・統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない③と④
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2022年11月21日
※CIA〉KCIA〉統一教会≒創価学会≒公明党〉自民党
今、起こっていることは、10年以上前に、ほとんど議論されていたことである。
10年以上前に議論されていたということは、20年前、30年前に、いやもっと昔・・・100年前から計画が練られていたということになる。
「彼ら」は、計画を立案してから、長い年月と努力を費やしてコツコツと自分たちのアジェンダを実行してきた。
他人や権力・権威に従うように教育されている日本国民の限りなく100%に近い人たちにとっては、なかなか実感がわかないので、「事態が起こってから」初めて騒ぎ出す。
だから、どんなに抵抗しても、そのときは、完全に手遅れになっている。
そのとき、人々は諦めて指をくわえながら傍観するか、せめてもポーズだけでも抵抗するか、いっそのこと、“長いものには巻かれろ”のごとく、「超権力にくみする」か、どれかである。
国民の99%が無抵抗の傍観派であり、そのうち10%が「偽装保守チャンネル」などに扇動されて心がうずき出すも、その実、実効のあることは何一つやらない自己肯定派であり、残りは、「なーんも分からんが、とりあえず時代を先取りして良いポジションにつきたい(本人の弁)」と考えている落合洋一のような目先の効く功利主義者だ。
この馬鹿は、今年、クラウス・シュワブ主催の世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーズの一人に選ばれた。
ポピュリズムの少数政党は、「ことが起こってから」騒ぎ始める寝ぼけまなこをした愚民たちを取り込んで、支持を広げる。
大衆の蜂起を訴えても、すでに完全に手遅れであることを知りながら・・・
だから、人々はツイッター、フェイスブック、ユーチューブなどでに、日々、不満をぶちまけて留飲を下げるのだが、そもそもSNS自体が、ガス抜きのためにつくられたツールであることを知らない。
今、世界のすべての人が手に入れている情報は、ほぼネットからのものである。
コントロールされた新聞、テレビしか見ない人は、死ぬまで、そうであるから最初から問題外。
GoogleやYahoo!検索エンジンでアクセスできる情報は、インターネットに存在しているすべての情報のわずか4%に過ぎない。
残りの96%は、ダークウエブとか、ディープウェブとか呼ばれている一般のネットユーザーがアクセスすることができない「深層ウェブ」に存在している。
私たちがネットから入手できる情報は、全体のわずか4%に過ぎず、英語やスペイン語、中国語を解さない日本人であれば、その4%のうちの、さらに6%しか閲覧する機会がない。
つまり、「知っているそぶり」をしたり、「知っている」と錯覚している人々は、実は何も知らない。
人々が「そうだそうだ」と納得させられてしまう情報は、実は「あなたが検索して能動的に手に入れた情報」ではなく、ネットの支配者が「あなたに見せたい」情報であることを知っておくべきだ。
だから、情報そのものが重要なのではなく、情報を分析し、つなぎ合わせることによって見えてくる風景を読み解く能力が必要になってくる。
私は、これを「ナレッジ・ディバイド(Knowledge divide)」と呼んで、情報を仕分ける目、情報を分析し編集することによって「絵」を描くことが何より重要な能力になると訴えてきた。
しかし、そうした人間は見当たらない。
安倍自民党が民主党から政権を奪還した年の翌年(2013年4月27日)、安倍晋三は、珍しく各政党のリーダーたちと党首討論に臨んだ。
その中で当時、維新の共同代表だった石原慎太郎が予言めいたことをたくさん言っている。
石原慎太郎は、このとき、すでに脳梗塞がかなり進んでいたので聞き取れない箇所があるが、たとえば、米国が日本に無理強いしている遺伝子組み換え表示ラベルの撤廃によって、将来、日本人が重大な健康危機に見舞われると警告している。
このときの安倍晋三や野党の呆けた表情を観察してほしい。
彼らが、結局、何もやらないということが、このときに確定していた未来なのである。
動画ではカットされているようだが、このとき石原慎太郎は、こう言った。
「自民党が公明党と組み続けていると、この国は亡国になる。
安倍さん、よーく考えてください。今に後悔することになりますよ」・・・
こう警告した。
しかし、安倍晋三の心臓を貫いた凶弾は、彼に後悔する間を与えなかった。
彼は、自分の人生を弄んだ「ぬえ」の正体を知らずしてこの世を去った。
安倍暗殺は、統一教会憎しの山上徹也の犯行によるもので、なぜ公明党が?
ごくごく簡単に説明しよう。
文鮮明は、1920年1月6日、北朝鮮(韓国ではない)で生まれた。
彼は、ここで邪教宗団の教祖からカルト宗教の興こし方と、信者の獲得方法、信者からの資金の収奪方法などを学んだ後、北朝鮮に独自の宗教を起こそうとした。
しかし、北朝鮮の軍部から「危険分子」と目を付けられて投獄された。
折よく朝鮮戦争が起こって、そのごたごたを利用して脱獄した後は、北朝鮮を諦めて南朝鮮(韓国)に新天地を求めた。
ここで文鮮明はテロリスト邪教集団・統一教会を立教した。
しかし、韓国でも「危険人物」とされて警察に拘束されることになる。
ここで、強い意志を持ち屈強な体を持っていた文鮮明を、以前から追跡し、観察していたCIAは、韓国政府と交渉して文鮮明を自由の身にした。
理由は、米ソ冷戦構造を確立し、米ソ両国を核開発競争に駆り出して、軍産複合体や核兵器開発企業に利益を誘導するために、国境という概念を持たない世界支配層のために働くCIAが、彼らのミッションを遂行してくれる「ストロングマン」を探していたからだった。
文鮮明は、そのお眼鏡に叶った男だった。
CIAがもっとも恐れていたのは、他でもない日本だった。
これだけ教育水準が高く、いざとなれば天皇のために命を捧げることも厭わない国民は、他の国にはいなかった。
CIAは、米ソ冷戦構造から利益を吸い尽くすだけ吸い取った後は、ソ連を解体し、後に中国を台頭させて、世界を米中二極化によって支配しようという計画があったので、日本を中国には絶対に近づけたくなかった。
だから、国益重視の田中角栄(経世会)が、キッシンジャーが仕組んだロッキード事件に嵌められて政界から葬られたのも、田中角栄がワシントンにお伺いを立てずに、日中国交正常化に踏み出したからだ。
これが、戦後のCIAの一貫した戦略だ。
米ソ2大軍事大国の衝突は、東アジアの団結につながっていった。
その後の米ソ冷戦下においても、日本の役割は、あらゆる場面で「防共のため」と刷り込まれた。
そのために、文鮮明の韓国や台湾、アメリカにおける宗教活動を支援しながら、A級戦犯の岸信介と手を組ませて「国際勝共連合」を共同設立させ、東アジアの共産主義の防波堤とした。
この何を考えているのか分からない不気味な男、岸信介もまた、日本の「ストロングマン」だった。
岸信介の精神力の強さ、口の堅さはCIAのお気に入りだった。
この一面だけを捉えると、確かに、参政党が言うように、統一教会は表面的には「反共の保守」だったが、もう一皮むくと、統一教会は、文鮮明という狂気のカルト教祖によって世界を支配しようとしていたのである。
目的達成のための原資を調達するために、日本人信者を洗脳して資産を搾り取るだけ搾り取った後は、南米などに農業奴隷として送り込んだのである。
まず、CIAが着手したのは、皇室工作だった。
文鮮明を皇族に会わせて、皇室を弱体化させようとした。
しかし、明治維新以降、数々の破壊工作に遭ってきた皇室は、これを見抜き、統一教会の皇室への侵入を防いだ。
それで、CIAは、文鮮明が持つ日本人に対する深い憎悪を利用しながら、自民党・清和会(会長:安倍晋太郎 現・清和政策研究会)という売国政党を通して、日本経済を、ひたすら弱体化させてきたのである。
小泉純一郎、安倍晋三(両政権に大きな影響を与えたのが竹中平蔵だった)によって、すでに青息吐息の状態にされた日本経済からグローバル勢が奪い取りたいのは日本の優れた中小企業だ。
ゴミ総理、菅義偉のお師匠さんであるデービット・アトキンソンにそそのかされて、菅は銀行法を改正し、日本の中小企業潰しに着手した。
ほぼお膳立てができた後、岸田はシティー・オブ・ロンドンに行って、「キシダを買ってください」と物乞いした。
「キシダを買ってください」という意味は、残された日本人の個人資産に「貯蓄税」をかけることによって、国民の預貯金を外に引き出して株式投資に向けるので、「そこを狙ってください」と言っているのだ。
そして、最後に、ほとんど資産をはぎ取られた国民の命を捧げてワクチンを打たせ、ユダヤ国際金融資本に奉仕しようとしているのが現在の自民党政権だ。
清和会がパンツ大臣によってお払い箱にされた後、岸田文雄の宏池会は、日本の最後の虎の子である日本人を殺そうとしているのである。
まあ、この程度は決して難しくないので、自分と家族の命を守るためにも、しっかり理解しておいてほしいものだ。
公明党の支持母体である創価学会は、統一教会の信者であった池田大作に乗っ取られてしまった。
二代目創価学会会長を務めた戸田城聖(この男も愛人が何人もいるなど、決して褒められた男ではなかったが)が突然死すると、次の候補者を決めていなかったので、三代目創価学会会長の椅子は3年近くも空席のままだった。
そうしたところに忽然と現れた池田大作は、「私こそ、今は亡き2代目創価学会会長の戸田城聖会長から、あなたに創価学会を引き継でほしいと言われた」、「私こそが3代目になるべく人間だ」と信者たちを騙して、いつの間にか教祖の座に収まってしまった。
池田大作が創価学会を乗っ取ってからやったことは、北朝鮮の金日成がやっていたように、マスゲームや信者で人文字を作らせたり、当時、高価なため、めったにお目にかかることができなかったカラーグラビア印刷の豪華なグラビア会報誌で、自分の姿を繰り返し信者に植え付けて「自分こそがメシア」であるかのように洗脳したことだった。
とにかく、池田大作は、大規模なイベントが大好きで、原色を使ったカラリングで信者の心に強く「烙印」を押して徹底的に洗脳していくのである。
それに何より下ネタが大好き。
説法に猥談を含めて話すのが得意だったことなど、文鮮明とまったく同じで、どーにもならない色情狂だ。
だから、統一教会の文鮮明が特に力を入れていたのが、「血分け(ちわけ)」というオカルト性交秘儀を信者に行って、信者たちを悪魔化していくことだった。
このオカルト性交秘儀は、北朝鮮の金日成の時代から行われ、それが北朝鮮生まれの文鮮明、そして池田大作が常態化したものだ。
これは、政治学者の故・藤原弘達が、創価学会の“喜び組”(色気づいたバカ女性幹部のこと)を批判したことから明るみに出てしまった。
つまり、「血分け(ちわけ)」とは、「神(つまり、文鮮明や池田大作)と性交渉することによって、完全な純潔を得ることができるとされている儀式」のことである。
要するに、“性豪”の文鮮明や、女ったらしの池田大作が目を付けた美人の信者を呼びつけて快楽を貪る狂乱のことである。
(統一教会の「血分け」詳しく知りたい人は、 萩原 遼著『秘儀"血分け"-上-文鮮明・統一協会の邪淫の正体をあばく』を参照のこと)
北朝鮮につながっているオウム真理教の麻原彰晃・教祖も、複数の若い女性信者に同じことを繰り返し、私生児をポンポン産ませていたでしょう?
藤原弘達は、創価学会内部の酒池肉林の実態を暴いたことから、創価学会につながる暴力組織に何度も命を狙われた。
創価学会の教義の柱となっている「人間革命」は、池田大作の箴言(本来は聖書で使われる言葉であるが)の集大成だと言われているが、実は、池田大作はこんな文章など書けないし、「人間革命」に書かれている理論も理解していない。
直木賞作家で創価学会の信者、志茂田景樹が、テレビだか雑誌だかのインタビューで、「池田先生の人間革命を書いたのは私だ」と、ついうっかり暴露してしまったことは有名だ。
長い洗脳から解かれて創価学会を脱会した長井秀和の暴露祭りが面白い。
ほどんどの新興宗教の教祖には、ゴーストライター集団がいて、教祖を神格化し、偶像化するためストーリーを創作しているのだ。
北朝鮮の金正恩が、白頭山の裾野を白馬で駆け抜けて、「我は神の子」と北朝鮮人民にすり込んできた。
しかし、今はもっと強力で新しい伝説を必要としており、きっと金正恩の会議室には、オツムのよろしくないコピーライターやゴーストライター、映像作家やCG技術者が集って、人民のウソ泣きの涙の量を倍加するためのストーリーを作っているだろう。
文鮮明や池田大作の「このシステム」は、北朝鮮から学んだものだ。
すでに中国には、「池田大作平和研究所」や「池田大作教育研究所」が数十も存在する。
それでは飽きたらずに、今度は中国河北省の河北外国語学院に「池田大作研究センター」を設置。
池田大作が、表舞台から姿を消して13年になるので、死亡説がまとこしやかに流れているが、長井秀和によると「池田大作は生きています。間違いない!」ということである。
その代わり、完全な植物人間と化しており、「死にたくても死なせてもらえない」という地獄を味わっている様子。
それはともかく、なぜ、習近平は「池田大作」の名前を冠した研究所を許しているのだろう。
同じ偶像崇拝によって人々を支配している者同士、確執は生じないのだろうか。
いやいや、全然、矛盾していない。
創価学会と公明党が、日本の解体を目的としている団体だからだ。
まさに、CIAのアジェンダに沿っているのだ。
因みに、「幸福の科学」の大川隆法にも、“お付き”のゴーストライターがいて、私はその人物を知っている。
みんなが「先生」と呼び、オカルトで飯を食っている男だ。
大分衰えが目立つようになって、もうすぐ消えるから、黙っておいてやろうか。
これで少しずつ分かってきたと思われるが、これらは、すべて1本の線でつながっているのだ。
気の毒なことに、公明党の議員は、統一教会問題を深耕していくと、公明党のルーツが公になってしまうのではないないかと、しばらくの間、戦々恐々として枕を高くして眠れないだろう。
だから、自民党は、はるか昔からテロリスト組織、統一教会とヨーロッパの国々から「カルト認定」されている創価学会と一心同体であり、CIAのお許しがなければ手を切ることができない、ということなのである。
安倍晋三が暗殺されてから、北朝鮮からひんぱんにミサイルが飛んで来るようになった。
これは同じくCIAの支配下に置かれている北朝鮮が、「統一問題をあまり詮索してくれるなよ」と、事情を知っている自民党の古参議員やマスコミ関係者に対して脅しているのであり、統一教会や創価学会に対する援護射撃と捉えるべきなのだ。
・統一教会の自民党が、どのように政権政党になったのか
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※そもそも、統一教会は、米ソ冷戦時代に「越境する国際金融財閥」が金儲けをするために野放しにした新興宗教です。
CIAとCIA韓国支店ともいえるKCIAは、統一教会の教祖・文鮮明を使って「国際勝共連合」を組織させました。
安倍晋三の祖父・岸信介と文鮮明の邂逅を用意したのもCIAです。
二人は、この「国際勝共連合」を軸に、自民党をソ連の共産主義の防波堤として活用することで「核ビジネス」という莫大な利益を「越境する国際金融財閥」にもたらしのです。
「対立のあるところにビジネスあり」です。
ここでも、ヘーゲルの弁証法が使われているのです。
そもそも自民党とは、A級戦犯として巣鴨プリズン(跡地はサンシャイン60)に幽閉されていた岸信介、笹川良一、児玉誉士夫の3人が戦前から戦時中にかけて、旧満州でアヘンを中国人に売りさばいて儲けた金で立党された「日本の解体」を目的とした政党です。
日本国を富ませて、国民を幸せにしようと設立された政党ではないのです。
これらの資金を原資にして「共産主義の防波堤をつくるため」という大義によって創設されたのが自由党と民主党が合体してできた自由民主党だったのです。
これら「右翼のドン」と言われ続けてきた岸信介、笹川良一、児玉誉士夫ですが、さらにアヘンビジネスを中国の大都市にまで拡大するために、彼らの商社を介してアヘンを上海の里見甫(はじめ)の商社に融通することもあったようです。
この商社こそが、ロスチャイルドやら、サッスーンやラッセル、シッフなどユダヤ金融勢力の本流と傍流が入り混じった国際金融資本なのです。
岸信介、笹川良一、児玉誉士夫の3人は、日本最大の任俠団体・山口組と満州のテリトリーをめぐって、時に争い、時に協力してアヘン市場を拡大していきました。
こいつらは、満州経由でアヘンを調達しながら、関東軍と結託して上海でもアヘン取引組織を作り、上海の日本の大手商社の協力を得ながら、アヘンを売りまくるという文字どおり「阿片の王」と呼ばれる存在にまで勢力を拡大していきました。
さらに、後に、ここに電通が加わって、満州アヘン人脈が形成されたのです。
上海のアヘンを一手に取り仕切っていたのは、上海をテリトリーとしていた里見甫(はじめ)です。
よく、「カジノ法案は、アミューズメント企業、セガサミーの創始者・里見治(はじめ)のために可決されたのだ」という人がいますが、その理由は「里見」という珍しい苗字を持ち、名前も同じ「はじめ」であるからではありません。
初代セガサミーホールディングスCEOの里見治の結婚式に、安倍晋三、森喜朗、小泉純一郎などの清和会(現:清和政策研究会)の総理経験者が参列したからです。
一介の娯楽産業の若造の結婚式に、当時の首相も含めて、歴代の総理経験者がぞろぞろと出席しますか?
こうしたところから、里見治は里見甫の息子ではないかと言う人が少なくないのです。
パチンコ議連からカジノ法案につながる人々を追ってみてください。
半島勢力につながっている人々であることが分かるでしょうし。
また、それにぶら下がっていれば、選挙で勝てると信じている議員たちです。
もちろん、ほとんどが自民党の国会議員です。
全ての自民党議員が、あまりにも邪悪で腐敗してしまっために、国民は麻痺させられてしまって気が付かないのです。
では野党議員は?
まったく役に立ちません、
自民党が解体したとき、彼らは居場所をなくすでしょう。
故・安倍晋三氏が、山口組との関係をなかなか断ち切ることができなかったのも、祖父から受け継いだ「ありがたくない遺産」のためです。
皮肉なことに、岸信介の悪しき遺産が、孫の安倍晋三の命を奪ったのです。
さて、岸信介、笹川良一、児玉誉士夫の3人は、CIAのスパイになることを条件に絞首刑を免れたわけですが、笹川良一、児玉誉士夫の二人は、途中で「あほらし、なんで俺たちが米国のために働かなきゃならんのだ」と気が付いたのか、ここから脱落して岸信介ひとりが残ることになります。
ディープステート(米国の共産主義者から国際銀行家まで範囲が広いのまで、この呼び方で総称する)が日本を間接的に統治して、「日本を、お財布代わりに使うため」につくらせた政党なのです。
もちろん、自民党ができてからも、自民党の事実上の一党独裁体制が確立するまで資金面を含め、ありとあらゆる支援を行ってきたのがCIAです。
これは、CIAが公表した極秘ファイルから明らかになったことです。
CIAの「ありとあらゆる支援」の中には、同じくA級戦犯だった正力松太郎をスパイ(CIAが正力に与えたコードネームは「ポダム」)にして読売コングロマリットを作らせたことも含まれています。
正力松太郎は、「プロ野球の父、テレビ放送の父、原子力の父」といわれており、「日本人洗脳の三冠王」です。
つまり、娯楽の少なかった時代に、3S(スピード、スリル、セックス)政策をビジネスに取り入れ、ジャイアンツ(巨人)という球団をつくって選手たちをアイドル化することに成功したのです。
以来、読売コングロマリットのビジネスモデルの成功を目の当たりにした他のマスコミもまた、アミューズメントと不動産業に精力を傾けることになるわけです。
これを日本列島の隅々まで拡大したのがテレビです。
お陰で、日本人は馬鹿ばかりになってしまいました。
評論家の大宅壮一氏は、ため息をつきながら「一億総白痴化」時代と言ったのです。
現代ではさらに進んで、「一億総サル化」時代から、「一億総アミーバ化」時代に退行しようとしています。
脳細胞を持っていない単細胞生物にまで退化してしまったのです。
つまり、自民党とは、最初から米国DSのための政党なのです。
このことは常識なので、最低限の教養として覚えておくように。
・旧統一教会と「関係アリ」国会議員リスト入手! 歴代政権の重要ポスト経験者が34人も(日刊ゲンダイ 2022年7月16日)
※安倍元首相の暗殺事件でクローズアップされている旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)と自民党の関係。山上徹也容疑者(41)の供述によれば、昨年9月に安倍元首相が統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」のイベントにリモート出席した動画を見て殺害を決意したという。
◇ ◇ ◇
実際、旧統一教会の政界への浸透は凄まじい。日刊ゲンダイは旧統一教会と関係のある国会議員112人のリストを入手。ジャーナリストの鈴木エイト氏が長年の調査によってリストアップしたものだ。

