・あなたの腎臓が壊れるメカニズム
内 海 新 聞 2023/10/5 No.1938
https://utsumishinbun.fc2.net/blog-entry-488.html
https://utsumishinbun.fc2.net/blog-entry-489.html
※「肝腎要(かんじんかなめ)」という言葉があるけど、中国の医学でも肝臓と腎臓は生命維持にとても大事な臓器だということでこういう言葉が生まれたわけです。
ところが、みなさんも含めて肝臓や腎臓ってあんまり意識していないと思います。どっちかというと心臓や胃腸の方ばかりに目が行ってます。
私も腎臓って言われても「腎臓の人工透析」「腎移植」「尿を出すところ」「SARSやエボラウイルスが感染するミドリザルの腎臓ベロ細胞」あと「腎臓がん」があるか?……なんかそれぐらいしかキーワードが思いつかない。
あとは「水分補給が大事なので、水をたくさん飲みなさい」……そういう人も……多そうですよね。答え言っておくと……それ「間違い」なんで。
え?そうなの?はい。
糖尿病になって「最後は人工透析になるよ、気を付けて」と言われて、初めて……腎臓の重さが感じられたけど、それでも「何をしているのか?」「何がそんなにヤバいのか?」わからないんですよね。
■とにかく腎臓の人工透析になるな!絶対ヤバい意味
私がこの記事を書きたかったのは「腎臓がいかに大事か」「絶対死守してほしい」という願いがあるからです。
冷めた話をします。日本で年間、腎臓をダメにして人工透析になる人は1万6000人ぐらいいるそうです。その半分が糖尿病の人です。だから糖尿病になると8000人ぐらいは透析行きに毎年なる。
つくづく「無知な人の砂糖・糖質スパイク漬け食生活の末路が人工透析……」が見えているわけです。
こうして糖尿病でなくても腎臓ぶっ壊れて……透析になる人も8000人いるわけです。
そして、人工透析は「週に3回、施設に通って」「5時間寝たまま」で透析を一生受けていないと死んでしまう……災害時病院動かなかったら……その人……死ぬ。
でも、病院関係者と話した時
私「年間1万6000人、透析患者が増えるなら日本の透析の病床パンクするのでは?」
病院「いや、それが同じだけ死んじゃうんで……プラマイゼロで済んでるんで。」
……いくら透析でがんばっても……もたないで死んでしまう。
最悪。
ということで、腎臓がどれだけ大事か?みなさんも医学的なメカニズムを知るといいのですが、実は……この腎臓って医学部の各臓器の担当の中で一番難しい内容らしいんです。
そのため医学部で腎臓を専攻する学生は「医学部でも一番頭がいい人」がやるそうなんです。なので「腎臓の専門医の先生は勉強ができる人が多いですよ」らしい。
……それぐらい、難しい部分らしい。
だけど、一般人が「免疫学」なんかやろうものなら「頭がちんぷんかんぷん」「わけがわからなくなって」「脳死」すると思います。それぐらい複雑ですけど。
それで腎臓のシステムについても一番初歩的な看護師育成用の解剖生理学の動画見たけど……「やっぱり、いうだけあるわ。複雑だわ」ということで。
一応、腎臓の解剖図の見やすいきれいなのあるけど……
https://www.kango-roo.com/learning/1677/
■腎臓の機能とは??
超簡単に言っておくと「血液をろ過している」「人体でいらなくなった汚染物質を尿にして外に出す」部分です。アクアリウムで言うと「水槽の水のフィルター」ですね。ただ、あれはグラスウールみたいな繊維でこしてそのままだけど、腎臓の場合は「汚染物質を尿(アンモニア)に分離して外に出してくれる」高性能で便利なフィルターです。
その「ろ過」はどうやっているかというと「糸球体(しきゅうたい)」という細胞でやっている。糸球体には毛細血管が無数に接続され「血液が動脈側から出てきて」「ここでろ過して」「再度毛細血管の静脈から心臓に戻っていく」
ということです。
■ということは
そう「ここでも、血糖やLDLコレステロールが悪さするんじゃないか?」「AGEs関係しているのでは?」
はい。その通りです。血糖が高い、血糖スパイクが長年続いて、さらにAGEsによって「血管が壊れたら」……どうなるでしょうか?
腎臓の糸球体に接続されている膨大な毛細血管が死んで機能不全を起こしたら……そう「糸球体」が「動かなくなる」……すなわち「腎臓のろ過ができなくなる」……ということです。
それを「腎不全」といいます。あとそういう毛細血管がコレステロールやらAGEsで「炎症」起こしたら「腎炎」になります。
■一度壊れた腎臓は元に戻らない
緑内障の視神経と一緒で腎臓のこのフィルター部分は毛細血管の破綻で壊れると「元には戻らない」……すなわちその糸球体は「壊れたまま」になります。ろ過できないので「汚染物質」も垂れ流しになります。
ということは、残ったフィルター群で相変わらず血液をろ過しないといけないです。当然そちらも負荷が増えて……劣化する。
■負のスパイラルで腎臓自体が壊れる
でも、「血液成分の悪さ」をあなたが正さない限り「負荷能力が下がった腎臓」に前と変わらない血液を流し続けていたら……どうなりますか?
「糸球体の処理能力はパンクし」「またその糸球体も壊れていく」「どんどん腎臓の血液浄化能力が下がり」「血液には毒素が残って循環する」「壊れた糸球体は血液の成分を尿にもダダもれで垂れ流すように」なる。
ということですね。それって……最悪ですね。「血尿」
■腎臓がこして捨てたいものは?
それで、腎臓がろ過して捨てたい有害物質は何か?それは「血糖」と「アミノ酸」なんです。え?アミノ酸って……人体の細胞にとても大事な、コラーゲンの材料……大量にとらないと……って言っていたじゃん?
そうなのですけど、「アミノ酸は貯金できない」「流れ落ちる」ものだと。
血液の中のアミノ酸で「余剰」「使わないモノ」は……この糸球体で選別されて尿として捨てるようになっているのです。
グルコース(血糖)、アミノ酸、電解質(塩分などイオン)を捨てているんです。
つまり「血糖」も捨ててるんですよ。いらない分は……
それで「糖尿」が出るわけです。ただ、そこにはアミノ酸もゴミとして出ているわけです。
ただ、アミノ酸は直接捨ててなくて「窒素」に分解して……
窒素は「尿素」→「アンモニア」に最終的になります。それが「あの臭いおしっこ」です。
通常の尿ってウンチと違って実は「細菌感染もウイルスもなく、清浄な水と窒素」だけなんです。おしっこで外に出ると自然界の菌(空気中・地面などにいる)が生物分解して「アンモニア」なって「臭くなる」
ちなみにおしっこ出した時点で「におう」場合は……腎臓から膀胱(ぼうこう)、尿管などの経路に「ばい菌感染」があるから……そこで分解が起きたりして腐敗して「におう」わけ。なので、におう人は「感染症とか」あるかも。お近くの泌尿器科にとっとと行ってくれ。
さて、糸球体が壊れて機能不全になると窒素に分解できず「そのままアミノ酸が出てくる」ことになるね。
アミノ酸は「タンパク質」ですよね?
