・「ワクチンは危険」と説明、それでも接種望むなら生理食塩水を無断で注射…詐欺容疑の医師(読売新聞 2022年9月14日)

※新型コロナウイルスワクチンの接種委託料がだまし取られた事件で、詐欺容疑などで逮捕された「王子北口内科クリニック」(東京都北区)院長・船木威徳(たけのり)容疑者(51)が警視庁の調べに「接種希望者に生理食塩水を注射した」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、患者に無断で生理食塩水を打ったとみている。

発表によると、船木容疑者は昨年、ワクチンを接種していない札幌市の男女3人について虚偽の予診票を作成。国のワクチン接種記録システム(VRS)に虚偽の登録をし、札幌市から接種委託料計約1万4000円をだまし取った疑い。女性の求めに応じ、接種済証を渡していた。

捜査関係者によると、船木容疑者は逮捕後の調べに「ワクチンは危険だと思っていた。患者に危険性を説明し、それでも接種を希望した場合に、生理食塩水を入れて打ったことがある」と供述したという。

東京都北区によると、同クリニックで接種したという複数の区民から今年1月、「副反応が出ない」などと相談があった。区職員がクリニックを訪ねると、船木容疑者は「適切に接種している」と答えた。

だが、その後も同様の相談が寄せられたため、区は4~5月、クリニックでの接種記録があった区民約60人に抗体検査の案内を送った。うち十数人が検査を受けたところ、数人は抗体値が低かったため、区は接種券を再発行していた。

クリニックでは昨年7月以降、13都道府県の約230人が接種した記録があり、警視庁が実態を調べている。


・ワクチン接種希望者に「生理食塩水を打った」 逮捕の医師が供述(朝日新聞DIGITAL 2022年9月14日)

※新型コロナウイルスワクチンを知人に接種したとの虚偽の接種記録を登録したなどとして逮捕された東京都北区のクリニック院長が、「ワクチン接種を希望する患者に生理食塩水を打ったこともある」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。北区保健所がこのクリニックで接種記録のある区民を調べたところ、抗体値が低い人が見つかっているという。

「王子北口内科クリニック」の院長、船木威徳容疑者(51)は知人女性の依頼を受け、女性を含む3人が実際にはワクチン接種を受けていないのに接種を受けたとする虚偽の情報を国のシステムに登録したとして逮捕された。女性はワクチン接種に反対の立場だったという。

捜査関係者によると、船木容疑者も接種に否定的で、調べに対し「ワクチンを受けたいという人がいたら、危険性を説明し、それでも受けたい人には生理食塩水を打った」と供述。患者には無断だったとみられる。

北区保健所によると、このクリニックで接種を受けた5人から「副反応がでない」などの相談が今年1月にあったため、船木容疑者に問い合わせたところ「適切にやっている」との回答があった。しかし同クリニックで接種記録があった区民約60人のうち十数人を調べたところ、数人の抗体値が低かったため、接種券を再発行したという。



・「全国からワクチンを受けに」内部告発者が明かす“ワクチン接種偽装”院長の驚きの手口(女性自身 2022年9月15日)

※全国的に新型コロナウイルスの感染者数がピークアウトに向かいつつあるなか、衝撃的なニュースが届いた。都内にあるクリニックの院長が新型コロナのワクチン接種を“偽造”していたのだ。

9月12日、警視庁は東京都北区にある「王子北口内科クリニック」の院長で医師の船木威徳容疑者(51)を詐欺と公電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕したと発表。各メディアによると、船木容疑者は昨年8月から9月に、ワクチン未接種の札幌市の知人家族3人の虚偽の接種記録を作成し、国の記録システムに“ワクチン接種済み”として虚偽登録。ワクチンの打ち手に自治体から支払われる接種委託料をだまし取った疑いで、取り調べに対して容疑を認めている。

「船木容疑者はかねて新型コロナのワクチン接種に反対していました。同じくワクチンの効果に懐疑的だった知人家族3人は、日常生活を送る上では“接種したことにする方がメリットがある”ということで、投資セミナーを通じて知り合った船木容疑者のもとで接種を偽装したといいます。

また王子北口内科クリニックで、昨年7月から13都道府県の約230人がワクチンを接種した記録があり、このうち約7割は東京都北区外に在住しているそうです」(医療ジャーナリスト)