「統一教会との関わり方は様々ですが、議員本人のイベント出席や秘書の代理出席、祝電など、教団系メディアの生配信やネットに残っている公開資料等で確認できたものをリスト化しています。公になっていないだけで、関りのある議員は他にもいると考えられます」(鈴木氏)
リストを見ると、やはり自民党議員が圧倒的に多い。衆院議員78人、参院議員20人が統一教会系の団体等との何らかの関わりが確認された。野党でも立憲民主党6人、日本維新の会5人、国民民主党2人が関わりを持っていた。そのうち閣僚、党幹部の経験者だけでも34人に上る(別表)。
イベント参加や祝電のほか、米国で発行されている統一教会系の日刊紙「ワシントン・タイムズ」や機関紙「世界日報」にインタビューなどが掲載されたケースもあり、献金を受け取っていた議員もいる。
統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用
そして、旧統一教会との関わりが認められる議員の多くが、第2次安倍政権以降、大臣や副大臣、政務官などに起用されてきた。2019年の第4次安倍第2次改造内閣では、閣僚20人のうち10人が旧統一教会関連だった。
「以前だったら、これほどの関係が発覚すると大騒ぎになりましたが、、第2次安倍政権以降、親密な関係が発覚しても報じるメディアはほとんどなく、大した問題にならないとタカをくくっていたと思います。教団系のイベントに来賓参加するなどした議員の政務三役への登用も顕著になりました。『頼まれてメッセージを送るくらいよくあること』と擁護する声もありますが、政治家の影響力を考えれば、これだけ問題のある団体に祝電を送ればお墨付きを与えることになる。それが新たな被害を生むかもしれないということは少なくとも考えるべきでしょう。『統一教会の関連団体とは知らなかった』では済まされません」(鈴木氏)
・「教団票の割り振りあった」旧統一教会めぐり自民議員が証言 票の差配に“派閥の長”が関わっていた(TBS NEWS DIG 2022年7月20日)
※安倍元総理の銃撃事件をきっかけに注目される、政界と世界平和統一家庭連合=旧統一教会との関わり。自民党の議員が証言しました。
きょう取材に応じた自民党の青山繁晴参議院議員。今回の参院選を前にある議員から、こう打ち明けられたといいます。
自民党 青山繁晴参院議員
「(ある議員が)自分の所属する派閥の長から『旧統一教会の票を割り振る』と言われたと。『即座に断った』と。『しかし、その分の票が“派閥の長”によって、違う議員に割り振られたようだ』と」
旧統一教会が自民党候補を組織的に支援していて、その票の差配に派閥の長が関わっていたというのです。
今回の銃撃事件を機に注目された教団と政界との関係。
たとえば、第一次安倍政権で総理秘書官を務めた井上義行氏。今回の参院選の比例代表に自民党から出馬し当選した候補です。安倍氏銃撃の2日前(今月6日)、旧統一教会の関連団体が開催した集会で支援を訴えていました。
井上氏
「投票用紙2枚目は?」
参加者
「井上義行!」
そして教団側の関係者は…
旧統一教会側の関係者
「井上先生はもうすでに食口(信徒)になりました。私も大好きになりました。戦いをするならば、必ず勝たないといけない」
旧統一教会の関連団体はJNNの取材に参院選で井上氏を支援したことを認め、井上氏の政策に賛同したことが理由としています。一方、井上氏の事務所も、井上氏が旧統一教会の「賛同会員」となっていることを認めました。
政治と教団の接近、その裏に何があるのか。今回の参院選の前、青山議員が教団の組織票の差配に動いているとされる派閥の長を訪れると、こう言われたといいます。
自民党 青山繁晴参院議員
「『旧統一教会の支援や票を割り振っておられるんですか』とお聞きしたところ、(“派閥の長”が)『あ、やっているよ』と。『全部丸抱えで当選させるわけじゃなくて、足らざる部分を補うんだ』とおっしゃったので、僕は『それでも駄目です』と申し上げました」
派閥の長は業界団体などの支援だけでは当選ラインに届かない場合に旧統一教会に頼ると話したのです。
自民党 青山繁晴参院議員
「『じゃあ彼に、それを知らずに投票した人が、後からそれを知ったらどうなるんですか』と。候補者にとったら、どれほどの信頼の失墜になるか。それをお考えになりませんかというふうに、厳しく申し上げました。『とりあえず、その割り振りを止めてください』、この言葉通り言いました。『止めてください』と。(“派閥の長は”)それに対して答えなかったです。じっと目を見ておられました」
青山氏は教団側から支援を受けているならば、候補者自らがそれを公表し選挙に臨むべきだと訴えました。
・<#自民党って統一教会だったんだな>一晩で24万超ツイート! 安倍元首相の国会答弁を振り返る(日刊ゲンダイ 2022年7月19日)
※<#自民党って統一教会だったんだな>
こんなハッシュタグが19日、ツイッターでトレンド入り。たった一晩で24万を超えるツイートに対し、ネット上では《ものすごい勢い》などと話題となった。
安倍晋三元首相(67)の銃撃事件以降、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)が殺害の理由として挙げた「旧統一教会」と自民党国会議員の関係が次々とネット上に拡散。当初は自民党が教会信者を集票に利用していた、との見方が一般的だったが、両者の関係が明るみになるにつれ、《これは自民党が利用していたのではなく、カルト宗教側が自民党、政権中枢を支配していたのではないか》《自民党が統一教会そのものだった》との声が続出。ハッシュタグはその流れを受けたものだ。
・福田赳夫元総理「アジアの偉大な指導者・文鮮明」スピーチ動画が拡散…改めて問われる自民党と統一教会の深い関係(SmartFLASH 2022年7月20日)

※福田赳夫元総理が、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の教祖・文鮮明氏を礼賛する動画が拡散し、波紋を広げている。
舞台は1974年5月7日、文氏が開いた「希望の日晩餐会」だ。岸信介元首相が名誉実行委員長を務め、帝国ホテルに1700名を集めて開催された晩餐会には、40人もの自民党国会議員が出席している。
その席で、当時の福田赳夫大蔵大臣がこうスピーチしたのだ。
「アジアに偉大なる指導者現る。その名は文鮮明である。
私はこのことを伺いまして久しいのでありますが、今日は待ちに待った文鮮明先生と席を同じくし、かつただいまは、文先生のご高邁なご教示にあずかりまして、本当に今日はいい晩だなと気が晴れ晴れしたような感じがいたすのであります。
今日は文先生から『お前らは神の子である』という激励を受けまして、少し何かえらくなったような感じもいたします。私は『この神の子である』というのは、世の中のために大いに奉仕していく。またそういう気持ちになった日本人個々を育て上げなさいと、こういうことであろうと受け取りました。
今日は文先生本当に立派なお話を承りましてありがとうございました。心から御礼を申し上げます」
スピーチを終えた福田氏は文氏と熱い抱擁を交わす。
後の1978年、福田氏は首相時代にこのスピーチを国会で追及され、「文鮮明氏が他にどういうことをしておるのか、そのことについてはいささかも承知しておりません」と答えているが、2人の親密さは明らかだ。
統一教会は文鮮明氏が1954年、韓国で創設。1958年には日本に宣教師を送り込んでおり、1964年には日本で宗教法人の認可を受けた。統一教会の政治団体として「国際勝共連合」が設立されたのは1968年のことだ。
「勝共連合の設立には、岸氏の協力がありました。岸氏はその後も統一教会を訪れ信者を激励したり、文鮮明氏と会談したりしています。
安倍氏の父親の故・晋太郎氏も、帝国ホテルで開かれた晩餐会に出席、さらに勝共連合の機関紙『思想新聞』(1990年3月25日付)の勝共推進議員名簿に名を連ねています」(統一教会ウォッチャー)
1992年3月、アメリカで禁固刑を受け、日本に入国できないはずの文鮮明氏が、突然来日した。朝日新聞(1993年3月19日)によると、法務省にかけあったのは金丸信副総裁だという。
1992年8月、文鮮明氏が「合同結婚式」を開催すると、日本から女優の桜田淳子、元新体操選手の山崎浩子らが参加。このとき、中曽根康弘元首相は「民族問題や宗教の対立を超えて、人類の理想に向かって進もう」との祝辞を送っている。
自民党と統一教会との深い関係。この関係を引き継いだのが安倍晋三元首相だった。
「天宙平和連合」(UPF)は、文鮮明氏と、その妻で現・家庭連合総裁の韓鶴子氏が2005年にニューヨークで創設したNGOだ。
2006年6月、本誌は、UPFが日本で開催した「祖国郷土還元日本大会」に、安倍氏が祝電を送っていた事実を報じている。このときの大会には中曽根康弘元首相、中川秀直政調会長(当時)らが祝電を送っている。
そして、2021年9月、UPFが開いた大規模集会「シンクタンク2022 希望前進大会」にも、安倍元首相はビデオメッセージを寄せた。
「各地の紛争の解決に努力してきた韓鶴子総裁をはじめ、みなさまに敬意を表します。偏った価値観を社会革命運動として展開する動きを警戒しましょう」
安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者は、2019年、来日中の韓鶴子氏を襲撃するつもりだったが失敗。その後、安倍元首相のビデオメッセージを見て、ターゲットを変えたことがわかっている――。
福田赳夫元首相のスピーチ動画が拡散すると、ネット上には、自民党と統一教会の関係性を疑問視する声が多く上がった。
《これで「自民党と統一教会は無関係」などと一体誰が否定できるだろうか》
《改めて統一教会・自民党との関りの深さに呆然としている》
《まさかあれだけの絶賛スピーチをしておいて、「よく知りませんでした」とは言わないだろう。統一教会と自民党との長く深い闇にゾッとする》
安倍元首相の銃撃事件を受け、次々に明るみに出る自民党と統一教会との深い関係。もはや「知らぬ存ぜぬ」では通用しなくなっている。
・旧統一教会と関係ある「安倍派議員35人」のリストがコレだ! 自民党内でも圧倒的な人数(日刊ゲンダイDIGITAL 2022年7月24日)
※安倍元首相銃撃事件で再燃した「政治と宗教」への関心は高まる一方だ。〈#自民党って統一教会だったんだな〉がツイッターでトレンド入り。まさにその通りで、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の政界への浸透はすさまじい。とりわけ群を抜いているのが安倍派(清和会)だ。
日刊ゲンダイがジャーナリスト・鈴木エイト氏から入手した旧統一教会と関係のある国会議員100人超のリストを基に、安倍派所属の議員をピックアップ。その数は35人に上った。もっとも、あくまで判明分のみだ。

