You@You3_JP

World Council for Healthの緊急会議:
新たにカナダのDavid Speicher博士の研究室でDNAの混入が確認され、ファイザー社の3本のバイアルで制限値を超えていた。
・多数の研究者がDNAの混入を確認したが、大事なことは、査読されたかどうかでなく、再現性があるかどうかだ
・DNA濃度が高いバイアルほど多くの有害事象が発生する

要旨
これまでに、多数の研究者がワクチンのバイアルの中のDNAを見つけている。

Phillip Buckhaults教授は、バイアル中のDNAの混入を定量的に再現し、断片の大きさの分布を明らかにした。

Sin Lee 博士は、サンガーのゴールドスタンダードのサンガー配列解析でこれを再現した。

査読を通過した論文の半分は再現されない。注目すべきなのは査読されたかどうかではなく、再現性があるかどうかである。

本日、カナダのDavid Speicher博士の研究室から発表された新しいデータについて取り上げる。

David Speicher博士は24本のバイアルを調べた。これは現在までに行われた研究の中で最も大規模なものである。

全てのバイアルでDNAの混入が確認された。そのうち、ファイザー社のバイアルのうちの3本の全てが基準値を超えていた。

ワクチンに混入しているDNAの濃度が高いバイアルほど多くの有害事象が発生するようだ。







・なぜmRNAワクチンにDNAが混入するのか

荒川央 (あらかわ ひろし)

2023年5月10日

https://note.com/hiroshi_arakawa/n/ne22b894dd5c1

※引き続きコロナワクチンへのDNA混入疑惑についての記事になります。

そもそもなぜmRNAワクチンにDNAが混入してしまうのか? これは「mRNAワクチンのコンセプトそのもの」に関わってきます。判明したのは、シュードウリジン化されたコロナワクチンRNA自体がDNAの分解を妨げているという事です。

McKernan先生は、何がDNAの分解を阻害しているのかを定量PCR (qPCR) によって解析しました。PCRの増幅対象はスパイクDNAとベクターDNAです。スパイクの部分には同じ配列を持つ大量のシュードウリジン化RNAが存在します。一方、ベクターの部分には対応するシュードウリジン化RNAはほとんど無いでしょう。McKernan先生がまず試してみたものは、RNA分解酵素 (RNase A)、そしてDNA分解酵素 (T5エキソヌクレアーゼ) です。T5エキソヌクレアーゼは直鎖状の二本鎖または一本鎖DNAを分解する酵素です。ただし環状DNAは分解しません。



グラフの見方を簡単に説明します。DNAが減少するとPCRで増幅しにくくなり、PCRの増幅にかかるサイクル数が多くなります。そのため、DNAが減少するほどqPCRのグラフが右にシフトします。

RNase AによるRNA分解だけではスパイクDNA (左) もベクターDNA (右) も減少は見られませんでした。RNaseはRNAを分解しても、DNAは分解しないからです。スパイクDNAの場合、T5エキソヌクレアーゼによるDNAの分解だけではDNAはわずかしか減少しませんでした。しかし奇妙な事に、RNAを分解してからDNAを分解すると、DNAは検出限界以下に減少しました。

スパイクDNAとは異なり、ベクターDNAはDNA分解酵素によって分解されやすいようです。こうしたDNAの減少量はCT値 (サイクル閾値: グラフが閾値を超えるのに必要なサイクル数) から推測できます。ベクターDNAのDNA分解酵素処理によってCT値は28から31に変化しました (CT値が3増加)。理論的にはDNAは2の3乗、つまり8倍減少した事になります。一方、RNAを分解してからDNAを分解するとCT値は28から37に変化しました (CT値が9増加)。理論的にはDNAは2の9乗、つまり512倍減少した事になります。

スパイクDNAに対応する大量のシュードウリジン化RNAがスパイクDNAを分解から保護しているのです。つまり、RNAの存在がDNAの分解を妨げているという事です。

ファイザー社がプラスミドDNAを除去するために使用した酵素はDNase Iです。では、DNase Iではどうでしょうか? 次の図はファイザー及びモデルナの二価ワクチンのDNase IによるDNA分解実験です。



ベクターDNAはDNase Iで比較的簡単に分解されます (CT価30以上)。一方、ベクターDNAよりもスパイクDNAははるかにDNA分解酵素に耐性です。スパイクDNAはDNase Iによる分解後もCT値22-24のままです。スパイクDNAのRNAを分解してからDNase IでDNAを分解するとCT値は10以上上昇します。つまり、RNAを分解してからDNAを分解すると、スパイクDNAは2の10乗 = 1000倍減少するのです。スパイクDNAはやはりRNAによって、DNase Iによる分解から保護されている事になります。



