・オミクロン株にはワクチン強制と三回目接種前倒しで(アゴラ 2021年11月30日)

八幡 和郎

※岸田首相は外国人の入国禁止は世界主要国でも突出してドラスティックに断行した。とりあえずというのは理解できなくもないが、それでどれだけ、人生を狂わすほど不幸になる人がいることを理解しているのかは疑問。ワクチン接種者については、ある程度、厳密な隔離を条件に認めないと人道的にも経済的にも惨禍をもたらすだろう。

一方、世界各国がやっているワクチン接種の加速は何も言わない。EU委員長も「いまは、一にも二にも三にもワクチン」といっているのに。

いま最優先すべきは、ワクチン未接種者に、事実上の強制に近い形で進めることだ。少なくとも未接種者は、会合、外食、職場、学校、長距離交通機関からは閉め出すべきだ。

マスクは強制してワクチンは任意は滑稽である。また、三回目の接種は全力で急ぐべきだ。そのことが、程度の問題はともかく蔓延を防ぎ、重症化と医療崩壊を防ぐ。

今度の変異株はある程度は効能を減らすが、効能がなくなると考えてる人はほとんどいないことを忘れてる。あくまでも程度の問題に過ぎない。

心配なら、イギリスで検討中のように、二回目の三ヶ月後にすることだ。また、そのなかで広すぎる医療従事者より高齢者が優先されるべきだ。若い医療従事者は、罹っても滅多に死なないが高齢者は死んでしまう。

また、どっかで接種希望者が殺到することも考えれば、薬剤師など医師でない人による接種主体に切り替えるべきだ。医師はワクチン接種より診察や治療に投入されるべきだ。海外では接種に医師は全く関与していないことが普通だ。せいぜい、接種していいかの電話相談窓口をつくれば十分だ。

もし、万全の体制をというなら、救急体制の取れない診療所の接種だって危険なので、大病院や集団接種所に限るしかなくなるだろう。医者の接種関与は医者が儲けたいだけだ。


>いま最優先すべきは、ワクチン未接種者に、事実上の強制に近い形で進めることだ。少なくとも未接種者は、会合、外食、職場、学校、長距離交通機関からは閉め出すべきだ。

>いま最優先すべきは、ワクチン未接種者に、事実上の強制に近い形で進めることだ。少なくとも未接種者は、会合、外食、職場、学校、長距離交通機関からは閉め出すべきだ。

>いま最優先すべきは、ワクチン未接種者に、事実上の強制に近い形で進めることだ。少なくとも未接種者は、会合、外食、職場、学校、長距離交通機関からは閉め出すべきだ。


八幡 和郎

評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

滋賀県大津市出身。東京大学法学部を経て1975年通商産業省入省。入省後官費留学生としてフランス国立行政学院(ENA)留学。通産省大臣官房法令審査委員、通商政策局北西アジア課長、官房情報管理課長などを歴任し、1997年退官。2004年より徳島文理大学大学院教授。著書に『歴代総理の通信簿』(PHP文庫)『地方維新vs.土着権力 〈47都道府県〉政治地図』(文春新書)『吉田松陰名言集 思えば得るあり学べば為すあり』(宝島SUGOI文庫)など多数。