党内最大派閥の安倍派は21日に総会を開催。総力支援を受けて参院選で初当選した生稲晃子議員ら新人・元職らの加入などで4人増え、21日時点の会員数を「97人」と発表した。となると、旧統一教会と関係のある議員はおよそ4割。ア然とするほかない人数だ。
ほかにも慣例により、党や安倍派から離れている細田博之衆院議長(当選11回)も関連イベントに出席、講演を行った過去もある。安倍側近でありながら、出戻りが難航している高市早苗政調会長(当選9回)は、フロント団体「天宙平和連合」の行事に祝電を送っていた。安倍元首相が昨年9月にビデオメッセージを送り、銃撃の要因のひとつとなったのも、この団体のイベントだった。
福田赳夫元首相も「偉大なる指導者、文鮮明」と絶賛
なぜ、こうも問題教団と親密なのか。清和会の成り立ちもまた大きく影響している。
安倍元首相が敬愛してやまなかった祖父の岸信介元首相は、旧統一教会の政治団体「国際勝共連合」の創設を支援。脱税で米国で実刑を食らっていた教祖・文鮮明の早期釈放を求め、当時のレーガン大統領に「元首相」の立場で嘆願書を送るほど入れ込んでいた。強い結び付きは娘婿の安倍晋太郎元外相にも引き継がれ、信者を議員秘書として斡旋し、議員を教団セミナーに送り込んでいたという。
一方、清和会のもうひとつの源流である福田赳夫元首相も熱が入っていた。教団が「希望の日」と称し、1974年に帝国ホテルで大々的に開催した晩餐会には岸氏、福田氏、安倍氏(父)など40人の自民党議員が出席。蔵相だった福田氏は登壇し、「偉大なる指導者現る。その名は文鮮明」「文先生の高邁なご教示にあずかりまして、本当に今日はいい日だな、いい晩だな」などとスピーチ。会場は何かと万雷の拍手に包まれ、福田氏は文鮮明と熱い抱擁を交わしていた。
「統一教会とつながりを持つ議員は自民党の中でも清和会が圧倒的です。岸元首相以来の流れが今なお引き継がれ、安倍元首相の再登板で強まったといえます」(鈴木エイト氏)
自民党「文教族」の中核を成してきた清和会は、「カルト族」が実態か。
・旧統一教会の正体 植民地支配の怨みを解くため日本はただの献金組織【報道1930】(TBS NEWS DIG 2022年7月24日)
※安倍元総理殺害事件でにわかに注目される宗教法人「世界平和統一家庭連合」(以下、旧統一教会) 80年代、霊感商法や多額の献金による家庭崩壊などが社会問題化したが、韓国の新興宗教がなぜ日本に深く入り込み、広く浸透し、多額の資金を提供するに至ったか、ほとんど知られていない。今回は旧統一教会と日本の政治家とのつながりを中心にその歴史を紐解いた。
■「ある時、笹川良一、児玉誉士夫、岸信介と文鮮明が本栖湖で会った」
一枚の古い地図。その地図を見ると岸信介邸の隣に書かれてある文字は「全国学生連合原理研究会」。原理研究会とは統一教会のことである。のちに岸元総理は自らと旧統一教会との出会いを旧統一教会の本部で“奇しき因縁“としてこう語っている・・・。
「正体はわからないが、隣に住んでいる若者たちが日曜日に賛美歌を歌っていた」そして後に、「笹川良一君が統一教会に共鳴してこの運動の強化を念願して私に紹介した」

この偶然であるかのような出会いについて旧統一教会などによる霊感商法の被害者対策に長年携わってきた山口広弁護士は・・・
全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「どうして隣同士だったのはわからないんですが、場合によっちゃぁ統一教会が(岸氏に近づくために)ここにアプローチしてきたのかもしれない」
もう一つ岸元総理と旧統一教会を結びつけるものがある。1958年に撮られた一枚の写真。渋谷区南平台の邸宅。庭で時の首相、岸信介氏が寛ぎ、傍らで孫である4歳くらいの安倍晋三氏が兄弟で遊ぶ・・・。その6年後に同じ構図で撮影された建物は、岸信介邸ではなく旧統一教会の本部になっていた。首相私邸が教会本部になったいきさつは定かではないが、密接な関係を物語る写真だ。
北海道大学大学院 櫻井義秀 教授
「(隣に原理研究会があったのは)偶然ではないと思います。右翼の大物である笹川良一さんと(60年安保を強行した)岸信介さんとの関係ですよね。要するに学生運動、労働運動に対抗するための右派運動のフロントを日本で作り上げなければならない、そういった構想の下に反共の防波堤を学生たちに作らせたいという発想から岸さんか笹川さんの方から統一教会にアプローチしたんだと思う」
全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「ある時、笹川良一さんと児玉誉士夫(戦後最大のフィクサー)さんと岸信介さんと文鮮明(ムンソンミョン)が本栖湖で会った。
そこで語り合って勝共連合を作ろうってことになって・・・」


キーワードは“
反共
”だった。時代は冷戦時代。ベトナム戦争、安保闘争、あまねく局面で共産主義とそれを撲滅しようとする勢力が対峙していた。かくして1968年“反共の砦”と言われた「国際勝共連合」が生まれた。80年代には勝共連合に名を連ねる国会議員が120人を数えた。
ジャーナリスト 後藤謙次氏
「ある自民党の二世議員に聞いてきたんですが、その議員の祖父も国会議員だったんですが堂々とポスターに勝共連合って入れていたというんです。当時の自民党議員にとっては朝鮮戦争の後でもあるし、
勝共連合はシンボルマーク
のようなもの。その点で当時の議員たちは全く抵抗なく統一教会に感化されていったんですね」

反共産主義というイデオロギーで日本の保守層に入り込んだ旧統一教会。米FBIは文鮮明に関する報告書の中で「日本の右翼実業家や団体が相当な額の資金を提供している可能性がある」とした。しかし冷戦が終わり共産主義との戦いが影をひそめると、やがて旧統一教会の日本での資金集めはエスカレートし、社会問題となるのである。
■「4500万・3500万・2100万この3つの数字から何を選びますか?」
旧統一教会による金銭トラブルは現在も昔ほどではないが続いている。
1987年から2021年までの間に被害は34,537件、1,237億円。うち2021年だけでも47件の被害が報告され被害額は3億3153円に及ぶ。
旧統一教会が多額の献金を集める時の基本的な考え方に
「先祖解怨(せんぞかいおん)」
という言葉がある。信者の先祖を何代もさかのぼり献金によって恨みを解くというものだ。教団が信者に長い時間をかけて行う献金させるための説教を被害者の救済を30年以上続けてきた山口弁護士が教団側の人間の語り口を演じてくれた。少し長いがお読みください。

全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「あなたはお父さんお母さんの愛の結晶として生まれました。お父さんお母さんもそのお父さんお母さんから生まれました。私たちのご先祖は扇のように広がり、沢山のご先祖の中から今あなたがいる。では、そのご先祖たちの行いと私たちのこれからの運勢はどうなるのか・・・。
人のために生きていい人生を歩んだご先祖が沢山いる方は幸せに恵まれる。財産や様々な幸運に恵まれる。しかしながら自分のために生きてしまった悪霊がご先祖に沢山いる方々は色々な不幸に見舞われることが多いといわれています。私たちは、十月十日お母さんのお腹にいる時は、地上生活の準備期間です。そして地上生活の80年間は肉体と心があります。心と体が一緒になって育っていくわけです。そして死ぬとどうなるか、肉体は土に還りますが、心は、これを霊人体と言いますが、心の体が永遠に霊界で生活していくんです。肉体は80年で滅びるが、霊界は永遠なんです。霊界は3層に分かれています。一つは天国。これは義人聖人が入る世界。次に中間霊界、為に生きた人が入る世界です。では私たちのご先祖が、例えば財産の怨念、色情の怨念、あるいは殺傷の怨念、これを抱えて亡くなった方々はどうなるかというと、永遠に地獄の蓋の下で苦しみ続けるんです。その永遠に苦しんでいるご先祖たちは「助けてくれ」と地上の私たちに合図を送る・・・」
と説教は延々と続き、じゃぁどうしたらいいのかというと、「お祈りをしてきます」。様々な先生がお祈りから戻って、何を言うかと思うと
「4500万・3500万・2100万、この3つの数字から何を選びますか?」つまりあなたの真心を持っている財産の中から天に捧げてください。
それでご先祖さまが救えるんです・・・となるという。
ここで救う先祖とは7代前まで遡る。7代前までのご先祖の解怨をする。この「先祖解怨」が旧統一教会の献金システムになっている。「怨みを解いてあげる」というのも旧統一教会の手口のキーワードなのだが、驚くのは、世界の旧統一教会のすべての献金の7割から8割近くが日本人の信者からのものだという。これは単に日本人に熱心な信者が多いとか、経済力があるということではない。
実は、
旧統一教会の“正体”
ともいうべき事実がそこにあった。
■「先祖の犯した植民地支配という罪を償うためにあらゆる献金をしなさい」
旧統一教会は文鮮明氏を教祖に1954年創設された韓国の新興宗教。文氏没後現在の教祖は妻の韓鶴子氏だ。だが、韓国と日本では様子が違うらしい。韓国のキリスト教系テレビ局の記者に聞いた。彼は統一教会をキリスト教の異端として取材し続けている。

CBSテレビ ソン・ジュヨル記者
「現在旧統一教会は、単純なカルトというより宗教と産業が結合した“宗産複合体“の性格が強い。『統一グループ財団』があり、小・中・高校、大学まであります。彼らは『天一国』という宗教国家を目指し、国旗も国家も憲法も作っています。バチカンのようなミニ宗教王国をイメージしています。その建設資金に日本の信者の献金が使われます(中略)
日本の信者には『先祖があまりにも多くの罪を犯したせいで子孫が苦しんでいるんだ。だからその罪を帳消しにしないといけない』と説いています。つまり先祖の犯した植民地支配という罪を償うため日本人信者はあらゆる献金をし、先祖解怨をし、懺悔する気持ちで献金をしなさい
ということです」
文鮮明氏の“お言葉”をまとめた本がある。広辞苑並みの厚さだが、信者は最低1冊は一生の宝として購入するという。ちなみに430万円だ。この中に文鮮明氏の本音と旧統一教会の本質がある。

北海道大学大学院 櫻井義秀 教授
「原理講論(教典)に韓国語版と日本語版があって、韓国語版には植民地支配がいかにひどいものだったか書かれていて、日本語版にはそれがない。(中略)“恨みを解く”というのが統一教会の本質なんです(中略)植民地時代の民族的恨みを解くこととして、日本で資金を調達してそれを韓国に持ってきて世界的な活動に使う。これが統一教会の本質を成しているんだと思う」

日本の植民地支配への恨みを日本から献金を巻き上げることで果たしている旧統一教会。だとすれば、日本の保守的な政治家たちとは相容れないはずである。
北海道大学大学院 櫻井義秀 教授
「(本質的なことより)反共の頃ならスパイ防止法とか、最近ならジェンダーフリー反対とか、家庭が大事とか、そういう部分で自民党の保守層と共有できた。表面上だけであって中身は全く違う、
それぞれの国の保守なんです。それぞれがメリットを考え利用し合ったんだと思う」
自民党の政治家たちは、旧統一教会の本質を知っていてメリットを取ったのか、それとも知らなかったのか?議員にとっては喉から手が出るほど欲しいのが見える票の塊で宗教団体と選挙は親和性が高く、だからこそ気を付けなければならないと指摘する。
ジャーナリスト後藤謙次氏
「長年政治の世界を見てきましたが、これだけの問題が隠されてたのが初めて事件によって明らかになった。しかも自民党に大きくかかわっている人がいる。野党側が旧統一教会との関連を調べはじめてているが、自民党も議員との関係、どんなやり取りがあったのかきちんと調査をする責任がある。私が個人的に注目しているのは、9月にもあるといわれる内閣改造で、大臣になる人の“身体検査”に、この旧統一教会との関係を入れるかどうかです」
どちらにしても、日本の政治家が票欲しさにプロパガンダに利用される可能性があり、行動は慎むべきだと山口弁護士は切実に訴えた。
全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「旧統一教会の悪質性はどんなに言い訳しても許されない。人生の破壊、金銭的被害に家庭の亀裂は本当に深刻なんです。議員さんには是非そういうことを知っていただいて、付き合わないでいただきたい。旧統一教会は反社会的団体なんだと知っていただいて今後の政治活動をしていただきたい。心からのお願いです」
(BS-TBS 『報道1930』 7月22日放送より)

