https://note.com/jinniishii/n/nc7c023169140
・マスク推奨のサギ手法
日々予め幸せ
2021年10月5日

※『学校でのマスク着用 新型コ○ナ感染を半減させる効果が明らかに』という記事がヤフーニュースに載りました。この記事を読んだ人の中には「やっぱりマスクは有効なんだ」と思い込んでしまった人もいるかもしれません。
学校でのマスク着用 新型コロナ感染を半減させる効果が明らかに(倉原優) - 個人 - Yahoo!ニュース
実はこれまであまりデータがなかったのですが、学校におけるマスク着用は、新規の新型コロナ感染の割合を約半分に減らすことが示さ
news.yahoo.co.jp
☝️気をつけて!それ!詐欺(サギ)ですよ!
著者の倉原優氏は呼吸器内科医とのこと。その語り口はやわらかく(詐欺師はたいてい「イイ人」ぶって近寄ってきます)、文中には、
「(文科省資料によると)着用義務があるわけではなく、努力目標」
「運動時は身体へのリスクがあるため、マスクを着用する必要はありません」
「幼児についても…無理して着用させる必要はありません」
としっかり書かれているところだけは評価できます。
一方、この記事が『マスク着用がコ○ナ感染予防に効果的』と結論する根拠としている論文その他の資料は、医学論文に用いられる非常に典型的なサギ的手法を使っています。
根拠とする資料がサギであるからには、この記事の結論もサギということになります。
逆に言えば、この記事の資料がどのようにマスクを有効と見せかけているか知ることで、その詐欺の手口を学ぶことができるのです。
サギ手口①感染者数だけに注目させる。
私たちはコ○ナ騒動が始まって以来、毎日毎日感染者数をカウントするマスコミ報道に苦しめられています。
感染者数だけに注目させることは、このコ○ナ詐欺の一丁目一番地です。
人の目は2つあっても一つのものにしか焦点を当てられないように、一つの情報に注意を向けさせられると人は他の情報を意識しにくくなります。
この詐欺はそれを利用しています。
倉原氏が図1で大きく示した「アメリカ520郡の小児科における新型コ○ナの発生数を調査した研究」を見てみましょう。
Pediatric COVID-19 Cases in Counties...
This report describes pediatric COVID-19 cases in counties wi
www.cdc.gov
「マスク着用義務のある郡では増加割合が約半分に抑えられました」としていますが、重要なのは、この縦軸の数値が『子ども人口10万人あたり』であることです。

最も背が高い右から3番目の青い棒グラフは、3週間前〜2週間目の5週間でマスク義務のない郡で10万人あたり1日平均62人感染者が出たことを示しています。(1,612人に1人です。各学校に1人もいないのです)
ということは、10万人中99,938人(99.938%)の子どもはマスク義務化のない郡でも感染しなかったのです。
図1のグラフは、感染者だけを数えていますが、非感染者を加えるとこうなります。(3週間前~2週間目)

グラフを横にして画面いっぱいに引き伸ばしても、感染者の黄緑色は見えません。
そのくらい、ほとんどの生徒はマスク義務がなくても感染しないのです。
感染しない人は、マスク義務化郡と非マスク義務化郡では0.038%しか差がありません。
感染者数だけに注目させ、まるで全員がマスクの恩恵に預かっているかのように錯覚させるのがいかに詐欺的か、分かっていただけるでしょうか?
毎日毎日マスコミが感染者数を連呼するけど、周りに感染者も重症者もほとんどいないのと同じことです。(インフルやノロ流行ってそんなことあります?)
あれ?この手口、どこかで見たぞ...と思う方もいるのではないでしょうか?
そうです。ファイザーがドクチンの『有効率95%』をうたったあの論文です。
本間真二郎先生がわかりやすく解説してくださっています。
ファイザー社の新型コロナウイルスワクチンの高い有効性に対する疑問 - ブログ|自然派医師のブログ
shizenha-ishi.com

(☝️図は本間先生のブログから)
あの論文はじめ、〇〇チンの有効率は「発症者」だけをカウントしています。そして実はドクチンを打っても打たなくても、2万人中19,838人は発症しなかったのでした。(その手口に加えて、ドクチン群の発熱者を除外するという手口も使われていました)
『ファイザーワクチン:有効率95%どころか19%!?』
In Deepより転載2021年1月20日 有効率19% : 医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの副編
ameblo.jp
図1にもどって、グラフの横軸にも注意が必要です。

パッと見、このグラフは学校の新年度が始まる3週間前・2週間前・1週間前・新年度開始から1週間後・2週間後…5週間後、と1週間ごとのグラフかと思ってしまいがちです。それによって、毎週毎週、非マスク義務化郡の方が感染者が多かったのかと錯覚しがちです。
しかしこれも詐欺です。
横軸目盛りは左から”Weeks -3 to 0、Weeks -2 to 0、 Weeks -1 to 0 …”訳すと「3週間前から新年度、2週間前から新年度、1週間前から新年度…」となります。左の「3週間前から新年度」の2本のグラフには、その右の4本のグラフ「2週間前から新年度」「1週間前から新年度」を含んでいるのです。
そしてその3週間で感染者数の差はいずれも「5」。つまり、差があったのは「1週間前〜新年度」の1週間だけで、それ以前2週間は差がなかったと考えられます。
“week0”の右側のグラフも同様で、なぜか-3から期間を重複させています。ですから3本ずつ、ほとんど差の等しいグラフが並んでいます。

本来は、私がつくった☝️のグラフのように、最も期間が長い右から3番目の”Weeks-3 to 2”だけでいいはずなのに、何本もグラフを並べることで「毎週毎週、非マスク義務化州では多くの感染者を出した」と錯覚させることを狙っているのでしょう。(それ以外にこんなことをする理由があるでしょうか?)
差がない週が多いので、毎週常に差があったかのように見せかけるために重複した週のグラフを図にしたのでしょう。
そもそも、どうしてこんなに多くの人で研究したのでしょう?
そうしなければ感染者の差を出せなかったからです。
「研究は大規模な方が信用できる」「サンプル数nは多いほど信頼できる」と思い込んでいる人が多くいますが、実はp値など統計的な有意差は、サンプル数nが大きいほど出やすくなります。
ですから製薬会社などは大して効かない薬でも効いたという論文を書かせるためにお金を出して大規模な臨床試験をさせるのです。
(マスク&ドクチン推奨するアメリカ小児科学会のトップスポンサーはファイザーでした)
米国小児科学会は子供へのマスク&ワクチンを激推し
米国小児科学会のトップスポンサーはファイザー社(7/21のスクショ)
そのことが今年7/20にツイッターで流れった
7/24にはサイトのスポンサー情報からファイザー削除https://t.co/4Vj5VZC4bt pic.twitter.com/qqJ4wz0v8M
— J Sato (@j_sato) September 28, 2021
本来は効果が大きいほど、サンプル数は少なくても有意差が出ます。パラシュートの有効性を示すのに、サンプル数nはいくつ必要でしょうか?
ビタミンDのように、サンプル数が少なくて有意差が出る研究の方が本当は価値が高いのです。
サギ手口②エビデンスレベルの低い資料ばかり使う。
しかし倉原氏を含むマスクやドクチンを推奨する人々は常に、ビタミンDなどのレベルの高いエビデンスについては完全無視を決め込みます。マスクやドクチン以外の有効な方法は認めないのです。
それは以前述べたとおり、ドクチンに利益相反がある人の特徴です。(本当は問題解決など望んでいないことがわかります)
科学的エビデンスにはレベルがあります。レベルが高いエビデンスを、レベルが低いエビデンスが覆すことはできません。