だから「たんぱく尿」が出る。そういうこと。
なので尿からタンパク質が検出されたら……腎臓の機能不全「腎不全」であり、その量が多ければ多いほど……腎臓のろ過能力が機能していない……すなわち「もうあなたの腎臓は使えない」「死なないために人工ろ過システムで血液をろ過しましょう」……すなわち「人工透析」になるわけです。
■ということは筋トレ兄さんの「肉やプロテイン大量摂取」はどうなるの?
世間の筋トレ兄さん、アスリートの人は「計量栄養医学」はまるでやってないです。「大量のアミノ酸をとにかくとればいい」「肉と大豆プロテイン大量にとればいい」……そういう発想ですよね。
だけど「自分たちの筋肉が1回で製造されるために必要なアミノ酸量」を分子量まで細かく計算して、見合った量を肉やサプリなどで取っている人を私見たことないです。
彼らの動画を見てもそうだよね?
いますか?そういう頭のいい人?
単純に「アミノサプリやプロテインがぶ飲み」「肉などバリバリ食べる」だけの人がほとんどです。あとは筋トレすればいい……
それでなんとかなってる……筋肉ついた……で喜んでいる。「アホ」ですね。
何が自分の体内で起きているか?イメージできていない。ましてや肝臓や腎臓がどれぐらいの負荷やダメージを受けるか……想像もできない。
人体が1日で筋肉を生成できる量は決まっているし、限界がある。そのキャパを超えて「過剰な材料やエネルギーを送り込んでも」「使い残した分はゴミで捨てないといけない」……結果として腎臓のフィルター機能が酷使されて……壊れてしまう。
ここから導かれるのは
「食事のタンパク質、糖質の摂取量は、少なすぎてもダメなんだけど、多すぎても今度は腎臓を壊すのでダメ」だということなのです。
なので、腎臓を酷使して壊れちゃった人は「タンパク質制限食」をするはめになります。これこそ、最悪の道です。アミノ酸の栄養をとりたくても満足にとれなくなるからね。
糖尿病は「砂糖・糖質」のコントロールが治療のメインだけど、腎臓病は「タンパク質」のコントロールがさらにダブルで追加される……ことになるわけです。
■どうすればいいの?
まあ、理屈がわかってくると対策は見えてきます。
1.糸球体を破壊しないように、とにかく毛細血管を守る。血液成分の血糖を適正にする。
毛細血管がやわらかく弾力性もある正常な状態にできれば……コラーゲンが充分補充できて血管のターンオーバーがうまくいっていれば……腎臓のフィルター機能は壊れないわけです。
2.人体の利用で必要量を上回るような過剰な「タンパク質食」をしない。
食事を「3回に分割」は「ちょこちょこアミノ酸を血液に取り込む」ほうが「一度に大量のアミノ酸を血液に流し込んで余らせるより……」「腎臓にやさしい」ということです。
ここでも「1日1食、2食」が愚かだということが……わかります。
そして、
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タンパク質メイン、タンパク質に頼る食事メニューは「危険」なんです。
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ね?人体のシステムって「どこかを強調してやったからよくなる」は……ないです。
「全体のバランスを考えて」「必要なもの、量を適切に補充、投入」しないと「かえってバランスを崩してダメになる」んです。
■タンパク質多く、糖質制限、糖質ゼロ……ダイエットや食事法が間違いの意味
逆に「糖質はとにかく減らそう」だけに目が行きすぎた「糖質制限ダイエット」や、いっそのこと糖質ゼロがいいんだ……という「ド勘違い」の「糖質ゼロダイエット」が完璧まずいことも分かってくると思います。
「肉をいっぱい食べればいいんだ」「大豆たんぱく質を大量に食べればいいんだ」「糖質はなくていい」……はい。死にますよ。
何度も言ってきたけど「糖質は血液中のアミノ酸を筋肉や皮膚に製造するためのアミノブロック組み立て工場の機械の燃料」なので「糖が逆になかったり足りないと正常な細胞が作れない」わけです。あと、ビタミンもいるよ。
アミノブロックばかりあっても燃料やビタミン不足で細胞が作れないということは……血液中を漂うアミノブロックは「余剰」となって……「賞味時間過ぎたので捨てます」ということで腎臓の仕事が増えるだけです。
腎臓の浄化工場が酷使され……劣化するだけです。
■水を大量に飲め……は間違い
「成人で1日2リットルは水がいる」「とにかく水は大量に飲みなさい」「飲めば飲むほど尿で毒物を排出してデトックス」……1日2リットルはともかく、他は全部間違いです。
え?そんな?
腎臓の大事な機能にろ過と「全身の水分調節」があります。その水分って「血液」のことです。
■血圧は腎臓がつくっている
腎臓にはセンサーがあって「体内の血液量」が「汗とかで水分が蒸発」で減ると「血液量を増やそう」と「出入りの量」をバルブで調整します。
これが「血圧が上がる」という意味です。
え?血圧って……心臓が作るんじゃないの?違うんです。腎臓なんです。
心臓は「ポンプではあるけど」「心臓の上から流し込んでくる血液の量と水圧」をコントロールしているのは腎臓なんです。血圧を決めているのは腎臓なの。
そして、腎臓のフィルター機能で「外部に出す」汚染物質の量は「天井」があるということで、血液中の汚染物質の量が少なくなったら「血液中に増えた水は」「尿にして出して総量を調整」するだけです。
ということは、やみくもにアホみたいに「水を大量に飲む」ことは「腎臓の酷使」でしかないわけです。
いっぽうで糖尿病の人が「頻尿」になるのは、血糖を腎臓が外に追い出して糖濃度を下げたいので脳に「水を入れてくれ」と頼んで、脳が「水を飲みたい」=のどが渇くというアクションになり、糖尿として外に出すという……人体の自己調節機能が適切に働いた結果だということです。だから糖尿病の人は「のどが乾きやすい」という症状になる。なのでその際は「また甘い飲み物飲まないで」「水だけ」飲んだ方が……いいよね。
※ただ、低血糖で頭がもうろうとしだしたら仕方なく「砂糖水」飲む必要があるけど。
なので、必要ない血液量のために血圧も上がるし、下げようとして腎臓がまた動くので……酷使が繰り返されて……こっちでも劣化が起きる。
バルブを必要もないのに「チャカチャカ動かし続けたら」「バルブも壊れるわな」……そういうことです。
なので、水の摂取は「1日の必要程度」「ちょこちょこ少しずつ」「補充」で充分……あー、自動車のバッテリー液の考え方と……同じだよ。
でも、無知な人は「大量の水分補給が必要」って「今の自分の体内の不足分以上」に「水を注ぎこんで」いるわけです。
もちろん、腎臓はがんばって「おしっこ」ということで「頻尿」になるわね。飲めば出すからね……それ……でも、いいことじゃないんだよ。
酷使しているから。
これで世間の「水を大量に飲め」が「インチキもはなはだしい」「いい加減な医療知識」だということが、論理的にわかりましたよね?