DNAやRNAの相補鎖への粘着度は「融解温度」として計算及び測定可能です。DNAやRNAの融解温度は二本鎖の半分が一本鎖に解離する温度です。

上の表は短いRNAの融解温度についてのデータです。11ヌクレオチド中のたった4個のウラシルをN1-メチルシュードウリジン (m1Ψ) に置き換えるだけで、融解温度は約9℃も上昇するのです。これは短いRNAについてのデータです。融解温度はRNAのサイズが大きくなるにつれて上昇し、そして、シュードウリジンが増えるほど上昇します。融解温度が高いという事は、シュードウリジン化RNAがDNAに対して非常に「粘着性」があるという事を意味します。



ハイブリダイゼーションとは、一本鎖のDNAまたはRNA分子が相補的なDNAまたはRNAに会合する現象です。細胞内のDNAは通常二本鎖であり、RNAは一本鎖です。しかし、化学的にはRNAもDNAと会合でき、しかもRNAとDNAの組み合わせは、DNAとDNAの組み合わせよりも安定です。

上の図は一般的なDNA/RNAハイブリッドです。ゲノムDNAに相補的なRNAが会合してハイブリッドを形成し、余ったDNAは一本鎖として露出します (Rループ)。このように二本鎖DNAとRNAの会合は三本鎖の核酸構造を取ります。

Rループの「R」はRNAが関与している事を表しています。生理的DNA/RNAハイブリッドの原因は、例えばゲノムから転写されてできたRNAがゲノムにもう一度張り付いたようなケースです。RNaseH酵素はRループの解消を担う主要なタンパク質であり、RNaseHの不具合もRループの原因となります。DNAの局所的な構造、RNAの局所的な構造など様々な要因がDNA/RNAハイブリッドとRループを引き起こします。

単純なDNA/RNAハイブリッドでは、RNAと会合していないDNAは一本鎖として露出し、むしろDNA分解酵素に脆弱になるはずです。実際、免疫系におけるスイッチ組換えや体細胞突然変異の分子機構では、DNA/RNAハイブリッドによって露出したDNAが、組換え酵素や変異酵素の標的となる事が分かっています。

シュードウリジン化RNAは、その粘着性の高さのためにDNAと強固に会合します。混入したDNAは部分的にシュードウリジン化RNAとハイブリダイズ (ハイブリッド化) している可能性が高く、これがDNAが分解されにくい原因と考えられます。

そして、通常のDNA/RNAハイブリッドよりもシュードウリジン化RNAと会合したDNAでは状況はさらに複雑です。コロナワクチンは翻訳効率を上昇させるために、コドンの最適化によりGC含量が上昇しています。グアニンが豊富な配列は「G四重鎖」(G4) と呼ばれる特殊な構造に構成される場合があります。また、ヒトプリオンタンパク質のmRNAには複数のG4形成モチーフが存在しますが、G4はプリオンタンパク質がミスフォールドした状態になるために重要な役割を担っているという仮説があります。DNA/RNAハイブリッドによって形成される一本鎖DNA自体もG4構造を取り得ます。シュードウリジン化RNAはGCリッチ配列によってスパイクDNAに強力に粘着し、スパイクDNAはDNase Iによる分解から保護されているのかもしれません。

シュードウリジン化RNAはスパイクDNAを他のタンパクからも保護する可能性があります。例えばPCRポリメラーゼの接近を妨げるならPCRで増幅できないDNAとなり、qPCRでは定量化できない「幽霊」のようなDNAともなり得ます。その場合、qPCRによる定量化では混入量を極端に過小評価してしまう恐れがあります。

しかしながら、現時点では分からない事もいくつかあります。ベクターDNAはスパイクDNAより分解されやすいのですが、RNA分解後にはさらに分解されやすくなります。ベクターに対するRNAはほとんどないはずにも関わらず、なぜRNAによって保護されているのか? そしてもう一つはDNA/RNAハイブリッドによって露出した一本鎖DNAは通常のRループのように脆弱なのか? という疑問です。実際、Qubit蛍光光度計の測定によるとワクチンに大量に混入しているDNAは二本鎖DNAなのです。

これは私自身の推測になりますが、GCリッチ配列に富むスパイクDNAの局所構造のために、シュードウリジン化RNAは通常は余った一本鎖DNAにも複雑に絡み合って、通常は脆弱になる部分まで保護している可能性です。またそうした高次構造による保護は部分的にはベクターDNAにも及ぶのかもしれません。

