・ダム決壊で7億円規模の緊急人道支援、岸田首相がゼレンスキー氏に電話会談で伝達(読売新聞 2023年6月9日)

※岸田首相は9日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、カホフカ水力発電所のダム決壊による洪水を受け、500万ドル(約7億円)規模の緊急人道支援を国際機関を通じて早期に実施する考えを伝えた。松野官房長官が記者会見で明らかにした。





































































































※ブログ主コメント:ウクライナ軍は昨年8月の時点で、既にこのダムを破壊することを計画しており、実際にダムを攻撃してダメージを与えていた。ウクライナはやり口が汚すぎる!また、日本の御用マスゴミどもが、いかにデタラメな報道をしているかもわかる。ウクライナの自作自演に支援するなっ!売国日本政府はふざけるなっ!



・ウクライナのダムは決壊の前から損壊していた…衛星写真で明らかに(BUSINESS INSEIDER 2023年6月8日)

Matthew Loh



(上)ダムが決壊する前の6月5日に撮影された画像。車道が破損していることが確認できる。

※ウクライナ南部のカホフカ・ダムが6月6日に決壊したが、その前にすでに損傷していたことが確認されたとBBCとCNNが報じている。

BBCが公開した衛星写真では、6月1日にはなかった車道の損傷が、6月2日に見られる。
誰が損傷を与えたのか、またそれが最終的な決壊に影響したのかは不明だ。

2023年6月6日にウクライナ南部のカホフカ・ダムが決壊した。衛星画像を見ると、少なくともその4日前に、ダム上の橋の一部がすでに構造的なダメージを受けていたことを示している。

BBCは、橋の状態が悪化していることを示す6月1日と2日に撮影された画像2枚を入手して公開した。2日の画像では、橋の車道の一部が欠けている様子が写っており、1日にはなかった損傷であることが分かる。


Insiderは、マクサー・テクノロジーズ(Maxar Technologies)が撮影した同様の画像2枚を入手した。



(上)左は5月28日撮影の画像で、車道は損傷していない。右6月5日撮影の画像で、車道に欠けた部分が見られる。

CNNも6月6日にBBCと同様の分析を発表したが、画像は含まれていない。


これらのメディアは、車道の損傷がカホフカ・ダムの最終的な決壊に影響したかどうかは不明であると報じている。また、この被害が意図的に引き起こされたものなのか、ウクライナとロシアのどちらかの軍事行動の結果なのかも不明だとしている。

ドニプロ川にあるこのダムの破壊により、ヘルソン地方南部の数十の村が浸水し、下流の数千人も水位の急上昇により避難を余儀なくされた。また、北にあるザポリージャ原子力発電所を冷却するための貯水池の水が流出する恐れもある。

カホフカ・ダムは、2014年以来ロシアが占拠しているクリミア半島における水の供給にとっても不可欠なダムだ。

2023年6月6日、ウクライナ、ヘルソン地方のロシア支配地域にあるカホフカ・ダムが決壊し、水が流れ出ている。


ロシアはウクライナを非難しており、同国の外交官は、ウクライナがアメリカから供給されたHIMARSロケット(高機動ロケット砲システム)を使用して施設を破壊し、反撃を開始したのだと述べている。

一方、ウクライナはロシアに責任があるとし、ダムに仕掛けた地雷を爆発させたと主張している。ウクライナの国連大使セルギー・キスリツァ(Sergiy Kyslytsya)は、カホフカ・ダムを外部から破壊することは「物理的に不可能」だと述べた。

6月6日、アメリカのロバート・ウッド(Robert Wood)国連代理大使は記者団に対し、ダムの決壊を引き起こしたのが誰なのかはまだ分からないが、ウクライナがこのような攻撃を行ったとは考えにくいと述べた。

Insiderはウクライナとロシアのそれぞれの国防省にコメントを求めたが、返答は得られていない。


・6月4日に始めた「反転攻勢」に失敗したウクラナ軍がダムを破壊した可能性

2023.06.07
 
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306070001/

※ウクライナ軍が6月4日に始めた「反転攻勢」は5日の段階で失敗に終わった。その直後の6日、ノヴァ・カホウカ・ダムが爆破されて洪水が引き起こされたようだ。ノードストリーム(NS1)とノードストリーム2(NS2)が爆破された時と同じようにウォロディミル・ゼレンスキーはロシアが実行したと宣伝しているが、被害を受けるのはロシア側だ。ウクライナ側が事前にドニエプル川上流のダムを満水にしていたことから被害は大きくなったという。

