
(上)イベルメクチンの作用機序
以下「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/pfizer-corona-drug-is-almost-the-same-as-ivermectin/
・イベルメクチンが執拗に禁止された理由はこれ? ファイザー社が治験中のコロナ薬は「イベルメクチンとほぼ同じ作用機序」を持つ模様
2021年10月5日
※イベルメクチンを取り巻く謎
いわゆる陰謀論的とかデマとか言われるような話はともかくとして、コロナの治療というものに関して不思議だったのは、イベルメクチンの治療薬としての使用を徹底的に阻害する動きが主要国で強固であり続けたことでした。
しかし、
・確実に効果がある国がたくさんあった
・副作用はほぼない
というものについて、それぞれの国や地域が本当にコロナの感染者や重症者の対策に困り果てていたのなら、導入すること自体にそんなに強く反対する意味はないと思ってはいました。
60を超える研究のメタ分析で、驚異的な効果が出ていることはすでにわかっています。
以下が、63の研究を分析した、予防効果と治療効果です。
イベルメクチン治療による新型コロナの改善率

こんなにいろいろと結果が出ているのなら、仮に、他の何らかのリスクがあったとしても「普通なら導入するものでは?」とは思っていました。
ここまで強固に主要国が拒絶している理由は、以前は、「ワクチン接種を推し進めたいからかな」とか思っていましたけれど、ワクチン接種もこれだけ進んだのだし、「もう許可していいんじゃないの?」とは思います。
それでも、主要国は無視が続いていて、オーストラリアなどは、保険当局が「イベルメクチンを正式に禁止する通達」を 9月10日に出しています (オーストラリア政府サイト)。
「不思議だなあ」とは思っていたのですが、最近、アメリカのいくつかの記事、あるいはファイザー社の広報を読んでいて、「これが理由かも」と思ったことがありました。
それは、
「ファイザー社がイベルメクチンと同様の作用機序の経口薬を出す」
ということです。
もちろん、イベルメクチンの各国の拒絶とは関係ないかもしれないですが、米ゼロヘッジの記事を短くご紹介します。
・ファイザーが「あの馬の駆虫薬」と類似性があると疑われる COVID 薬の最終試験を開始した
zerohedge.com 2021/09/28
※アメリカで強固にイベルメクチンが否定され続けている謎に関して、そのパズルのピースが出現した可能性がある。
9月27日、米ファイザー社はコロナ感染者と接触した可能性のある人たちの発症を防ぐように設計された COVID 予防薬のフェーズ2/3試験を開始すると発表した。
偶然にも、 ファイザー社のこの薬はイベルメクチンと少なくとも 1つの作用機序を共有している。イベルメクチンは、何十年もの間、人間に使用されている抗寄生虫薬であり、また、Covid-19 に対するプロテアーゼ阻害剤として抗ウイルス効果を機能させることがわかっている。
ファイザーの新薬は、冗談めかして「ファイザーメクチン」と呼ばれているが、ファイザーはこの薬を「強力なプロテアーゼ阻害剤」と表現している。
2021年3月の論文「SARS-CoV-2 病因の主要タンパク質に対するイベルメクチンの結合効果の調査」(論文)では、
> イベルメクチンは、プロテアーゼ、およびヒト TMPRSS2 の遮断薬として発見された。
とあるが、「PF-07321332」と呼ばれるファイザーの新薬も、ウェブサイトによれば、
> PF-07321332 は治験中の SARS-CoV-2-3 CL プロテアーゼ阻害剤抗ウイルス療法だ。
と書かれてある。
これはまさに、人間と動物の両方で多くの理由で使用されている予防薬であるイベルメクチンが行ってきたことでもある。しかし、ファイザーのこの実験薬とは異なり、イベルメクチンはすでにインドからブラジルまで、現実として、数十万人の命を救った可能性がある。
アメリカをはじめとして、世界中で、「馬の駆虫薬」として、イベルメクチンを使用する人々を中傷するキャンペーンが行われている中でのファイザーの新薬の治験発表となった。
ここまでです。
ここで取り上げられているのは、「プロテアーゼ阻害剤としての共通性」ということですが、共にプロテアーゼ阻害剤であるというだけで、ファイザー社がイベルメクチンを真似たとは言えないでしょうが、そもそも、
「プロテアーゼ阻害剤とは何か」
ということになりますと、辞書的な説明では以下のようになります。
> プロテアーゼ阻害剤
> プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の働きを妨げる物質の総称。動植物,微生物などに広く見出され,通常は天然の生物由来のものをさすが,医薬として人工のペプチドなども合成されている。 (百科事典マイペディア)
あるいは、以下のような説明もあります。
> プロテアーゼ阻害剤