「水は必要な分だけ、少しずつ足して補充」していれば十分です。
医師の中では「水飲まないで1日過ごしてもだいじょうぶですよ」という人がいるのは……結果として正しいんだよね。汗すごかったら飲む必要あるけど。そうでもないなら、水を大量に飲む必要はないです。
むしろ知るべきは「1日自分の身体から何リットル、尿以外で水が出ていって失われているか」「いくら補充していればいいの?」ぐらいです。
AIに聞いてみようか?
■52歳男性、身長165㎝体重60キロで1日で外部に出ていく水の量は何リットルか?
AI:1日に必要な水の摂取量は個人の活動レベルや気温、湿度などに影響されますが、一般的なガイドラインでは約2リットル(2000ミリリットル)から2.5リットル(2500ミリリットル)が推奨されています。ただし、これは一般的な目安であり、個々の健康状態や環境に応じて調整する必要があります。
年齢や性別、身長、体重などは摂取量に影響する要素ではありますが、主な要因は活動レベルや気象条件などです。たとえば、暑い日や運動を多くする日は、水分摂取量を増やす必要があります。
……ということで、せいぜいトータル2リットルを何度かに分けて飲んでいればいいわけです。200mlのコップで10回。料理とかにも水分が多い。ご飯も白米150グラムで水は150グラムぐらい吸い取って膨らんでいるので1日3回ご飯食べたら水分は450mlは食事でも食べている。
残り1550mlだとしてコップで8杯。それを1日で水として飲めばいいぐらいです。コーヒーやお茶で3杯飲んだとして、残り水でとるのはコップ5杯ぐらい……
3食ご飯とかちゃんと食べるなら「500mlのペットボトル3本の水」を1日で飲めばいい……ぐらいです。
それより少ないと腎臓は体内の組織から水分を抜き取り血液量を増やします。なので水が減る分体重も減る。
変なダイエットすると一時的に体重がすごく減って喜ぶけど……それは単純に体内の細胞の水分を血液に戻して腎臓が血液量を維持したから……なんだよ。
無知だね。何もやせていない。
■壊れた腎臓元に戻せないか?ダメもとでAIに聞いてみた
腎臓の「糸球体(しきゅうたい)」という血液をろ過するフィルター部分。これ、毛細血管の血糖やAGEsで破壊されて機能不全になると。
で、思ったのですが「血管の状態や血液成分が正常化できれば」「動かない糸球体が復活できるのではないか?」
「腎細胞の破壊は不可逆的」……ですよ。はい。わかってるけど、ダメもとで「戻せないかな?」って考えるわけです。
それで、AIに聞いてみたのです。
■eGFRは腎臓の何を表すのか
AI:eGFR(推定糸球体ろ過率、Estimated Glomerular Filtration Rate)は、腎臓の機能を示す指標の一つです。eGFRは、血液中のクレアチニンという物質の濃度を基に計算され、腎臓が血液をろ過する能力を推定するための数値です。具体的には、eGFRは以下のようなことを示す重要な情報を提供します:
腎臓のろ過機能: eGFRは、腎臓が血液から老廃物や余分な物質を取り除く能力を反映します。正常な腎臓機能を持つ人のeGFRは比較的高く、腎機能が低下するにつれてeGFRは低下します。
腎臓疾患の診断とモニタリング: 医師はeGFRの数値を用いて、腎臓疾患の診断や進行をモニタリングするのに役立てます。特に、糖尿病や高血圧などの慢性的な疾患が腎臓に影響を及ぼす可能性があるため、eGFRの定期的な測定は重要です。
薬物投与の調整: eGFRは、一部の薬物の投与量を調整する際にも使用されます。腎臓の機能が低下している場合、薬物の代謝や排泄が遅くなるため、通常より低い投与量が必要となることがあります。
eGFRの数値は、一般的にミリリットル/分/1.73㎡(mL/min/1.73㎡)で表されます。正常なeGFRは一般的に90 mL/min/1.73㎡以上とされ、60-89 mL/min/1.73㎡は軽度の腎機能低下を示し、それ以下の数値は腎機能低下が進行していることを示すことがあります。ただし、正確な診断や治療には、他の臨床的な情報と組み合わせて評価する必要があります。腎臓の健康を維持するために、定期的な医師の診察とeGFRのモニタリングが重要です。
■糸球体は再生するのか?
AI:糸球体は腎臓の重要な部位であり、主に血液をろ過し、尿の形成に関与します。一般的には、成人の糸球体は再生しづらいとされています。糸球体は多くの場合、一度損傷を受けたり機能が低下したりすると、その機能を完全に回復することが難しいことがあります。しかし、いくつかの条件下では一部の再生が起こることがあります。
以下は糸球体の再生に関する考えられる状況です:
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【軽度の損傷】: 軽度の糸球体の損傷や機能の低下の場合、一部の修復が可能です。身体が傷ついた部分を修復しようとする自然なプロセスが働くことがあります。
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【幹細胞による再生】: 一部の研究によれば、腎臓には幹細胞が存在し、これらの幹細胞が糸球体を含む腎臓の細胞を再生するのに寄与することが示唆されています。ただし、このプロセスは限られた状況で起こると考えられており、完全な再生が保証されているわけではありません。
【慢性腎臓病】: 重度の糸球体損傷や慢性腎臓病の場合、糸球体の完全な再生は難しいとされます。このような場合、腎機能の低下を遅らせるために医療的介入や腎移植が検討されることがあります。
要するに、糸球体の再生は一般的には難しいプロセスであり、損傷が進行すると腎機能が低下する可能性が高まります。そのため、腎臓の健康を維持し、腎機能の損傷を防ぐためには、予防措置と定期的な医療チェックアップが重要です。
……おや?AIはありうることを示唆している。
■糸球体の組成は?