倉原氏が挙げている参考資料は、いずれも観察研究以下の低レベルなエビデンスです。(バングラディシュのRCTは論文化されておらず、突っ込みどころ満載でそのうちとりあげたい)
なぜRCTに比べて観察研究や実験室での実験はレベルが低いのか?
1つは、研究結果が実際の人への結果とずれやすいから。2つ目は、研究者側が結果を操作しやすい(バイアスが入りやすい)からです。
倉原氏が引用した論文にも『これは観察研究ですから因果関係は言えません』とはっきり書いてあります。つまりサギ的手法をつかってもなお、差が出たのはマスクが原因とは言えないのです。

この研究では、マスク着用者と非着用者ではそもそも検査される基準が異なります。マスクをしていれば濃厚接触者にされず検査を免れ、マスクをしていないと濃厚接触者にされてPCR検査などをさせられる機会が増えます。検査の機会が増やされれば、それだけ陽性(偽陽性を含む)にされる確率も上がります。
このように、観察研究では最初から条件が同じではないものを比較している可能性があるのです。条件を揃えて比較するのがRCT(ランダム化比較試験)です。
そしてこれまで数々のRCTで、マスクのウイルス感染症に対する有効性は否定されています。倉原氏はそれに全く触れません。
倉原氏が図2に挙げたような富嶽によるシミュレーションを根拠にした図は街中などでもよく見かけます。しかしコンピューターシミュレーションは設定によって好きなように結果を変えられます。

いわばCG(コンピューターグラフィックス)です。
エビデンスレベルで言えば、試験管以下の最低ランク外、エビデンスとすら言えないでしょう。
例えば「吐き出し飛沫量」に関して、本来、人が口から出す飛沫量はマスクをしても変わりません。マスクで減るとしたらマスクの前に出る飛沫だけです。しかし減った飛沫はマスクに付着しているはずで、それに含まれるウイルスがその後どうなるかを富嶽のシミュレーションプログラムは無視しています。実際は、ウイルスはマスクに溜まり、息を吐くたびにマスクから外にばら撒かれ、息を吸うたびに本人に再吸入され、マスクを手で触っては手についてばら撒かれるはずです。
マスクが飛沫をエアロゾルとして噴霧させることも実証されています。
またこの図2でフェイスシールドとマウスシールドにのみ「エアロゾルは防げない」と書いていますが、エアロゾルは不織布マスクでも防げません。
さらにCDCも認めたようにコ○ナウイルスは主に飛沫感染ではなく空気感染(エアロゾル感染)です。
ですから飛沫について述べたこの図2そのものが無意味ということになります。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=38&v=trURdrhyelA&feature=emb_logo
倉原氏が挙げた内閣官房新型コ○ナウイルス感染症対策推進室の動画☝️でも、この富嶽のCGを根拠に優しげな音楽と若い女の子の声でウソばかり言わせています。
詐欺のやり口は本当に嫌らしいですね。
サギ手口③マスクのデメリットは無視。
倉原氏は「ペストやSARS(重症急性呼吸器症候群)の流行時にも反マスク運動が行われたことがあり、マスクの推奨が出されるたび、一定数の反対派が出てくる歴史があるようです」と言います。
マスク反対なんて奴が出るのはいつものことだから相手にすることないよ、と言わんばかりです。
しかし人々が権力や同調圧力に抗ってわざわざマスクに反対するのは、マスクは感染症を防がないだけでなく、大きな害があるからです。
ドイツの研究では、マスクをした子ども達の多くが安全基準の6倍もの高炭酸ガス血症になり、
ドイツの研究者は、マスクによる子供達の健康被害を医学雑誌JAMAに公表した
マスク着用時の吸入空気中の二酸化炭素の平均値は、ドイツ連邦環境局が許容できないとする値2000ppmより6倍も高い13120〜13910ppmだった
「高炭酸ガス血症に起因する障害につながる」
子供のマスクに反対の人はリツイート https://t.co/gGPFFmLkYl pic.twitter.com/MwWWpolWHx
— You (@You3_JP) July 2, 2021
多くの子どもが頭痛などの症状を訴えることが報告されています。
ドイツの新しい研究
2万6千人の子供の保護者の68%がマスクによる子供の障害を報告
癇癪 60%
頭痛 53%
集中力の低下50%
幸福感の低下49%
登校拒否44%
倦怠感42%
学習障害38%
眠気・疲労37%
マスク着用が子供達の生活/健康の質を低下させ、虐待を生じさせていることが判明https://t.co/U5dKiObry7 https://t.co/uKSNe19aYN pic.twitter.com/TCr7MJI3Cs
— You (@You3_JP) January 4, 2021
倉原氏が挙げた図1の論文と合わせると、マスクをしなくても99.938%の子どもは感染しないのに、68%の子どもはマスクによる障害に苦しむのです。
日本では小学生達が、マスクを着用すると酸素が18%減ること、二酸化炭素が83倍に上がることを実証してくれました。

