

さて、イルミナティの教義であるイルミニズムを理解するためには、円環図式という物の見方を理解しないといけません。上にあるものがそうです。
ですが、このような複雑な形のままでは理解しにくいので、
基本的な原理について、単純化した図式で説明していこうと思います。
そしてこれは、複雑な円環図式が誕生する過程でもあるのです。
まず、2番目の図式をご覧ください。
円環の頂点、時計でいえば0時に当たる部分が、出発点(始点)です。
そして、始点は終点でもあります。時計の針が一周すれば同じところに戻ってくるように。
この始点が、世界の始まりです。人類の歴史の始まりです。
この頂点に、始めにAという存在があるとします。そこからaが分離します。
Aはaが分離するとA'に変化するものとします。A’=(Aーa)です。
このAとA’は移動しません。円環の頂点に固定されています。不動です。
そしてaは円周に沿って、時計回りに移動します。まずは下の方に向かって降りていきます。
この円周こそが、世界の、人類の歴史の過程です。
この円周を回っている間に、人間の数はどんどん増えていき、人類の文明はどんどん発展していきます。
そして円環の底を回って、今度は上昇に転じます。
そして再び円環の頂点に到達します。
すると、どうなるか。
aは再びA'と合体し、A’はAへと変化します。A=(A’+a)です。
つまりAが復活します。
すると、Aは世界を、その復活した瞬間にリセットします。つまり世界を滅ぼします。
なぜなら0時だからです。終点だからです。世界の、歴史の、終わりの刻が来たのです。
文明が突然、滅ぶのです。人類が突然、絶滅するのです。
そして、次の世界が、歴史が、つまり次の周回が始まります。
つまり、新しい文明が起こるのです。新人類が誕生するのです。
つまり日付が変わるわけです。
滅ぼした瞬間、Aは再びA'とaに分離します。
そしてまた同じことが繰り返されます。
永遠に。
これがイルミニズムの基本原理です。
この原理に従って私達の世界の歴史は運営されてきたのです。
理解していただけたでしょうか。
このA'のことを、キリスト教では「サタン」と呼んでいます。
そして、aのことを、キリスト教では「イエス・キリスト」と呼んでいます。