AI:糸球体は、腎臓の基本的な構造の一つであり、腎臓の血液ろ過を担当する部位です。糸球体の主要な組成要素には次のものが含まれます:
血管構造:
【アフェレント動脈】 (Afferent Arteriole): 糸球体に血液を供給する血管です。アフェレント動脈から糸球体への血液供給が増加すると、糸球体内の血圧が上昇し、ろ過が増加します。
【グロメルルスカプセル】 (Glomerular Capsule) またはボーマン嚢 (Bowman's Capsule): 糸球体を取り囲む二重の袋状の構造で、血液中の成分をろ過する役割を果たします。
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【血管内皮細胞】: 糸球体内の血管構造は内皮細胞で覆われており、血液と糸球体の間で物質の交換を可能にします。
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【メサンジウム細胞】 (Mesangial Cells): 糸球体内に存在し、血管構造を支え、糸球体の機能を調節する役割を果たします。
【ポデサイト】 (Podocytes): ポデサイトは糸球体内の血管構造の外側に存在し、細胞間の隙間を形成します。ポデサイトはろ過の際に選択的なフィルターを提供し、血液中の物質の選別を行います。
【基底膜】: 糸球体内に存在する基底膜は、血管構造と糸球体の細胞間の支持と障害物の役割を果たします。
……どうよ!【血管内皮細胞】があるね。やっぱ高血糖、血糖スパイク、AGEsモロ関係している。
■高血糖やAGEsで糸球体の血管構造や血管内皮細胞がこわれると糸球体のろ過機能が働かなくなるということか?
AI:はい、高血糖やAGEs(高度糖化終末産物)が腎臓に悪影響を及ぼすことがあり、その結果、糸球体の血管構造や血管内皮細胞が損傷を受け、糸球体のろ過機能が低下することがあります。この状態は糸球体の損傷を伴う糖尿病性腎症(Diabetic Nephropathy)として知られています。
以下は、高血糖やAGEsが腎臓の糸球体に与える影響についての詳細です:
【糸球体の血管構造への影響】: 高血糖状態では、糸球体内の血管構造が変性し、壁が厚くなることがあります。これにより、血管の柔軟性が低下し、正常な血液流入と血液ろ過が妨げられます。
【血管内皮細胞への影響】: 高血糖やAGEsは、血管内皮細胞にダメージを与え、血管内皮の機能が低下する可能性があります。血管内皮細胞は、血管の内側に位置し、血管の健康を維持するために重要な役割を果たします。損傷した血管内皮細胞は炎症や血管の収縮を引き起こし、糸球体の正常な機能に影響を与えます。
【糸球体のろ過機能の低下】: 糸球体の血管構造や血管内皮細胞の損傷により、血液中の成分が適切にろ過されなくなる可能性が高まります。これはタンパク質や老廃物が尿中に漏れ出すことを意味し、糸球体のろ過機能が低下する結果として、尿中にタンパク尿(タンパク質が尿中に過剰に排泄される状態)が現れることがあります。
■逆に糸球体の血管構造や血管内皮細胞が再生したり正常になればその糸球体の機能は回復するということか?
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AI:糸球体の血管構造や血管内皮細胞が一度損傷した場合、その組織が完全に再生し正常になることは難しいです。
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一度損傷した糸球体の構造や細胞が完全に正常に戻ることは稀で、糖尿病性腎症などの進行性の腎臓疾患では、組織の損傷が進行することが一般的です。
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ただし、軽度の損傷や早期の段階では、一部の修復が可能です。
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身体は軽度の損傷を修復しようと試みる自然なプロセスがあります。このプロセスには、細胞の再生や炎症の減少などが含まれます。また、特定の治療法や生活習慣の変更(例:高血圧や高血糖の管理、タンパク尿の制御)が、糸球体の機能に改善をもたらすことがあるかもしれません。
しかし、重度の損傷や進行性の腎臓疾患の場合、糸球体の損傷は不可逆的であり、完全な回復が難しいかもしれません。このような場合、腎機能の低下を遅らせるために医療的介入が必要となり、腎臓の代替療法(透析や腎移植など)が必要になることがあります。
……ゼロじゃないね。つまり「壊れかかって機能不全初期」なら「戻せる」可能性がある。これは救いだよね。
■eGFRが低下を続けている所で血糖コントロールが改善したらeGFRも上昇した。何を意味するか?
AI:eGFRが低下している状態で、血糖コントロールが改善され、eGFRが上昇した場合、これは通常肯定的な兆候です。これが意味することは次のとおりです:
【腎臓への悪影響の逆転】: 高血糖(糖尿病)や他の代謝性疾患が腎臓に悪影響を与え、eGFRが低下することがあります。血糖コントロールの改善によって、糸球体や腎臓組織への悪影響が軽減され、eGFRが向上する可能性があります。
【炎症や糸球体の損傷の軽減】: 高血糖状態や代謝性疾患は炎症を引き起こし、腎臓の糸球体や組織に損傷を与えることがあります。血糖コントロールの改善によって、これらの炎症や損傷が軽減され、腎臓の機能が回復する可能性があります。
【腎臓への保護】: 血糖コントロールの改善により、腎臓に対する進行的な悪影響が遅らせられることがあります。これは腎臓の機能を長期的に保護する助けになる可能性があります。
ただし、eGFRの上昇は一時的なものか、持続的なものかは状況により異なります。
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持続的なeGFRの向上が続く場合、腎臓への負担が軽減され、腎臓の健康が改善している可能性が高いです。
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しかし、一時的な上昇であれば、一時的な要因(たとえば、水分摂取の変化、薬物の影響など)が影響している可能性も考えられます。
……さあ、未知の領域だけど希望は出てきた。
「食事療法で腎機能の劣化のストップ、回復ができる可能性がある」
■eGFRが90から70台に既に低下して長期間の場合、元の20分上げることは血糖コントロールだけでは無理か?