実際に、日本でコ○ナで死んだ子はいませんが、マスクによって死んだ子はいます。
小5男子マスク着用で死亡した小学校はどこ「小学校が隠ぺいした理由」大阪府高槻市
大阪府高槻市の小学校で5年生の男子生徒が2021年2月8日体育の授業中に死亡しました。体育では5分間の持久走を行っており、
uzumakinews.com
身体的な危険だけではありません。
マスクは出会いやコミュニケーションを阻害します。「感染対策」が始まってから、子どもの自殺は急増しました。(恐怖煽りの主犯NHKが偉そうに「小さな変化に気づいて」とか言う厚顔無恥👇)
「コロナ禍で子どもの自殺急増 小さな変化に気づいて」(みみより!くらし解説)
#nhk_kaisetsu
www.nhk.or.jp
マスク推奨者がレベルの低いエビデンスで小さなメリットをうたいながら、大きなデメリットを無視するのは本当に卑怯なことです。
いったい、私たちは感染する人を減らしたいのでしょうか?それとも感染しない人や感染しても大丈夫な人を増やしたいのでしょうか?
感染する人を減らしたいなら、例えば鳥インフルエンザや豚コレラにかかった家畜を殺処分したように、どんなに人を不健康にしても感染対策を優先することになるでしょう。そもそも生きている人をゼロにすれば感染者もゼロになりますが、それで成功と言えますか?(マスク&ドクチンによる「感染対策」はまさにそれです)
「不慮の事故」と処理された「コロナワクチン接種の副反応で死亡した小学6年生の女の子」 | 本の一歩
【はじめに】「コロナワクチン接種の副反応で12歳の女児が死亡した情報」の信憑性を調べてみました。結論から言うと、信憑性は高
honnoippo.com
感染しない人や感染しても大丈夫な人を増やしたいなら、健康な人を増やさなくてはなりません。
そのためには、マスクは明らかに有害無益です。
マスクを外して、人と出会い、笑顔をかわし、手を繋いだり、ハグしたり、キスしたり、他にもいろいろとあれやこれやして、子どもを増やさなくてはいけません。
2020年に生まれた子は前年比2万4,407人減りました。
2020年の出生数、統計史上最小84万832人…出生率も低下し1.34 | リセマム
厚生労働省は2021年6月4日、2020年(令和2年)の人口動態統計月報年計(概数)を発表した。出生数は前年(2019年
resemom.jp
実はこの生まれて来れなかった子ども達こそ「感染対策」の最大の犠牲者であり、日本にとって最大の痛手です。
何に着目するか?何を目的とするか?その志は何か?
それによって着目点、考え方は全く異なるのです。
「感染対策」(👈有害無益な)にかまけているうちに、人生を失い、国を滅ぼす。
マスクマスク詐欺はそれを狙っているのです。
https://note.com/jinniishii/n/n98735cd0778d
・マスク、ランダム化比較試験で『有意差なし』
日々予め幸せ
2020年11月23日

※デンマークの6,000人以上を対象としたランダム化比較試験(RCT)で、マスクを着用した人と着用しなかった人でCOVID-19のウイルス感染率に有意差が無かったという論文が発表された。
この論文について解説する。
目次
1 RCTで有意差なしの意味
2 この実験はマスク群が有利にデザインされていた
3 マスク群の家族に感染が多かった理由
4 まとめ
1 RCTで有意差なしの意味
はじめにランダム化比較試験(RCT)とは何か?を解説する。
RCTは、対象者が他の条件では等しくなるように振り分けられて、ある要因(マスク着用)が結果(感染率)にどう影響するかを確かめる臨床試験だ。
RCTで統計的に有意な差が認められれば、科学的に因果関係を証明することができる。
逆にRCTで有意な差が出なければ、その要因(マスク)は結果(感染率)を増減する原因ではないと考えられる。
RCTは、エビデンスレベル1と医学的エビデンスのトップに位置する。

レベル1aは複数のRCTを集めて分析したメタアナシシスやシステマチックレビュー、この研究のように一つのRCTはレベル1bだ。
ちなみに、マスクのエビデンスとしてよくメディアが取り上げる動物実験や実験室での機械的な実験はエビデンスレベル5以下、臨床的な因果関係はもちろん、相関関係すら証明することはできない。いくらでも実験者が条件を操作できるから、参考程度にしかならないということだ。
これまで、マスクと感染率に関して市中で一般市民を対象にした大規模なRCTはなかった。この研究は世界初の試みであり、その意義はとても大きい。
病院などで医療従事者を対象としたRCTはいくつかあったが、いずれもマスクは有意差を出せないか、逆に感染を増やしたり重症度を上げるという結果であった。
👇メタアナリシスでマスク医療従事者に効果なし。
Nonpharmaceutical Measures for Pandemic Influenza in Nonhealthcare Settings—Personal Protective and Environmental Measures
Pandemic Influenza—Personal Protective Measures
wwwnc.cdc.gov
👇日本の医療従事者にマスクのメリットなし、頭痛増加。
Use of surgical face masks to reduce the incidence of the common cold among health care workers in Japan: a randomized controlled trial - PubMed
Face mask use in health care workers has not been demonstrate
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
👇マスクが家族への感染を減らす効果無し、むしろマスク群で感染が多かった。
Surgical mask to prevent influenza transmission in households: a cluster randomized trial - PubMed
clinicaltrials.gov NCT00774774.
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
今回のRCTは、初めてマスクの有効性が科学的に証明されると期待されて始まった。
企画した研究者たちはマスク着用によって感染率が半分に減ると予想していた。
ところが、結果は『有意差なし』だった。
一応、マスク群は0.3%(1000人に3人)感染が少なかったという結果ではあったが、その差以上に重要なことは『有意差が出なかった』ことである。
有意差なしというのは、その0.3%の差でさえも統計的に意味のある数字とは言えず『たまたま』『偶然』の可能性が高いということだ。例えば、サイコロを2回振って1と2が出たとする。だから「このサイコロは3以下が出やすい」と言えるだろうか?もちろん言えない。では100回振って全部3以下だったら?さすがにおかしいと思うだろう。
結果が偶然か必然かを見極める統計的概念が『有意差』であり、P値や信頼区間(CI)で示される。
P値は小さいほど有意とされ、有意差が認められるのは少なくともP<0.05だ。
この研究ではP値は『P=0.38』(比率でP = 0.33)だから、有意差にはぜんぜん程遠いことになる。
信頼区間(CI)は差の場合は『0』を跨がない、比率の場合は『1』を跨がないことが有意差の条件となる。
この研究では差では『95% CI, −1.2 to 0.4』と『0』を跨ぎ、比率では『 CI, 0.54 to 1.23』と『1』を跨いでいる。
つまり『有意差なし』ということだ。サイコロを振って3より小さい数が出ることもあるように、統計的にはこの研究で『-0.3%』と出たことも偶然である。何度も同じ条件で実験をした場合はマスク群に感染が多いことも十分ありうると考えられる。
この研究の結果はあくまでも『マスクが感染を減らすという因果関係は否定された』と言うことだ。
それは論文の中での議論がどうあっても覆すことはできない科学的事実である。
ところが、マスクの有効性を信じたい人はそれを認めたがらない。人は誰しも自分が信じたいことだけを信じ、そうでないことは無視したり否定したりする傾向がある。そうした認知を『確証バイアス』と言う。
例えば、この論文の序論で「観察的なエビデンスではマスクがSARS-CoV-2の感染を減らすことが示唆されている」などと書かれているから、この論文はマスクの有効性を否定していない、などと言いだす人がいる。それはこの研究が行われた背景に過ぎないのに、研究結果よりそうした自分に都合の良い文言しか目に入らなくなるのは『確証バイアス』の典型だ。(そもそも観察的エビデンスは相関関係は示せても因果関係は示せない)
しかも実は引用文献の中にはマスクが感染を減らしたことを示す観察研究すら無い。マスクが顔を直接触ることを増やしたという研究と減らしたという研究(引用文献8,9)があるだけだ。(直接顔を触る機会が減った以上にマスクを触る機会が増えていることだろう)
この研究の前提となった「マスクが感染を減らすことが示唆されている」というのは思い込みで、それを示す観察的エビデンスすら実は存在しなかったことを窺わせる。(あるなら引用したはずだ)
2 この実験はマスク群が有利にデザインされていた
この研究はマスクの効果を証明するために行われた。だからマスク群で感染が減るように様々な工夫がされている。
第一に、サージカルマスク(医療用のマスク)が用いられていることだ。この実験では、マスク群の対象者に対し、1ヶ月の実験期間に『50枚のサージカルマスクが供給された』。
さらにマスク群の対象者はマスクの適切な使い方の説明を受けた。
実際には、市中で多くの一般市民が着用しているのは繰り返し使える布マスクであり、使い捨てのサージカルマスクでは無い。適切な使い方も教わらない。
医療従事者を対象にした研究では、布マスクはサージカルマスクの13倍、マスク無しのコントロール群より有意に呼吸器感染症が多かった。