昨年11月、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣はヘルソンからの撤退を部隊に命じた。セルゲイ・スロビキン司令官からの報告に基づくのだが、その理由はアメリカ/NATOの命令で動いているウクライナ軍がカホフカ・ダムに対する砲撃を続け、破壊を目論んでいる可能性があると判断されていたからだ。ウクライナ軍がダムの破壊を目論んでいるとする情報は西側のメディアも伝えていた。

ダムが破壊されると下流のヘルソンも洪水に襲われて少なからぬ犠牲者が出ることが予想され、ドニエプル川西岸にいたロシア軍への補給が厳しくなる。そこで11万5000人以上の住民を避難させた上で部隊も撤退させたわけだ。この撤退をみてウクライナ軍はダムの破壊を中止したのかもしれない。

ダムの破壊でロシア側の地域に対する水の供給に問題が生じるほか、水力発電による電力の供給量が落ちる。ロシア軍がドニエプル川西岸に作った地雷原がダメージを受け、クリミアの防衛力が落ちる可能性があるとも指摘されている。


・ダム破壊の計画をウクライナ軍の司令官が昨年12月、米紙に語っていた

2023.06.09
 
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306090000/

※ノヴァ・カホウカ・ダムが6月6日に爆破され、ヘルソンのロシアが支配している地域は洪水で水浸しになっている。ウクライナ軍の侵攻を防ぐために作られた地雷原は今回の洪水で押し流され、水が引いて土地が乾燥した後、攻め込むことが容易になると考える人がいる。アメリカ/NATOはクリミアを占領しようと目論んでいるが、破壊されたダムはクリミアの水源であると同時に電力の供給源だった。ザポリージャ原子力発電所もダムの水力発電所から電力の供給を受けている。

ウクライナ軍がダムの破壊を計画していることは昨年の段階で指摘されていた。アメリカの主要プロパガンダ機関であるワシントン・ポスト紙は12月に同軍のアンドリー・コバルチュク少将をインタビュー、​ドニエプル川を氾濫させるという構想​を聞いている。同少将はヘルソン地区におけるウクライナ軍を指揮している。



その構想に基づき、ウクライナ軍はHIMARSでノヴァ・カホウカ・ダムを攻撃、3カ所に穴を開けたとコバルチュク語った。これは昨年8月のことだ。テストは成功したが、最後の手段として取っておくとしていた。

昨年11月、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣はセルゲイ・スロビキン司令官からの報告に基づき、ヘルソンからの撤退を部隊に命じた。同時に住民も避難させている。ウクライナ側の計画を知ってのことだろう。

この頃、ロシア側はダムの水位を下げているが、年明け後に急上昇している。ウクライナ軍がドネプロペトロフスクとザポリージャの水門を開いたからだと言われている。



ウクライナ軍は6月4日に「反転攻勢」を始めたものの、5日の段階で失敗に終わった。そこで注目されているのがNATOの軍事演習「​エア・ディフェンダー23​」。6月12日から23日まで実施されるNATO史上最大の空軍展開演習で、25カ国から最大1万人が参加、派遣される航空機は220機に達するという。追い詰められているネオコンはこの演習を利用して軍事侵攻すると懸念する人もいる。そうなるとヨーロッパが壊滅するだけではなく、核戦争に発展する可能性もある。


ウクライナの内戦は2010年の大統領選挙で選ばれたビクトル・ヤヌコビッチ大統領をアメリカのバラク・オバマ政権が2014年2月、ネオ・ナチを使って排除したところから始まる。勿論、このクーデターは憲法違反だ。

クーデターを指揮していたのはジョー・バイデン副大統領、ビクトリア・ヌランド国務次官補、副大統領の国家安全保障補佐官を務めていたジェイク・サリバン。現在バイデンは大統領、ヌランドは国務次官、サリバンは国家安全保障問題担当の大統領補佐官だ。バイデン政権で戦争を推進しているのは、この3人とアントニー・ブリンケン国務長官だ。またサリバンの妻でジョー・リーバーマンやジョン・マケインの顧問を務めた海軍情報局の退役将校マーガレット・グッドランダーも注目されている。

アメリカは世界支配のために買収、恫喝、暗殺、クーデター、軍事侵略などあらゆる手段を使ってきた。その国の政府は「法の支配」や「紛争の平和的解決」といった用語を使いたがる。その従属国も真似をしたがる。

