ブログ主コメント:・・・と、タイトルのようになる日も近い。これは人間に適用するための前段階であって、マイクロチップ埋め込み(の利便性)に慣れさせるためのものだ。こんなもの受け入れるな。受け入れるといずれ本当にタイトル通りになるだろう。もちろん大人にも適用されるだろう。便利さと支配は表裏一体である。本当の記事はこちら↓。
・犬猫に「外れない名札」、飼育放棄や迷子防止へマイクロチップ6月義務化…飼い主には抵抗感も(読売新聞 2022年4月18日)
※6月の改正動物愛護管理法の施行に伴い、ペットの犬や猫の販売前にマイクロチップを埋め込み、所有者情報などを登録することが義務づけられる。飼い主の安易な飼育放棄を防いだり、迷子の犬猫を返還しやすくしたりし、殺処分を減らすのが狙いだ。
■長さ1センチ
「マイクロチップを装着することで、飼い主に終生飼育する覚悟と責任感を持ってもらえる。ほとんどのお客様に納得してもらっている」。2006年から自主的に、販売するすべての犬猫にチップを装着しているペットショップ大手「ペッツファースト」(東京)の担当者はこう語る。
チップは直径2ミリ、長さ1センチ程度の円筒形で、首の後ろ側などに注射器で注入する。15桁の個体識別番号が記録され、民間のデータベースに登録された飼い主の氏名や住所、電話番号などの情報とひもづけられる。路上などで保護された場合は、飼い主に連絡がいく仕組みだ。
チップ装着を推進してきた日本獣医師会によると、装着には太めの針の注射器を使うが、痛みは普通の注射と同程度で、副作用の報告もほぼないという。
6月1日に施行される改正動物愛護管理法では、同様のチップの装着が義務化される。対象は犬猫の繁殖や販売を行う業者で、国のデータベースに個体の名前や性別、品種、毛の色、業者名の登録が求められる。購入する飼い主にも氏名や住所、電話番号などの登録が義務づけられる。個人間で譲り受けた場合や、すでに犬猫を飼っている飼い主は、装着が努力義務となる。
ペットフード協会(東京)によると、ペットの犬猫は1605万匹と推計され、昨年1年間で新たに飼われ始めたのは犬が40万匹、猫が49万匹だった。
■期待と不安
飼い主側の反応は様々だ。
「チップを装着しておけばと後悔している」と話すのは、愛犬のシバ犬「拳志郎」が行方不明となった千葉県君津市の女性(61)だ。
2年前、県内の親類宅を訪ねた際に鎖がほどけ、見失った。付近を捜し歩き、ネットで情報提供を呼びかけているが、手がかりはない。失踪前に獣医師からチップ装着を勧められたが、「この子は高齢だから大丈夫」と断っていた。女性は「他の飼い主には同じつらさを味わってほしくない。チップの装着を勧めたい」と話す。
一方、東京都渋谷区の公園でトイプードル2匹と散歩していた女性会社員(58)は「愛犬に痛い思いはさせたくない」と、装着には消極的だった。
日本トレンドリサーチ(東京)が昨年12月~今年1月にネット上で行ったアンケートでは、チップ未装着の犬猫の飼い主340人のうち「装着させたくない」と答えた人が56%に上った。「装着させたい」は18%にとどまり、「悩んでいる」は27%だった。装着させたくない理由では「かわいそう」「生き物にチップを埋め込むのは倫理に反する」などが目立った。
■殺処分2万匹超
チップ装着の義務化の狙いは、殺処分数を減らすことだ。
環境省によると、20年度に全国の動物愛護センターや保健所に引き取られた犬猫は約7万2400匹。このうち飼い主への返還や、新たな飼い主への譲渡が行われず、殺処分されたのは約2万3700匹に上る。
年間約2000匹を引き取る千葉県動物愛護センターの横山泰次長は「保護する犬猫のうち民間のチップを装着しているのは数%にとどまり、返還につながる例は少ない。国全体の義務化で返還率が上がり、飼育放棄の抑止にもなるのではないか」と期待する。
帝京科学大・加隈(かくま)良枝准教授(動物福祉学)の話「大規模災害では飼い主とはぐれるペットが多く、チップの装着が効果を発揮すると見込まれる。装着時の痛みや安全性については国がデータを交えて積極的に発信し、飼い主の不安を払拭(ふっしょく)する必要がある。将来的には、チップの小型化や、顔などの生体認証を用いた個体識別方法の開発にも期待したい」