A cluster randomised trial of cloth masks compared with medical masks in healthcare workers
Editor's Note The authors of this article, published in 201
bmjopen.bmj.com
サージカルマスクを毎日1回以上に交換させれば、同じ布マスクを何日も使い続けている実際の一般市民よりはるかに(13倍以上)有利な条件だったと考えられるが、それでも有意差は出なかったのだ。
もしこれが繰り返し使う布マスクだったなら、マスク群の感染ははるかに多くなったことが予想される。
またこの実験が行われたのは、4月〜5月デンマークであった。デンマークは北欧であり、首都コペンハーゲンのこの時期の日照時間は14〜15時間以上になる。
コロナウイルスは日光で2分で失活することが知られており、日照の多い時期には感染が広まりにくい。(現に北半球で第1波とされる4月〜5月より秋以降の方がPCR陽性者数ははるかに増えている)
Simulated Sunlight Rapidly Inactivates SARS-CoV-2 on Surfaces
This study provides the first evidence that sunlight may rapi
academic.oup.com
感染が広まりにくければ、差が出にくくなる。またマスクに付着したウイルスも日光に当たることによって失活しやすくなる。
もし秋以降、日照の少ない時期に同様の実験がされていたなら大きな差でマスク群に感染者が出ていたかもしれない。
実際に、9月以降マスク義務化を強化したスペイン・フランス・イギリスなどはいずれもマスク義務化を強化して以降に感染者が急増し再ロックダウンに至っている。マスク着用を勧めないスウェーデンでも感染者は増えているが、マスク義務化国よりはるかにましである。

3 マスク群の家族に感染が多かった理由
この研究ではもう一つ興味深い結果が得られた。
マスク群の家族の方が、コントロール群の家族より感染が多かったのだ。
多かったと言っても53:39で、統計的に有意かどうかはわからない。
だから偶然かもしれないが、必然的にそうなる理由も存在する。
それは以前ご紹介したマスクの『ウイルスお持ち帰りパック』効果だ。
https://note.com/jinniishii/n/n564d60f88c40
コロナウイルスの持続時間を調べた研究で、マスクは内側で4日、外側で7日、検討された多くの素材の中でもウイルスが最も長く感染力を持続したのだ。

空気中ならコロナウイルスは3時間で失活するのにマスクは内外からウイルスを集め長生きさせ、着けた人が呼吸するたびに、手で触るたびに、活きたウイルスをばら撒くことを可能にするのだ。
外されてからも、家のゴミ箱で、机の上で、ポケットの中で、マスクは何日もウイルスを保存し続け、ばら撒き続ける。
そうした効果を考えれば、マスク群の家族に感染が多かったのは当然とも思える。
4 まとめ
以上、この研究からマスク着用が感染を減らす有意な効果は否定された。
それが科学的事実である。
WHO・CDC・各国政府・知事、それらに盲従する情報弱者、その他マスクを着けさせたがる者がどれだけ多数派でどんなに唾を飛ばしてマスク有効を力説しようとも、科学的根拠にはならない。
そればかりか、マスク着用者の家族は感染リスクが増える可能性があることが示唆された。
以下、論文の概要の和訳。
デンマーク人のマスク着用者における他の公衆衛生的方法にマスク推奨を追加したことのコロナウイルス感染予防効果 ランダム化比較試験
掲載誌 Annals of Internal Medicine
掲載日 2020年11月18日
要約
背景
観察的研究ではマスク着用がCOVD-19の感染を減らすことが示唆されている。観察された相関が非感染者のマスク着用によるのか(感染予防効果)、感染したマスク着用者からの感染を減らすのか(感染源コントロールによるのか、それとも両方なのかは明らかでない。
目的
マスクが一般的でなく公衆衛生的に推奨されていない国で、自宅外でマスク着用を推奨することでマスク着用者の感染リスクが減るかどうかを評価すること。
デザイン
ランダム化比較試験(DANMARK-19[COVID-19感染に対する防御のためのマスクを評価するデンマーク人研究])(ClinicalTraials.gov:NCT04337541)
状況
デンマーク, 2020年4月~5月
対象者
職業的にマスクを使用せず、自宅外で1日に3時間以上過ごす大人。
介入
COVID-19に対するソーシャルディスタンスを取るように推奨し、加えて50枚のサージカルマスクの供給とその適切な使用法の説明を受け自宅外で他人といる時にマスク着用を推奨された群と、マスク着用を推奨されなかった群を比較した。
測定方法
第1結果は抗体検査、PCR、もしくは病院での診断による1ヶ月時点のマスク着用者のSARS-CoV-2感染とした。第2結果は他の呼吸器感染症ウイルスのPCR陽性率とした。
結果
3030人の参加者がマスク着用群として、2994人がコントロール群(非着用群)としてランダムに割り振られ、4862人が研究を完了した。SARS-CoV-2感染はマスク着用群の42人(1.8%)、コントロール群の53人(2.1%)に起こった。両群間の差は-0.3% (95%信頼区間, -1.2~0.4%;P=0.38[有意差なし])(オッズ比0.82[信頼区間0.54~1.23;P=0.33[有意差なし])であった。この研究には複数の欠陥があり追加研究を必要とする。しかしながら、この研究で観察された差は統計的に有意でなく、その95%信頼区間はマスクの推奨は感染の46%減少から23%増加に相当する。
限界
決定的で無い結果、喪失したデータ、マスク着用の遵守に差があること、自宅での自己検査結果の報告であること、盲検ではないこと、マスク着用者から他人への感染は減らしたかもしれないことの無評価
結論
他の公衆衛生的方法に加えてサージカルマスクの着用を推奨したことは、感染率が高くなく、ある程度ソーシャルディスタンスが取られ、マスク着用が一般的でない社会において、50%以上の確率でSARS-CoV-2の感染率を減らさなかった。このデータはより程度の低い個人感染予防法と同程度である。
主要な資金源
Salling財団(デンマークの2つのデパートを営む小売企業、資本の19%をデンマークの運輸グループA.P.Moller-Maersk Groupによる)
https://en.sallinggroup.com/about-us/
(追記)こちらは他の方のまとめ。
https://note.com/atarui/n/n9920413c827c
特に最後のところが重要です。この論文は発表までに一流医学誌が軒並みその結論ゆえに掲載を拒否したことが話題となりました。
まさにそれらの雑誌は『載せない無責任』を選択したと言えます。
・マスク推奨のサギ手法
日々予め幸せ
2021年10月5日