新型コロナのワクチン接種の信頼性を大きく揺るがす今回の事件。実は本誌に同クリニック関係者から内部告発が寄せられ、昨年末からこの問題を追っていた。

内部告発者は“偽装接種”の実態について明かす。

「昨年夏頃から、北口内科クリニックでワクチン接種をしたいという人が全国の都道府県から来るようになったそうです。流れとしては、船木容疑者が指定した日時に偽装接種を希望する人が来院。家族の分も偽装接種をする場合は、代表者一人だけがきて、手続きをしていたといいます。そして、船木容疑者しかいない診察室に行き、接種1回目、2回目の証明シールを受け取り帰っていったそうです」

今年1月下旬、偽装接種について本誌は船木容疑者宛てにクリニックへ質問状を送付。すると、船木容疑者からFAXで「記載された内容は、一切事実でないことを申し上げます」と返答があった。

ワクチン接種だけでなく、質問にまで“ウソ”をついていた船木容疑者。医療を冒涜するような行為はあまりにも重い。


・「ワクチンの中身捨てなきゃな」とスタッフに…反ワク院長の“生理食塩水”注入疑惑の危険な実態(女性自身 2022年9月27日)

※高齢者や医療従事者などを対象に4回目接種が始まった新型コロナウイルスのワクチン接種。しかし、その安全性への信頼を根本から覆す事件が。

9月12日、東京都北区にある「王子北口内科クリニック」の院長・船木威徳容疑者(51)が“偽装接種”によって逮捕されたのだ。

「船木容疑者は、昨年12月に札幌市の母子3人に実際は接種していないのに虚偽のワクチン接種記録を作成、および札幌市から接種委託料をだまし取った公電磁的記録不正作出・同供用と詐欺の疑いがあり、容疑を認めているそうです。

船木容疑者と母親はもともと知り合いで、ともに新型コロナワクチンの効果に懐疑的ないわゆる“反ワクチン”派だったといいます」(医療ジャーナリスト)

実は本誌は、昨年11月から王子北口内科クリニックの関係者からの内部告発をもとに水面下で本件の取材を進めていた。今回の逮捕は氷山の一角にすぎなかったーー。

同クリニックでは昨年7月以降、計約230人にワクチンを接種した記録があると報じられているが、内部告発者はその裏側を明かす。

「昨年の夏ごろから、千葉、大阪、広島など全国からワクチンを接種しに来る人が急増。家族の分の接種券を持ってくる人もいました。船木容疑者のいる診察室に行き、1回目と2回目の接種証明シールを受け取って帰っていたそうです」

全国の“顧客”にニセの接種証明書を作成していた疑いがある船木容疑者だが、さらに驚愕の“余罪”があるという。

「昨年、秋ごろに北区で訪問医療を行うある医師が、王子北口内科クリニックでワクチンを接種した多くの患者から『打ったけど熱などの副反応が全く出ない。本当にワクチンを打たれているのか?』と質問を受け、クリニックのスタッフにそのことを報告したのです。

スタッフが船木容疑者に確認すると、『そりゃそうだ、中身は生理食塩水だからな』と返答したといいます。

そして金庫から、本物のワクチンが入った瓶を取り出して『この中身、捨てなきゃな……面倒くさい』と悪びれる様子もなく話していたそうです」(前出・内部告発者)

なんと船木容疑者は「カラ打ち」していた疑惑があるというのだ。

そこで、本誌は王子北口内科クリニックで実際にワクチンを接種した6人に話を聞いた。40代女性のAさんはワクチン接種時に感じた違和感をこう振り返る。


■「打ったことにしてあげることもできる」

「通常、接種後は経過観察のため15分ほど待機時間が設けられるはずですが、接種が終わると、船木容疑者からすぐに『もう帰っていいよ』と言われました」

70代女性のBさんは、接種時に船木容疑者から受けた“ありえない提案”についてこう明かす。

「ワクチンを打ちにクリニックに行くと、診察室で船木容疑者から、『打ったことにしてあげることもできるんだよ』と提案をされたんです。生理食塩水を打たれていたなんて怖くてたまりません」

残る4人も、接種後の待機時間を設けられなかったと、口をそろえて証言した。

そして、“偽装接種”の疑惑を知った6人は、接種後に体内で生成される中和抗体(IgG抗体)の値を検査することに。すると、ここでも衝撃の結果がーー。

差異を避けるため、6人ともに同じ検査会社で検査を行った。検査結果は数値で表され、IgG抗体価が30以下であれば、ワクチン接種(2回接種後)による中和抗体が生じていないことを示すとされている。