・犬猫に「外れない名札」、飼育放棄や迷子防止へマイクロチップ6月義務化…飼い主には抵抗感も(読売新聞 2022年4月18日)
※6月の改正動物愛護管理法の施行に伴い、ペットの犬や猫の販売前にマイクロチップを埋め込み、所有者情報などを登録することが義務づけられる。飼い主の安易な飼育放棄を防いだり、迷子の犬猫を返還しやすくしたりし、殺処分を減らすのが狙いだ。
■長さ1センチ
「マイクロチップを装着することで、飼い主に終生飼育する覚悟と責任感を持ってもらえる。ほとんどのお客様に納得してもらっている」。2006年から自主的に、販売するすべての犬猫にチップを装着しているペットショップ大手「ペッツファースト」(東京)の担当者はこう語る。
チップは直径2ミリ、長さ1センチ程度の円筒形で、首の後ろ側などに注射器で注入する。15桁の個体識別番号が記録され、民間のデータベースに登録された飼い主の氏名や住所、電話番号などの情報とひもづけられる。路上などで保護された場合は、飼い主に連絡がいく仕組みだ。
チップ装着を推進してきた日本獣医師会によると、装着には太めの針の注射器を使うが、痛みは普通の注射と同程度で、副作用の報告もほぼないという。
6月1日に施行される改正動物愛護管理法では、同様のチップの装着が義務化される。対象は犬猫の繁殖や販売を行う業者で、国のデータベースに個体の名前や性別、品種、毛の色、業者名の登録が求められる。購入する飼い主にも氏名や住所、電話番号などの登録が義務づけられる。個人間で譲り受けた場合や、すでに犬猫を飼っている飼い主は、装着が努力義務となる。
ペットフード協会(東京)によると、ペットの犬猫は1605万匹と推計され、昨年1年間で新たに飼われ始めたのは犬が40万匹、猫が49万匹だった。
■期待と不安
飼い主側の反応は様々だ。
「チップを装着しておけばと後悔している」と話すのは、愛犬のシバ犬「拳志郎」が行方不明となった千葉県君津市の女性(61)だ。
2年前、県内の親類宅を訪ねた際に鎖がほどけ、見失った。付近を捜し歩き、ネットで情報提供を呼びかけているが、手がかりはない。失踪前に獣医師からチップ装着を勧められたが、「この子は高齢だから大丈夫」と断っていた。女性は「他の飼い主には同じつらさを味わってほしくない。チップの装着を勧めたい」と話す。
一方、東京都渋谷区の公園でトイプードル2匹と散歩していた女性会社員(58)は「愛犬に痛い思いはさせたくない」と、装着には消極的だった。
日本トレンドリサーチ(東京)が昨年12月~今年1月にネット上で行ったアンケートでは、チップ未装着の犬猫の飼い主340人のうち「装着させたくない」と答えた人が56%に上った。「装着させたい」は18%にとどまり、「悩んでいる」は27%だった。装着させたくない理由では「かわいそう」「生き物にチップを埋め込むのは倫理に反する」などが目立った。
■殺処分2万匹超
チップ装着の義務化の狙いは、殺処分数を減らすことだ。
環境省によると、20年度に全国の動物愛護センターや保健所に引き取られた犬猫は約7万2400匹。このうち飼い主への返還や、新たな飼い主への譲渡が行われず、殺処分されたのは約2万3700匹に上る。
年間約2000匹を引き取る千葉県動物愛護センターの横山泰次長は「保護する犬猫のうち民間のチップを装着しているのは数%にとどまり、返還につながる例は少ない。国全体の義務化で返還率が上がり、飼育放棄の抑止にもなるのではないか」と期待する。
帝京科学大・加隈(かくま)良枝准教授(動物福祉学)の話「大規模災害では飼い主とはぐれるペットが多く、チップの装着が効果を発揮すると見込まれる。装着時の痛みや安全性については国がデータを交えて積極的に発信し、飼い主の不安を払拭(ふっしょく)する必要がある。将来的には、チップの小型化や、顔などの生体認証を用いた個体識別方法の開発にも期待したい」