※『学校でのマスク着用 新型コ○ナ感染を半減させる効果が明らかに』という記事がヤフーニュースに載りました。この記事を読んだ人の中には「やっぱりマスクは有効なんだ」と思い込んでしまった人もいるかもしれません。
学校でのマスク着用 新型コロナ感染を半減させる効果が明らかに(倉原優) - 個人 - Yahoo!ニュース
実はこれまであまりデータがなかったのですが、学校におけるマスク着用は、新規の新型コロナ感染の割合を約半分に減らすことが示さ
news.yahoo.co.jp
☝️気をつけて!それ!詐欺(サギ)ですよ!
著者の倉原優氏は呼吸器内科医とのこと。その語り口はやわらかく(詐欺師はたいてい「イイ人」ぶって近寄ってきます)、文中には、
「(文科省資料によると)着用義務があるわけではなく、努力目標」
「運動時は身体へのリスクがあるため、マスクを着用する必要はありません」
「幼児についても…無理して着用させる必要はありません」
としっかり書かれているところだけは評価できます。
一方、この記事が『マスク着用がコ○ナ感染予防に効果的』と結論する根拠としている論文その他の資料は、医学論文に用いられる非常に典型的なサギ的手法を使っています。
根拠とする資料がサギであるからには、この記事の結論もサギということになります。
逆に言えば、この記事の資料がどのようにマスクを有効と見せかけているか知ることで、その詐欺の手口を学ぶことができるのです。
サギ手口①感染者数だけに注目させる。
私たちはコ○ナ騒動が始まって以来、毎日毎日感染者数をカウントするマスコミ報道に苦しめられています。
感染者数だけに注目させることは、このコ○ナ詐欺の一丁目一番地です。
人の目は2つあっても一つのものにしか焦点を当てられないように、一つの情報に注意を向けさせられると人は他の情報を意識しにくくなります。
この詐欺はそれを利用しています。
倉原氏が図1で大きく示した「アメリカ520郡の小児科における新型コ○ナの発生数を調査した研究」を見てみましょう。
Pediatric COVID-19 Cases in Counties...
This report describes pediatric COVID-19 cases in counties wi
www.cdc.gov
「マスク着用義務のある郡では増加割合が約半分に抑えられました」としていますが、重要なのは、この縦軸の数値が『子ども人口10万人あたり』であることです。

最も背が高い右から3番目の青い棒グラフは、3週間前〜2週間目の5週間でマスク義務のない郡で10万人あたり1日平均62人感染者が出たことを示しています。(1,612人に1人です。各学校に1人もいないのです)
ということは、10万人中99,938人(99.938%)の子どもはマスク義務化のない郡でも感染しなかったのです。
図1のグラフは、感染者だけを数えていますが、非感染者を加えるとこうなります。(3週間前~2週間目)

グラフを横にして画面いっぱいに引き伸ばしても、感染者の黄緑色は見えません。
そのくらい、ほとんどの生徒はマスク義務がなくても感染しないのです。
感染しない人は、マスク義務化郡と非マスク義務化郡では0.038%しか差がありません。
感染者数だけに注目させ、まるで全員がマスクの恩恵に預かっているかのように錯覚させるのがいかに詐欺的か、分かっていただけるでしょうか?
毎日毎日マスコミが感染者数を連呼するけど、周りに感染者も重症者もほとんどいないのと同じことです。(インフルやノロ流行ってそんなことあります?)
あれ?この手口、どこかで見たぞ...と思う方もいるのではないでしょうか?
そうです。ファイザーがドクチンの『有効率95%』をうたったあの論文です。
本間真二郎先生がわかりやすく解説してくださっています。
ファイザー社の新型コロナウイルスワクチンの高い有効性に対する疑問 - ブログ|自然派医師のブログ
shizenha-ishi.com

(☝️図は本間先生のブログから)
あの論文はじめ、〇〇チンの有効率は「発症者」だけをカウントしています。そして実はドクチンを打っても打たなくても、2万人中19,838人は発症しなかったのでした。(その手口に加えて、ドクチン群の発熱者を除外するという手口も使われていました)
『ファイザーワクチン:有効率95%どころか19%!?』
In Deepより転載2021年1月20日 有効率19% : 医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの副編
ameblo.jp
図1にもどって、グラフの横軸にも注意が必要です。

パッと見、このグラフは学校の新年度が始まる3週間前・2週間前・1週間前・新年度開始から1週間後・2週間後…5週間後、と1週間ごとのグラフかと思ってしまいがちです。それによって、毎週毎週、非マスク義務化郡の方が感染者が多かったのかと錯覚しがちです。
しかしこれも詐欺です。
横軸目盛りは左から”Weeks -3 to 0、Weeks -2 to 0、 Weeks -1 to 0 …”訳すと「3週間前から新年度、2週間前から新年度、1週間前から新年度…」となります。左の「3週間前から新年度」の2本のグラフには、その右の4本のグラフ「2週間前から新年度」「1週間前から新年度」を含んでいるのです。
そしてその3週間で感染者数の差はいずれも「5」。つまり、差があったのは「1週間前〜新年度」の1週間だけで、それ以前2週間は差がなかったと考えられます。
“week0”の右側のグラフも同様で、なぜか-3から期間を重複させています。ですから3本ずつ、ほとんど差の等しいグラフが並んでいます。

本来は、私がつくった☝️のグラフのように、最も期間が長い右から3番目の”Weeks-3 to 2”だけでいいはずなのに、何本もグラフを並べることで「毎週毎週、非マスク義務化州では多くの感染者を出した」と錯覚させることを狙っているのでしょう。(それ以外にこんなことをする理由があるでしょうか?)
差がない週が多いので、毎週常に差があったかのように見せかけるために重複した週のグラフを図にしたのでしょう。
そもそも、どうしてこんなに多くの人で研究したのでしょう?
そうしなければ感染者の差を出せなかったからです。
「研究は大規模な方が信用できる」「サンプル数nは多いほど信頼できる」と思い込んでいる人が多くいますが、実はp値など統計的な有意差は、サンプル数nが大きいほど出やすくなります。
ですから製薬会社などは大して効かない薬でも効いたという論文を書かせるためにお金を出して大規模な臨床試験をさせるのです。
(マスク&ドクチン推奨するアメリカ小児科学会のトップスポンサーはファイザーでした)
米国小児科学会は子供へのマスク&ワクチンを激推し
米国小児科学会のトップスポンサーはファイザー社(7/21のスクショ)
そのことが今年7/20にツイッターで流れった
7/24にはサイトのスポンサー情報からファイザー削除https://t.co/4Vj5VZC4bt pic.twitter.com/qqJ4wz0v8M
— J Sato (@j_sato) September 28, 2021
本来は効果が大きいほど、サンプル数は少なくても有意差が出ます。パラシュートの有効性を示すのに、サンプル数nはいくつ必要でしょうか?
ビタミンDのように、サンプル数が少なくて有意差が出る研究の方が本当は価値が高いのです。
サギ手口②エビデンスレベルの低い資料ばかり使う。
しかし倉原氏を含むマスクやドクチンを推奨する人々は常に、ビタミンDなどのレベルの高いエビデンスについては完全無視を決め込みます。マスクやドクチン以外の有効な方法は認めないのです。
それは以前述べたとおり、ドクチンに利益相反がある人の特徴です。(本当は問題解決など望んでいないことがわかります)
科学的エビデンスにはレベルがあります。レベルが高いエビデンスを、レベルが低いエビデンスが覆すことはできません。