新タイプのエイズ治療薬。プロテアーゼはたんぱく分解酵素。AZTに代表される従来のエイズ治療薬はエイズウイルス(HIV)が人間のリンパ球などに感染した後、遺伝子RNAをDNAにかえる逆転写酵素の阻害剤だった。ウイルスはその後、リンパ球などのたんぱく質をプロテアーゼで壊して自分用に作り変えるが、プロテアーゼ阻害剤はこの過程を邪魔する。 (日本大百科全書)
以前、医療関係者の方が、
「イベルメクチンの作用機序を見ると、エイズ治療薬に使える気がしてならない」
とおっしゃっていたことを思い出します。
プロテアーゼ阻害剤というのは、エイズ治療薬の場合は、
> ウイルスは、リンパ球などのたんぱく質をプロテアーゼで壊して自分用に作り変えるが、プロテアーゼ阻害剤はこの過程を邪魔する。
というものとして働くと。
これは、HIV に対してのものですが、では、イベルメクチンは「コロナ」に対して同じような阻害作用を持っているのか、つまり、
「たんぱく質を自分用に作り変える過程を邪魔する」
というような作用を持っているのかというと、持っています。
以下は、2020年6月のオーストラリアの科学者たちによる論文のタイトルです。
The FDA-approved drug ivermectin inhibits the replication of SARS-CoV-2 in vitro
FDA承認薬のイベルメクチンは invitro で SARS-CoV-2 の複製を阻害する
この論文の概要のハイライトには以下のように書かれています。
論文のハイライト
・イベルメクチンは、 COVID-19 原因ウイルス(SARS-CoV-2)の阻害剤だ。
・細胞培養で 48時間でウイルスの約 5000分の 1の減少をもたらすことができる。
・イベルメクチンは寄生虫感染症に対してFDAに承認されているため(コロナ治療に)転用できる可能性がある。
・イベルメクチンは、必須医薬品の WHO モデルリストに含まれているため、広く入手できる。
sciencedirect.com
その後、FDA も WHO も「推奨しない」という方向に変わりました。
以下のような日本の報道が出たあたりから、正式にイベルメクチンへの拒否姿勢を鮮明にしたのだと思われます。
・WHO、イベルメクチン使用推奨せず コロナ特効薬との情報拡散 (AFP 2021/04/01)
・FDAがCOVID-19へのイベルメクチン使用に警鐘 (薬事日報 2021/03/25)
しかし、この論文にありますように、
「 48時間でウイルスの約 5000分の 1の減少をもたらすことができる」
という効果が、少なくとも研究では示されていました。
なお、イベルメクチンが「阻害」するのは「コロナのタンパク質」であり、スパイクタンパク質も含まれます。それは以下の 2021年3月の論文のタイトルでもわかります。
SARS-CoV-2病因の主要タンパク質に対するイベルメクチンの結合効果の調査
コロナの主要な病態の要因はスパイクタンパク質だと見られていますが、「そのスパイクタンパク質の結合を強力に阻害する」というものですので、ワクチン後の後遺症に苦しまれている方にも、何らかの効果はあるのかもしれません。何ともいえないですが(ワクチンの場合、スパイクタンパク質の産生が持続的ですので…)。
体内のスパイクタンパク質を放置しておくと、ヒトヘルペスウイルスの再活性化だの神経変性の問題だの何だのと、予測できない二次的影響が出るという場合もあるかもしれませんので、「スパイクタンパク質の体からの排除」が、今の世界での最も重要な部分なのかもしれません。
いずれにしましても、イベルメクチンには、そのような強力な「スパイクタンパク質阻害」効果があることがわかっていても、強固に主要国がその使用を拒否し続けている中で、華麗に登場したのが、使用されている成分はわからないながらも、イベルメクチンの作用機序と一部同様であるかもしれないファイザー社「プロテアーゼ阻害剤」だと。
もちろん、詳細な仕様書が出ない限り、このファイザー社の経口薬の正確な機序はわからないですが、似ているものではあるようです。
仮に同じようなものであるのなら、特に副作用もなさそうですし、コロナの重症化も感染そのものも減らすことができるのでしょうけれど、でも価格はイベメクチンの何倍(もっとかも)もすることになりそうです。
臨床試験が終われば、おそらく緊急承認ということで、すぐに市場に出回るということになると思われます。
しかし、イベルメクチンは何の仕掛けもない薬だと思いますが、ファイザー社の経口薬に、
「何の仕掛けもされていないとは限らない」
のかもしれません(出た、陰謀論)。
※ブログ主コメント:
http://glassbead.blog.shinobi.jp/medical%20tyranny/constant%20surveillance
ファイザーは現在、イベルメクチンのクローン薬を推進しています。この薬はイベルメクチンの100倍以上の値段がつく可能性があり、義務化されたワクチンと一緒に毎日服用するように設計されています。このイベルメクチンの代替薬(ファイザーに数百億ドルの新たな収入をもたらす)の道を開くために、メディアやホワイトハウスによってイベルメクチンがゴミ箱に入れられているだけでなく、毎日服用していることを証明しなければ「ワクチンパスポート」の資格を失うことになるのです。