大前提として、DNAの混入を防ぐためにRNAを分解しないといけないならば、そもそも論として「mRNAワクチンの製造行程には致命的な欠陥がある」事になります。つまり、「mRNAワクチンへのDNAの混入はどうあっても避けられない」のです。DNAがゲノムに取り込まれた場合に予測される事態はスパイクタンパクのトランスジェニックだけではありません。ゲノムへの遺伝情報の介入によって一番頻度が高い副作用は癌です。癌は遺伝子の傷による病気です。SV40プロモーターの癌遺伝子近傍への取り込みだけではなく、微細な遺伝子変異による癌遺伝子の恒常的活性化や癌抑制遺伝子の欠損も癌の要因となります。そして、そうした変異には必ずしも大きなDNA断片は必要ではないのです。これは遺伝子ワクチン全般に共通する潜在的なリスクとなります。接種者の遺伝情報を改変する可能性のある危険なmRNAワクチンは決してコロナワクチンのみではないという事です。


*Kevin McKernan先生は博士課程を中退して起業されていましたので、この記事からは改めましてMcKernan先生と呼ばせていただきます。日本では大学は必ず卒業するものという意識が根強いですが、米国ではむしろ能力のある人は積極的に在学中に起業するという文化があります。例えば、スティーブ・ジョブズ氏が大学をわずか6ヶ月で中退して事業を始めたエピソードは有名です。McKernan先生はMedicinal GenomicsのCSO兼創設者です。先生はエモリー大学で生物学の学士号を取得し、2005年に共同設立した新興企業Agencourt Personal Genomicsでは社長兼CSOを務め、ヒトゲノムのシークエンスのコストを3億ドルから3000ドルに引き下げる革命的なシークエンサー技術を発明しています。McKernan先生はNature誌やScience Translational Medicine誌の論文を含め、多数の論文を発表されています。




以下「In Deep」様より転載

https://indeep.jp/kali-yuga-now/

・ノーベル賞を受賞したワイスマン博士の論文に散見される「悪の種」から、カリ・ユガの時代が完結するときの日本の終末を思う

2023年10月5日

※ワイスマン博士の論文より

先日のノーベル生理学・医学賞を、女性の科学者と共に授賞したドリュー・ワイスマン博士が、2018年にネイチャーに発表した論文を知りました。

mRNA ワクチン - ワクチン学の新時代
mRNA vaccines - a new era in vaccinology

非常に長い論文ですが、適度にツラツラ読んでいましたら、「ああ、この部分の安全性について重要な《行程》が、過失か故意かはともかく、省かれてしまっていたのだなあ」と知ります。


ワイスマン博士の2018年の論文より

…mRNA が合成されると、いくつかの精製ステップを経て、酵素、遊離ヌクレオチド、残留 DNA、切断された RNA の断片などの反応成分が除去される。


ここにある、「いくつかの精製ステップ」が「経られなかった」ことにより、

・遊離ヌクレオチド
・残留 DNA
・切断された RNA の断片

が、「除去されていなかった」と推測されます。

その後、これらの切断された mRNA や、残留 DNA などに対しての懸念が非常に高まり続ける中で、mRNA ワクチン(の mod RNA 化)に対してノーベル賞が授与されたわけです。

ワイスマン博士の書かれている「いくつかの精製ステップ」を普通に経ていれば、

「切断された RNA や、残留 DNA は残らなかった」

はずです。

しかし、現実には、複数の医学者、科学者たちが DNA を検出している。

全部のロットやバイアルかどうかはわからないにしても、「それらが入っているものがあった」という事実があります。

これらは、「いくつかの精製ステップ」を正式に行っていれば、混入しなかったものです。

ワクチンからの DNA の除去の具体的な方法については、東京理科大学の村上康文名誉教授が以下のように述べています。


村上名誉教授の言葉

「本来、DNase1 (※ DNAを分解する酵素)というものを利用して、出発材料で利用した二重鎖の DNAは、破壊してなくしているはずなんですよ。それが破壊されずに残ってしまっていると」

「 DNAを除く反応というのは、やれば効率よく進むはずなので、普通は DNAを除く反応というのは絶対にやるはずですし、それが完了したかどうか調べる方法も、容易なんですよ。だから、DNAが残っているというふうなことは普通あり得ないことじゃないかと私は思ったんですが…」


読者様から、今年5月の荒川央さんの note 記事「なぜmRNAワクチンにDNAが混入するのか」の中にある以下の文章をご紹介していただきました。


荒川央「なぜmRNAワクチンにDNAが混入するのか」より

そもそもなぜmRNAワクチンにDNAが混入してしまうのか?これは「mRNAワクチンのコンセプトそのもの」に関わってきます。判明したのは、シュードウリジン化されたコロナワクチンRNA自体がDNAの分解を妨げているという事です。