・統一教会だけじゃない! 自衛隊に巣食った新興宗教とカルトの衝撃 幻の「部隊乗っ取り」計画もあった(現代ビジネス 2022年7月24日)
高橋一也
※安倍晋三元首相を元海上自衛官が自作の銃で殺害し、その動機に新興宗教が関係していたことに、世間は大きな衝撃を受けた。防衛力整備と自衛隊の地位向上に尽力した安倍元首相の殺害事件に自衛隊が直接的に関係したわけではないにせよ、防衛省・自衛隊の高官たちは肩身の狭い思いをしながら、内心では「カルト隊員ではなくてよかった」と安堵しているのではないだろうか。筆者がそう想像する理由は、自衛隊と新興宗教・カルトの長い戦いの歴史があるからだ。
身上書に「宗教」の欄がある
ある防衛省関係者は「自衛隊に入ると身上明細書という履歴書のようなものを書かされますが、そこには『宗教』という欄があり、本人が信じる、あるいは所属する宗教・宗派の記載が求められます」と話す。
いまのご時世、履歴書に年齢や性別を書かせることですらタブーだ。では、なぜ自衛隊はタブーを犯してまでも隊員の宗教を知ろうとするのだろうか。
増上寺で行われた安倍元総理の葬儀 Photo by gettymages© 現代ビジネス 増上寺で行われた安倍元総理の葬儀 Photo by gettymages
表向きには「訓練や公務で死亡、あるいは戦死したとき葬儀を速やかに手配するため」(前出の防衛省関係者)と説明されているが、実際にはそれだけが理由ではない。身上明細書で隊員の宗教を把握するもう一つの目的は、上述の「カルト隊員」を炙り出すためだ。
そのため、身上明細書は陸・海・空幕僚監部の情報課に集約され、カルト宗教を記載した隊員は防衛大臣直轄の「自衛隊情報保全隊」が秘密裏に調査することになる。
元自衛隊情報関係者は「自衛隊は長い間、カルトと戦ってきた」と語る。自衛隊情報保全隊の前身である調査隊は、そもそも共産党や過激派からの潜入隊員や右翼シンパの隊員を調査することが任務だったが、その調査隊がカルトとの戦いの主役になった。
「調査隊は、ソ連からスパイの密命を受けて帰国し、自衛隊に潜入した “シベリヤ帰り”や中核派など過激派が送り込んだ反戦自衛官の調査を行なっていたため、統一教会やエホバの証人など特異な新興宗教に入っている隊員は名前を把握する程度で、正直に言えば、あまり関心を持っていませんでした。
いま話題の統一教会については、教団そのものよりも関連団体の勝共連合の動きが気がかりでした。多くの元高官が反共思想を啓蒙しスパイ防止法制定を目指す勝共連合に入っていましたので、その影響力が強かったのです。冷戦時代には隊内で機関紙『勝共新聞』が堂々と読まれていました。ただし、勝共連合の会員が必ずしも統一教会の信者と言えば、そうではありません。『あんなおかしな宗教には入らない』と話す勝共連合の隊員が多くいました」(前出の元自衛隊情報関係者)
オウムによる空挺団乗っ取り計画
そんな調査隊を震撼させたのがオウム真理教による陸上自衛隊(以下「陸自」)第1空挺団乗っ取り計画だった。第1空挺団とは、習志野駐屯地(千葉県船橋市)に駐屯する陸自唯一の落下傘部隊で、後方撹乱などを行う精鋭部隊だ。
「地下鉄サリン事件前年の1994年、オウム真理教“諜報省長官”であった井上嘉浩から指示を受けて活動していた第1空挺団所属の3等陸曹を秘密裏に内偵していた調査隊は、彼が空挺団長の娘が住むアパートに盗聴器を仕掛けたことを発見しました。
更には、オウムが空挺団長の娘を人質にして空挺団長をオウムに入信させ、第1空挺団を乗っ取る計画を立てていたことも突き止めました。
しかし、オウムの計画はそれだけに止まらず、井上が陸自のトップである陸上幕僚長を拉致して、陸自にクーデターを命じさせようとしているとの情報も入手しました。それからオウム真理教事件が終息するまで、警務官(注:自衛隊内の警察官)が実弾を込めた拳銃を携行して陸上幕僚長を警護するようになったのです」(同上)
自衛隊の身上明細書に「宗教」欄が加わったのは、オウム真理教の地下鉄サリン事件以降だという。これら事件を契機として、調査隊はカルトとの戦いを本格化させていった。
調査隊が第2のオウムとして監視対象にしたのは、日蓮の教えの国教化「国立戒壇」を目指す、冨士大石寺顕正会(以下「顕正会」)だった。顕正会はもともと日蓮宗の信徒組織「妙信講」だったが、国立戒壇をめぐって日蓮正宗と対立し、1974年に除名処分をうけた幹部らが結成した。
「顕正会については、オウム真理教事件の前から名前は聞いていました。男子部第2隊という自衛官のみで編成された組織があり、そこに所属する自衛官が隊内で折伏(勧誘)し、応じない隊員に暴力を振るうような事件が報告されていました。そして、ある事件をきっかけに、ヤバい組織だと認識するようになったのです」(同上)
公安の目もかいくぐって
元自衛隊情報関係者が話すある事件とは、1994年に顕正会信者だった第1空挺団普通科群長の1等陸佐が、富士演習場で民間人の顕正会信者に自動小銃の実弾射撃を行わせた事件を指す。
射撃を目撃した陸自隊員が陸自警務隊(自衛隊内の警察組織)に通報したものの、捜査が行われず記録も作成されなかったとして、後にメディアから「揉み消し」「隠蔽」と糾弾された。
1等陸佐とは陸軍大佐に相当し、普通科群長とは第1空挺団の中核で遊撃戦などを行う部隊のトップだ。それがカルト信者であり、なおかつ部外者に実弾射撃まで行わせたことを、なぜ自衛隊は隠蔽したのか。
「オウム真理教事件までは、自衛隊だけでなく世間一般で宗教問題は信仰の自由が仇となり、アンタッチャブルな問題として扱われていました。
過激派のメンバーなどは自衛隊法の『日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成し、又は加入した者』を根拠に排除できますが、カルトについては、具体期的な規定がなかったのです。言い訳になりますが、そういう社会情勢が影響していたと考えられます」(同上)
自衛隊が手をこまねいているうちに、公安組織でもオウム真理教事件の記憶をフラッシュバックさせる事件が再び起こった。公安関係者は当時を振り返る。
「1997年を『一国諫暁』(注:信仰の誤りについて国を諌めること)の年と定めた顕正会が7月1日に“重大な行動”を起こすという情報が入ってきました。私たち公安は顕正会本部や主要拠点を24時間態勢の監視下に置き、信者である自衛官が拳銃などの武器を当直中に持ち出すことがないよう、信者隊員を当直から外すよう自衛隊に要請しました。
しかし、7月1日になっても顕正会は何の行動も起こさず、半月後になって浅井昭衛会長の著書の広告を全国の主要新聞に掲載し、その本を政治家や公務員に送りつけました。この出来事を発端に、顕正会に対する公安の“熱意”は急速に冷めていったと言えます」(同上)
だが、顕正会が計画していた重大な行動とは、本当に新聞広告と書籍の送り付けだったのだろうか。その真相は未だ闇の中だ。
取材・文/高橋一也(国際ジャーナリスト)
・統一教会の過激分派「サンクチュアリ教会」の正体 自民党の議員が関連集会で応援メッセージも(東洋経済ONLINE 2022年9月5日)
藤倉 善郎 : ジャーナリスト
東京で開催された講演会で話す、サンクチュアリ教会指導者の文亨進氏(筆者撮影)
※安倍晋三元首相殺害事件で現行犯逮捕された、山上徹也容疑者が所属していたのではないかとして、世界平和統一家庭連合(旧・統一教会、以下、統一教会)とは別の団体の名が浮上したことがある。
「サンクチュアリ教会」だ。実際には、山上容疑者とこの団体の接点を示す証拠はなかったが、サンクチュアリ教会は統一教会の分派であるうえ、統一教会とは違った意味で注意が必要な団体だ。
特集「宗教を問う」の第3回は、同教会の内実をジャーナリストの藤倉善郎氏が描く。
射撃訓練も行う「銃の教会」
サンクチュアリ教会は、アメリカ・ペンシルベニア州に本拠地を置く統一教会の分派だ。指導者・文亨進(ムン・ヒョンジン)氏は統一教会教祖、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の7男だ。
統一教会では2012年の教祖の死去後、妻・韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏と子どもたちとの間で後継者争いが勃発。韓氏が実権を掌握し、教団を離脱した亨進氏が4男の国進(クッチン)氏の支援を受けて、2015年に設立したのがサンクチュアリ教会だ。
銃を崇拝し、亨進氏や信者たちが自動小銃を構え、銃弾を束ねた王冠を頭に載せた姿で礼拝することから、アメリカでは「銃の教会」として知られている。テネシー州の山中に土地を購入し、信者たちが銃の射撃訓練も行う。サンクチュアリ教会を支援する国進氏が、アメリカで銃メーカーのカーアームズ社を経営するなど、とにかく「銃」がつきまとう教団だ。
亨進氏は参院選公示日の6月22日に来日。7月13日まで日本に滞在して、九州から北海道まで講演会を行う日本縦断ツアーを開催していた。安倍元首相殺害事件の発生は、参院選終盤の7月8日だ。それまでに亨進氏は、6月25日(東京)、29日(久留米)、7月2日(大阪)、6日(名古屋)に講演を行っていた。
事件直後、一部メディアが山上容疑者について、統一教会を辞め別の分派組織に所属していたと報じたことや、元首相を自作銃で殺害した山上容疑者のイメージが「銃の教会」と重なったこともあったのだろうか。一時、ネット上では山上容疑者がサンクチュアリ教会の信者だとする噂が出回った。
ただ、同教会は安倍政権時に官邸前で首相を応援する街宣を行ってきた大の安倍ファンであり、山上容疑者が信者だとは考えにくい。
アメリカからやってきた「Qアノン教団」
しかし今回の殺害事件と無関係に、注視すべき団体であることには違いない。筆者は事件の約2週間前の6月25日、東京・新橋のホテルで開催された亨進氏の講演会を潜入取材していた。
400ほど並べられたパイプ椅子はほぼ満席。さすがに銃を持つ信者はいなかったが、一部は王冠をかぶり、銃弾を束ねて王冠にしている信者もいた。見たところプラスチック製のレプリカの銃弾だ。
亨進氏登壇の前に、亨進氏の歩みを紹介するビデオの上映や、スライドでの解説が行われた。そこには、アメリカ大統領選時に亨進氏をはじめとする信者たちが、アメリカでトランプ氏応援デモに参加したり、日本の信者が日本国内で同様のデモや街宣を行ったりした様子も映し出された。
2020年の大統領選では、一般投票日前日に亨進氏が信者に向けて、「ドナルド・トランプ大統領のために武装して死ぬ準備をしなければならない」との趣旨のスピーチを行ったと現地メディアが報じた。
トランプ氏の敗北が決定的となった2021年1月には、トランプ氏を支持する陰謀論集団「Qアノン」が連邦議会を襲撃し、5人の死者を出す事件を起こしている。その直前、Qアノンは議会前で選挙を不正だと主張する抗議集会を行っており、亨進氏もそこに参加していた。
日本での講演会では、サンクチュアリ教会の日本組織の代表者がこんな説明をしていた。
「(キリスト教の聖書の)黙示録6章にありますが、赤い馬が暴れまわる中国・北朝鮮、白い馬が暴れまわるグローバリスト、黒い馬のディープ・ステート、そして緑の馬のイスラム圏。そしてコロナ。これは中国の生物兵器です」
確かに「ヨハネの黙示録」には馬による厄災のエピソードは存在するが、いうまでもなく「ディープ・ステート」などといった記載はない。
ディープ・ステートとは、Qアノンたちがいう「(トランプ氏が戦いを挑んでいる)アメリカ政府を支配している影の政府」のこと。亨進氏とサンクチュアリ教会の主張や行動は、ほぼ「Qアノンそのもの」と言っても過言ではない。
マスクを着けると「政府の奴隷」に
講演を行った亨進氏も頭に銃弾の王冠を載せた姿で新型コロナワクチンを批判し、ワクチン普及を共産主義者の陰謀だと語った。
「生物兵器(新型コロナ)にかかっても、99.7%の人は免疫力で勝つことができる。それが科学だ。なのにマスクを着けろと言う。マスクを着けた者たちは政府の奴隷になる」(亨進氏)
「共産主義者たちがTwitter(でのワクチン批判)を禁止し、ファイザー社はワクチンを売って800兆ウォンも儲けた。ロビー活動で政治家にカネを撒いた。ワクチン接種を3回受けたら90%以上、自分の免疫システムが壊れていく。若い者たちも突然、心臓麻痺で死んでいるという」(同)
新型コロナワクチンを否定する陰謀論では、しばしば、ワクチンの目的はディープ・ステートなど影の権力者による人間管理と人口削減と説明される。
「世界経済も壊されていき、日本もガソリン代、食料費が上がり、世界供給ラインが壊されている。それは中産階級を殺す作戦だ。これが共産主義だ。政治サタン主義だ」(同)
親トランプも反共も、統一教会本家と酷似している。しかし統一教会が系列メディアなどを通じて発信する言論が「それなりに」冷静な装いであるのに比べて、亨進氏の言葉は過激で煽情的だ。
統一教会を非難し自警団結成を呼びかけ
サンクチュアリ教会は統一教会とは敵対しており、亨進氏は講演中に何度も統一教会を「詐欺」、母親の韓氏を「詐欺女」などと罵った。会場に紛れ込んでいた統一教会信者たちが大声をあげて抗議したら、会場からつまみ出されていった。
別の会場での講演会では、「マスクを着けてデモをする家庭連合(統一教会)は負け犬」と対抗意識も見せた。
7月2日に大阪で行われた亨進氏の講演会を、筆者はリモートで視聴した。そこで亨進氏は、日本での自警団結成を呼びかけた。
「(日本では)銃が持てないから軍の訓練ができない。それは言い訳だ。隣人と無線機パーティーをやって味噌ラーメンを食べましょう。無線機をあげて互いに気遣い合う。そうやって伝道していく。これが平和軍警察だ」
さすがに日本で自警団を作っても銃の射撃訓練等をするわけにはいかず、無線機の購入やその訓練など、別の方法で世界戦争や内戦に備えろというのだ。実際、サンクチュアリ教会の信者は過去にも日本国内の山中でサバイバル訓練を実施している。
統一教会は、「反共」を旗印に自民党を中心とする保守系政治家と関わってきた。反共産主義という点は、サンクチュアリ教会も同様だ。
日本のサンクチュアリ教会信者たちは、少なくとも2018年頃から首相官邸前で、安倍首相(当時)やトランプ大統領(同)を応援する街宣を隔週で繰り返してきた。安倍氏が辞職すると、今度は菅義偉首相を応援した。
2020年のアメリカ大統領選の際には東京、大阪、福岡でトランプ氏応援デモを繰り返した。デモの文脈は、中国共産党と戦ってくれるトランプ氏を応援しようというもので、「Take Down CCP!」(中国共産党を倒せ!)と叫んだ。2021年には反北京冬季五輪のデモも行われた。
自民党議員が応援メッセージ
2021年12月12日に都内で開催されたデモでは、日比谷図書館内のホールでの集会も開催された。ともに主催者は「北京五輪ボイコット推進集会・デモ実行委員会」。
サンクチュアリ教会単独ではなく、保守系の活動家や識者などとの寄り合い世帯。とは言え、実質的にそれまでトランプ支援デモなどを繰り返してきたサンクチュアリ教会の信者たちの運動がベースとなっており、彼らも壇上で挨拶をした。
この集会には、国会議員からの応援メッセージも寄せられ、壇上で主催者が代読した。送り主は、杉田水脈、三ッ林裕巳両衆議院議員、山田宏、和田政宗両参議院議員。いずれも自民党だ。
霊感商法が社会問題となった統一教会との関わりは、言うまでもなく問題だ。しかしアメリカで「Qアノン武装ゲリラ」とも呼ぶべき活動をしているサンクチュアリ教会がらみの集会に応援メッセージを寄せるのは、文字通りの「公共の安全」に関わりはしないだろうか。
https://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-7634.html
2022年11月21日
※CIA〉KCIA〉統一教会≒創価学会≒公明党〉自民党
今、起こっていることは、10年以上前に、ほとんど議論されていたことである。
10年以上前に議論されていたということは、20年前、30年前に、いやもっと昔・・・100年前から計画が練られていたということになる。
「彼ら」は、計画を立案してから、長い年月と努力を費やしてコツコツと自分たちのアジェンダを実行してきた。
他人や権力・権威に従うように教育されている日本国民の限りなく100%に近い人たちにとっては、なかなか実感がわかないので、「事態が起こってから」初めて騒ぎ出す。
だから、どんなに抵抗しても、そのときは、完全に手遅れになっている。
そのとき、人々は諦めて指をくわえながら傍観するか、せめてもポーズだけでも抵抗するか、いっそのこと、“長いものには巻かれろ”のごとく、「超権力にくみする」か、どれかである。
国民の99%が無抵抗の傍観派であり、そのうち10%が「偽装保守チャンネル」などに扇動されて心がうずき出すも、その実、実効のあることは何一つやらない自己肯定派であり、残りは、「なーんも分からんが、とりあえず時代を先取りして良いポジションにつきたい(本人の弁)」と考えている落合洋一のような目先の効く功利主義者だ。
この馬鹿は、今年、クラウス・シュワブ主催の世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーズの一人に選ばれた。
ポピュリズムの少数政党は、「ことが起こってから」騒ぎ始める寝ぼけまなこをした愚民たちを取り込んで、支持を広げる。
大衆の蜂起を訴えても、すでに完全に手遅れであることを知りながら・・・
だから、人々はツイッター、フェイスブック、ユーチューブなどでに、日々、不満をぶちまけて留飲を下げるのだが、そもそもSNS自体が、ガス抜きのためにつくられたツールであることを知らない。
今、世界のすべての人が手に入れている情報は、ほぼネットからのものである。
コントロールされた新聞、テレビしか見ない人は、死ぬまで、そうであるから最初から問題外。
GoogleやYahoo!検索エンジンでアクセスできる情報は、インターネットに存在しているすべての情報のわずか4%に過ぎない。
残りの96%は、ダークウエブとか、ディープウェブとか呼ばれている一般のネットユーザーがアクセスすることができない「深層ウェブ」に存在している。
私たちがネットから入手できる情報は、全体のわずか4%に過ぎず、英語やスペイン語、中国語を解さない日本人であれば、その4%のうちの、さらに6%しか閲覧する機会がない。
つまり、「知っているそぶり」をしたり、「知っている」と錯覚している人々は、実は何も知らない。
人々が「そうだそうだ」と納得させられてしまう情報は、実は「あなたが検索して能動的に手に入れた情報」ではなく、ネットの支配者が「あなたに見せたい」情報であることを知っておくべきだ。
だから、情報そのものが重要なのではなく、情報を分析し、つなぎ合わせることによって見えてくる風景を読み解く能力が必要になってくる。
私は、これを「ナレッジ・ディバイド(Knowledge divide)」と呼んで、情報を仕分ける目、情報を分析し編集することによって「絵」を描くことが何より重要な能力になると訴えてきた。
しかし、そうした人間は見当たらない。
安倍自民党が民主党から政権を奪還した年の翌年(2013年4月27日)、安倍晋三は、珍しく各政党のリーダーたちと党首討論に臨んだ。
その中で当時、維新の共同代表だった石原慎太郎が予言めいたことをたくさん言っている。
石原慎太郎は、このとき、すでに脳梗塞がかなり進んでいたので聞き取れない箇所があるが、たとえば、米国が日本に無理強いしている遺伝子組み換え表示ラベルの撤廃によって、将来、日本人が重大な健康危機に見舞われると警告している。
このときの安倍晋三や野党の呆けた表情を観察してほしい。
彼らが、結局、何もやらないということが、このときに確定していた未来なのである。
動画ではカットされているようだが、このとき石原慎太郎は、こう言った。
「自民党が公明党と組み続けていると、この国は亡国になる。
安倍さん、よーく考えてください。今に後悔することになりますよ」・・・
こう警告した。
しかし、安倍晋三の心臓を貫いた凶弾は、彼に後悔する間を与えなかった。
彼は、自分の人生を弄んだ「ぬえ」の正体を知らずしてこの世を去った。
安倍暗殺は、統一教会憎しの山上徹也の犯行によるもので、なぜ公明党が?
ごくごく簡単に説明しよう。
文鮮明は、1920年1月6日、北朝鮮(韓国ではない)で生まれた。
彼は、ここで邪教宗団の教祖からカルト宗教の興こし方と、信者の獲得方法、信者からの資金の収奪方法などを学んだ後、北朝鮮に独自の宗教を起こそうとした。
しかし、北朝鮮の軍部から「危険分子」と目を付けられて投獄された。
折よく朝鮮戦争が起こって、そのごたごたを利用して脱獄した後は、北朝鮮を諦めて南朝鮮(韓国)に新天地を求めた。
ここで文鮮明はテロリスト邪教集団・統一教会を立教した。
しかし、韓国でも「危険人物」とされて警察に拘束されることになる。
ここで、強い意志を持ち屈強な体を持っていた文鮮明を、以前から追跡し、観察していたCIAは、韓国政府と交渉して文鮮明を自由の身にした。
理由は、米ソ冷戦構造を確立し、米ソ両国を核開発競争に駆り出して、軍産複合体や核兵器開発企業に利益を誘導するために、国境という概念を持たない世界支配層のために働くCIAが、彼らのミッションを遂行してくれる「ストロングマン」を探していたからだった。
文鮮明は、そのお眼鏡に叶った男だった。
CIAがもっとも恐れていたのは、他でもない日本だった。
これだけ教育水準が高く、いざとなれば天皇のために命を捧げることも厭わない国民は、他の国にはいなかった。
CIAは、米ソ冷戦構造から利益を吸い尽くすだけ吸い取った後は、ソ連を解体し、後に中国を台頭させて、世界を米中二極化によって支配しようという計画があったので、日本を中国には絶対に近づけたくなかった。
だから、国益重視の田中角栄(経世会)が、キッシンジャーが仕組んだロッキード事件に嵌められて政界から葬られたのも、田中角栄がワシントンにお伺いを立てずに、日中国交正常化に踏み出したからだ。
これが、戦後のCIAの一貫した戦略だ。
米ソ2大軍事大国の衝突は、東アジアの団結につながっていった。
その後の米ソ冷戦下においても、日本の役割は、あらゆる場面で「防共のため」と刷り込まれた。
そのために、文鮮明の韓国や台湾、アメリカにおける宗教活動を支援しながら、A級戦犯の岸信介と手を組ませて「国際勝共連合」を共同設立させ、東アジアの共産主義の防波堤とした。
この何を考えているのか分からない不気味な男、岸信介もまた、日本の「ストロングマン」だった。
岸信介の精神力の強さ、口の堅さはCIAのお気に入りだった。
この一面だけを捉えると、確かに、参政党が言うように、統一教会は表面的には「反共の保守」だったが、もう一皮むくと、統一教会は、文鮮明という狂気のカルト教祖によって世界を支配しようとしていたのである。
目的達成のための原資を調達するために、日本人信者を洗脳して資産を搾り取るだけ搾り取った後は、南米などに農業奴隷として送り込んだのである。
まず、CIAが着手したのは、皇室工作だった。
文鮮明を皇族に会わせて、皇室を弱体化させようとした。
しかし、明治維新以降、数々の破壊工作に遭ってきた皇室は、これを見抜き、統一教会の皇室への侵入を防いだ。
それで、CIAは、文鮮明が持つ日本人に対する深い憎悪を利用しながら、自民党・清和会(会長:安倍晋太郎 現・清和政策研究会)という売国政党を通して、日本経済を、ひたすら弱体化させてきたのである。
小泉純一郎、安倍晋三(両政権に大きな影響を与えたのが竹中平蔵だった)によって、すでに青息吐息の状態にされた日本経済からグローバル勢が奪い取りたいのは日本の優れた中小企業だ。
ゴミ総理、菅義偉のお師匠さんであるデービット・アトキンソンにそそのかされて、菅は銀行法を改正し、日本の中小企業潰しに着手した。
ほぼお膳立てができた後、岸田はシティー・オブ・ロンドンに行って、「キシダを買ってください」と物乞いした。
「キシダを買ってください」という意味は、残された日本人の個人資産に「貯蓄税」をかけることによって、国民の預貯金を外に引き出して株式投資に向けるので、「そこを狙ってください」と言っているのだ。
そして、最後に、ほとんど資産をはぎ取られた国民の命を捧げてワクチンを打たせ、ユダヤ国際金融資本に奉仕しようとしているのが現在の自民党政権だ。
清和会がパンツ大臣によってお払い箱にされた後、岸田文雄の宏池会は、日本の最後の虎の子である日本人を殺そうとしているのである。
まあ、この程度は決して難しくないので、自分と家族の命を守るためにも、しっかり理解しておいてほしいものだ。
公明党の支持母体である創価学会は、統一教会の信者であった池田大作に乗っ取られてしまった。
二代目創価学会会長を務めた戸田城聖(この男も愛人が何人もいるなど、決して褒められた男ではなかったが)が突然死すると、次の候補者を決めていなかったので、三代目創価学会会長の椅子は3年近くも空席のままだった。
そうしたところに忽然と現れた池田大作は、「私こそ、今は亡き2代目創価学会会長の戸田城聖会長から、あなたに創価学会を引き継でほしいと言われた」、「私こそが3代目になるべく人間だ」と信者たちを騙して、いつの間にか教祖の座に収まってしまった。
池田大作が創価学会を乗っ取ってからやったことは、北朝鮮の金日成がやっていたように、マスゲームや信者で人文字を作らせたり、当時、高価なため、めったにお目にかかることができなかったカラーグラビア印刷の豪華なグラビア会報誌で、自分の姿を繰り返し信者に植え付けて「自分こそがメシア」であるかのように洗脳したことだった。
とにかく、池田大作は、大規模なイベントが大好きで、原色を使ったカラリングで信者の心に強く「烙印」を押して徹底的に洗脳していくのである。
それに何より下ネタが大好き。
説法に猥談を含めて話すのが得意だったことなど、文鮮明とまったく同じで、どーにもならない色情狂だ。
だから、統一教会の文鮮明が特に力を入れていたのが、「血分け(ちわけ)」というオカルト性交秘儀を信者に行って、信者たちを悪魔化していくことだった。
このオカルト性交秘儀は、北朝鮮の金日成の時代から行われ、それが北朝鮮生まれの文鮮明、そして池田大作が常態化したものだ。
これは、政治学者の故・藤原弘達が、創価学会の“喜び組”(色気づいたバカ女性幹部のこと)を批判したことから明るみに出てしまった。
つまり、「血分け(ちわけ)」とは、「神(つまり、文鮮明や池田大作)と性交渉することによって、完全な純潔を得ることができるとされている儀式」のことである。
要するに、“性豪”の文鮮明や、女ったらしの池田大作が目を付けた美人の信者を呼びつけて快楽を貪る狂乱のことである。
(統一教会の「血分け」詳しく知りたい人は、 萩原 遼著『秘儀"血分け"-上-文鮮明・統一協会の邪淫の正体をあばく』を参照のこと)
北朝鮮につながっているオウム真理教の麻原彰晃・教祖も、複数の若い女性信者に同じことを繰り返し、私生児をポンポン産ませていたでしょう?
藤原弘達は、創価学会内部の酒池肉林の実態を暴いたことから、創価学会につながる暴力組織に何度も命を狙われた。
創価学会の教義の柱となっている「人間革命」は、池田大作の箴言(本来は聖書で使われる言葉であるが)の集大成だと言われているが、実は、池田大作はこんな文章など書けないし、「人間革命」に書かれている理論も理解していない。
直木賞作家で創価学会の信者、志茂田景樹が、テレビだか雑誌だかのインタビューで、「池田先生の人間革命を書いたのは私だ」と、ついうっかり暴露してしまったことは有名だ。
長い洗脳から解かれて創価学会を脱会した長井秀和の暴露祭りが面白い。
ほどんどの新興宗教の教祖には、ゴーストライター集団がいて、教祖を神格化し、偶像化するためストーリーを創作しているのだ。
北朝鮮の金正恩が、白頭山の裾野を白馬で駆け抜けて、「我は神の子」と北朝鮮人民にすり込んできた。
しかし、今はもっと強力で新しい伝説を必要としており、きっと金正恩の会議室には、オツムのよろしくないコピーライターやゴーストライター、映像作家やCG技術者が集って、人民のウソ泣きの涙の量を倍加するためのストーリーを作っているだろう。
文鮮明や池田大作の「このシステム」は、北朝鮮から学んだものだ。
すでに中国には、「池田大作平和研究所」や「池田大作教育研究所」が数十も存在する。
それでは飽きたらずに、今度は中国河北省の河北外国語学院に「池田大作研究センター」を設置。
池田大作が、表舞台から姿を消して13年になるので、死亡説がまとこしやかに流れているが、長井秀和によると「池田大作は生きています。間違いない!」ということである。
その代わり、完全な植物人間と化しており、「死にたくても死なせてもらえない」という地獄を味わっている様子。
それはともかく、なぜ、習近平は「池田大作」の名前を冠した研究所を許しているのだろう。
同じ偶像崇拝によって人々を支配している者同士、確執は生じないのだろうか。
いやいや、全然、矛盾していない。
創価学会と公明党が、日本の解体を目的としている団体だからだ。
まさに、CIAのアジェンダに沿っているのだ。
因みに、「幸福の科学」の大川隆法にも、“お付き”のゴーストライターがいて、私はその人物を知っている。
みんなが「先生」と呼び、オカルトで飯を食っている男だ。
大分衰えが目立つようになって、もうすぐ消えるから、黙っておいてやろうか。
これで少しずつ分かってきたと思われるが、これらは、すべて1本の線でつながっているのだ。
気の毒なことに、公明党の議員は、統一教会問題を深耕していくと、公明党のルーツが公になってしまうのではないないかと、しばらくの間、戦々恐々として枕を高くして眠れないだろう。
だから、自民党は、はるか昔からテロリスト組織、統一教会とヨーロッパの国々から「カルト認定」されている創価学会と一心同体であり、CIAのお許しがなければ手を切ることができない、ということなのである。
安倍晋三が暗殺されてから、北朝鮮からひんぱんにミサイルが飛んで来るようになった。
これは同じくCIAの支配下に置かれている北朝鮮が、「統一問題をあまり詮索してくれるなよ」と、事情を知っている自民党の古参議員やマスコミ関係者に対して脅しているのであり、統一教会や創価学会に対する援護射撃と捉えるべきなのだ。
・統一教会の自民党が、どのように政権政党になったのか
https://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-7561.html
※そもそも、統一教会は、米ソ冷戦時代に「越境する国際金融財閥」が金儲けをするために野放しにした新興宗教です。
CIAとCIA韓国支店ともいえるKCIAは、統一教会の教祖・文鮮明を使って「国際勝共連合」を組織させました。
安倍晋三の祖父・岸信介と文鮮明の邂逅を用意したのもCIAです。
二人は、この「国際勝共連合」を軸に、自民党をソ連の共産主義の防波堤として活用することで「核ビジネス」という莫大な利益を「越境する国際金融財閥」にもたらしのです。
「対立のあるところにビジネスあり」です。
ここでも、ヘーゲルの弁証法が使われているのです。
そもそも自民党とは、A級戦犯として巣鴨プリズン(跡地はサンシャイン60)に幽閉されていた岸信介、笹川良一、児玉誉士夫の3人が戦前から戦時中にかけて、旧満州でアヘンを中国人に売りさばいて儲けた金で立党された「日本の解体」を目的とした政党です。
日本国を富ませて、国民を幸せにしようと設立された政党ではないのです。
これらの資金を原資にして「共産主義の防波堤をつくるため」という大義によって創設されたのが自由党と民主党が合体してできた自由民主党だったのです。
これら「右翼のドン」と言われ続けてきた岸信介、笹川良一、児玉誉士夫ですが、さらにアヘンビジネスを中国の大都市にまで拡大するために、彼らの商社を介してアヘンを上海の里見甫(はじめ)の商社に融通することもあったようです。
この商社こそが、ロスチャイルドやら、サッスーンやラッセル、シッフなどユダヤ金融勢力の本流と傍流が入り混じった国際金融資本なのです。
岸信介、笹川良一、児玉誉士夫の3人は、日本最大の任俠団体・山口組と満州のテリトリーをめぐって、時に争い、時に協力してアヘン市場を拡大していきました。
こいつらは、満州経由でアヘンを調達しながら、関東軍と結託して上海でもアヘン取引組織を作り、上海の日本の大手商社の協力を得ながら、アヘンを売りまくるという文字どおり「阿片の王」と呼ばれる存在にまで勢力を拡大していきました。
さらに、後に、ここに電通が加わって、満州アヘン人脈が形成されたのです。
上海のアヘンを一手に取り仕切っていたのは、上海をテリトリーとしていた里見甫(はじめ)です。
よく、「カジノ法案は、アミューズメント企業、セガサミーの創始者・里見治(はじめ)のために可決されたのだ」という人がいますが、その理由は「里見」という珍しい苗字を持ち、名前も同じ「はじめ」であるからではありません。
初代セガサミーホールディングスCEOの里見治の結婚式に、安倍晋三、森喜朗、小泉純一郎などの清和会(現:清和政策研究会)の総理経験者が参列したからです。
一介の娯楽産業の若造の結婚式に、当時の首相も含めて、歴代の総理経験者がぞろぞろと出席しますか?
こうしたところから、里見治は里見甫の息子ではないかと言う人が少なくないのです。
パチンコ議連からカジノ法案につながる人々を追ってみてください。
半島勢力につながっている人々であることが分かるでしょうし。
また、それにぶら下がっていれば、選挙で勝てると信じている議員たちです。
もちろん、ほとんどが自民党の国会議員です。
全ての自民党議員が、あまりにも邪悪で腐敗してしまっために、国民は麻痺させられてしまって気が付かないのです。
では野党議員は?
まったく役に立ちません、
自民党が解体したとき、彼らは居場所をなくすでしょう。
故・安倍晋三氏が、山口組との関係をなかなか断ち切ることができなかったのも、祖父から受け継いだ「ありがたくない遺産」のためです。
皮肉なことに、岸信介の悪しき遺産が、孫の安倍晋三の命を奪ったのです。
さて、岸信介、笹川良一、児玉誉士夫の3人は、CIAのスパイになることを条件に絞首刑を免れたわけですが、笹川良一、児玉誉士夫の二人は、途中で「あほらし、なんで俺たちが米国のために働かなきゃならんのだ」と気が付いたのか、ここから脱落して岸信介ひとりが残ることになります。
ディープステート(米国の共産主義者から国際銀行家まで範囲が広いのまで、この呼び方で総称する)が日本を間接的に統治して、「日本を、お財布代わりに使うため」につくらせた政党なのです。
もちろん、自民党ができてからも、自民党の事実上の一党独裁体制が確立するまで資金面を含め、ありとあらゆる支援を行ってきたのがCIAです。
これは、CIAが公表した極秘ファイルから明らかになったことです。
CIAの「ありとあらゆる支援」の中には、同じくA級戦犯だった正力松太郎をスパイ(CIAが正力に与えたコードネームは「ポダム」)にして読売コングロマリットを作らせたことも含まれています。
正力松太郎は、「プロ野球の父、テレビ放送の父、原子力の父」といわれており、「日本人洗脳の三冠王」です。
つまり、娯楽の少なかった時代に、3S(スピード、スリル、セックス)政策をビジネスに取り入れ、ジャイアンツ(巨人)という球団をつくって選手たちをアイドル化することに成功したのです。
以来、読売コングロマリットのビジネスモデルの成功を目の当たりにした他のマスコミもまた、アミューズメントと不動産業に精力を傾けることになるわけです。
これを日本列島の隅々まで拡大したのがテレビです。
お陰で、日本人は馬鹿ばかりになってしまいました。
評論家の大宅壮一氏は、ため息をつきながら「一億総白痴化」時代と言ったのです。
現代ではさらに進んで、「一億総サル化」時代から、「一億総アミーバ化」時代に退行しようとしています。
脳細胞を持っていない単細胞生物にまで退化してしまったのです。
つまり、自民党とは、最初から米国DSのための政党なのです。
このことは常識なので、最低限の教養として覚えておくように。
・旧統一教会と「関係アリ」国会議員リスト入手! 歴代政権の重要ポスト経験者が34人も(日刊ゲンダイ 2022年7月16日)
※安倍元首相の暗殺事件でクローズアップされている旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)と自民党の関係。山上徹也容疑者(41)の供述によれば、昨年9月に安倍元首相が統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」のイベントにリモート出席した動画を見て殺害を決意したという。
◇ ◇ ◇
実際、旧統一教会の政界への浸透は凄まじい。日刊ゲンダイは旧統一教会と関係のある国会議員112人のリストを入手。ジャーナリストの鈴木エイト氏が長年の調査によってリストアップしたものだ。