しかし、「万国公法」が帝国主義国の植民地政策を正当化するルールにすぎなかったように、こうした用語は買収、恫喝、暗殺、クーデター、軍事侵略に歯向かうことを許さないという宣言にすぎない。

昨年秋にも大きな破壊活動があった。ロシアとドイツがバルト海に建設した2本のパイプライン「ノードストリーム(NS1)」と「ノードストリーム2(NS2)」が2022年9月26日から27日にかけての間に破壊され、天然ガスが流出したのだ。

ドナルド・トランプ政権下の2020年7月には国務長官のマイク・ポンペオがNS2を止めるためにあらゆることを実行すると主張。2021年1月に大統領がジョー・バイデンに交代しても状況に変化はなく、22年1月27日にビクトリア・ヌランド国務次官はロシアがウクライナを侵略したらNS2を止めると発言、2月7日にはジョー・バイデン大統領がNS2を終わらせると主張し、アメリカはそうしたことができると記者に請け合っていた。

​調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュはアメリカ海軍のダイバーがノルウェーの手を借りてノードストリームを破壊したとする記事を発表​した。彼によると、ジョー・バイデン米大統領は2021年後半にジェイク・サリバン国家安全保障補佐官を中心とする対ロシア工作のためのチームを編成し、その中には統合参謀本部、CIA、国務省、そして財務省の代表が参加している。12月にはどのような工作を実行するか話し合い、2022年初頭にはCIAがサリバンのチームに対し、パイプライン爆破を具申している。

西側の政府や有力メディアが宣伝していた「ロシア犯行説」は説得力にかけ、疑惑の目はアメリカに向けられた。そうした中、有力メディアは「ウクライナ犯行説」を打ち出してきたのだ。ここにきてワシントン・ポスト紙は「CIAはウクライナの破壊工作を知っていた」とする話を流しているが、要するに「アメリカ政府は無実だ」という印象を広めたいのだろう。


以下「In Deep」様より転載

https://indeep.jp/whereabouts-of-the-last-farce/

・最後の茶番の行方 : あまりのダーティさに辟易するにしても、事態が終末に向かい続けていることは確か

2023年6月7日

※「最終手段」

ウクライナ南部の水力発電所のダムが、破壊により決壊したというニュースがありました。

国連の安全保障理事会は、「ウクライナ侵攻が始まって以来、最も重大な事件」だとして、緊急会合が行われていると報じられています。

周辺の村では、「完全に水没した村」もあるようで、人的被害もかなりのものになっているかもしれません。

これをやったのが、ロシアかウクライナか、それはわかりません。

現状でわかっていることは、


「昨年、ウクライナはこのダムを破壊させて洪水を起こす試験を行っていた」


という事実だけです。

ハイマース(HIMARS)という高機動ロケット砲システムで、「洪水を起こすために」ダムを試験攻撃したことが、昨年の米ワシントンポストで報じられています。

ウクライナ軍を取材したワシントンポストの記者によるその記事に、以下の部分があります。目的は、「ロシア軍を二分するため」と述べています。



2022年12月29日の米ワシントンポストより

…ウクライナ側は、東側のロシア支配地域から離れたドニエプル川の西側に位置するヘルソン市に焦点を当て、より狭い範囲の作戦に着手した。

コバルチュク氏はドニエプル川西側のロシア占領地域を分断し、ロシア軍をトラップにはめる作戦に出た。

これが失敗した場合、次の目的は、ロシア軍を強制的に逃走させることだった。ヘルソンのその地域にいた 25,000人のロシア軍は、広い川によって補給物資から隔てられ、非常に危険な位置に置かれていた。コバルチュク氏は、もし十分な軍事的圧力が加えられれば、ロシア側には撤退以外の選択肢はないだろうと語った。

ロシアは、アントノフスキー橋、アントノフスキー鉄道橋、そしてその上に道路が通っている水力発電施設の一部であるカホフカ・ダムの 3つの交差点を経由して軍隊に武器を与え、食料を供給する必要がある。

この 2つの橋は、米国が供給した M142 高機動砲ロケットシステム (HIMARS 発射装置)の標的となり、すぐに通行不能になった。

「我々が彼らの補給線を完全に遮断した瞬間もあったが、それでもロシア側はなんとか国境を建設できた。彼らは弾薬も補充した。……情勢は良くなかった」

コバルチュク氏は、「川を氾濫させる」という作戦を考えた。

同氏によれば、ウクライナ軍は、カホフカ・ダムの水門の 1つを、高機動砲ロケットシステムで試験攻撃し、金属に 3つの穴を開けて、ドニエプル川の水位をロシア軍の渡河を妨げるのに十分なだけ増水させられるかどうかを確認したが、試験では、付近の村々に洪水を発生させなかったと述べた。