…融解温度が高いという事は、シュードウリジン化RNAがDNAに対して非常に「粘着性」があるという事を意味します

…しかし、化学的にはRNAもDNAと会合でき、しかもRNAとDNAの組み合わせは、DNAとDNAの組み合わせよりも安定です。

…シュードウリジン化RNAは、その粘着性の高さのためにDNAと強固に会合します。混入したDNAは部分的にシュードウリジン化RNAとハイブリダイズ(ハイブリッド化) している可能性が高く、これがDNAが分解されにくい原因と考えられます。

大前提として、DNAの混入を防ぐためにRNAを分解しないといけないならば、そもそも論として「mRNAワクチンの製造行程には致命的な欠陥がある」事になります。つまり、「mRNAワクチンへのDNAの混入はどうあっても避けられない」のです。


どうも、「どうあっても避けられない問題」のようですけれど、ともかく、切断された mRNA も残留 DNA も「正規の」手順で行えば、どちらも入る「可能性が少なかったかもしれない」ものだったのかもしれないし、あるいは、荒川央さんが書かれているように、「避けられない問題」なのかもしれないですが、ともかく現実として入っていた。

これらが、

・意図的なのか

・過失なのか

は、現状で判断できるわけはないのですが、過失であるなら、あまりにも巨大なミスであり、「意図的」なら、あまりにも「巨大に悪意」です。悪意というか「悪」といっていいかと(防ぐことのできない問題だとした場合、あまりにも根本的な問題ですが)。

とはいえ、この「悪の責任」は、ノーベル賞を受賞したドリュー・ワイスマン博士自身にあるわけではないでしょうけれど。

なお、この論文には以下のような記述もあり「 mRNA ワクチンには多くの懸念がある」ことを自ら示されています。


ワイスマン博士の2018年の論文より

現在、いくつかの異なる mRNA ワクチンが第 I 相から第 IIb 相までの臨床研究で試験されており、安全で忍容性が十分に高いことが示されている。

しかし、最近の人体試験では、さまざまな mRNA プラットフォームに対して中等度、まれに重篤な注射部位または全身反応が示されている。

将来の前臨床および臨床研究で評価される可能性が高い潜在的な安全性の懸念には、局所および全身の炎症、発現した免疫原の生体内分布と持続性、自己反応性抗体の刺激、および非天然ヌクレオチドおよび送達システム構成要素の潜在的な毒性効果が含まれる。

考えられる懸念は、一部の mRNA ベースのワクチンプラットフォームは強力な I型インターフェロン応答を誘導するが、これは炎症だけでなく、潜在的に自己免疫にも関連している。

したがって、mRNAワクチン接種前に自己免疫反応のリスクが高い個人を特定することで、合理的な予防策を講じることが可能になる可能性がある。

もう 1 つの潜在的な安全性の問題は、mRNA ワクチン接種中の細胞外 RNA の存在に起因する可能性がある。細胞外の裸の RNA は、密集した内皮細胞の透過性を高めることが示されており、したがって浮腫の一因となる可能性がある。

別の研究では、細胞外 RNA が血液凝固と病的血栓形成を促進することが示された。

したがって、さまざまな mRNA モダリティと送達システムがヒトで初めて利用され、より多くの患者集団でテストされるため、安全性を継続的に評価する必要がある。


この中の、

> 細胞外 RNA が血液凝固と病的血栓形成を促進することが示された。

というのは、初めて知りました。細胞外の RNA って、血栓の原因になるのですね。


ともかく、このように、

・全身の炎症
・発現した免疫原の生体内分布と「持続性」
・自己反応性抗体の刺激

などを含む「毒性」が博士自身の懸念としてあったようです。

では、その後、それらの問題がすべてクリアされて、新型コロナワクチンとして登場したのかというと、「そうではない」です。


…なんとなく、ワイスマン博士のこの部分を呼んでいますと、「これらの懸念をすべて回避することは、何をどうやっても不可能」のように読めなくもないですが、世界展開にあたってこれを黙認したワイスマン博士にも、やや罪はあるのかもしれません。

この「悪」の作用としては、今のところは、まだ1700万人の推定犠牲者となっていますが、ここで止まるとも思えない。


日本が特別なターゲットになってしまったことはやはり残念ですが、しかし、これに関しては「国民そのものの問題」が強くあります。

フランスのエリートであるジャック・アタリ氏の 1981年の著作『未来の人生』にあるとされている(真偽不明)インタビューにある、以下の言葉そのものの光景が今も展開されています。


アタリ氏の言葉と言われているものより

…彼らはその治療法を求めるだろう。

それに対して私たちは適切な治療法を彼らに提供する。それによりその治療法が解決策となる。愚者たちは自身に対しての治療法の選択をするだろう。つまり、自ら屠殺場にやってくるのだ。


そこに並ぶ人があんなにいなければ、そんな終末を迎えることもなかったのでしょうけれど、もう遅いということだけがひとつの現実です。