「統一教会との関わり方は様々ですが、議員本人のイベント出席や秘書の代理出席、祝電など、教団系メディアの生配信やネットに残っている公開資料等で確認できたものをリスト化しています。公になっていないだけで、関りのある議員は他にもいると考えられます」(鈴木氏)
リストを見ると、やはり自民党議員が圧倒的に多い。衆院議員78人、参院議員20人が統一教会系の団体等との何らかの関わりが確認された。野党でも立憲民主党6人、日本維新の会5人、国民民主党2人が関わりを持っていた。そのうち閣僚、党幹部の経験者だけでも34人に上る(別表)。
イベント参加や祝電のほか、米国で発行されている統一教会系の日刊紙「ワシントン・タイムズ」や機関紙「世界日報」にインタビューなどが掲載されたケースもあり、献金を受け取っていた議員もいる。
統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用
そして、旧統一教会との関わりが認められる議員の多くが、第2次安倍政権以降、大臣や副大臣、政務官などに起用されてきた。2019年の第4次安倍第2次改造内閣では、閣僚20人のうち10人が旧統一教会関連だった。
「以前だったら、これほどの関係が発覚すると大騒ぎになりましたが、、第2次安倍政権以降、親密な関係が発覚しても報じるメディアはほとんどなく、大した問題にならないとタカをくくっていたと思います。教団系のイベントに来賓参加するなどした議員の政務三役への登用も顕著になりました。『頼まれてメッセージを送るくらいよくあること』と擁護する声もありますが、政治家の影響力を考えれば、これだけ問題のある団体に祝電を送ればお墨付きを与えることになる。それが新たな被害を生むかもしれないということは少なくとも考えるべきでしょう。『統一教会の関連団体とは知らなかった』では済まされません」(鈴木氏)
・「教団票の割り振りあった」旧統一教会めぐり自民議員が証言 票の差配に“派閥の長”が関わっていた(TBS NEWS DIG 2022年7月20日)
※安倍元総理の銃撃事件をきっかけに注目される、政界と世界平和統一家庭連合=旧統一教会との関わり。自民党の議員が証言しました。
きょう取材に応じた自民党の青山繁晴参議院議員。今回の参院選を前にある議員から、こう打ち明けられたといいます。
自民党 青山繁晴参院議員
「(ある議員が)自分の所属する派閥の長から『旧統一教会の票を割り振る』と言われたと。『即座に断った』と。『しかし、その分の票が“派閥の長”によって、違う議員に割り振られたようだ』と」
旧統一教会が自民党候補を組織的に支援していて、その票の差配に派閥の長が関わっていたというのです。
今回の銃撃事件を機に注目された教団と政界との関係。
たとえば、第一次安倍政権で総理秘書官を務めた井上義行氏。今回の参院選の比例代表に自民党から出馬し当選した候補です。安倍氏銃撃の2日前(今月6日)、旧統一教会の関連団体が開催した集会で支援を訴えていました。
井上氏
「投票用紙2枚目は?」
参加者
「井上義行!」
そして教団側の関係者は…
旧統一教会側の関係者
「井上先生はもうすでに食口(信徒)になりました。私も大好きになりました。戦いをするならば、必ず勝たないといけない」
旧統一教会の関連団体はJNNの取材に参院選で井上氏を支援したことを認め、井上氏の政策に賛同したことが理由としています。一方、井上氏の事務所も、井上氏が旧統一教会の「賛同会員」となっていることを認めました。
政治と教団の接近、その裏に何があるのか。今回の参院選の前、青山議員が教団の組織票の差配に動いているとされる派閥の長を訪れると、こう言われたといいます。
自民党 青山繁晴参院議員
「『旧統一教会の支援や票を割り振っておられるんですか』とお聞きしたところ、(“派閥の長”が)『あ、やっているよ』と。『全部丸抱えで当選させるわけじゃなくて、足らざる部分を補うんだ』とおっしゃったので、僕は『それでも駄目です』と申し上げました」
派閥の長は業界団体などの支援だけでは当選ラインに届かない場合に旧統一教会に頼ると話したのです。
自民党 青山繁晴参院議員
「『じゃあ彼に、それを知らずに投票した人が、後からそれを知ったらどうなるんですか』と。候補者にとったら、どれほどの信頼の失墜になるか。それをお考えになりませんかというふうに、厳しく申し上げました。『とりあえず、その割り振りを止めてください』、この言葉通り言いました。『止めてください』と。(“派閥の長は”)それに対して答えなかったです。じっと目を見ておられました」
青山氏は教団側から支援を受けているならば、候補者自らがそれを公表し選挙に臨むべきだと訴えました。
・<#自民党って統一教会だったんだな>一晩で24万超ツイート! 安倍元首相の国会答弁を振り返る(日刊ゲンダイ 2022年7月19日)
※<#自民党って統一教会だったんだな>
こんなハッシュタグが19日、ツイッターでトレンド入り。たった一晩で24万を超えるツイートに対し、ネット上では《ものすごい勢い》などと話題となった。
安倍晋三元首相(67)の銃撃事件以降、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)が殺害の理由として挙げた「旧統一教会」と自民党国会議員の関係が次々とネット上に拡散。当初は自民党が教会信者を集票に利用していた、との見方が一般的だったが、両者の関係が明るみになるにつれ、《これは自民党が利用していたのではなく、カルト宗教側が自民党、政権中枢を支配していたのではないか》《自民党が統一教会そのものだった》との声が続出。ハッシュタグはその流れを受けたものだ。
・福田赳夫元総理「アジアの偉大な指導者・文鮮明」スピーチ動画が拡散…改めて問われる自民党と統一教会の深い関係(SmartFLASH 2022年7月20日)