倉原氏が挙げている参考資料は、いずれも観察研究以下の低レベルなエビデンスです。(バングラディシュのRCTは論文化されておらず、突っ込みどころ満載でそのうちとりあげたい)
なぜRCTに比べて観察研究や実験室での実験はレベルが低いのか?
1つは、研究結果が実際の人への結果とずれやすいから。2つ目は、研究者側が結果を操作しやすい(バイアスが入りやすい)からです。
倉原氏が引用した論文にも『これは観察研究ですから因果関係は言えません』とはっきり書いてあります。つまりサギ的手法をつかってもなお、差が出たのはマスクが原因とは言えないのです。

この研究では、マスク着用者と非着用者ではそもそも検査される基準が異なります。マスクをしていれば濃厚接触者にされず検査を免れ、マスクをしていないと濃厚接触者にされてPCR検査などをさせられる機会が増えます。検査の機会が増やされれば、それだけ陽性(偽陽性を含む)にされる確率も上がります。
このように、観察研究では最初から条件が同じではないものを比較している可能性があるのです。条件を揃えて比較するのがRCT(ランダム化比較試験)です。
そしてこれまで数々のRCTで、マスクのウイルス感染症に対する有効性は否定されています。倉原氏はそれに全く触れません。
倉原氏が図2に挙げたような富嶽によるシミュレーションを根拠にした図は街中などでもよく見かけます。しかしコンピューターシミュレーションは設定によって好きなように結果を変えられます。

いわばCG(コンピューターグラフィックス)です。
エビデンスレベルで言えば、試験管以下の最低ランク外、エビデンスとすら言えないでしょう。
例えば「吐き出し飛沫量」に関して、本来、人が口から出す飛沫量はマスクをしても変わりません。マスクで減るとしたらマスクの前に出る飛沫だけです。しかし減った飛沫はマスクに付着しているはずで、それに含まれるウイルスがその後どうなるかを富嶽のシミュレーションプログラムは無視しています。実際は、ウイルスはマスクに溜まり、息を吐くたびにマスクから外にばら撒かれ、息を吸うたびに本人に再吸入され、マスクを手で触っては手についてばら撒かれるはずです。
マスクが飛沫をエアロゾルとして噴霧させることも実証されています。
またこの図2でフェイスシールドとマウスシールドにのみ「エアロゾルは防げない」と書いていますが、エアロゾルは不織布マスクでも防げません。
さらにCDCも認めたようにコ○ナウイルスは主に飛沫感染ではなく空気感染(エアロゾル感染)です。
ですから飛沫について述べたこの図2そのものが無意味ということになります。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=38&v=trURdrhyelA&feature=emb_logo
倉原氏が挙げた内閣官房新型コ○ナウイルス感染症対策推進室の動画☝️でも、この富嶽のCGを根拠に優しげな音楽と若い女の子の声でウソばかり言わせています。
詐欺のやり口は本当に嫌らしいですね。
サギ手口③マスクのデメリットは無視。
倉原氏は「ペストやSARS(重症急性呼吸器症候群)の流行時にも反マスク運動が行われたことがあり、マスクの推奨が出されるたび、一定数の反対派が出てくる歴史があるようです」と言います。
マスク反対なんて奴が出るのはいつものことだから相手にすることないよ、と言わんばかりです。
しかし人々が権力や同調圧力に抗ってわざわざマスクに反対するのは、マスクは感染症を防がないだけでなく、大きな害があるからです。
ドイツの研究では、マスクをした子ども達の多くが安全基準の6倍もの高炭酸ガス血症になり、
ドイツの研究者は、マスクによる子供達の健康被害を医学雑誌JAMAに公表した
マスク着用時の吸入空気中の二酸化炭素の平均値は、ドイツ連邦環境局が許容できないとする値2000ppmより6倍も高い13120〜13910ppmだった
「高炭酸ガス血症に起因する障害につながる」
子供のマスクに反対の人はリツイート https://t.co/gGPFFmLkYl pic.twitter.com/MwWWpolWHx
— You (@You3_JP) July 2, 2021
多くの子どもが頭痛などの症状を訴えることが報告されています。
ドイツの新しい研究
2万6千人の子供の保護者の68%がマスクによる子供の障害を報告
癇癪 60%
頭痛 53%
集中力の低下50%
幸福感の低下49%
登校拒否44%
倦怠感42%
学習障害38%
眠気・疲労37%
マスク着用が子供達の生活/健康の質を低下させ、虐待を生じさせていることが判明https://t.co/U5dKiObry7 https://t.co/uKSNe19aYN pic.twitter.com/TCr7MJI3Cs
— You (@You3_JP) January 4, 2021
倉原氏が挙げた図1の論文と合わせると、マスクをしなくても99.938%の子どもは感染しないのに、68%の子どもはマスクによる障害に苦しむのです。
日本では小学生達が、マスクを着用すると酸素が18%減ること、二酸化炭素が83倍に上がることを実証してくれました。