コバルチュク氏は、実験は成功したが、この措置は最後の手段だと述べた。

https://web.archive.org/web/20221229064018/https:/www.washingtonpost.com/world/2022/12/29/ukraine-offensive-kharkiv-kherson-donetsk/



ここに「この措置は最後の手段だ」と述べられていますが、それほど、この行為は、周辺地域を著しく荒廃させるものです。その「最後の手段」に着手した。

さらには、

「このダムを爆破した後は、ロシアを非難する」

という段取りもその以前より決められていたようです。

今から半年以上前の、2022年10月21日のビジネスインサイダーには、以下のような記事が載せられていました。抜粋です。



ロシアは水力発電ダムを地雷で爆発させ、地域の 80の町や村を洪水で荒廃させるだろうとゼレンスキー氏は述べる

Zelenskyy says Russia wired a hydroelectric dam to explode and flood 80 towns in region it may have to abandon

https://www.businessinsider.com/russia-mined-a-ukrainian-dam-planned-false-flag-attack-zelenskyy-2022-10

ロシアはウクライナの主要な水力発電ダムに地雷を設置しており、ウクライナへの攻撃として数十の町を水没させる用意があるとウォロディミル・ゼレンスキー大統領は 10月20日に主張した。

ゼレンシキー大統領は、欧州理事会との会合で「ロシアは意図的にウクライナ南部で大規模災害の土壌を作り出している」と発言した。

ゼレンスキー氏は、カホフカ水力発電所に地雷が設置されたとの情報を入手したと述べた。我々はこの主張を確認できていない。

このダムは、ダムのすぐ上流で幅約 2マイルの巨大なドニプロ川からエネルギーを生成する。

このダムはヘルソン地域にあり、そこでは占領中のロシア軍がウクライナの反撃による強い圧力にさらされている。

ゼレンスキー大統領は、「ロシアのテロリストたちがこのダムを爆破すれば、ヘルソンを含む 80以上の集落が急速な洪水地帯に入るだろう」と述べた。「何十万人が影響を受ける可能性がある」

ゼレンシキー大統領は「ロシアは新たな偽旗作戦を組織するためにこれを行っている」と主張し、ロシアは崩壊の原因をウクライナのせいにしようとするだろうと主張した。

ゼレンスキー氏は、ダムの喪失により広大な地域が洪水に見舞われ、ウクライナ南部から水の供給が失われる可能性があると述べた。

また、近くのカホフカにある貯水池を冷却に利用しているザポリージャ原子力発電所も危険にさらす可能性があると同氏は述べた。原子力の専門家たちは、この状況には問題があり、リスクをもたらすだろうが、その影響はすぐには起こらないだろうと述べた。



くどいようですが、ダムを破壊したのがロシアなのかウクライナなのかという選択を私は述べてはいません。

このふたつの昨年の報道からわかるのは、以下の2つです。


・2022年にウクライナは、今回破壊されたダムの破壊試験を行っていた

・それが起きた場合に、「ロシア政府は、ウクライナのせいにするだろう」と、ゼレンスキー氏が述べていた


ということで、「その通りのことが今起きている」というだけです。

どちらかがやったのかはともかく、相当多くの人たちの命が、この洪水で犠牲になったことは確実だと見られます。

あと、上のビジネスインサイダーの記事で、

> ザポリージャ原子力発電所も危険にさらす可能性がある

とありますが、これは現在、多くの国の専門家たちが述べていることです。


米ゼロヘッジは、以下のように記しています。「これはすべて軍事的戦略」だと。

これも長い記事で、この部分の抜粋です。



「カホフカ爆破というキエフの長期「最後の手段」計画が暴露される」より抜粋

zerohedge.com 2023/06/07

・このテロ攻撃が果たしたウクライナの第一の目的は、ロシアが管理するザポリージャ原子力発電所の安全性について世界的な懸念を引き起こすことであった。同原子力発電所は現在急速に枯渇しつつあるカホフカ貯水池からの冷却水を利用している。国際原子力機関は、「原子力の安全上の直接的なリスクはない」が、潜在的なリスクは排除できないと述べた。危機が発生した場合、ザポリージャ地方北部におけるロシアの防衛が混乱に陥る可能性がある。