AI:eGFRが長期間にわたって低下しており、特に70台まで低下している場合、元の値である90に戻すことは、単に血糖コントロールだけでは難しいことが多いです。eGFRの低下は、慢性的な腎臓の損傷や腎臓疾患の進行を示唆しています。
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えーん。マジかよー
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腎臓の機能を改善し、eGFRを元の値に戻すためには、以下の点に注意する必要があります:
【血糖コントロール】: 高血糖は腎臓に悪影響を与える可能性がありますので、糖尿病の管理が重要です。適切な血糖コントロールを維持することで、腎臓にかかる負担を軽減し、進行を遅らせることができます。
【血圧管理】: 高血圧は腎臓にも悪影響を及ぼす可能性があります。血圧を適切に管理し、腎臓への負荷を軽減することが重要です。
【健康的な生活習慣】: 喫煙を避け、適度な運動を行い、バランスの取れた食事を摂取することは、腎臓の健康を支えるのに役立ちます。
【薬物治療】: 医師が必要に応じて腎臓を保護するための薬物療法を提供することがあります。これには腎臓保護薬や利尿薬などが含まれます。
【適切な腎臓のモニタリング】: 定期的な医療チェックアップと腎臓の機能検査を受け、eGFRの変化をモニタリングすることが必要です。
■結論
1.とにかく「高血糖」「血糖スパイク」「AGEs」がないように、食事内容を適正化する。
2.高血圧=腎臓の問題と認識し、血圧が上がる高塩分の食事を避ける(外食、ファミレスのメニューは1食で厚労省1日のトータル基準をオーバーする)
単純だけど、毎日続けていくのが大変なんだ。
内 海 新 聞 2023/10/5 No.1938
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※「肝腎要(かんじんかなめ)」という言葉があるけど、中国の医学でも肝臓と腎臓は生命維持にとても大事な臓器だということでこういう言葉が生まれたわけです。
ところが、みなさんも含めて肝臓や腎臓ってあんまり意識していないと思います。どっちかというと心臓や胃腸の方ばかりに目が行ってます。
私も腎臓って言われても「腎臓の人工透析」「腎移植」「尿を出すところ」「SARSやエボラウイルスが感染するミドリザルの腎臓ベロ細胞」あと「腎臓がん」があるか?……なんかそれぐらいしかキーワードが思いつかない。
あとは「水分補給が大事なので、水をたくさん飲みなさい」……そういう人も……多そうですよね。答え言っておくと……それ「間違い」なんで。
え?そうなの?はい。
糖尿病になって「最後は人工透析になるよ、気を付けて」と言われて、初めて……腎臓の重さが感じられたけど、それでも「何をしているのか?」「何がそんなにヤバいのか?」わからないんですよね。
■とにかく腎臓の人工透析になるな!絶対ヤバい意味
私がこの記事を書きたかったのは「腎臓がいかに大事か」「絶対死守してほしい」という願いがあるからです。
冷めた話をします。日本で年間、腎臓をダメにして人工透析になる人は1万6000人ぐらいいるそうです。その半分が糖尿病の人です。だから糖尿病になると8000人ぐらいは透析行きに毎年なる。
つくづく「無知な人の砂糖・糖質スパイク漬け食生活の末路が人工透析……」が見えているわけです。
こうして糖尿病でなくても腎臓ぶっ壊れて……透析になる人も8000人いるわけです。
そして、人工透析は「週に3回、施設に通って」「5時間寝たまま」で透析を一生受けていないと死んでしまう……災害時病院動かなかったら……その人……死ぬ。
でも、病院関係者と話した時
私「年間1万6000人、透析患者が増えるなら日本の透析の病床パンクするのでは?」
病院「いや、それが同じだけ死んじゃうんで……プラマイゼロで済んでるんで。」
……いくら透析でがんばっても……もたないで死んでしまう。
最悪。
ということで、腎臓がどれだけ大事か?みなさんも医学的なメカニズムを知るといいのですが、実は……この腎臓って医学部の各臓器の担当の中で一番難しい内容らしいんです。
そのため医学部で腎臓を専攻する学生は「医学部でも一番頭がいい人」がやるそうなんです。なので「腎臓の専門医の先生は勉強ができる人が多いですよ」らしい。
……それぐらい、難しい部分らしい。
だけど、一般人が「免疫学」なんかやろうものなら「頭がちんぷんかんぷん」「わけがわからなくなって」「脳死」すると思います。それぐらい複雑ですけど。
それで腎臓のシステムについても一番初歩的な看護師育成用の解剖生理学の動画見たけど……「やっぱり、いうだけあるわ。複雑だわ」ということで。
一応、腎臓の解剖図の見やすいきれいなのあるけど……
https://www.kango-roo.com/learning/1677/
■腎臓の機能とは??
超簡単に言っておくと「血液をろ過している」「人体でいらなくなった汚染物質を尿にして外に出す」部分です。アクアリウムで言うと「水槽の水のフィルター」ですね。ただ、あれはグラスウールみたいな繊維でこしてそのままだけど、腎臓の場合は「汚染物質を尿(アンモニア)に分離して外に出してくれる」高性能で便利なフィルターです。
その「ろ過」はどうやっているかというと「糸球体(しきゅうたい)」という細胞でやっている。糸球体には毛細血管が無数に接続され「血液が動脈側から出てきて」「ここでろ過して」「再度毛細血管の静脈から心臓に戻っていく」
ということです。
■ということは
そう「ここでも、血糖やLDLコレステロールが悪さするんじゃないか?」「AGEs関係しているのでは?」
はい。その通りです。血糖が高い、血糖スパイクが長年続いて、さらにAGEsによって「血管が壊れたら」……どうなるでしょうか?
腎臓の糸球体に接続されている膨大な毛細血管が死んで機能不全を起こしたら……そう「糸球体」が「動かなくなる」……すなわち「腎臓のろ過ができなくなる」……ということです。
それを「腎不全」といいます。あとそういう毛細血管がコレステロールやらAGEsで「炎症」起こしたら「腎炎」になります。
■一度壊れた腎臓は元に戻らない
緑内障の視神経と一緒で腎臓のこのフィルター部分は毛細血管の破綻で壊れると「元には戻らない」……すなわちその糸球体は「壊れたまま」になります。ろ過できないので「汚染物質」も垂れ流しになります。
ということは、残ったフィルター群で相変わらず血液をろ過しないといけないです。当然そちらも負荷が増えて……劣化する。
■負のスパイラルで腎臓自体が壊れる
でも、「血液成分の悪さ」をあなたが正さない限り「負荷能力が下がった腎臓」に前と変わらない血液を流し続けていたら……どうなりますか?
「糸球体の処理能力はパンクし」「またその糸球体も壊れていく」「どんどん腎臓の血液浄化能力が下がり」「血液には毒素が残って循環する」「壊れた糸球体は血液の成分を尿にもダダもれで垂れ流すように」なる。
ということですね。それって……最悪ですね。「血尿」
■腎臓がこして捨てたいものは?
それで、腎臓がろ過して捨てたい有害物質は何か?それは「血糖」と「アミノ酸」なんです。え?アミノ酸って……人体の細胞にとても大事な、コラーゲンの材料……大量にとらないと……って言っていたじゃん?
そうなのですけど、「アミノ酸は貯金できない」「流れ落ちる」ものだと。
血液の中のアミノ酸で「余剰」「使わないモノ」は……この糸球体で選別されて尿として捨てるようになっているのです。
グルコース(血糖)、アミノ酸、電解質(塩分などイオン)を捨てているんです。
つまり「血糖」も捨ててるんですよ。いらない分は……
それで「糖尿」が出るわけです。ただ、そこにはアミノ酸もゴミとして出ているわけです。
ただ、アミノ酸は直接捨ててなくて「窒素」に分解して……
窒素は「尿素」→「アンモニア」に最終的になります。それが「あの臭いおしっこ」です。
通常の尿ってウンチと違って実は「細菌感染もウイルスもなく、清浄な水と窒素」だけなんです。おしっこで外に出ると自然界の菌(空気中・地面などにいる)が生物分解して「アンモニア」なって「臭くなる」
ちなみにおしっこ出した時点で「におう」場合は……腎臓から膀胱(ぼうこう)、尿管などの経路に「ばい菌感染」があるから……そこで分解が起きたりして腐敗して「におう」わけ。なので、におう人は「感染症とか」あるかも。お近くの泌尿器科にとっとと行ってくれ。
さて、糸球体が壊れて機能不全になると窒素に分解できず「そのままアミノ酸が出てくる」ことになるね。
アミノ酸は「タンパク質」ですよね?
