前後の日本の各ガンの死亡数の変化
すい臓ガンは、2021年も 2022年も前年比で圧倒的な増加を示しています。
2021年から、すい臓ガンが劇的に増加している理由として考えられることのひとつとして、
「スパイクタンパク質が、すい臓を直接攻撃する」
ことがあります。
スパイクタンパク質は、さまざまな身体の器官を攻撃しますが、すい臓に関しては、その「ベータ細胞」という重要な細胞の死滅を直接誘導できるという点で、大きなダメージを受ける臓器がすい臓です。
そして、すい臓ガン(あるいは、すい臓の疾患全般)が増加するもうひとつの理由が、最近の米ネブラスカ大学の研究で示されていました。
その内容は、
「マイクロ RNA の調整不全が、すい臓ガンの発生や進行に強く関係している」
というものでした。
マイクロ RNA とは、タンパク質を合成「しない」RNAですが、タンパク質の合成の調整役を努める重要な存在です。
そして、
「マイクロRNA の挙動が乱れると、体内のガン発生の増加につながる」
ことがすでにわかっています。
中でも、すい臓ガンは特にマイクロ RNA と強く関係しているということが述べられているのが、ネブラスカ大学の研究でした。
このマイクロ RNA というものは、たとえば、コロナワクチンなどの mRNA ワクチン自体には含まれてはいませんが、
「ワクチン内になくても、mRNA を打ち込めば、マイクロ RNA は、自然に大量に生成される」
のです。
そういう観点から、「 mRNA ワクチンを接種するだけで、マイクロ RNA の調節不全が体内で発生する可能性」が、以前から懸念されていました。
先ほどの日本のガン死亡者数の推移などは、その懸念がすでに現実化していることの一端を示しているのかもしれません。
今後のことは明確にはわからないですが、マイクロ RNA の調節不全という種を蒔かれた以上、何らかの問題が生じる人たちは、まだまだ出てくると思われます。マイクロ RNA の問題が引き起こす身体の問題の可能性は無限ともいえます。
ネブラスカ大学の論文を取り上げていた医学記事をご紹介します。なお、論文自体は、マイクロ RNA を標的としたすい臓ガン治療の可能性について述べていますが、中途半端な理解で遺伝子に介入すると、さらに別の被害が出てくるだけだと私は思います。
・ネブラスカ大学の研究で、マイクロRNAがすい臓がんにおいて重要な役割を果たしていることが判明
thailandmedical.news 2024/04/01
※ガン研究の世界において、すい臓ガンは最も困難で致死性の高い悪性腫瘍の 1つとして際立っている。その分子機構の理解は大きく進んでいるものの、生存率は低く、有効な治療選択肢は限られており、全体的な予後は依然として厳しいままだ。
しかし、特にマイクロRNA (miRNA)に焦点を当てたバイオマーカー発見における最近の進歩は、すい臓ガンの早期発見、予後評価、および標的療法に対する新たな希望をもたらしている。このレポートでは、すい臓ガンにおけるマイクロ RNA の役割を調査するネブラスカ大学の研究者たちによる最近の研究を取り上げている。
膵臓ガンにおけるマイクロ RNA の重要性
マイクロ RNA は、転写後の遺伝子制御において重要な役割を果たす小さな非コード(※ タンパク質を生産しない) RNA 分子だ。これらはメッセンジャー RNA (mRNA)に結合し、その安定性や翻訳に影響を及ぼし、さまざまな細胞プロセスに影響を与える可能性がある。 マイクロ RNA の調節不全は、すい臓ガンを含むガンの発生と進行に関与している。
いくつかの マイクロ RNA がすい臓ガンの発症における重要な役割を果たすことが確認されている。たとえば、miR-21、miR-155、および miR-221 (※すべて、マイクロ RNA)は、細胞の増殖、移動、および浸潤の増強に関連する既知の発ガン性マイクロ RNA だ。逆に、miR-7、miR-26a-5p、miR-132 などの腫瘍抑制マイクロ RNA は、すい臓ガンにおいて下方制御された発現を示し、予後不良や病期の進行と関連している。
マイクロ RNA の診断の可能性
すい臓ガンにおけるマイクロ RNA の最も有望な応用の 1 つは、その診断の可能性だ。特定のマイクロ RNA の異常な発現パターンが、すい臓の腫瘍組織および血液や血清などの生体液で確認されている。これらのマイクロ RNA サインは、ガン患者と健康な個人を区別する上で有望であることが示されている。
マイクロ RNA の予後への影響
マイクロ RNA は診断を超えて、すい臓ガンの予後にも重要な意味を持つ。 miR-221-3p や miR-21 などの特定のマイクロ RNA のレベルの上昇は、予後不良、再発率の増加、および病期の進行と相関している。逆に、miR-132 や miR-7 などの腫瘍抑制 miRNA の発現低下は、予後および生存率の向上と関連している。
治療上の意味と標的アプローチ
マイクロ RNA は、すい臓ガンの標的療法に有望な手段も提供する。発ガン経路におけるマイクロ RNA の制御的役割を理解することは、新しい治療介入の開発を導く可能性がある。たとえば、miR-103 のアップレギュレーションはすい臓ガンの腫瘍転移を促進するため、潜在的な治療標的となる。
マイクロ RNA はすい臓ガン研究における有望なフロンティアであり、診断、予後、標的療法に関する洞察を提供する可能性がある。
この研究結果は、査読誌「International Journal of Molecular Sciences」に掲載された。