実際に、日本でコ○ナで死んだ子はいませんが、マスクによって死んだ子はいます。
小5男子マスク着用で死亡した小学校はどこ「小学校が隠ぺいした理由」大阪府高槻市
大阪府高槻市の小学校で5年生の男子生徒が2021年2月8日体育の授業中に死亡しました。体育では5分間の持久走を行っており、
uzumakinews.com
身体的な危険だけではありません。
マスクは出会いやコミュニケーションを阻害します。「感染対策」が始まってから、子どもの自殺は急増しました。(恐怖煽りの主犯NHKが偉そうに「小さな変化に気づいて」とか言う厚顔無恥👇)
「コロナ禍で子どもの自殺急増 小さな変化に気づいて」(みみより!くらし解説)
#nhk_kaisetsu
www.nhk.or.jp
マスク推奨者がレベルの低いエビデンスで小さなメリットをうたいながら、大きなデメリットを無視するのは本当に卑怯なことです。
いったい、私たちは感染する人を減らしたいのでしょうか?それとも感染しない人や感染しても大丈夫な人を増やしたいのでしょうか?
感染する人を減らしたいなら、例えば鳥インフルエンザや豚コレラにかかった家畜を殺処分したように、どんなに人を不健康にしても感染対策を優先することになるでしょう。そもそも生きている人をゼロにすれば感染者もゼロになりますが、それで成功と言えますか?(マスク&ドクチンによる「感染対策」はまさにそれです)
「不慮の事故」と処理された「コロナワクチン接種の副反応で死亡した小学6年生の女の子」 | 本の一歩
【はじめに】「コロナワクチン接種の副反応で12歳の女児が死亡した情報」の信憑性を調べてみました。結論から言うと、信憑性は高
honnoippo.com
感染しない人や感染しても大丈夫な人を増やしたいなら、健康な人を増やさなくてはなりません。
そのためには、マスクは明らかに有害無益です。
マスクを外して、人と出会い、笑顔をかわし、手を繋いだり、ハグしたり、キスしたり、他にもいろいろとあれやこれやして、子どもを増やさなくてはいけません。
2020年に生まれた子は前年比2万4,407人減りました。
2020年の出生数、統計史上最小84万832人…出生率も低下し1.34 | リセマム
厚生労働省は2021年6月4日、2020年(令和2年)の人口動態統計月報年計(概数)を発表した。出生数は前年(2019年
resemom.jp
実はこの生まれて来れなかった子ども達こそ「感染対策」の最大の犠牲者であり、日本にとって最大の痛手です。
何に着目するか?何を目的とするか?その志は何か?
それによって着目点、考え方は全く異なるのです。
「感染対策」(👈有害無益な)にかまけているうちに、人生を失い、国を滅ぼす。
マスクマスク詐欺はそれを狙っているのです。
https://note.com/jinniishii/n/n98735cd0778d
・マスク、ランダム化比較試験で『有意差なし』
日々予め幸せ
2020年11月23日

※デンマークの6,000人以上を対象としたランダム化比較試験(RCT)で、マスクを着用した人と着用しなかった人でCOVID-19のウイルス感染率に有意差が無かったという論文が発表された。
この論文について解説する。
目次
1 RCTで有意差なしの意味
2 この実験はマスク群が有利にデザインされていた
3 マスク群の家族に感染が多かった理由
4 まとめ
1 RCTで有意差なしの意味
はじめにランダム化比較試験(RCT)とは何か?を解説する。
RCTは、対象者が他の条件では等しくなるように振り分けられて、ある要因(マスク着用)が結果(感染率)にどう影響するかを確かめる臨床試験だ。
RCTで統計的に有意な差が認められれば、科学的に因果関係を証明することができる。
逆にRCTで有意な差が出なければ、その要因(マスク)は結果(感染率)を増減する原因ではないと考えられる。
RCTは、エビデンスレベル1と医学的エビデンスのトップに位置する。

レベル1aは複数のRCTを集めて分析したメタアナシシスやシステマチックレビュー、この研究のように一つのRCTはレベル1bだ。
ちなみに、マスクのエビデンスとしてよくメディアが取り上げる動物実験や実験室での機械的な実験はエビデンスレベル5以下、臨床的な因果関係はもちろん、相関関係すら証明することはできない。いくらでも実験者が条件を操作できるから、参考程度にしかならないということだ。
これまで、マスクと感染率に関して市中で一般市民を対象にした大規模なRCTはなかった。この研究は世界初の試みであり、その意義はとても大きい。
病院などで医療従事者を対象としたRCTはいくつかあったが、いずれもマスクは有意差を出せないか、逆に感染を増やしたり重症度を上げるという結果であった。
👇メタアナリシスでマスク医療従事者に効果なし。
Nonpharmaceutical Measures for Pandemic Influenza in Nonhealthcare Settings—Personal Protective and Environmental Measures
Pandemic Influenza—Personal Protective Measures
wwwnc.cdc.gov
👇日本の医療従事者にマスクのメリットなし、頭痛増加。
Use of surgical face masks to reduce the incidence of the common cold among health care workers in Japan: a randomized controlled trial - PubMed
Face mask use in health care workers has not been demonstrate
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
👇マスクが家族への感染を減らす効果無し、むしろマスク群で感染が多かった。
Surgical mask to prevent influenza transmission in households: a cluster randomized trial - PubMed
clinicaltrials.gov NCT00774774.
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
今回のRCTは、初めてマスクの有効性が科学的に証明されると期待されて始まった。
企画した研究者たちはマスク着用によって感染率が半分に減ると予想していた。
ところが、結果は『有意差なし』だった。
一応、マスク群は0.3%(1000人に3人)感染が少なかったという結果ではあったが、その差以上に重要なことは『有意差が出なかった』ことである。
有意差なしというのは、その0.3%の差でさえも統計的に意味のある数字とは言えず『たまたま』『偶然』の可能性が高いということだ。例えば、サイコロを2回振って1と2が出たとする。だから「このサイコロは3以下が出やすい」と言えるだろうか?もちろん言えない。では100回振って全部3以下だったら?さすがにおかしいと思うだろう。
結果が偶然か必然かを見極める統計的概念が『有意差』であり、P値や信頼区間(CI)で示される。
P値は小さいほど有意とされ、有意差が認められるのは少なくともP<0.05だ。
この研究ではP値は『P=0.38』(比率でP = 0.33)だから、有意差にはぜんぜん程遠いことになる。
信頼区間(CI)は差の場合は『0』を跨がない、比率の場合は『1』を跨がないことが有意差の条件となる。
この研究では差では『95% CI, −1.2 to 0.4』と『0』を跨ぎ、比率では『 CI, 0.54 to 1.23』と『1』を跨いでいる。
つまり『有意差なし』ということだ。サイコロを振って3より小さい数が出ることもあるように、統計的にはこの研究で『-0.3%』と出たことも偶然である。何度も同じ条件で実験をした場合はマスク群に感染が多いことも十分ありうると考えられる。
この研究の結果はあくまでも『マスクが感染を減らすという因果関係は否定された』と言うことだ。
それは論文の中での議論がどうあっても覆すことはできない科学的事実である。
ところが、マスクの有効性を信じたい人はそれを認めたがらない。人は誰しも自分が信じたいことだけを信じ、そうでないことは無視したり否定したりする傾向がある。そうした認知を『確証バイアス』と言う。
例えば、この論文の序論で「観察的なエビデンスではマスクがSARS-CoV-2の感染を減らすことが示唆されている」などと書かれているから、この論文はマスクの有効性を否定していない、などと言いだす人がいる。それはこの研究が行われた背景に過ぎないのに、研究結果よりそうした自分に都合の良い文言しか目に入らなくなるのは『確証バイアス』の典型だ。(そもそも観察的エビデンスは相関関係は示せても因果関係は示せない)
しかも実は引用文献の中にはマスクが感染を減らしたことを示す観察研究すら無い。マスクが顔を直接触ることを増やしたという研究と減らしたという研究(引用文献8,9)があるだけだ。(直接顔を触る機会が減った以上にマスクを触る機会が増えていることだろう)
この研究の前提となった「マスクが感染を減らすことが示唆されている」というのは思い込みで、それを示す観察的エビデンスすら実は存在しなかったことを窺わせる。(あるなら引用したはずだ)
2 この実験はマスク群が有利にデザインされていた
この研究はマスクの効果を証明するために行われた。だからマスク群で感染が減るように様々な工夫がされている。
第一に、サージカルマスク(医療用のマスク)が用いられていることだ。この実験では、マスク群の対象者に対し、1ヶ月の実験期間に『50枚のサージカルマスクが供給された』。
さらにマスク群の対象者はマスクの適切な使い方の説明を受けた。
実際には、市中で多くの一般市民が着用しているのは繰り返し使える布マスクであり、使い捨てのサージカルマスクでは無い。適切な使い方も教わらない。
医療従事者を対象にした研究では、布マスクはサージカルマスクの13倍、マスク無しのコントロール群より有意に呼吸器感染症が多かった。

