以下「In Deep」様より転載

https://indeep.jp/living-in-a-lawless-zone/

・国家が決議を無視する無法地帯に生きている中で思い出したジム・ジョーンズの演習

2021年11月18日

※無視され続ける欧州評議会の「決議 2361」

最近ヨーロッパでは、多くの国や地域で「ワクチン未接種者に対してだけのロックダウンや外出禁止」というような措置を講じていますが、それらのいくつかの国の最近の感染拡大は似たような増加を示しています。

以下は、

・ワクチン未接種者に対しての外出禁止を発令したオーストリア
・医療従事者にワクチン接種の義務化を発表したベルギー
・ヨーロッパで初めて再ロックダウンを実施しているオランダ
・すべてのコロナ対策の終了を宣言した後に、すぐ規制を復活させたデンマーク
・国民全員へのブースターショット計画を発表したドイツ

の過去半年の 100万人あたりの感染数の推移をまとめて示したものです。





ドイツ・マインツ大学の教授で、微生物学とワクチン学の世界的権威もであるスチャリット・バクディ教授は、公式声明「Covid-19 ワクチンの安全上の懸念」を動画で発表していまして、その中で、バクディ教授は、「今おこなわれていることは、決議 2361に違反していることを認識してほしい」と述べていたのです。


> 決議 2361に基づき、加盟国は自らの市民に予防接種は義務ではないことを通知し、政治的、社会的、またはその他の方法で予防接種を受けるように圧力をかけられないようにする必要があります。


この決議 2361というのは、「欧州評議会」という EUと同じ加盟国ではないヨーロッパの 47カ国が加盟している連合体で、その欧州評議会によって、今年 1月に署名されているものです。

決議 2361は、以下のようなものでした。


2021年1月27日、欧州評議会は「決議 2361」に署名した。これは、欧州評議会の加盟国ではコロナワクチン接種を義務化すべきではないと述べている。さらに、ワクチン接種を受けていない人たちが、いかなる方法でも差別されることは許されないことを示す。


このように、1月の段階では、「コロナワクチン接種を義務化すべきではない」こと、あるいは、「接種していない人たちに対しての不当な扱いは許されない」とヨーロッパの正式な共同体で決議されていました。

しかし、今のヨーロッパは

・ドイツ緑の党の党首が、ワクチン未接種者のロックダウンを行うと発言
・オーストリアは、ワクチン未接種の人のみ外出禁止
・英国の首相は、3回目のブースター接種を義務付ける方針

あるいは、ベルギーの医療従事者への接種「義務」なども含めて、

「これ全部、決議 2361 に違反してんじゃないの?」

とも思うのですが、そんなことは、もうどうでもいい感じなんでしょうか。

まさに無法地帯となっているように見えます。

細かく見れば、どこの国でも、法律も秩序もない「無法」は起きているのだとも思います。

そもそも、「ワクチンの効果はもうデータ上で完全に否定されている」ことが明白なのに、このような強圧的な義務化が進行しているというのは、すごいことです。

最近は、「接種率 90%のアイルランド、1日4000人感染でウィズコロナ取りやめ」という報道もあり、さすがに接種の無効性が、かなり強くあるいは公的に示されているとは思うのですが、それでも各国は進み続ける上に、何より、今でも多くの方々が「ワクチンの有効性」という思想を信じているのかもしれません。

なんというか……次第に「宗教」になりつつあるような。

次第にではなく元からなのかもしれないですが。


今の状況を見ていますと、ガイアナで 1978年に起きたジム・ジョーンズ教祖の教団「人民寺院」の事件を思い出すことがあります。

数十年前に、『ガイアナの虐殺 目撃者の証言』という本を読んで以来、この事件は特に興味を持った事件のひとつでした。

900人あまりの信者の多くが自ら毒を飲み集団自死を遂げた事件ですが、自ら毒を飲むようになるまで、定期的に「演習」が人民寺院で行われ、何度も何度も演習を繰り返した末のできごとでした。

教団全員が自決する最期の日を「ホワイトナイト」と名づけ、その日に行うことを毎晩のように全員で繰り返し演習し続けていたことがわかっています。

そして、現実のホワイトナイトはやってきて、あっという間にそれは進行しました。ほぼ全員が亡くなりました。