だから「たんぱく尿」が出る。そういうこと。
なので尿からタンパク質が検出されたら……腎臓の機能不全「腎不全」であり、その量が多ければ多いほど……腎臓のろ過能力が機能していない……すなわち「もうあなたの腎臓は使えない」「死なないために人工ろ過システムで血液をろ過しましょう」……すなわち「人工透析」になるわけです。
■ということは筋トレ兄さんの「肉やプロテイン大量摂取」はどうなるの?
世間の筋トレ兄さん、アスリートの人は「計量栄養医学」はまるでやってないです。「大量のアミノ酸をとにかくとればいい」「肉と大豆プロテイン大量にとればいい」……そういう発想ですよね。
だけど「自分たちの筋肉が1回で製造されるために必要なアミノ酸量」を分子量まで細かく計算して、見合った量を肉やサプリなどで取っている人を私見たことないです。
彼らの動画を見てもそうだよね?
いますか?そういう頭のいい人?
単純に「アミノサプリやプロテインがぶ飲み」「肉などバリバリ食べる」だけの人がほとんどです。あとは筋トレすればいい……
それでなんとかなってる……筋肉ついた……で喜んでいる。「アホ」ですね。
何が自分の体内で起きているか?イメージできていない。ましてや肝臓や腎臓がどれぐらいの負荷やダメージを受けるか……想像もできない。
人体が1日で筋肉を生成できる量は決まっているし、限界がある。そのキャパを超えて「過剰な材料やエネルギーを送り込んでも」「使い残した分はゴミで捨てないといけない」……結果として腎臓のフィルター機能が酷使されて……壊れてしまう。
ここから導かれるのは
「食事のタンパク質、糖質の摂取量は、少なすぎてもダメなんだけど、多すぎても今度は腎臓を壊すのでダメ」だということなのです。
なので、腎臓を酷使して壊れちゃった人は「タンパク質制限食」をするはめになります。これこそ、最悪の道です。アミノ酸の栄養をとりたくても満足にとれなくなるからね。
糖尿病は「砂糖・糖質」のコントロールが治療のメインだけど、腎臓病は「タンパク質」のコントロールがさらにダブルで追加される……ことになるわけです。
■どうすればいいの?
まあ、理屈がわかってくると対策は見えてきます。
1.糸球体を破壊しないように、とにかく毛細血管を守る。血液成分の血糖を適正にする。
毛細血管がやわらかく弾力性もある正常な状態にできれば……コラーゲンが充分補充できて血管のターンオーバーがうまくいっていれば……腎臓のフィルター機能は壊れないわけです。
2.人体の利用で必要量を上回るような過剰な「タンパク質食」をしない。
食事を「3回に分割」は「ちょこちょこアミノ酸を血液に取り込む」ほうが「一度に大量のアミノ酸を血液に流し込んで余らせるより……」「腎臓にやさしい」ということです。
ここでも「1日1食、2食」が愚かだということが……わかります。
そして、
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タンパク質メイン、タンパク質に頼る食事メニューは「危険」なんです。
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ね?人体のシステムって「どこかを強調してやったからよくなる」は……ないです。
「全体のバランスを考えて」「必要なもの、量を適切に補充、投入」しないと「かえってバランスを崩してダメになる」んです。
■タンパク質多く、糖質制限、糖質ゼロ……ダイエットや食事法が間違いの意味
逆に「糖質はとにかく減らそう」だけに目が行きすぎた「糖質制限ダイエット」や、いっそのこと糖質ゼロがいいんだ……という「ド勘違い」の「糖質ゼロダイエット」が完璧まずいことも分かってくると思います。
「肉をいっぱい食べればいいんだ」「大豆たんぱく質を大量に食べればいいんだ」「糖質はなくていい」……はい。死にますよ。
何度も言ってきたけど「糖質は血液中のアミノ酸を筋肉や皮膚に製造するためのアミノブロック組み立て工場の機械の燃料」なので「糖が逆になかったり足りないと正常な細胞が作れない」わけです。あと、ビタミンもいるよ。
アミノブロックばかりあっても燃料やビタミン不足で細胞が作れないということは……血液中を漂うアミノブロックは「余剰」となって……「賞味時間過ぎたので捨てます」ということで腎臓の仕事が増えるだけです。
腎臓の浄化工場が酷使され……劣化するだけです。
■水を大量に飲め……は間違い
「成人で1日2リットルは水がいる」「とにかく水は大量に飲みなさい」「飲めば飲むほど尿で毒物を排出してデトックス」……1日2リットルはともかく、他は全部間違いです。
え?そんな?
腎臓の大事な機能にろ過と「全身の水分調節」があります。その水分って「血液」のことです。
■血圧は腎臓がつくっている
腎臓にはセンサーがあって「体内の血液量」が「汗とかで水分が蒸発」で減ると「血液量を増やそう」と「出入りの量」をバルブで調整します。
これが「血圧が上がる」という意味です。
え?血圧って……心臓が作るんじゃないの?違うんです。腎臓なんです。
心臓は「ポンプではあるけど」「心臓の上から流し込んでくる血液の量と水圧」をコントロールしているのは腎臓なんです。血圧を決めているのは腎臓なの。
そして、腎臓のフィルター機能で「外部に出す」汚染物質の量は「天井」があるということで、血液中の汚染物質の量が少なくなったら「血液中に増えた水は」「尿にして出して総量を調整」するだけです。
ということは、やみくもにアホみたいに「水を大量に飲む」ことは「腎臓の酷使」でしかないわけです。
いっぽうで糖尿病の人が「頻尿」になるのは、血糖を腎臓が外に追い出して糖濃度を下げたいので脳に「水を入れてくれ」と頼んで、脳が「水を飲みたい」=のどが渇くというアクションになり、糖尿として外に出すという……人体の自己調節機能が適切に働いた結果だということです。だから糖尿病の人は「のどが乾きやすい」という症状になる。なのでその際は「また甘い飲み物飲まないで」「水だけ」飲んだ方が……いいよね。
※ただ、低血糖で頭がもうろうとしだしたら仕方なく「砂糖水」飲む必要があるけど。
なので、必要ない血液量のために血圧も上がるし、下げようとして腎臓がまた動くので……酷使が繰り返されて……こっちでも劣化が起きる。
バルブを必要もないのに「チャカチャカ動かし続けたら」「バルブも壊れるわな」……そういうことです。
なので、水の摂取は「1日の必要程度」「ちょこちょこ少しずつ」「補充」で充分……あー、自動車のバッテリー液の考え方と……同じだよ。
でも、無知な人は「大量の水分補給が必要」って「今の自分の体内の不足分以上」に「水を注ぎこんで」いるわけです。
もちろん、腎臓はがんばって「おしっこ」ということで「頻尿」になるわね。飲めば出すからね……それ……でも、いいことじゃないんだよ。
酷使しているから。
これで世間の「水を大量に飲め」が「インチキもはなはだしい」「いい加減な医療知識」だということが、論理的にわかりましたよね?