A cluster randomised trial of cloth masks compared with medical masks in healthcare workers
Editor's Note The authors of this article, published in 201
bmjopen.bmj.com
サージカルマスクを毎日1回以上に交換させれば、同じ布マスクを何日も使い続けている実際の一般市民よりはるかに(13倍以上)有利な条件だったと考えられるが、それでも有意差は出なかったのだ。
もしこれが繰り返し使う布マスクだったなら、マスク群の感染ははるかに多くなったことが予想される。
またこの実験が行われたのは、4月〜5月デンマークであった。デンマークは北欧であり、首都コペンハーゲンのこの時期の日照時間は14〜15時間以上になる。
コロナウイルスは日光で2分で失活することが知られており、日照の多い時期には感染が広まりにくい。(現に北半球で第1波とされる4月〜5月より秋以降の方がPCR陽性者数ははるかに増えている)
Simulated Sunlight Rapidly Inactivates SARS-CoV-2 on Surfaces
This study provides the first evidence that sunlight may rapi
academic.oup.com
感染が広まりにくければ、差が出にくくなる。またマスクに付着したウイルスも日光に当たることによって失活しやすくなる。
もし秋以降、日照の少ない時期に同様の実験がされていたなら大きな差でマスク群に感染者が出ていたかもしれない。
実際に、9月以降マスク義務化を強化したスペイン・フランス・イギリスなどはいずれもマスク義務化を強化して以降に感染者が急増し再ロックダウンに至っている。マスク着用を勧めないスウェーデンでも感染者は増えているが、マスク義務化国よりはるかにましである。

3 マスク群の家族に感染が多かった理由
この研究ではもう一つ興味深い結果が得られた。
マスク群の家族の方が、コントロール群の家族より感染が多かったのだ。
多かったと言っても53:39で、統計的に有意かどうかはわからない。
だから偶然かもしれないが、必然的にそうなる理由も存在する。
それは以前ご紹介したマスクの『ウイルスお持ち帰りパック』効果だ。
https://note.com/jinniishii/n/n564d60f88c40
コロナウイルスの持続時間を調べた研究で、マスクは内側で4日、外側で7日、検討された多くの素材の中でもウイルスが最も長く感染力を持続したのだ。

空気中ならコロナウイルスは3時間で失活するのにマスクは内外からウイルスを集め長生きさせ、着けた人が呼吸するたびに、手で触るたびに、活きたウイルスをばら撒くことを可能にするのだ。
外されてからも、家のゴミ箱で、机の上で、ポケットの中で、マスクは何日もウイルスを保存し続け、ばら撒き続ける。
そうした効果を考えれば、マスク群の家族に感染が多かったのは当然とも思える。
4 まとめ
以上、この研究からマスク着用が感染を減らす有意な効果は否定された。
それが科学的事実である。
WHO・CDC・各国政府・知事、それらに盲従する情報弱者、その他マスクを着けさせたがる者がどれだけ多数派でどんなに唾を飛ばしてマスク有効を力説しようとも、科学的根拠にはならない。
そればかりか、マスク着用者の家族は感染リスクが増える可能性があることが示唆された。
以下、論文の概要の和訳。
デンマーク人のマスク着用者における他の公衆衛生的方法にマスク推奨を追加したことのコロナウイルス感染予防効果 ランダム化比較試験
掲載誌 Annals of Internal Medicine
掲載日 2020年11月18日
要約
背景
観察的研究ではマスク着用がCOVD-19の感染を減らすことが示唆されている。観察された相関が非感染者のマスク着用によるのか(感染予防効果)、感染したマスク着用者からの感染を減らすのか(感染源コントロールによるのか、それとも両方なのかは明らかでない。
目的
マスクが一般的でなく公衆衛生的に推奨されていない国で、自宅外でマスク着用を推奨することでマスク着用者の感染リスクが減るかどうかを評価すること。
デザイン
ランダム化比較試験(DANMARK-19[COVID-19感染に対する防御のためのマスクを評価するデンマーク人研究])(ClinicalTraials.gov:NCT04337541)
状況
デンマーク, 2020年4月~5月
対象者
職業的にマスクを使用せず、自宅外で1日に3時間以上過ごす大人。
介入
COVID-19に対するソーシャルディスタンスを取るように推奨し、加えて50枚のサージカルマスクの供給とその適切な使用法の説明を受け自宅外で他人といる時にマスク着用を推奨された群と、マスク着用を推奨されなかった群を比較した。
測定方法
第1結果は抗体検査、PCR、もしくは病院での診断による1ヶ月時点のマスク着用者のSARS-CoV-2感染とした。第2結果は他の呼吸器感染症ウイルスのPCR陽性率とした。
結果
3030人の参加者がマスク着用群として、2994人がコントロール群(非着用群)としてランダムに割り振られ、4862人が研究を完了した。SARS-CoV-2感染はマスク着用群の42人(1.8%)、コントロール群の53人(2.1%)に起こった。両群間の差は-0.3% (95%信頼区間, -1.2~0.4%;P=0.38[有意差なし])(オッズ比0.82[信頼区間0.54~1.23;P=0.33[有意差なし])であった。この研究には複数の欠陥があり追加研究を必要とする。しかしながら、この研究で観察された差は統計的に有意でなく、その95%信頼区間はマスクの推奨は感染の46%減少から23%増加に相当する。
限界
決定的で無い結果、喪失したデータ、マスク着用の遵守に差があること、自宅での自己検査結果の報告であること、盲検ではないこと、マスク着用者から他人への感染は減らしたかもしれないことの無評価
結論
他の公衆衛生的方法に加えてサージカルマスクの着用を推奨したことは、感染率が高くなく、ある程度ソーシャルディスタンスが取られ、マスク着用が一般的でない社会において、50%以上の確率でSARS-CoV-2の感染率を減らさなかった。このデータはより程度の低い個人感染予防法と同程度である。
主要な資金源
Salling財団(デンマークの2つのデパートを営む小売企業、資本の19%をデンマークの運輸グループA.P.Moller-Maersk Groupによる)
https://en.sallinggroup.com/about-us/
(追記)こちらは他の方のまとめ。
https://note.com/atarui/n/n9920413c827c
特に最後のところが重要です。この論文は発表までに一流医学誌が軒並みその結論ゆえに掲載を拒否したことが話題となりました。
まさにそれらの雑誌は『載せない無責任』を選択したと言えます。