以下「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/why-only-young-people-get-prion-disease/
・日本の当局は遺伝子ワクチンにより起き得る問題を何年も前から知っていた
2021年10月1日
※2017年の厚生労働行政推進調査事業の資料に、以下の部分を見つけました。
平成 29 年度 厚生労働行政推進調査事業「異種抗原を発現する組換え生ワクチンの開発における品質/安全性評価のありかたに関する研究」総合報告書より
開発が進められている組換えウイルスワクチンは、その高い有効性が期待される一方で、 新生児、妊婦及び免疫抑制状態の患者等へ接種された場合の安全性は従来のワクチンとは大きく異なる可能性がある。
特に、増殖性のある組換えウイルスワクチンを用いる場合には、第三者への伝播の可能性が高くなり、ウイルス排出による安全性リスクを慎重に評価する必要がある。このため、組換えウイルスワクチンにおいては、従来のワクチンとは異なる品質、非臨床、臨床評価及び安全性確保の対策を追加する必要があると考える…(略)
…(3) 生殖細胞への組込みリスクの評価について
生体内分布試験において、組換えウイルスが生殖組織に分布する場合は、「ICH 見解「生殖細胞への遺伝子治療用ベクターの意図しない組み込みリスクに対応するための基本的な考え方」について」(平成 27 年 6 月 23 日付事務連絡)を参考として評価すること。 (pmda.go.jp)
この厚生労働行政推進調査事業の資料には、「 ICH 見解「生殖 細胞への遺伝子治療用ベクターの意図しない組み込みリスクに対応するための基本的な考え方」について」という平成27年の資料を「参考にしなさい」とあります。
平成27年は、2015年です。
これがどんな資料なのか見てみましたら、以下にありました。
〇 ICH見解「ウイルスとベクターの排出に関する基本的な考え方」について
この「 ICH 」とは何のことかと思っていたのですが、資料には、以下の「略」だとありました。
「各都道府県衛生主管部(局)薬務主幹課あて厚生労働省医薬食品局審査管理課、厚生労働省医薬食品局医療機器・再生医療等製品担当参事官室通知)日米EU医薬品規制調和国際会議 (以下「ICH」という)」
長ッ。
ここには「排出と伝染」について以下のように書かれています。
shedding / シェディングという単語も出ています。
ICHの見解「ウイルスとベクターの排出に関する基本的な考え方」について
排出(shedding)とはウイルス/ベクターが患者の分泌物や排泄物を介して拡散することと定義する。ウイルス/ベクターの排出を、生体内分布(例えば、患者の投与部位から全身への広がり)と混同してはならない。
排出の評価は、第三者への伝播(transmission)のリスクと環境へのリスクを把握するために利用することができる。
…対象となるウイルス/ベクターが由来する野生型株の既知の特性に関する情報は、排出試験計画を立案するための基本的要件である。増殖能は考慮すべき重要な特性である。
増殖性ウイルス/ベクターは患者体内に長期間存続するおそれがあり、量も増える可能性がある。従って、排出の可能性は増殖性ウイルス/ベクターでより高く、伝播の可能性もより大きいことになる。
増殖性ウイルス/ベクターでは、分子変異体の分析も重要であり、分子変異体が出現した場合はウイルス/ベクターの排出に影響を与える可能性がある。
…排出試験を計画する上で考慮すべき増殖性ウイルス/ベクターのその他の特性として、予測される感染期間が短期間なのか長期間なのかということがある。
ウイルス/ベクターが野生型株とは異なる細胞/組織指向性を示すように遺伝子組換えがなされているか、患者の免疫状態がウイルス/ベクターの排出に影響を与えるかどうかなどを考慮する必要がある。 (mhlw.go.jp)
ここまでです。
これは、すべて今のワクチンに当てはまる話です。
> 増殖性ウイルス/ベクターは患者体内に長期間存続するおそれがあり、量も増える可能性がある。