※福田赳夫元総理が、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の教祖・文鮮明氏を礼賛する動画が拡散し、波紋を広げている。
舞台は1974年5月7日、文氏が開いた「希望の日晩餐会」だ。岸信介元首相が名誉実行委員長を務め、帝国ホテルに1700名を集めて開催された晩餐会には、40人もの自民党国会議員が出席している。
その席で、当時の福田赳夫大蔵大臣がこうスピーチしたのだ。
「アジアに偉大なる指導者現る。その名は文鮮明である。
私はこのことを伺いまして久しいのでありますが、今日は待ちに待った文鮮明先生と席を同じくし、かつただいまは、文先生のご高邁なご教示にあずかりまして、本当に今日はいい晩だなと気が晴れ晴れしたような感じがいたすのであります。
今日は文先生から『お前らは神の子である』という激励を受けまして、少し何かえらくなったような感じもいたします。私は『この神の子である』というのは、世の中のために大いに奉仕していく。またそういう気持ちになった日本人個々を育て上げなさいと、こういうことであろうと受け取りました。
今日は文先生本当に立派なお話を承りましてありがとうございました。心から御礼を申し上げます」
スピーチを終えた福田氏は文氏と熱い抱擁を交わす。
後の1978年、福田氏は首相時代にこのスピーチを国会で追及され、「文鮮明氏が他にどういうことをしておるのか、そのことについてはいささかも承知しておりません」と答えているが、2人の親密さは明らかだ。
統一教会は文鮮明氏が1954年、韓国で創設。1958年には日本に宣教師を送り込んでおり、1964年には日本で宗教法人の認可を受けた。統一教会の政治団体として「国際勝共連合」が設立されたのは1968年のことだ。
「勝共連合の設立には、岸氏の協力がありました。岸氏はその後も統一教会を訪れ信者を激励したり、文鮮明氏と会談したりしています。
安倍氏の父親の故・晋太郎氏も、帝国ホテルで開かれた晩餐会に出席、さらに勝共連合の機関紙『思想新聞』(1990年3月25日付)の勝共推進議員名簿に名を連ねています」(統一教会ウォッチャー)
1992年3月、アメリカで禁固刑を受け、日本に入国できないはずの文鮮明氏が、突然来日した。朝日新聞(1993年3月19日)によると、法務省にかけあったのは金丸信副総裁だという。
1992年8月、文鮮明氏が「合同結婚式」を開催すると、日本から女優の桜田淳子、元新体操選手の山崎浩子らが参加。このとき、中曽根康弘元首相は「民族問題や宗教の対立を超えて、人類の理想に向かって進もう」との祝辞を送っている。
自民党と統一教会との深い関係。この関係を引き継いだのが安倍晋三元首相だった。
「天宙平和連合」(UPF)は、文鮮明氏と、その妻で現・家庭連合総裁の韓鶴子氏が2005年にニューヨークで創設したNGOだ。
2006年6月、本誌は、UPFが日本で開催した「祖国郷土還元日本大会」に、安倍氏が祝電を送っていた事実を報じている。このときの大会には中曽根康弘元首相、中川秀直政調会長(当時)らが祝電を送っている。
そして、2021年9月、UPFが開いた大規模集会「シンクタンク2022 希望前進大会」にも、安倍元首相はビデオメッセージを寄せた。
「各地の紛争の解決に努力してきた韓鶴子総裁をはじめ、みなさまに敬意を表します。偏った価値観を社会革命運動として展開する動きを警戒しましょう」
安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者は、2019年、来日中の韓鶴子氏を襲撃するつもりだったが失敗。その後、安倍元首相のビデオメッセージを見て、ターゲットを変えたことがわかっている――。
福田赳夫元首相のスピーチ動画が拡散すると、ネット上には、自民党と統一教会の関係性を疑問視する声が多く上がった。
《これで「自民党と統一教会は無関係」などと一体誰が否定できるだろうか》
《改めて統一教会・自民党との関りの深さに呆然としている》
《まさかあれだけの絶賛スピーチをしておいて、「よく知りませんでした」とは言わないだろう。統一教会と自民党との長く深い闇にゾッとする》
安倍元首相の銃撃事件を受け、次々に明るみに出る自民党と統一教会との深い関係。もはや「知らぬ存ぜぬ」では通用しなくなっている。
・旧統一教会と関係ある「安倍派議員35人」のリストがコレだ! 自民党内でも圧倒的な人数(日刊ゲンダイDIGITAL 2022年7月24日)
※安倍元首相銃撃事件で再燃した「政治と宗教」への関心は高まる一方だ。〈#自民党って統一教会だったんだな〉がツイッターでトレンド入り。まさにその通りで、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の政界への浸透はすさまじい。とりわけ群を抜いているのが安倍派(清和会)だ。
日刊ゲンダイがジャーナリスト・鈴木エイト氏から入手した旧統一教会と関係のある国会議員100人超のリストを基に、安倍派所属の議員をピックアップ。その数は35人に上った。もっとも、あくまで判明分のみだ。