昨年8月上旬に2回目接種を完了した本誌記者が昨年12月末に抗体検査を受けたところ、172.33という結果だった。

しかし、王子北口内科クリニックで昨年8月に2回目のワクチン接種をした6人が今年1月に検査をした結果は……。


■6人全員“ほぼゼロ”抗体検査の驚愕結果

なんと6人全員0.01という数値が出たのだ。なお、6人の年齢構成は40代女性が2人、50代男性が2人、60代と70代の女性がそれぞれ1人ずつ。

この数値について、アメリカの研究者で中和抗体検査を開発、販売をしているQMD合同会社代表、若林良之氏はこう指摘する。

「同じ医院にて接種を受けたさまざまな年代の6人全員に中和抗体がほぼ産生されないということは、これまでの多くの医療機関からの報告から統計上ほぼありえないです。抗体価はワクチン2回接種後、時間とともに下がりますが、接種後8カ月でも抗体価がゼロとなる人は後期高齢者を除いて非常にまれであり、未接種であったと考えることが妥当な抗体価です」

ワクチン接種を行っている渋谷ウエルネストクリニック薬師寺忠幸院長も言う。

「このような検査結果が複数出たということは有効なワクチン接種が行われたとは考えにくく、当院でも今後、再接種後の数値を継続して確認するお手伝いができればと考えております」

反ワクチン派へのサポートに加えて、ワクチン接種を希望する人に生理食塩水を注射する“カラ打ち”を行っていた疑いがある船木容疑者。

本誌は抗体検査の結果といった“証拠”をもとに今年1月に船木容疑者宛に「証明書偽装」と「カラ打ち」について質問状を送付。すると、驚くべき回答が。

「記載された内容は、一切事実ではないことを申し上げます。前提として、国からもご指導をいただいているように、ワクチンは希望者が接種を受けるべきものであり、実際の接種にあたる医師がそれを止める理由はまったくありません。

実際には接種をおこなっていなかったと主張する人の抗体値に関しても測定時期などが不明確であり、その抗体検査を行なった人が当院での接種を受けたかどうかも確認できないことから、コメントいたしかねます」

4月には役所も調査に乗り出していた。

「接種後も抗体が得られないという複数の訴えをもとに、北区のワクチン接種担当課は4月下旬に区長名で、王子北口内科クリニックのワクチン接種者に抗体検査の受検を案内する書面を送付しています。船木容疑者にも事実を確認したそうですが、『正しく接種している』と返答があったといいます」(前出・医療ジャーナリスト)

これを受け、本誌は5月にもう一度追及するも、前回同様に全否定するのみだった。

本誌の直撃には、シラを切り続けた船木容疑者だったが、逮捕後、警察の取り調べに対して「接種希望者に生理食塩水を打った」と供述しているという。

北区のワクチン接種担当課に今回の逮捕について聞くと、担当者は「事実であれば、医者の立場を利用した許せない行為。区内の医療機関でこうしたことがあったのは大変遺憾に思う」とコメント。

現在、「カラ打ち」の被害者の会が設立され、今後、刑事事件として王子北口内科クリニックを告訴する方針だという。被害者の会の一人は「このまま泣き寝入りをする気はありません」と憤りを隠さない。

今回の逮捕を受け、クリニックへ「カラ打ち」について改めて問い合わせたが、期日までに返答はなかった。

ニセ証明書発行だけでなく、“ワクチンでコロナを防ぎたい”という切なる願いをも裏切った船木容疑者。その罪はあまりにも重い。


・反ワク院長が4度目逮捕…医療従事者にもワクチン接種を偽装した疑惑(女性自身 2022年11月20日)

※11月19日、東京都内で新たに9457人新型コロナウイルスに感染していることが発表された。15日には2カ月ぶりに1万人を超え、同様に全国でも感染者数が増加傾向にあり、第8波に突入したと指摘する声も多い。

対策として新型コロナワクチンの4回目接種も進められるなか、ワクチン接種の安全性を覆しかねない問題が尾を引いている。

11月15日、東京・北区の「王子北口内科クリニック」の院長・船木威徳容疑者(51)が詐欺などの疑いで逮捕された。昨年12月に札幌市の母子3人に、新型コロナのワクチンを接種することなく虚偽のワクチン接種記録を作成し、市から接種委託料をだまし取った疑いで今年9月に逮捕されていた船木被告。今回は大阪市在住の40代女性の接種を偽装し、逮捕されるのはこれで4度目となる。また、船木容疑者にこの女性を紹介したとして、上田泰久容疑者も詐欺と公電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕されている。

本誌は同クリニックからの内部告発をもとに、昨年11月から船木被告を追跡取材。10月11日号では、ワクチン接種を希望する人に生理食塩水を打つ「カラ打ち」疑惑を報じている。

全国各地の新型コロナワクチンに懐疑的な人に対して“ワクチン接種偽装”を行っていた船木被告。実は、その“顧客”の中に驚きの職業があるというのだ。

内部告発者はいう。

「クリニックには接種偽装を希望する人が全国から来ていました。皆、船木被告しかいない診察室に行き、接種1回目、2回目の証明シールを受け取って持って帰るという流れです。

実はその中に、医師もいたんです。昨年9月上旬の夕方ごろ、千葉県にあるクリニックの女性院長と男性が2人で、ワクチンを接種するために王子北口内科クリニックに来ました。

2人は手土産を持って診察室に入り、船木被告しかいない診察室へ。そして、ものの数分で退室すると、一緒に来た男性が『家族に見せたいから注射した場所に貼る絆創膏を腕に貼ってもらえませんか?』とお願いしていました。しかも、その日いなかった女性院長のクリニックのスタッフ数名の証明シールももらって帰っていたんです。医療従事者まで接種を偽装するとは……と呆れ果てましたね」

女性院長に浮上した“ワクチン接種偽装”疑惑。事実を確かめるべく、クリニックにFAXで質問状を送付すると、代理人弁護士から「現在事実関係を調査中です。本件に関するご連絡は当職宛にお願いいたします」と返答が。

代理人弁護士の事務所に何度も電話で問い合わせたが、「担当者は不在です」を繰り返し、折返しの連絡も来ていない。

医師がワクチン接種を偽装するというあるまじき疑惑に、きちんと向き合うことを祈るばかりだ。


※ブログ主コメント:わかっている人は、この医師が、愚か者が死なないように守っていたことがわかるはず。

もちろん、犯罪者にならないためには、医師は、毒と知っているものは、頼まれようが、絶対に打たないのが一番正しいが(毒と知っていて打ったなら殺人罪です。たぶん毒だろうと思っていても、未必の故意です。そして大半の不道徳な医者が、金のために、毒と知っていても(多分毒だろうと思っていても)、「本人が望んだから」「自己責任」と、バンバン打って、殺しているのが実情なのです)、

こういう愚か者は、打つことを拒否されれば、他のところへ行って毒チンを打ったはず。だからこそ、生理食塩水を打って、接種証明書を渡してあげていたのに。この偽の接種証明書は、政治家や金持ちなどが大金を出して欲しがるものです。それをただで接種者にくれるんだから、素晴らしい医師です。「本物として打っている」んだから、市から金を受け取らないのも不自然になってしまう。単に金目当てなら、本物の毒チンをそのまま打ってるつーの。それをわざわざ生理食塩水を打った動機は、「被接種者を守るため」。それ以外に考えられないのです。

それで満足していればいいのに、何が「副反応が出ない」、だよ。本当に馬鹿な連中だ。副反応=ワクチンが効いている、じゃねえんだよ。それは毒やスパイクタンパクや自己免疫疾患で体に異常をきたしてるんだよ。死に近づいてるんだよ。本物の病気なんだよ。副反応がない=健康の証拠なんだよ。命の恩人を裏切る真似をしやがって。

何が「北区王子ワクチン被害者の会」だよ。お前たちが作らなければならないのは「舟木先生への感謝の会」だよ!

こういう愚か者ばかりのせいで、患者を守る医師がまた一人いなくなり、犠牲者が増えることになる。あとには不道徳な医師ばかりが残る。


・コロナワクチン接種15人分を偽装、医師に猶予付き有罪判決…セミナー参加者ら依頼(読売新聞 2023年5月12日)

※新型コロナウイルスワクチンを接種したように装い、自治体から接種委託料をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた医師の船木威徳(たけのり)被告(51)に対し、東京地裁は12日、懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。野村賢裁判長は「医師の権限を悪用した悪質な犯行だ」と述べた。

判決によると、船木被告は2021年10~12月、実際にはワクチンを接種していない札幌市の女性ら計15人について、虚偽の予診票(接種記録)を作成し、居住地の自治体に接種委託料を請求して計6万8310円を詐取した。

判決は、船木被告は自身が主催するセミナーで「ワクチンを打たなくても接種済証を発行する」との資料を配り、接種を望まないセミナー参加者らからの依頼に応じたと指摘。「金銭目的でないことを踏まえても悪質な犯行だ」と述べた。一方で、だまし取った金額をすべて自治体に弁償したなどとして、執行猶予を付けた。