※ 現行の遺伝子ワクチンは、厳密には増殖性ではありませんが、mRNA が次々と病態の本質であるスパイクタンパク質を作り出しますので、結果としては増殖性と同じ意味になると思われます。
また、
> ウイルス/ベクターが野生型株とは異なる細胞/組織指向性を示すように遺伝子組換えがなされているか
というのも、ファイザー社のは、配列を編集していて、野生のコロナの 1000倍のスパイクタンパク質を作り出します。
要するに、こういうようなものは、
「特に排出と伝播に注意しなければならない」
と。
そう 2015年にはすでに提言されていたのですね。
日本で。
これらのことがすべて該当するコロナワクチンは、こういう点は、承認時にまったく考慮されなかったどころか、今では「ワクチンが他人にうつる」などといったら、「デマ」と言われてしまいます。
しかし、専門家は、上のように「少なくともその可能性はある」と明確に述べています。「少しでも可能性がある」のと「まったく可能性がない」のとでは意味が違います。
さらに、ICHの「 2006年10月25日」という日付けのある資料も知りました。
15年前の資料です。
以下の資料です。
生殖細胞への遺伝子治療用ベクターの意図しない組み込みリスクに対応するための基本的な考え方について
というタイトルのものです。
つまり、遺伝子治療の、今だと遺伝子ワクチンの組換え遺伝子が、
「その人のゲノムに組み込まれる可能性」
が書かれています。
その懸念についての内容です。
「15年前に?」と思いましたが、どんなことが書かれているかといいますと、冒頭には以下のようにあります。
ICH「生殖細胞への遺伝子治療用ベクターの意図しない組み込みリスクに対応するための基本的な考え方」について
遺伝子治療用ベクターは、疾患の治療、予防又は診断を目的として遺伝子を患者の細胞へ導入するために設計される。遺伝性疾患の治療において、長期間にわたる効果的な遺伝子発現が求められるケースでは、導入遺伝子を目的細胞の染色体へ組み込むことが治療の最終目的となる。
さらに、導入遺伝子の染色体への組み込みは、一般に組み込み能があるとは考えられていないベクターでも低頻度とはいえ起こりうることである。
標的細胞へのDNAの組み込みは望ましいことであり、また容認しうることであるが、非標的細胞への組み込みは最小限に抑えるべきであり、生殖組織においては、可能性は低いものの生殖細胞が改変されるおそれがあり、特に懸念されるものである。
染色体への組み込みが起こると、(正常な)遺伝子構造を修飾したり遺伝子発現を妨害、誘発する遺伝子の再配列や挿入変異が起こる可能性がある。
さらに、新しい遺伝子治療技術により作製される、より高い力価、より高い導入効率、あるいはより広い指向性を有するベクターでは、生殖細胞への意図しない組み込みリスクに対する懸念が高まる可能性がある。
ICHに参加している規制当局は、現在の科学的、倫理的及び法的な議論に基づき、生殖細胞への直接の遺伝子組み込みを目的とする遺伝子治療の臨床試験は実施すべきではないということで合意している。 (mhlw.go.jp)
ここまでです。
「あー 15年前からこんなことはわかってたんだ……」
と思いました。
すなわち、
> 導入遺伝子の染色体への組み込みは、一般に組み込み能があるとは考えられていないベクターでも低頻度とはいえ起こりうることである。
とか、
> 生殖組織においては、可能性は低いものの生殖細胞が改変されるおそれがあり、特に懸念されるものである。
とか、
> 染色体への組み込みが起こると、正常な遺伝子構造を修飾したり遺伝子発現を妨害、誘発する遺伝子の再配列や挿入変異が起こる可能性がある。
などをです。
上から一言ずつで書きますと、
・染色体へのワクチンなどの組換え遺伝子の組み込みは「起こり得る」
・生殖細胞が改変されるおそれがある
・正常な遺伝子構造が変えられてしまう可能性がある
というような感じでしょうか。
また、
> ベクターDNAの次世代への移行につながる可能性
という「次世代への移行」という表現もあり、「世代を超えて遺伝子の変更が伝わる可能性」をこれは示していると思われます。