「水は必要な分だけ、少しずつ足して補充」していれば十分です。
医師の中では「水飲まないで1日過ごしてもだいじょうぶですよ」という人がいるのは……結果として正しいんだよね。汗すごかったら飲む必要あるけど。そうでもないなら、水を大量に飲む必要はないです。
むしろ知るべきは「1日自分の身体から何リットル、尿以外で水が出ていって失われているか」「いくら補充していればいいの?」ぐらいです。
AIに聞いてみようか?
■52歳男性、身長165㎝体重60キロで1日で外部に出ていく水の量は何リットルか?
AI:1日に必要な水の摂取量は個人の活動レベルや気温、湿度などに影響されますが、一般的なガイドラインでは約2リットル(2000ミリリットル)から2.5リットル(2500ミリリットル)が推奨されています。ただし、これは一般的な目安であり、個々の健康状態や環境に応じて調整する必要があります。
年齢や性別、身長、体重などは摂取量に影響する要素ではありますが、主な要因は活動レベルや気象条件などです。たとえば、暑い日や運動を多くする日は、水分摂取量を増やす必要があります。
……ということで、せいぜいトータル2リットルを何度かに分けて飲んでいればいいわけです。200mlのコップで10回。料理とかにも水分が多い。ご飯も白米150グラムで水は150グラムぐらい吸い取って膨らんでいるので1日3回ご飯食べたら水分は450mlは食事でも食べている。
残り1550mlだとしてコップで8杯。それを1日で水として飲めばいいぐらいです。コーヒーやお茶で3杯飲んだとして、残り水でとるのはコップ5杯ぐらい……
3食ご飯とかちゃんと食べるなら「500mlのペットボトル3本の水」を1日で飲めばいい……ぐらいです。
それより少ないと腎臓は体内の組織から水分を抜き取り血液量を増やします。なので水が減る分体重も減る。
変なダイエットすると一時的に体重がすごく減って喜ぶけど……それは単純に体内の細胞の水分を血液に戻して腎臓が血液量を維持したから……なんだよ。
無知だね。何もやせていない。
■壊れた腎臓元に戻せないか?ダメもとでAIに聞いてみた
腎臓の「糸球体(しきゅうたい)」という血液をろ過するフィルター部分。これ、毛細血管の血糖やAGEsで破壊されて機能不全になると。
で、思ったのですが「血管の状態や血液成分が正常化できれば」「動かない糸球体が復活できるのではないか?」
「腎細胞の破壊は不可逆的」……ですよ。はい。わかってるけど、ダメもとで「戻せないかな?」って考えるわけです。
それで、AIに聞いてみたのです。
■eGFRは腎臓の何を表すのか
AI:eGFR(推定糸球体ろ過率、Estimated Glomerular Filtration Rate)は、腎臓の機能を示す指標の一つです。eGFRは、血液中のクレアチニンという物質の濃度を基に計算され、腎臓が血液をろ過する能力を推定するための数値です。具体的には、eGFRは以下のようなことを示す重要な情報を提供します:
腎臓のろ過機能: eGFRは、腎臓が血液から老廃物や余分な物質を取り除く能力を反映します。正常な腎臓機能を持つ人のeGFRは比較的高く、腎機能が低下するにつれてeGFRは低下します。
腎臓疾患の診断とモニタリング: 医師はeGFRの数値を用いて、腎臓疾患の診断や進行をモニタリングするのに役立てます。特に、糖尿病や高血圧などの慢性的な疾患が腎臓に影響を及ぼす可能性があるため、eGFRの定期的な測定は重要です。
薬物投与の調整: eGFRは、一部の薬物の投与量を調整する際にも使用されます。腎臓の機能が低下している場合、薬物の代謝や排泄が遅くなるため、通常より低い投与量が必要となることがあります。
eGFRの数値は、一般的にミリリットル/分/1.73㎡(mL/min/1.73㎡)で表されます。正常なeGFRは一般的に90 mL/min/1.73㎡以上とされ、60-89 mL/min/1.73㎡は軽度の腎機能低下を示し、それ以下の数値は腎機能低下が進行していることを示すことがあります。ただし、正確な診断や治療には、他の臨床的な情報と組み合わせて評価する必要があります。腎臓の健康を維持するために、定期的な医師の診察とeGFRのモニタリングが重要です。
■糸球体は再生するのか?
AI:糸球体は腎臓の重要な部位であり、主に血液をろ過し、尿の形成に関与します。一般的には、成人の糸球体は再生しづらいとされています。糸球体は多くの場合、一度損傷を受けたり機能が低下したりすると、その機能を完全に回復することが難しいことがあります。しかし、いくつかの条件下では一部の再生が起こることがあります。
以下は糸球体の再生に関する考えられる状況です:
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【軽度の損傷】: 軽度の糸球体の損傷や機能の低下の場合、一部の修復が可能です。身体が傷ついた部分を修復しようとする自然なプロセスが働くことがあります。
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【幹細胞による再生】: 一部の研究によれば、腎臓には幹細胞が存在し、これらの幹細胞が糸球体を含む腎臓の細胞を再生するのに寄与することが示唆されています。ただし、このプロセスは限られた状況で起こると考えられており、完全な再生が保証されているわけではありません。
【慢性腎臓病】: 重度の糸球体損傷や慢性腎臓病の場合、糸球体の完全な再生は難しいとされます。このような場合、腎機能の低下を遅らせるために医療的介入や腎移植が検討されることがあります。
要するに、糸球体の再生は一般的には難しいプロセスであり、損傷が進行すると腎機能が低下する可能性が高まります。そのため、腎臓の健康を維持し、腎機能の損傷を防ぐためには、予防措置と定期的な医療チェックアップが重要です。
……おや?AIはありうることを示唆している。
■糸球体の組成は?
