以前転載した、「ルーマニア人の勝利」という題の記事は誤報でした。ゆえに削除いたしました。
https://earthreview.net/romania-won-the-vaccine-armageddon/
この記事の転載ですが、その後、ルーマニアでの感染者・死者が増えたそうです。以下抜粋。
https://note.com/jinniishii/n/ndeea7064db05
※ルーマニアの感染者増加はドクチン接種率が低いせいか?
永江氏は次にルーマニアのグラフを示して、「ルーマニアの接種率はヨーロッパ最低」であり、死者が増加しているのはそのためとしています。
ところが、実はルーマニアの隣国と比較するとルーマニアの接種率は最低ではなく4人に1人以上の人が2回接種していたことがわかります。(「ヨーロッパ最低」はデマでした)
ルーマニアの接種率は周辺国の真ん中くらいであり、そして今の死者数も真ん中くらい。より接種率が高いセルビアの方が今の死者が多いのです。
注目すべきは、周辺国の中で最も接種率の高いハンガリーです。
ハンガリーは4月と5月に急速接種して、6月はじめにパッタリと接種をやめてしまった?のか接種数が報告されなくなりました。
その結果、4月13日にピークを持つ周辺国で最多の死者を出し、接種を中止?して以降、死者数はルーマニア周辺国の中で最低になりました。
それでも今でも人口あたり累積死者数が最も多いのは、接種率が最も高いハンガリーです。
コ○ナ死に限らない超過死亡を見ると、ドクチンが始まるまで、ハンガリーとルーマニアの超過死亡はほぼぴったり一致しています。ドクチンが始まると4月のドクチン接種が約2倍のハンガリーは、約2倍の超過死亡を出しました。
さて、ドクチンの効果とは何だったのでしょうか?
自分の考えに都合の良い例だけを取り上げてしまうチェリーピッキング(おいしいとこだけつまむ)は確証バイアスの典型です。
ところで、永江氏はなぜルーマニアを取り上げ、接種率がヨーロッパ最低と思ってしまったのでしょうか?おそらくこういうニュースを見たのでしょう。
「ワクチン持って行って」…接種率「EU最下位圏」のルーマニアに一体何が(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース
ルーマニアが最近、韓国との間でモデルナの新型コロナウイルスワクチンと医療機器の交換協議を開始したことで、その背景に関心が
news.yahoo.co.jp
『EU最下位「圏」』を「ヨーロッパ最低」と思っちゃったんでしょう。これも頭の良い人の早合点と言えるかと思います。
そしてこのニュース自体、そうやってルーマニアの低接種率を煽っておいて、ルーマニアの感染者・死者が増えたら「ほら見たことか!〇〇チンを打たないから!」と言うために書かれたある意味フェイクニュースと言えるかも知れません。
早合点しやすい頭の良い人ほど、そうした情報にひっかかりやすいのかも知れません。私もルーマニア国民が接種拒否のニュースは見て喜んでしまいました。
ルーマニア政府がワクチン接種政策を完全に停止。理由は「誰も打たないから」。そして現状まで感染拡大はほとんどなし - 地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー
ルーマニア政府がワクチン接種政策を完全に停止。理由は「誰も打たないから」。そして現状まで感染拡大はほとんどなし
earthreview.net
ところがそのニュースの後、示し合わせたようにルーマニアの感染者・死者が増え始めたのです。(よく見ると、元ニュースが出た8月31日以前から、次の波が始まっていました)
その後ルーマニアで死者が増えたので、ドクチンを拒否したせいだ!と槍玉にあげやすかったのでしょう。しかしもっと接種率が高い隣国セルビアの方が死者が増えていたのでした。どうせチェリーピッキングするなら、より接種率が低くて死者が増えてるブルガリアをつまんだ方が良かったのに、まぁそれなら接種率が低くて死者が少ないモルドバはどうよ?って話になります。ではその国で昨年の夏と今年の夏を比べれば...すべての国で今年の方が死者が増えているのでした。)
https://earthreview.net/romania-won-the-vaccine-armageddon/
この記事の転載ですが、その後、ルーマニアでの感染者・死者が増えたそうです。以下抜粋。
https://note.com/jinniishii/n/ndeea7064db05
※ルーマニアの感染者増加はドクチン接種率が低いせいか?