それにしても、「ずっとみんな知ってたんだな……」と改めて思います。
https://indeep.jp/why-only-young-people-get-prion-disease/
・日本の当局は遺伝子ワクチンにより起き得る問題を何年も前から知っていた
2021年10月1日
※2017年の厚生労働行政推進調査事業の資料に、以下の部分を見つけました。
平成 29 年度 厚生労働行政推進調査事業「異種抗原を発現する組換え生ワクチンの開発における品質/安全性評価のありかたに関する研究」総合報告書より
開発が進められている組換えウイルスワクチンは、その高い有効性が期待される一方で、 新生児、妊婦及び免疫抑制状態の患者等へ接種された場合の安全性は従来のワクチンとは大きく異なる可能性がある。
特に、増殖性のある組換えウイルスワクチンを用いる場合には、第三者への伝播の可能性が高くなり、ウイルス排出による安全性リスクを慎重に評価する必要がある。このため、組換えウイルスワクチンにおいては、従来のワクチンとは異なる品質、非臨床、臨床評価及び安全性確保の対策を追加する必要があると考える…(略)
…(3) 生殖細胞への組込みリスクの評価について
生体内分布試験において、組換えウイルスが生殖組織に分布する場合は、「ICH 見解「生殖細胞への遺伝子治療用ベクターの意図しない組み込みリスクに対応するための基本的な考え方」について」(平成 27 年 6 月 23 日付事務連絡)を参考として評価すること。 (pmda.go.jp)
この厚生労働行政推進調査事業の資料には、「 ICH 見解「生殖 細胞への遺伝子治療用ベクターの意図しない組み込みリスクに対応するための基本的な考え方」について」という平成27年の資料を「参考にしなさい」とあります。
平成27年は、2015年です。
これがどんな資料なのか見てみましたら、以下にありました。
〇 ICH見解「ウイルスとベクターの排出に関する基本的な考え方」について
この「 ICH 」とは何のことかと思っていたのですが、資料には、以下の「略」だとありました。
「各都道府県衛生主管部(局)薬務主幹課あて厚生労働省医薬食品局審査管理課、厚生労働省医薬食品局医療機器・再生医療等製品担当参事官室通知)日米EU医薬品規制調和国際会議 (以下「ICH」という)」
長ッ。
ここには「排出と伝染」について以下のように書かれています。
shedding / シェディングという単語も出ています。
ICHの見解「ウイルスとベクターの排出に関する基本的な考え方」について
排出(shedding)とはウイルス/ベクターが患者の分泌物や排泄物を介して拡散することと定義する。ウイルス/ベクターの排出を、生体内分布(例えば、患者の投与部位から全身への広がり)と混同してはならない。
排出の評価は、第三者への伝播(transmission)のリスクと環境へのリスクを把握するために利用することができる。
…対象となるウイルス/ベクターが由来する野生型株の既知の特性に関する情報は、排出試験計画を立案するための基本的要件である。増殖能は考慮すべき重要な特性である。
増殖性ウイルス/ベクターは患者体内に長期間存続するおそれがあり、量も増える可能性がある。従って、排出の可能性は増殖性ウイルス/ベクターでより高く、伝播の可能性もより大きいことになる。
増殖性ウイルス/ベクターでは、分子変異体の分析も重要であり、分子変異体が出現した場合はウイルス/ベクターの排出に影響を与える可能性がある。
…排出試験を計画する上で考慮すべき増殖性ウイルス/ベクターのその他の特性として、予測される感染期間が短期間なのか長期間なのかということがある。
ウイルス/ベクターが野生型株とは異なる細胞/組織指向性を示すように遺伝子組換えがなされているか、患者の免疫状態がウイルス/ベクターの排出に影響を与えるかどうかなどを考慮する必要がある。 (mhlw.go.jp)
ここまでです。
これは、すべて今のワクチンに当てはまる話です。
> 増殖性ウイルス/ベクターは患者体内に長期間存続するおそれがあり、量も増える可能性がある。