・2番目の目標は、ウクライナとロシアで分断されているヘルソン地域の下流地域が現在浸水していることだ。時間が経てば最終的には水が引く可能性があるが、これによりドニエプル川左岸に沿ったロシアの防衛計画が複雑になる可能性がある。最初のシナリオに関連する結果と合わせて考えると、これは、LOC (接触線)の背後にある河畔戦線のかなりの部分がすぐに軟化して、ウクライナの反撃の次の段階を促進する可能性があることを意味する。

・実際、6月6日朝の攻撃が、運河を通じた半島の上水供給に影響を及ぼす可能性があるという脅威のため、ウクライナの「異例の軟化作戦」の地理的範囲はクリミアにまで拡大する可能性がある。同地方の知事は、 今のところ十分な水の供給は残っているが、今後数日でリスクのレベルが明らかになるだろうと述べた。クリミアはウクライナによる 8年間の運河封鎖にもかかわらずなんとか生き延びたが、この拡大がロシアにとって不利であることは疑いない。

・4番目の戦略目標は、すでに説明した 3つの目標に基づいており、この攻撃の心理戦の要素に関係している。外国面では、ロシアが「環境破壊」の罪を犯しているというウクライナの喧伝により、ロシアに対する世界的な圧力を最大化するためのものだ。昨年 12月にワシントンポストが(ウクライナのダム破壊試験を)伝えたにも関わらず、現在、ロシアに対する世界的な圧力が主流メディアによって増幅される一方、国内面では、ロシア国内にパニックを引き起こすことが目的である。ウクライナの旧地域でのロシアの防衛をさらに軟化させることを目的としている。

・そして最後に、カホフカダムを部分的に破壊することで果たされた最後の戦略的目標は、ロシアが近いうちにジレンマに陥るかもしれないということだ。ウクライナのヘルソン・ザポリージャ接触線沿いの「異例の軟化作戦」は、クレムリンの焦点をベルゴロド・ハリコフ戦線およびドンバス戦線から分断する可能性があり、それによってこれら 3つの戦線のうちの 1つが弱体化し、突破の危険が生じる可能性がある。ウクライナがベラルーシやモルドバも攻撃して紛争を拡大すれば、ロシアにとって防衛状況はさらに困難になる可能性がある。


完全に明確にしておきたいのは、ウクライナにおける NATO とロシアのこの代理戦争の軍事戦略力学は、当分の間、依然としてロシアに有利であるが、だからこそウクライナは、自国に有利なように形を変えようと必死の試みとして攻撃を実行したのだ。

前の 2つの段落で説明した軍事戦略力学は、西側諸国を変える大きな予期せぬ出来事が起こらない限り、これまでのところ新冷戦最大の代理紛争で西側諸国を敗北させる運命にあることは避けられない。それはまさにウクライナが、最近の攻撃での軍事戦略を通じて達成しようとしていたことだ。



最後のほうはちょっと解釈が難しいですけど、もう少しわかりやすいものとしては、アメリカ空軍の元中佐であるカレン・クウィアトコウスキー氏という方がメディアに以下のように述べていました。



カレン・クウィアトコウスキー米空軍元中佐の言葉

…この攻撃は、最近のウクライナの他の行動と同様、テロ攻撃のあらゆる特徴を備えており、民間人や民間生活に影響を及ぼし、失われた土地や資産の奪還を目的としたものではなく、それらを破壊することを目的としています。

明らかな原子力災害のリスクにもかかわらず、ここ数週間、ウクライナは、ザポリージャ原子力発電所を砲撃し続けています。

それ以来、ウクライナはさらに過激になり、農業生産、都市人口と産業、交通、エネルギー供給を直接破壊することを狙ったのです。カホフカのダムの一部の破壊は、これら 4つの目的すべてにおけるウクライナの意図と、一連の攻撃を組み合わせたものです。

infowars.com



いずれにしても、もう、

「泥沼」

の感じです。

仮に、ロシアが敗北に向かうようなことがあれば、その先にどんな可能性があるのかは、基本的に理解できます。

あるいは、ロシアは、世界で最も EMP (高高度核爆発)開発の歴史を持っている国です。

プーチン大統領が、このあまりにもダーティな攻撃や、国際社会の振る舞いに耐え続けられるのかどうか (私が当人なら無理っぽい)。