ブログ主注:馬渕睦夫氏の主張を(正しいものとして)取り上げたいので、本文はブログ主により原文の不要部分を削除して編集してあります。
原文はこちら↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/42884b2b1c629c1319ab13b701c9ae7f2f47bcc0
・自民党・西田昌司議員が“陰謀論”著者と対談で批判殺到「ウクライナ侵攻は大東亜戦争と同じ構図」と主張も(SmartFLASH 2022年4月16日)
※『西田昌司チャンネル』『週刊西田』という2つのYouTubeチャンネルで持論を展開している自民党の西田昌司議員。
そのなかで、4月7日と14日に投稿された動画が物議を醸している。
内容は、元駐ウクライナ大使の馬渕睦夫氏との2回にわたる対談。
動画のなかで馬渕氏は、今回の戦争が「ロシア=悪、ウクライナ=善」という二元論の構図で語られるのは間違っており、物事には必ず原因があって、欧米の「国際金融資本」なるものが真の黒幕だと自らの思想を披露している。
馬渕氏の主張は、おもに以下の点に要約される。
● 2014年のウクライナ騒乱(マイダン革命)はアメリカの差し金により起こったクーデターで、ゼレンスキー大統領まで続く親欧米派の “ネオコン” 政権を成立させた
● クリミア半島ではロシア系住民が9割を占め、彼らの虐殺が起こる前にプーチン大統領は先手を打って併合した
● “ネオコン” 政権により、ルガンスク州やドネツク州の一部ではロシア系住民が8年にわたって弾圧されてきた
● アメリカやNATOは、ウクライナにロシアと闘わせるために武器供与や訓練をおこなってきた
● オリガルヒ(ロシアの財閥)は、資源を食い物にする欧米寄りの存在で、プーチン大統領はその影響力を抑えてきたのであり、オリガルヒはプーチンの取り巻きではない
● ウクライナはロシアと戦争をするための “ネオコンの基地” にされた
● 大東亜戦争もウクライナ侵攻も、窮地に追い込まれた日本とロシアが仕掛けたという意味で構図は同じ
こうした背景が相まって、ロシアはやむを得ずウクライナへの侵攻を開始したという。
冷戦が終結し、ワルシャワ条約機構が解体した一方、生き残ったNATOが東方へ勢力を伸ばしたことはロシアにとって脅威だろう。
馬渕氏の発言について、モスクワ駐在の経験があるロシア研究者が語る。
「もともとロシアは旧ソ連地域を『特権的利害地域』と位置づけ、そこにおけるロシアの国益のためには軍事力行使も辞さないと主張しています。
2000年代のカラー革命(旧ソ連圏や中東での民主化運動の総称)を脅威と捉えているので、プーチン大統領の西側に対する安全保障観の部分は正しいと思います。」
西田議員は対談の冒頭で、2014年から注目してきた「ビッグゲスト」として馬渕氏を紹介。そして、この対談をおこなうに至った動機は、「物事はそもそも片方がすべて正しくて、もう片方が一方的に間違っていることはあり得ない」のに、ロシアを悪とするマスコミの偏向報道に疑問を持ったためだと語る。
※ブログ主コメント:最後の部分はすごくまともな意見。その通り。ウクライナが100%正義で、ロシアが100%悪ということはありえない。もちろんロシアが100%正義でウクライナが100%悪ということもありえない。こういう双方の主張と行動を冷静になって公平公正に聞いて見るバランス感覚はとても大事。
原文はこちら↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/42884b2b1c629c1319ab13b701c9ae7f2f47bcc0
・自民党・西田昌司議員が“陰謀論”著者と対談で批判殺到「ウクライナ侵攻は大東亜戦争と同じ構図」と主張も(SmartFLASH 2022年4月16日)
※『西田昌司チャンネル』『週刊西田』という2つのYouTubeチャンネルで持論を展開している自民党の西田昌司議員。
そのなかで、4月7日と14日に投稿された動画が物議を醸している。
内容は、元駐ウクライナ大使の馬渕睦夫氏との2回にわたる対談。
動画のなかで馬渕氏は、今回の戦争が「ロシア=悪、ウクライナ=善」という二元論の構図で語られるのは間違っており、物事には必ず原因があって、欧米の「国際金融資本」なるものが真の黒幕だと自らの思想を披露している。
馬渕氏の主張は、おもに以下の点に要約される。
● 2014年のウクライナ騒乱(マイダン革命)はアメリカの差し金により起こったクーデターで、ゼレンスキー大統領まで続く親欧米派の “ネオコン” 政権を成立させた
● クリミア半島ではロシア系住民が9割を占め、彼らの虐殺が起こる前にプーチン大統領は先手を打って併合した
● “ネオコン” 政権により、ルガンスク州やドネツク州の一部ではロシア系住民が8年にわたって弾圧されてきた
● アメリカやNATOは、ウクライナにロシアと闘わせるために武器供与や訓練をおこなってきた
● オリガルヒ(ロシアの財閥)は、資源を食い物にする欧米寄りの存在で、プーチン大統領はその影響力を抑えてきたのであり、オリガルヒはプーチンの取り巻きではない
● ウクライナはロシアと戦争をするための “ネオコンの基地” にされた
● 大東亜戦争もウクライナ侵攻も、窮地に追い込まれた日本とロシアが仕掛けたという意味で構図は同じ
こうした背景が相まって、ロシアはやむを得ずウクライナへの侵攻を開始したという。
冷戦が終結し、ワルシャワ条約機構が解体した一方、生き残ったNATOが東方へ勢力を伸ばしたことはロシアにとって脅威だろう。
馬渕氏の発言について、モスクワ駐在の経験があるロシア研究者が語る。
「もともとロシアは旧ソ連地域を『特権的利害地域』と位置づけ、そこにおけるロシアの国益のためには軍事力行使も辞さないと主張しています。
2000年代のカラー革命(旧ソ連圏や中東での民主化運動の総称)を脅威と捉えているので、プーチン大統領の西側に対する安全保障観の部分は正しいと思います。」
西田議員は対談の冒頭で、2014年から注目してきた「ビッグゲスト」として馬渕氏を紹介。そして、この対談をおこなうに至った動機は、「物事はそもそも片方がすべて正しくて、もう片方が一方的に間違っていることはあり得ない」のに、ロシアを悪とするマスコミの偏向報道に疑問を持ったためだと語る。
※ブログ主コメント:最後の部分はすごくまともな意見。その通り。ウクライナが100%正義で、ロシアが100%悪ということはありえない。もちろんロシアが100%正義でウクライナが100%悪ということもありえない。こういう双方の主張と行動を冷静になって公平公正に聞いて見るバランス感覚はとても大事。