党内最大派閥の安倍派は21日に総会を開催。総力支援を受けて参院選で初当選した生稲晃子議員ら新人・元職らの加入などで4人増え、21日時点の会員数を「97人」と発表した。となると、旧統一教会と関係のある議員はおよそ4割。ア然とするほかない人数だ。
ほかにも慣例により、党や安倍派から離れている細田博之衆院議長(当選11回)も関連イベントに出席、講演を行った過去もある。安倍側近でありながら、出戻りが難航している高市早苗政調会長(当選9回)は、フロント団体「天宙平和連合」の行事に祝電を送っていた。安倍元首相が昨年9月にビデオメッセージを送り、銃撃の要因のひとつとなったのも、この団体のイベントだった。
福田赳夫元首相も「偉大なる指導者、文鮮明」と絶賛
なぜ、こうも問題教団と親密なのか。清和会の成り立ちもまた大きく影響している。
安倍元首相が敬愛してやまなかった祖父の岸信介元首相は、旧統一教会の政治団体「国際勝共連合」の創設を支援。脱税で米国で実刑を食らっていた教祖・文鮮明の早期釈放を求め、当時のレーガン大統領に「元首相」の立場で嘆願書を送るほど入れ込んでいた。強い結び付きは娘婿の安倍晋太郎元外相にも引き継がれ、信者を議員秘書として斡旋し、議員を教団セミナーに送り込んでいたという。
一方、清和会のもうひとつの源流である福田赳夫元首相も熱が入っていた。教団が「希望の日」と称し、1974年に帝国ホテルで大々的に開催した晩餐会には岸氏、福田氏、安倍氏(父)など40人の自民党議員が出席。蔵相だった福田氏は登壇し、「偉大なる指導者現る。その名は文鮮明」「文先生の高邁なご教示にあずかりまして、本当に今日はいい日だな、いい晩だな」などとスピーチ。会場は何かと万雷の拍手に包まれ、福田氏は文鮮明と熱い抱擁を交わしていた。
「統一教会とつながりを持つ議員は自民党の中でも清和会が圧倒的です。岸元首相以来の流れが今なお引き継がれ、安倍元首相の再登板で強まったといえます」(鈴木エイト氏)
自民党「文教族」の中核を成してきた清和会は、「カルト族」が実態か。
・旧統一教会の正体 植民地支配の怨みを解くため日本はただの献金組織【報道1930】(TBS NEWS DIG 2022年7月24日)
※安倍元総理殺害事件でにわかに注目される宗教法人「世界平和統一家庭連合」(以下、旧統一教会) 80年代、霊感商法や多額の献金による家庭崩壊などが社会問題化したが、韓国の新興宗教がなぜ日本に深く入り込み、広く浸透し、多額の資金を提供するに至ったか、ほとんど知られていない。今回は旧統一教会と日本の政治家とのつながりを中心にその歴史を紐解いた。
■「ある時、笹川良一、児玉誉士夫、岸信介と文鮮明が本栖湖で会った」
一枚の古い地図。その地図を見ると岸信介邸の隣に書かれてある文字は「全国学生連合原理研究会」。原理研究会とは統一教会のことである。のちに岸元総理は自らと旧統一教会との出会いを旧統一教会の本部で“奇しき因縁“としてこう語っている・・・。
「正体はわからないが、隣に住んでいる若者たちが日曜日に賛美歌を歌っていた」そして後に、「笹川良一君が統一教会に共鳴してこの運動の強化を念願して私に紹介した」

この偶然であるかのような出会いについて旧統一教会などによる霊感商法の被害者対策に長年携わってきた山口広弁護士は・・・
全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「どうして隣同士だったのはわからないんですが、場合によっちゃぁ統一教会が(岸氏に近づくために)ここにアプローチしてきたのかもしれない」
もう一つ岸元総理と旧統一教会を結びつけるものがある。1958年に撮られた一枚の写真。渋谷区南平台の邸宅。庭で時の首相、岸信介氏が寛ぎ、傍らで孫である4歳くらいの安倍晋三氏が兄弟で遊ぶ・・・。その6年後に同じ構図で撮影された建物は、岸信介邸ではなく旧統一教会の本部になっていた。首相私邸が教会本部になったいきさつは定かではないが、密接な関係を物語る写真だ。
北海道大学大学院 櫻井義秀 教授
「(隣に原理研究会があったのは)偶然ではないと思います。右翼の大物である笹川良一さんと(60年安保を強行した)岸信介さんとの関係ですよね。要するに学生運動、労働運動に対抗するための右派運動のフロントを日本で作り上げなければならない、そういった構想の下に反共の防波堤を学生たちに作らせたいという発想から岸さんか笹川さんの方から統一教会にアプローチしたんだと思う」
全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「ある時、笹川良一さんと児玉誉士夫(戦後最大のフィクサー)さんと岸信介さんと文鮮明(ムンソンミョン)が本栖湖で会った。
そこで語り合って勝共連合を作ろうってことになって・・・」


キーワードは“
反共
”だった。時代は冷戦時代。ベトナム戦争、安保闘争、あまねく局面で共産主義とそれを撲滅しようとする勢力が対峙していた。かくして1968年“反共の砦”と言われた「国際勝共連合」が生まれた。80年代には勝共連合に名を連ねる国会議員が120人を数えた。
ジャーナリスト 後藤謙次氏
「ある自民党の二世議員に聞いてきたんですが、その議員の祖父も国会議員だったんですが堂々とポスターに勝共連合って入れていたというんです。当時の自民党議員にとっては朝鮮戦争の後でもあるし、
勝共連合はシンボルマーク
のようなもの。その点で当時の議員たちは全く抵抗なく統一教会に感化されていったんですね」

反共産主義というイデオロギーで日本の保守層に入り込んだ旧統一教会。米FBIは文鮮明に関する報告書の中で「日本の右翼実業家や団体が相当な額の資金を提供している可能性がある」とした。しかし冷戦が終わり共産主義との戦いが影をひそめると、やがて旧統一教会の日本での資金集めはエスカレートし、社会問題となるのである。
■「4500万・3500万・2100万この3つの数字から何を選びますか?」
旧統一教会による金銭トラブルは現在も昔ほどではないが続いている。
1987年から2021年までの間に被害は34,537件、1,237億円。うち2021年だけでも47件の被害が報告され被害額は3億3153円に及ぶ。
旧統一教会が多額の献金を集める時の基本的な考え方に
「先祖解怨(せんぞかいおん)」
という言葉がある。信者の先祖を何代もさかのぼり献金によって恨みを解くというものだ。教団が信者に長い時間をかけて行う献金させるための説教を被害者の救済を30年以上続けてきた山口弁護士が教団側の人間の語り口を演じてくれた。少し長いがお読みください。

全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「あなたはお父さんお母さんの愛の結晶として生まれました。お父さんお母さんもそのお父さんお母さんから生まれました。私たちのご先祖は扇のように広がり、沢山のご先祖の中から今あなたがいる。では、そのご先祖たちの行いと私たちのこれからの運勢はどうなるのか・・・。
人のために生きていい人生を歩んだご先祖が沢山いる方は幸せに恵まれる。財産や様々な幸運に恵まれる。しかしながら自分のために生きてしまった悪霊がご先祖に沢山いる方々は色々な不幸に見舞われることが多いといわれています。私たちは、十月十日お母さんのお腹にいる時は、地上生活の準備期間です。そして地上生活の80年間は肉体と心があります。心と体が一緒になって育っていくわけです。そして死ぬとどうなるか、肉体は土に還りますが、心は、これを霊人体と言いますが、心の体が永遠に霊界で生活していくんです。肉体は80年で滅びるが、霊界は永遠なんです。霊界は3層に分かれています。一つは天国。これは義人聖人が入る世界。次に中間霊界、為に生きた人が入る世界です。では私たちのご先祖が、例えば財産の怨念、色情の怨念、あるいは殺傷の怨念、これを抱えて亡くなった方々はどうなるかというと、永遠に地獄の蓋の下で苦しみ続けるんです。その永遠に苦しんでいるご先祖たちは「助けてくれ」と地上の私たちに合図を送る・・・」
と説教は延々と続き、じゃぁどうしたらいいのかというと、「お祈りをしてきます」。様々な先生がお祈りから戻って、何を言うかと思うと
「4500万・3500万・2100万、この3つの数字から何を選びますか?」つまりあなたの真心を持っている財産の中から天に捧げてください。
それでご先祖さまが救えるんです・・・となるという。
ここで救う先祖とは7代前まで遡る。7代前までのご先祖の解怨をする。この「先祖解怨」が旧統一教会の献金システムになっている。「怨みを解いてあげる」というのも旧統一教会の手口のキーワードなのだが、驚くのは、世界の旧統一教会のすべての献金の7割から8割近くが日本人の信者からのものだという。これは単に日本人に熱心な信者が多いとか、経済力があるということではない。
実は、
旧統一教会の“正体”
ともいうべき事実がそこにあった。
■「先祖の犯した植民地支配という罪を償うためにあらゆる献金をしなさい」
旧統一教会は文鮮明氏を教祖に1954年創設された韓国の新興宗教。文氏没後現在の教祖は妻の韓鶴子氏だ。だが、韓国と日本では様子が違うらしい。韓国のキリスト教系テレビ局の記者に聞いた。彼は統一教会をキリスト教の異端として取材し続けている。

CBSテレビ ソン・ジュヨル記者
「現在旧統一教会は、単純なカルトというより宗教と産業が結合した“宗産複合体“の性格が強い。『統一グループ財団』があり、小・中・高校、大学まであります。彼らは『天一国』という宗教国家を目指し、国旗も国家も憲法も作っています。バチカンのようなミニ宗教王国をイメージしています。その建設資金に日本の信者の献金が使われます(中略)
日本の信者には『先祖があまりにも多くの罪を犯したせいで子孫が苦しんでいるんだ。だからその罪を帳消しにしないといけない』と説いています。つまり先祖の犯した植民地支配という罪を償うため日本人信者はあらゆる献金をし、先祖解怨をし、懺悔する気持ちで献金をしなさい
ということです」
文鮮明氏の“お言葉”をまとめた本がある。広辞苑並みの厚さだが、信者は最低1冊は一生の宝として購入するという。ちなみに430万円だ。この中に文鮮明氏の本音と旧統一教会の本質がある。

北海道大学大学院 櫻井義秀 教授
「原理講論(教典)に韓国語版と日本語版があって、韓国語版には植民地支配がいかにひどいものだったか書かれていて、日本語版にはそれがない。(中略)“恨みを解く”というのが統一教会の本質なんです(中略)植民地時代の民族的恨みを解くこととして、日本で資金を調達してそれを韓国に持ってきて世界的な活動に使う。これが統一教会の本質を成しているんだと思う」

日本の植民地支配への恨みを日本から献金を巻き上げることで果たしている旧統一教会。だとすれば、日本の保守的な政治家たちとは相容れないはずである。
北海道大学大学院 櫻井義秀 教授
「(本質的なことより)反共の頃ならスパイ防止法とか、最近ならジェンダーフリー反対とか、家庭が大事とか、そういう部分で自民党の保守層と共有できた。表面上だけであって中身は全く違う、
それぞれの国の保守なんです。それぞれがメリットを考え利用し合ったんだと思う」
自民党の政治家たちは、旧統一教会の本質を知っていてメリットを取ったのか、それとも知らなかったのか?議員にとっては喉から手が出るほど欲しいのが見える票の塊で宗教団体と選挙は親和性が高く、だからこそ気を付けなければならないと指摘する。
ジャーナリスト後藤謙次氏
「長年政治の世界を見てきましたが、これだけの問題が隠されてたのが初めて事件によって明らかになった。しかも自民党に大きくかかわっている人がいる。野党側が旧統一教会との関連を調べはじめてているが、自民党も議員との関係、どんなやり取りがあったのかきちんと調査をする責任がある。私が個人的に注目しているのは、9月にもあるといわれる内閣改造で、大臣になる人の“身体検査”に、この旧統一教会との関係を入れるかどうかです」
どちらにしても、日本の政治家が票欲しさにプロパガンダに利用される可能性があり、行動は慎むべきだと山口弁護士は切実に訴えた。
全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「旧統一教会の悪質性はどんなに言い訳しても許されない。人生の破壊、金銭的被害に家庭の亀裂は本当に深刻なんです。議員さんには是非そういうことを知っていただいて、付き合わないでいただきたい。旧統一教会は反社会的団体なんだと知っていただいて今後の政治活動をしていただきたい。心からのお願いです」
(BS-TBS 『報道1930』 7月22日放送より)
文鮮明
— ちゃぬ (@chanu_doukon) August 20, 2023
『日本に影響を与えるのに統一教会は自衛隊に対する活動を今から15年前(1965年)から始めた。これはこれまで誰も知らない秘密だ。15年前から自衛隊の若者たちを投入し始めた。それで全ての閣僚級で私たちを支援できる基盤を築くのに力を入れ自民党高位層とつながる道を築いてきた』
(1980年) https://t.co/yXlILPD5fc pic.twitter.com/rybWTNprra

