・世界初の自己増幅型COVID-19ワクチン、安全性データ不足にもかかわらず日本で承認Natural News 2023年12月15日)

※安全性や有効性を示す証拠が乏しいにもかかわらず、日本は先駆的な自己増幅型mRNAワクチンに承認した。

このワクチンはKostaive sa-mRNA COVID-19ワクチンとして知られ、この種のワクチンとしては世界初と考えられている。このワクチンは、体内の細胞に投与された後、自己増幅することで機能する。これにより、"強力な免疫反応と保護期間延長の可能性 "が得られるという。

従来のmRNAワクチンを体内に注入すると、mRNAは細胞に特定のタンパク質を作るように指示し、免疫反応を促進する。自己増幅型mRNAワクチンでは、複数のmRNAコピーが作られ、さらに多くのスパイクタンパク質が作られる。

近年世界中に強要された従来のmRNAコロナワクチンのように、一次予防接種を2回行い、その後ブースターが必要だと人々に納得させることがこのワクチンの目的である。


懸念される検査不足

心配すべきことはたくさんあるが、最大の懸念のひとつは、このワクチンが受けてきた試験の欠如である。2022年12月から2023年2月にかけて、わずか828人を対象とした臨床試験が行われた。これを考慮すると、ファイザーのCOVID-19ワクチンの第3相試験には4万人が参加したことになる。

明治製菓は、自社のワクチンのブースターが、ファイザーのワクチンよりも「オリジナル株とオミクロン亜種に対する中和抗体価が高く、長く持続する」ことを臨床試験で示したと主張している。

また、Kostaiveワクチンを接種した患者は、注射部位の痛みや腫れといった局所的な反応は少なかったものの、筋肉痛、頭痛、悪寒、吐き気、筋肉痛、倦怠感、めまい、下痢など、いくつかの特異的な副作用をより多く経験したことが分かっている。

同社は、来年にはこのワクチンを市場に出せるようにしたいと考えている。


sa-mRNAワクチンの副作用の可能性

一部の専門家は、このワクチンは現行のmRNAワクチンの作用を増幅するものであるため、mRNAワクチンに関連する長く致命的な副作用のリストも増幅する可能性があると懸念している。

特にスパイク・タンパク質は、血栓、免疫異常、神経疾患、心臓血管への影響という4つの領域で、予防接種に関連する病気の要因として名指しされている。

分子生物学者のクラウス・シュテーガー氏は、少量の自己増幅型mRNAが抗原産生を増加させるとエポック・タイムズ紙に語っている。

「抗原量が増加するため、saRNAを1回注射すると、それが直鎖状であれ円環状であれ、modRNAを繰り返し注射するのと同程度の有害事象を引き起こす可能性があります」と彼は注意を促した。

学術誌『Trends in Biotechnology』に掲載された研究では、これらのワクチンは全体としては有望であるとしながらも、他の安全性の問題点を指摘している。その研究では、これらのレプリコンワクチンは免疫不全の人の体内に残留する可能性があり、そのため体内から排除できない可能性があると指摘している。著者らはまた、これらのワクチンが循環しているウイルスと再結合する能力にも注目している。

特に、先天性感染症を引き起こす可能性のあるウイルスに由来するレプリコンベクターで作られたワクチンの場合、妊婦がこの種のワクチンを使用する際には安全性に懸念がある可能性があるとしている。胎児の発育に影響を及ぼすことはないだろう」とは言うものの、これは確信に満ちた声明とは言い難く、この研究の著者らは、脆弱な人々におけるこれらのワクチンの影響を調査するためにさらなる研究が必要であると主張している。