・暦(こよみ)とは|歴史や成り立ち
2023年1月4日
https://club.informatix.co.jp/?p=2008#:~:text=%E6%9D%9E%E6%86%82%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%E3%80%82-,%E3%82%AA%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%201%EF%BD%9C%E8%A5%BF%E6%9A%A6%E5%85%83%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%B0%8F%E9%81%93,%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%80%82
※西暦は昔から存在していたと思いがちですが、世界的に普及したのは15世紀以降。
植民地やキリスト教普及の拡大によるもので、日本に入ってきたのは明治以降なのだそうです。
世界史の出来事を並べるのにも不可欠で、今や世界共通語となっている年号「西暦」は、イエス・キリストが生まれた年を基準(元年)として、1年ごとに1がプラスされていきます。
つまり、今年はイエス・キリストの誕生年から2023年目という意味です。しかし、実は肝心の誕生年の計算に間違いがある?
当たり前ですがイエスが生まれた時には西暦はなかったうえに、日記も戸籍台帳もないので、年を特定するのは容易ではないのです。
最近では、この西暦元年が実は4年前後ずれているというのが定説になっています。イエスが生まれたのは紀元前4年であると。
もしいつか、キリストの生年が実は紀元前○○年だったという決定的な証拠や計算が発見されたら、西暦年を修正するのでしょうか?前には戻れないから、それはあり得ないか。
今から1500年ほど前、ローマ教皇ヨハネス1世より「イエス・キリストが生まれた年」を元年とする新しい暦の策定を委託された、神学者ディオニュシウス・エクシグウス。
イエス・キリストについて書かれたものと言えば聖書だが、聖書は伝記や歴史書ではないので、出来事に対する日付が明記されていない。
イエスが生まれた年を特定できるような記事はないが、十字架にはりつけられて死んだのはユダヤ教の過越祭(すぎこしさい)の頃とあり、それは3月25日であったとされていたので、これを手掛かりとすれば死んだ年を特定できると考えた。
過越祭というのは移動祭日で「春分のあとの、最初の満月の日」と決められているため、年によって日にちが変わる。そして当時、この過越祭の移動は532年で一巡すると考えられていた。
そこでディオニュシウスは、近年で過越祭が3月25日となる年を探し出し、その532年前をキリストが死んで復活した年とした。
さらに、キリストは満30歳で十字架にかけられたという当時の聖書研究者の見解を採用し、さらに31年遡った年をイエスの生誕年、つまり西暦元年とした。
しかしその後、新たな歴史資料の発見や研究により、キリストの誕生物語に出てくるヘロデ大王の在位期間が紀元前4年までと解明したり、十字架刑当時のキリストは30~34歳という説が出てくるなど、計算の根拠や情報の誤りが明らかになってきている。
イエス誕生時に現れたという星がハレーすい星ではないかと再計算が試みられたりもしたが、いまだ特定には至っていない。
よくよく考えると、誤差が4年程度というのは当時の技術や情報量からして、逆に正確と言えるのかもしれない。
2023年1月4日
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※西暦は昔から存在していたと思いがちですが、世界的に普及したのは15世紀以降。
植民地やキリスト教普及の拡大によるもので、日本に入ってきたのは明治以降なのだそうです。
世界史の出来事を並べるのにも不可欠で、今や世界共通語となっている年号「西暦」は、イエス・キリストが生まれた年を基準(元年)として、1年ごとに1がプラスされていきます。
つまり、今年はイエス・キリストの誕生年から2023年目という意味です。しかし、実は肝心の誕生年の計算に間違いがある?
当たり前ですがイエスが生まれた時には西暦はなかったうえに、日記も戸籍台帳もないので、年を特定するのは容易ではないのです。
最近では、この西暦元年が実は4年前後ずれているというのが定説になっています。イエスが生まれたのは紀元前4年であると。
もしいつか、キリストの生年が実は紀元前○○年だったという決定的な証拠や計算が発見されたら、西暦年を修正するのでしょうか?前には戻れないから、それはあり得ないか。
今から1500年ほど前、ローマ教皇ヨハネス1世より「イエス・キリストが生まれた年」を元年とする新しい暦の策定を委託された、神学者ディオニュシウス・エクシグウス。
イエス・キリストについて書かれたものと言えば聖書だが、聖書は伝記や歴史書ではないので、出来事に対する日付が明記されていない。
イエスが生まれた年を特定できるような記事はないが、十字架にはりつけられて死んだのはユダヤ教の過越祭(すぎこしさい)の頃とあり、それは3月25日であったとされていたので、これを手掛かりとすれば死んだ年を特定できると考えた。
過越祭というのは移動祭日で「春分のあとの、最初の満月の日」と決められているため、年によって日にちが変わる。そして当時、この過越祭の移動は532年で一巡すると考えられていた。
そこでディオニュシウスは、近年で過越祭が3月25日となる年を探し出し、その532年前をキリストが死んで復活した年とした。
さらに、キリストは満30歳で十字架にかけられたという当時の聖書研究者の見解を採用し、さらに31年遡った年をイエスの生誕年、つまり西暦元年とした。
しかしその後、新たな歴史資料の発見や研究により、キリストの誕生物語に出てくるヘロデ大王の在位期間が紀元前4年までと解明したり、十字架刑当時のキリストは30~34歳という説が出てくるなど、計算の根拠や情報の誤りが明らかになってきている。
イエス誕生時に現れたという星がハレーすい星ではないかと再計算が試みられたりもしたが、いまだ特定には至っていない。
よくよく考えると、誤差が4年程度というのは当時の技術や情報量からして、逆に正確と言えるのかもしれない。