1996年秋以降にまとめられた警察捜査当局の〈統一協会重点対象一覧表〉に52人の統一教会関係者が実名で記録。
— モトカル (@motocull) August 20, 2023
「自衛隊出身 入隊中統一協会と関係を持つ 自衛隊では要注意人物 銃申請者(韓国銃)」「勝共の非公然軍事部隊」とされた者もいる。https://t.co/FWdMoFHUIq
・統一教会だけじゃない! 自衛隊に巣食った新興宗教とカルトの衝撃 幻の「部隊乗っ取り」計画もあった(現代ビジネス 2022年7月24日)
高橋一也
※安倍晋三元首相を元海上自衛官が自作の銃で殺害し、その動機に新興宗教が関係していたことに、世間は大きな衝撃を受けた。防衛力整備と自衛隊の地位向上に尽力した安倍元首相の殺害事件に自衛隊が直接的に関係したわけではないにせよ、防衛省・自衛隊の高官たちは肩身の狭い思いをしながら、内心では「カルト隊員ではなくてよかった」と安堵しているのではないだろうか。筆者がそう想像する理由は、自衛隊と新興宗教・カルトの長い戦いの歴史があるからだ。
身上書に「宗教」の欄がある
ある防衛省関係者は「自衛隊に入ると身上明細書という履歴書のようなものを書かされますが、そこには『宗教』という欄があり、本人が信じる、あるいは所属する宗教・宗派の記載が求められます」と話す。
いまのご時世、履歴書に年齢や性別を書かせることですらタブーだ。では、なぜ自衛隊はタブーを犯してまでも隊員の宗教を知ろうとするのだろうか。
増上寺で行われた安倍元総理の葬儀 Photo by gettymages© 現代ビジネス 増上寺で行われた安倍元総理の葬儀 Photo by gettymages
表向きには「訓練や公務で死亡、あるいは戦死したとき葬儀を速やかに手配するため」(前出の防衛省関係者)と説明されているが、実際にはそれだけが理由ではない。身上明細書で隊員の宗教を把握するもう一つの目的は、上述の「カルト隊員」を炙り出すためだ。
そのため、身上明細書は陸・海・空幕僚監部の情報課に集約され、カルト宗教を記載した隊員は防衛大臣直轄の「自衛隊情報保全隊」が秘密裏に調査することになる。
元自衛隊情報関係者は「自衛隊は長い間、カルトと戦ってきた」と語る。自衛隊情報保全隊の前身である調査隊は、そもそも共産党や過激派からの潜入隊員や右翼シンパの隊員を調査することが任務だったが、その調査隊がカルトとの戦いの主役になった。
「調査隊は、ソ連からスパイの密命を受けて帰国し、自衛隊に潜入した “シベリヤ帰り”や中核派など過激派が送り込んだ反戦自衛官の調査を行なっていたため、統一教会やエホバの証人など特異な新興宗教に入っている隊員は名前を把握する程度で、正直に言えば、あまり関心を持っていませんでした。
いま話題の統一教会については、教団そのものよりも関連団体の勝共連合の動きが気がかりでした。多くの元高官が反共思想を啓蒙しスパイ防止法制定を目指す勝共連合に入っていましたので、その影響力が強かったのです。冷戦時代には隊内で機関紙『勝共新聞』が堂々と読まれていました。ただし、勝共連合の会員が必ずしも統一教会の信者と言えば、そうではありません。『あんなおかしな宗教には入らない』と話す勝共連合の隊員が多くいました」(前出の元自衛隊情報関係者)
オウムによる空挺団乗っ取り計画
そんな調査隊を震撼させたのがオウム真理教による陸上自衛隊(以下「陸自」)第1空挺団乗っ取り計画だった。第1空挺団とは、習志野駐屯地(千葉県船橋市)に駐屯する陸自唯一の落下傘部隊で、後方撹乱などを行う精鋭部隊だ。
「地下鉄サリン事件前年の1994年、オウム真理教“諜報省長官”であった井上嘉浩から指示を受けて活動していた第1空挺団所属の3等陸曹を秘密裏に内偵していた調査隊は、彼が空挺団長の娘が住むアパートに盗聴器を仕掛けたことを発見しました。
更には、オウムが空挺団長の娘を人質にして空挺団長をオウムに入信させ、第1空挺団を乗っ取る計画を立てていたことも突き止めました。
しかし、オウムの計画はそれだけに止まらず、井上が陸自のトップである陸上幕僚長を拉致して、陸自にクーデターを命じさせようとしているとの情報も入手しました。それからオウム真理教事件が終息するまで、警務官(注:自衛隊内の警察官)が実弾を込めた拳銃を携行して陸上幕僚長を警護するようになったのです」(同上)
自衛隊の身上明細書に「宗教」欄が加わったのは、オウム真理教の地下鉄サリン事件以降だという。これら事件を契機として、調査隊はカルトとの戦いを本格化させていった。
調査隊が第2のオウムとして監視対象にしたのは、日蓮の教えの国教化「国立戒壇」を目指す、冨士大石寺顕正会(以下「顕正会」)だった。顕正会はもともと日蓮宗の信徒組織「妙信講」だったが、国立戒壇をめぐって日蓮正宗と対立し、1974年に除名処分をうけた幹部らが結成した。
「顕正会については、オウム真理教事件の前から名前は聞いていました。男子部第2隊という自衛官のみで編成された組織があり、そこに所属する自衛官が隊内で折伏(勧誘)し、応じない隊員に暴力を振るうような事件が報告されていました。そして、ある事件をきっかけに、ヤバい組織だと認識するようになったのです」(同上)
公安の目もかいくぐって
元自衛隊情報関係者が話すある事件とは、1994年に顕正会信者だった第1空挺団普通科群長の1等陸佐が、富士演習場で民間人の顕正会信者に自動小銃の実弾射撃を行わせた事件を指す。
射撃を目撃した陸自隊員が陸自警務隊(自衛隊内の警察組織)に通報したものの、捜査が行われず記録も作成されなかったとして、後にメディアから「揉み消し」「隠蔽」と糾弾された。
1等陸佐とは陸軍大佐に相当し、普通科群長とは第1空挺団の中核で遊撃戦などを行う部隊のトップだ。それがカルト信者であり、なおかつ部外者に実弾射撃まで行わせたことを、なぜ自衛隊は隠蔽したのか。
「オウム真理教事件までは、自衛隊だけでなく世間一般で宗教問題は信仰の自由が仇となり、アンタッチャブルな問題として扱われていました。
過激派のメンバーなどは自衛隊法の『日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成し、又は加入した者』を根拠に排除できますが、カルトについては、具体期的な規定がなかったのです。言い訳になりますが、そういう社会情勢が影響していたと考えられます」(同上)
自衛隊が手をこまねいているうちに、公安組織でもオウム真理教事件の記憶をフラッシュバックさせる事件が再び起こった。公安関係者は当時を振り返る。
「1997年を『一国諫暁』(注:信仰の誤りについて国を諌めること)の年と定めた顕正会が7月1日に“重大な行動”を起こすという情報が入ってきました。私たち公安は顕正会本部や主要拠点を24時間態勢の監視下に置き、信者である自衛官が拳銃などの武器を当直中に持ち出すことがないよう、信者隊員を当直から外すよう自衛隊に要請しました。
しかし、7月1日になっても顕正会は何の行動も起こさず、半月後になって浅井昭衛会長の著書の広告を全国の主要新聞に掲載し、その本を政治家や公務員に送りつけました。この出来事を発端に、顕正会に対する公安の“熱意”は急速に冷めていったと言えます」(同上)
だが、顕正会が計画していた重大な行動とは、本当に新聞広告と書籍の送り付けだったのだろうか。その真相は未だ闇の中だ。
取材・文/高橋一也(国際ジャーナリスト)
・統一教会の過激分派「サンクチュアリ教会」の正体 自民党の議員が関連集会で応援メッセージも(東洋経済ONLINE 2022年9月5日)
藤倉 善郎 : ジャーナリスト
東京で開催された講演会で話す、サンクチュアリ教会指導者の文亨進氏(筆者撮影)
※安倍晋三元首相殺害事件で現行犯逮捕された、山上徹也容疑者が所属していたのではないかとして、世界平和統一家庭連合(旧・統一教会、以下、統一教会)とは別の団体の名が浮上したことがある。
「サンクチュアリ教会」だ。実際には、山上容疑者とこの団体の接点を示す証拠はなかったが、サンクチュアリ教会は統一教会の分派であるうえ、統一教会とは違った意味で注意が必要な団体だ。
特集「宗教を問う」の第3回は、同教会の内実をジャーナリストの藤倉善郎氏が描く。
射撃訓練も行う「銃の教会」
サンクチュアリ教会は、アメリカ・ペンシルベニア州に本拠地を置く統一教会の分派だ。指導者・文亨進(ムン・ヒョンジン)氏は統一教会教祖、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の7男だ。
統一教会では2012年の教祖の死去後、妻・韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏と子どもたちとの間で後継者争いが勃発。韓氏が実権を掌握し、教団を離脱した亨進氏が4男の国進(クッチン)氏の支援を受けて、2015年に設立したのがサンクチュアリ教会だ。
銃を崇拝し、亨進氏や信者たちが自動小銃を構え、銃弾を束ねた王冠を頭に載せた姿で礼拝することから、アメリカでは「銃の教会」として知られている。テネシー州の山中に土地を購入し、信者たちが銃の射撃訓練も行う。サンクチュアリ教会を支援する国進氏が、アメリカで銃メーカーのカーアームズ社を経営するなど、とにかく「銃」がつきまとう教団だ。
亨進氏は参院選公示日の6月22日に来日。7月13日まで日本に滞在して、九州から北海道まで講演会を行う日本縦断ツアーを開催していた。安倍元首相殺害事件の発生は、参院選終盤の7月8日だ。それまでに亨進氏は、6月25日(東京)、29日(久留米)、7月2日(大阪)、6日(名古屋)に講演を行っていた。
事件直後、一部メディアが山上容疑者について、統一教会を辞め別の分派組織に所属していたと報じたことや、元首相を自作銃で殺害した山上容疑者のイメージが「銃の教会」と重なったこともあったのだろうか。一時、ネット上では山上容疑者がサンクチュアリ教会の信者だとする噂が出回った。
ただ、同教会は安倍政権時に官邸前で首相を応援する街宣を行ってきた大の安倍ファンであり、山上容疑者が信者だとは考えにくい。
アメリカからやってきた「Qアノン教団」
しかし今回の殺害事件と無関係に、注視すべき団体であることには違いない。筆者は事件の約2週間前の6月25日、東京・新橋のホテルで開催された亨進氏の講演会を潜入取材していた。
400ほど並べられたパイプ椅子はほぼ満席。さすがに銃を持つ信者はいなかったが、一部は王冠をかぶり、銃弾を束ねて王冠にしている信者もいた。見たところプラスチック製のレプリカの銃弾だ。
亨進氏登壇の前に、亨進氏の歩みを紹介するビデオの上映や、スライドでの解説が行われた。そこには、アメリカ大統領選時に亨進氏をはじめとする信者たちが、アメリカでトランプ氏応援デモに参加したり、日本の信者が日本国内で同様のデモや街宣を行ったりした様子も映し出された。
2020年の大統領選では、一般投票日前日に亨進氏が信者に向けて、「ドナルド・トランプ大統領のために武装して死ぬ準備をしなければならない」との趣旨のスピーチを行ったと現地メディアが報じた。
トランプ氏の敗北が決定的となった2021年1月には、トランプ氏を支持する陰謀論集団「Qアノン」が連邦議会を襲撃し、5人の死者を出す事件を起こしている。その直前、Qアノンは議会前で選挙を不正だと主張する抗議集会を行っており、亨進氏もそこに参加していた。
日本での講演会では、サンクチュアリ教会の日本組織の代表者がこんな説明をしていた。
「(キリスト教の聖書の)黙示録6章にありますが、赤い馬が暴れまわる中国・北朝鮮、白い馬が暴れまわるグローバリスト、黒い馬のディープ・ステート、そして緑の馬のイスラム圏。そしてコロナ。これは中国の生物兵器です」
確かに「ヨハネの黙示録」には馬による厄災のエピソードは存在するが、いうまでもなく「ディープ・ステート」などといった記載はない。
ディープ・ステートとは、Qアノンたちがいう「(トランプ氏が戦いを挑んでいる)アメリカ政府を支配している影の政府」のこと。亨進氏とサンクチュアリ教会の主張や行動は、ほぼ「Qアノンそのもの」と言っても過言ではない。
マスクを着けると「政府の奴隷」に
講演を行った亨進氏も頭に銃弾の王冠を載せた姿で新型コロナワクチンを批判し、ワクチン普及を共産主義者の陰謀だと語った。
「生物兵器(新型コロナ)にかかっても、99.7%の人は免疫力で勝つことができる。それが科学だ。なのにマスクを着けろと言う。マスクを着けた者たちは政府の奴隷になる」(亨進氏)
「共産主義者たちがTwitter(でのワクチン批判)を禁止し、ファイザー社はワクチンを売って800兆ウォンも儲けた。ロビー活動で政治家にカネを撒いた。ワクチン接種を3回受けたら90%以上、自分の免疫システムが壊れていく。若い者たちも突然、心臓麻痺で死んでいるという」(同)
新型コロナワクチンを否定する陰謀論では、しばしば、ワクチンの目的はディープ・ステートなど影の権力者による人間管理と人口削減と説明される。
「世界経済も壊されていき、日本もガソリン代、食料費が上がり、世界供給ラインが壊されている。それは中産階級を殺す作戦だ。これが共産主義だ。政治サタン主義だ」(同)
親トランプも反共も、統一教会本家と酷似している。しかし統一教会が系列メディアなどを通じて発信する言論が「それなりに」冷静な装いであるのに比べて、亨進氏の言葉は過激で煽情的だ。
統一教会を非難し自警団結成を呼びかけ
サンクチュアリ教会は統一教会とは敵対しており、亨進氏は講演中に何度も統一教会を「詐欺」、母親の韓氏を「詐欺女」などと罵った。会場に紛れ込んでいた統一教会信者たちが大声をあげて抗議したら、会場からつまみ出されていった。
別の会場での講演会では、「マスクを着けてデモをする家庭連合(統一教会)は負け犬」と対抗意識も見せた。
7月2日に大阪で行われた亨進氏の講演会を、筆者はリモートで視聴した。そこで亨進氏は、日本での自警団結成を呼びかけた。
「(日本では)銃が持てないから軍の訓練ができない。それは言い訳だ。隣人と無線機パーティーをやって味噌ラーメンを食べましょう。無線機をあげて互いに気遣い合う。そうやって伝道していく。これが平和軍警察だ」
さすがに日本で自警団を作っても銃の射撃訓練等をするわけにはいかず、無線機の購入やその訓練など、別の方法で世界戦争や内戦に備えろというのだ。実際、サンクチュアリ教会の信者は過去にも日本国内の山中でサバイバル訓練を実施している。
統一教会は、「反共」を旗印に自民党を中心とする保守系政治家と関わってきた。反共産主義という点は、サンクチュアリ教会も同様だ。
日本のサンクチュアリ教会信者たちは、少なくとも2018年頃から首相官邸前で、安倍首相(当時)やトランプ大統領(同)を応援する街宣を隔週で繰り返してきた。安倍氏が辞職すると、今度は菅義偉首相を応援した。
2020年のアメリカ大統領選の際には東京、大阪、福岡でトランプ氏応援デモを繰り返した。デモの文脈は、中国共産党と戦ってくれるトランプ氏を応援しようというもので、「Take Down CCP!」(中国共産党を倒せ!)と叫んだ。2021年には反北京冬季五輪のデモも行われた。
自民党議員が応援メッセージ
2021年12月12日に都内で開催されたデモでは、日比谷図書館内のホールでの集会も開催された。ともに主催者は「北京五輪ボイコット推進集会・デモ実行委員会」。
サンクチュアリ教会単独ではなく、保守系の活動家や識者などとの寄り合い世帯。とは言え、実質的にそれまでトランプ支援デモなどを繰り返してきたサンクチュアリ教会の信者たちの運動がベースとなっており、彼らも壇上で挨拶をした。
この集会には、国会議員からの応援メッセージも寄せられ、壇上で主催者が代読した。送り主は、杉田水脈、三ッ林裕巳両衆議院議員、山田宏、和田政宗両参議院議員。いずれも自民党だ。
霊感商法が社会問題となった統一教会との関わりは、言うまでもなく問題だ。しかしアメリカで「Qアノン武装ゲリラ」とも呼ぶべき活動をしているサンクチュアリ教会がらみの集会に応援メッセージを寄せるのは、文字通りの「公共の安全」に関わりはしないだろうか。