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国がコロナ騒動について総括しないので、勝手に総括。

この病気は当初、未知のウイルスと警戒されたが、初年度2020年の死者数は全国で3,400人とインフル以下で死因別ランキングでも30位程度の感染症だった。ウイルス学者の中には当初からSARSやMERSとは異なり、風邪に近いとする者もいた。

政府分科会にはウイルス学者や免疫の専門家がおらず、感染を食い止めることしか頭にない感染症医の発言力が強かった。結核や天然痘などのように厳格な隔離政策が必要なのか、重症者対応に絞るべきなのかを政府は見誤り3年間も感染症分類を変えなかったため、医療崩壊が起きた。

2021年1月に5類にしておけば、無症状者を隔離し入院させて、本当に入院の必要な患者が入院できないといった本末転倒の事は起きなかった。病院のベッドは無症状・軽症者で溢れかえった。感染症のせいではなく制度による混乱、言い換えれば人災により社会・経済のダメージばかりが続いた。

もともと高齢者の病気なのに、子供や働く世代にまで厳しい感染対策を強いたことも間違いだった。学校では常時マスク、給食は黙食という珍現象まで起きた。そして、コロナワクチン接種が始まった2021年には検査体制も1日3万件の処理能力で稼働した結果、大規模な感染爆発を何度も繰り返した。

第5波では人流・マスクと感染状況に相関性がないことが判明したにも関わらず、政府分科会は当初の飛沫感染対策とワクチン政策を頑なに続け、軌道修正することもなかった。WHOが空気感染を認めたあともである。

日本人を含めた東アジア人がこの病気に先天的に強かった原因、いわゆるファクターXである交差免疫を理化学研究所が突き止めた2021年12月にも政府の動きは鈍く、2年間の間違った感染対策を見直すことはなかった。その間、医療にアクセスできかかった患者は自宅で放置死し、医療従事者が濃厚接触者となり出勤できないという愚かな事態になった。

2021年12月に日本に上陸したオミクロン株は救世主だった。感染力は強いが病原性と致死性は風邪程度に落ちた。にも関わらず、政府はワクチン接種を続け、1日100万人といった接種目標まで定めた。ワクチンで重症化を防ぎ死亡を増やさないという目論見は崩れ、2021年のコロナによる死亡は1万5千人、2022年は4万人、2023年は4月まで1万7千人と惨憺たる有様だ。そして深刻なのが超過死亡で2021年におよそ6万人、2022年は11万3千人と史上最悪の記録を出した。すべてワクチンが原因とは言えないがこの2年間で爆発的に増えた原因としてワクチンを疑うのは合理性がある。国は逃げずに検証すべきだ。

コロナ騒動に一役買ったのは間違いなくテレビだ。当初、日本国内ではまさにさざ波程度だった病気をさも恐ろしい死病として伝えた。欧米の悲惨な状況を見せ2週間後の日本はこうと散々煽った。安倍総理が全国でわずか3人しか死者が出ていない2020年2/27に全校休校を決めたのもテレビの影響だろう。

WHOは次のパンデミックに備えるため、2024年5月に世界保健規則の改訂とパンデミック条約の制定をめざしている。国内でもこの9月より内閣感染症危機管理統括庁を発足するとともに新型インフルエンザ等対策推進会議を新体制にして、次のパンデミックに備えている。

これまで100年に一度しか発生しないパンデミックだが、世界中が浮足立っているのは何故なのか。コロナだけでなく他の感染症のmRNAワクチン開発も活発になってきた。世界中の人々に史上最大の薬害が起きているmRNAワクチンを打たせる理由はなんだろう。しかも数年後の副作用も未知数だ。