AI:糸球体は、腎臓の基本的な構造の一つであり、腎臓の血液ろ過を担当する部位です。糸球体の主要な組成要素には次のものが含まれます:
血管構造:
【アフェレント動脈】 (Afferent Arteriole): 糸球体に血液を供給する血管です。アフェレント動脈から糸球体への血液供給が増加すると、糸球体内の血圧が上昇し、ろ過が増加します。
【グロメルルスカプセル】 (Glomerular Capsule) またはボーマン嚢 (Bowman's Capsule): 糸球体を取り囲む二重の袋状の構造で、血液中の成分をろ過する役割を果たします。
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【血管内皮細胞】: 糸球体内の血管構造は内皮細胞で覆われており、血液と糸球体の間で物質の交換を可能にします。
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【メサンジウム細胞】 (Mesangial Cells): 糸球体内に存在し、血管構造を支え、糸球体の機能を調節する役割を果たします。
【ポデサイト】 (Podocytes): ポデサイトは糸球体内の血管構造の外側に存在し、細胞間の隙間を形成します。ポデサイトはろ過の際に選択的なフィルターを提供し、血液中の物質の選別を行います。
【基底膜】: 糸球体内に存在する基底膜は、血管構造と糸球体の細胞間の支持と障害物の役割を果たします。
……どうよ!【血管内皮細胞】があるね。やっぱ高血糖、血糖スパイク、AGEsモロ関係している。
■高血糖やAGEsで糸球体の血管構造や血管内皮細胞がこわれると糸球体のろ過機能が働かなくなるということか?
AI:はい、高血糖やAGEs(高度糖化終末産物)が腎臓に悪影響を及ぼすことがあり、その結果、糸球体の血管構造や血管内皮細胞が損傷を受け、糸球体のろ過機能が低下することがあります。この状態は糸球体の損傷を伴う糖尿病性腎症(Diabetic Nephropathy)として知られています。
以下は、高血糖やAGEsが腎臓の糸球体に与える影響についての詳細です:
【糸球体の血管構造への影響】: 高血糖状態では、糸球体内の血管構造が変性し、壁が厚くなることがあります。これにより、血管の柔軟性が低下し、正常な血液流入と血液ろ過が妨げられます。
【血管内皮細胞への影響】: 高血糖やAGEsは、血管内皮細胞にダメージを与え、血管内皮の機能が低下する可能性があります。血管内皮細胞は、血管の内側に位置し、血管の健康を維持するために重要な役割を果たします。損傷した血管内皮細胞は炎症や血管の収縮を引き起こし、糸球体の正常な機能に影響を与えます。
【糸球体のろ過機能の低下】: 糸球体の血管構造や血管内皮細胞の損傷により、血液中の成分が適切にろ過されなくなる可能性が高まります。これはタンパク質や老廃物が尿中に漏れ出すことを意味し、糸球体のろ過機能が低下する結果として、尿中にタンパク尿(タンパク質が尿中に過剰に排泄される状態)が現れることがあります。
■逆に糸球体の血管構造や血管内皮細胞が再生したり正常になればその糸球体の機能は回復するということか?
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AI:糸球体の血管構造や血管内皮細胞が一度損傷した場合、その組織が完全に再生し正常になることは難しいです。
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一度損傷した糸球体の構造や細胞が完全に正常に戻ることは稀で、糖尿病性腎症などの進行性の腎臓疾患では、組織の損傷が進行することが一般的です。
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ただし、軽度の損傷や早期の段階では、一部の修復が可能です。
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身体は軽度の損傷を修復しようと試みる自然なプロセスがあります。このプロセスには、細胞の再生や炎症の減少などが含まれます。また、特定の治療法や生活習慣の変更(例:高血圧や高血糖の管理、タンパク尿の制御)が、糸球体の機能に改善をもたらすことがあるかもしれません。
しかし、重度の損傷や進行性の腎臓疾患の場合、糸球体の損傷は不可逆的であり、完全な回復が難しいかもしれません。このような場合、腎機能の低下を遅らせるために医療的介入が必要となり、腎臓の代替療法(透析や腎移植など)が必要になることがあります。
……ゼロじゃないね。つまり「壊れかかって機能不全初期」なら「戻せる」可能性がある。これは救いだよね。
■eGFRが低下を続けている所で血糖コントロールが改善したらeGFRも上昇した。何を意味するか?
AI:eGFRが低下している状態で、血糖コントロールが改善され、eGFRが上昇した場合、これは通常肯定的な兆候です。これが意味することは次のとおりです:
【腎臓への悪影響の逆転】: 高血糖(糖尿病)や他の代謝性疾患が腎臓に悪影響を与え、eGFRが低下することがあります。血糖コントロールの改善によって、糸球体や腎臓組織への悪影響が軽減され、eGFRが向上する可能性があります。
【炎症や糸球体の損傷の軽減】: 高血糖状態や代謝性疾患は炎症を引き起こし、腎臓の糸球体や組織に損傷を与えることがあります。血糖コントロールの改善によって、これらの炎症や損傷が軽減され、腎臓の機能が回復する可能性があります。
【腎臓への保護】: 血糖コントロールの改善により、腎臓に対する進行的な悪影響が遅らせられることがあります。これは腎臓の機能を長期的に保護する助けになる可能性があります。
ただし、eGFRの上昇は一時的なものか、持続的なものかは状況により異なります。
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持続的なeGFRの向上が続く場合、腎臓への負担が軽減され、腎臓の健康が改善している可能性が高いです。
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しかし、一時的な上昇であれば、一時的な要因(たとえば、水分摂取の変化、薬物の影響など)が影響している可能性も考えられます。
……さあ、未知の領域だけど希望は出てきた。
「食事療法で腎機能の劣化のストップ、回復ができる可能性がある」
■eGFRが90から70台に既に低下して長期間の場合、元の20分上げることは血糖コントロールだけでは無理か?
AI:eGFRが長期間にわたって低下しており、特に70台まで低下している場合、元の値である90に戻すことは、単に血糖コントロールだけでは難しいことが多いです。eGFRの低下は、慢性的な腎臓の損傷や腎臓疾患の進行を示唆しています。
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えーん。マジかよー
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腎臓の機能を改善し、eGFRを元の値に戻すためには、以下の点に注意する必要があります:
【血糖コントロール】: 高血糖は腎臓に悪影響を与える可能性がありますので、糖尿病の管理が重要です。適切な血糖コントロールを維持することで、腎臓にかかる負担を軽減し、進行を遅らせることができます。
【血圧管理】: 高血圧は腎臓にも悪影響を及ぼす可能性があります。血圧を適切に管理し、腎臓への負荷を軽減することが重要です。
【健康的な生活習慣】: 喫煙を避け、適度な運動を行い、バランスの取れた食事を摂取することは、腎臓の健康を支えるのに役立ちます。
【薬物治療】: 医師が必要に応じて腎臓を保護するための薬物療法を提供することがあります。これには腎臓保護薬や利尿薬などが含まれます。
【適切な腎臓のモニタリング】: 定期的な医療チェックアップと腎臓の機能検査を受け、eGFRの変化をモニタリングすることが必要です。
■結論
1.とにかく「高血糖」「血糖スパイク」「AGEs」がないように、食事内容を適正化する。
2.高血圧=腎臓の問題と認識し、血圧が上がる高塩分の食事を避ける(外食、ファミレスのメニューは1食で厚労省1日のトータル基準をオーバーする)
単純だけど、毎日続けていくのが大変なんだ。