永江氏は次にルーマニアのグラフを示して、「ルーマニアの接種率はヨーロッパ最低」であり、死者が増加しているのはそのためとしています。
ところが、実はルーマニアの隣国と比較するとルーマニアの接種率は最低ではなく4人に1人以上の人が2回接種していたことがわかります。(「ヨーロッパ最低」はデマでした)
ルーマニアの接種率は周辺国の真ん中くらいであり、そして今の死者数も真ん中くらい。より接種率が高いセルビアの方が今の死者が多いのです。
注目すべきは、周辺国の中で最も接種率の高いハンガリーです。
ハンガリーは4月と5月に急速接種して、6月はじめにパッタリと接種をやめてしまった?のか接種数が報告されなくなりました。
その結果、4月13日にピークを持つ周辺国で最多の死者を出し、接種を中止?して以降、死者数はルーマニア周辺国の中で最低になりました。
それでも今でも人口あたり累積死者数が最も多いのは、接種率が最も高いハンガリーです。
コ○ナ死に限らない超過死亡を見ると、ドクチンが始まるまで、ハンガリーとルーマニアの超過死亡はほぼぴったり一致しています。ドクチンが始まると4月のドクチン接種が約2倍のハンガリーは、約2倍の超過死亡を出しました。
さて、ドクチンの効果とは何だったのでしょうか?
自分の考えに都合の良い例だけを取り上げてしまうチェリーピッキング(おいしいとこだけつまむ)は確証バイアスの典型です。
ところで、永江氏はなぜルーマニアを取り上げ、接種率がヨーロッパ最低と思ってしまったのでしょうか?おそらくこういうニュースを見たのでしょう。
「ワクチン持って行って」…接種率「EU最下位圏」のルーマニアに一体何が(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース
ルーマニアが最近、韓国との間でモデルナの新型コロナウイルスワクチンと医療機器の交換協議を開始したことで、その背景に関心が
news.yahoo.co.jp
『EU最下位「圏」』を「ヨーロッパ最低」と思っちゃったんでしょう。これも頭の良い人の早合点と言えるかと思います。
そしてこのニュース自体、そうやってルーマニアの低接種率を煽っておいて、ルーマニアの感染者・死者が増えたら「ほら見たことか!〇〇チンを打たないから!」と言うために書かれたある意味フェイクニュースと言えるかも知れません。
早合点しやすい頭の良い人ほど、そうした情報にひっかかりやすいのかも知れません。私もルーマニア国民が接種拒否のニュースは見て喜んでしまいました。
ルーマニア政府がワクチン接種政策を完全に停止。理由は「誰も打たないから」。そして現状まで感染拡大はほとんどなし - 地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー
ルーマニア政府がワクチン接種政策を完全に停止。理由は「誰も打たないから」。そして現状まで感染拡大はほとんどなし
earthreview.net
ところがそのニュースの後、示し合わせたようにルーマニアの感染者・死者が増え始めたのです。(よく見ると、元ニュースが出た8月31日以前から、次の波が始まっていました)
その後ルーマニアで死者が増えたので、ドクチンを拒否したせいだ!と槍玉にあげやすかったのでしょう。しかしもっと接種率が高い隣国セルビアの方が死者が増えていたのでした。どうせチェリーピッキングするなら、より接種率が低くて死者が増えてるブルガリアをつまんだ方が良かったのに、まぁそれなら接種率が低くて死者が少ないモルドバはどうよ?って話になります。ではその国で昨年の夏と今年の夏を比べれば...すべての国で今年の方が死者が増えているのでした。)