※ 現行の遺伝子ワクチンは、厳密には増殖性ではありませんが、mRNA が次々と病態の本質であるスパイクタンパク質を作り出しますので、結果としては増殖性と同じ意味になると思われます。
また、
> ウイルス/ベクターが野生型株とは異なる細胞/組織指向性を示すように遺伝子組換えがなされているか
というのも、ファイザー社のは、配列を編集していて、野生のコロナの 1000倍のスパイクタンパク質を作り出します。
要するに、こういうようなものは、
「特に排出と伝播に注意しなければならない」
と。
そう 2015年にはすでに提言されていたのですね。
日本で。
これらのことがすべて該当するコロナワクチンは、こういう点は、承認時にまったく考慮されなかったどころか、今では「ワクチンが他人にうつる」などといったら、「デマ」と言われてしまいます。
しかし、専門家は、上のように「少なくともその可能性はある」と明確に述べています。「少しでも可能性がある」のと「まったく可能性がない」のとでは意味が違います。
さらに、ICHの「 2006年10月25日」という日付けのある資料も知りました。
15年前の資料です。
以下の資料です。
生殖細胞への遺伝子治療用ベクターの意図しない組み込みリスクに対応するための基本的な考え方について
というタイトルのものです。
つまり、遺伝子治療の、今だと遺伝子ワクチンの組換え遺伝子が、
「その人のゲノムに組み込まれる可能性」
が書かれています。
その懸念についての内容です。
「15年前に?」と思いましたが、どんなことが書かれているかといいますと、冒頭には以下のようにあります。
ICH「生殖細胞への遺伝子治療用ベクターの意図しない組み込みリスクに対応するための基本的な考え方」について
遺伝子治療用ベクターは、疾患の治療、予防又は診断を目的として遺伝子を患者の細胞へ導入するために設計される。遺伝性疾患の治療において、長期間にわたる効果的な遺伝子発現が求められるケースでは、導入遺伝子を目的細胞の染色体へ組み込むことが治療の最終目的となる。
さらに、導入遺伝子の染色体への組み込みは、一般に組み込み能があるとは考えられていないベクターでも低頻度とはいえ起こりうることである。
標的細胞へのDNAの組み込みは望ましいことであり、また容認しうることであるが、非標的細胞への組み込みは最小限に抑えるべきであり、生殖組織においては、可能性は低いものの生殖細胞が改変されるおそれがあり、特に懸念されるものである。
染色体への組み込みが起こると、(正常な)遺伝子構造を修飾したり遺伝子発現を妨害、誘発する遺伝子の再配列や挿入変異が起こる可能性がある。
さらに、新しい遺伝子治療技術により作製される、より高い力価、より高い導入効率、あるいはより広い指向性を有するベクターでは、生殖細胞への意図しない組み込みリスクに対する懸念が高まる可能性がある。
ICHに参加している規制当局は、現在の科学的、倫理的及び法的な議論に基づき、生殖細胞への直接の遺伝子組み込みを目的とする遺伝子治療の臨床試験は実施すべきではないということで合意している。 (mhlw.go.jp)
ここまでです。
「あー 15年前からこんなことはわかってたんだ……」
と思いました。
すなわち、
> 導入遺伝子の染色体への組み込みは、一般に組み込み能があるとは考えられていないベクターでも低頻度とはいえ起こりうることである。
とか、
> 生殖組織においては、可能性は低いものの生殖細胞が改変されるおそれがあり、特に懸念されるものである。
とか、
> 染色体への組み込みが起こると、正常な遺伝子構造を修飾したり遺伝子発現を妨害、誘発する遺伝子の再配列や挿入変異が起こる可能性がある。
などをです。
上から一言ずつで書きますと、
・染色体へのワクチンなどの組換え遺伝子の組み込みは「起こり得る」
・生殖細胞が改変されるおそれがある
・正常な遺伝子構造が変えられてしまう可能性がある
というような感じでしょうか。
また、
> ベクターDNAの次世代への移行につながる可能性
という「次世代への移行」という表現もあり、「世代を超えて遺伝子の変更が伝わる可能性」をこれは示していると思われます。
それにしても、「ずっとみんな知ってたんだな……」と改めて思います。