・すべての新型コロナ変異株に対応?「口内に噴霧」の非mRNA型予防薬、商品化へ(Forbes JAPAN 2021年9月10日)
https://forbesjapan.com/articles/detail/43274/1/1/1
※世界でもっとも早くワクチン接種を実施したイスラエルからの、「感染を防ぐ効果が6カ月で約60%、7カ月後には40%にまで低下した」という報告が世界を不安に陥れている。また同国では、入院患者の60%がワクチン接種済みであるというレポートもある。
その結果、同国ではすでに3回目の接種をスタートした。
しかし、「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、動物実験では5回目から死亡する例が増加。7〜8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」とも東京理科大学名誉教授、村上康文氏は話す。
生活習慣以外には「ワクチン」しか予防手段がない現在、複数の変異株に対して有効と考えられる「murak抗体(ムラック抗体)」が開発され、近く製品化される可能性があることがわかった。
この「ムラック抗体」は、前出の東京理科大学名誉教授、村上康文氏(東京大学薬学系研究科 薬学専攻修了・薬学博士、オーダーメードメディカルリサーチ代表取締役)が率いる研究チームとDDサプライ株式会社が共同で開発した抗体だ。
村上教授のチームは昨年、アルフレッサ ファーマと共同で新型コロナ診断キットの開発に着手、PCR検査に代わる新型コロナウイルス抗原迅速検査キットの作成に成功している。このキットは今年3月に厚労省の承認を得て同社から販売開始された。この検査キットによって、従来15分間かかっていた判定が5分間に短縮されたことは大きく報道された。
現在、全世界的に感染拡大しているデルタ株では、感染者が生産するウイルスの量は従来型より格段に多いため(従来型の1000倍)、これまでのPCR法から抗原迅速診断法へと移行していく可能性が高い。実際、米国は2022年からPCRによる診断を取りやめることも報道されている。
以下、9月9日に行われたメディア説明会での、村上教授による説明を紹介する。なお、「3回目以降の追加接種」について、村上教授に寄稿をいただいた。記事はこちら>>
デルタ「前」と「後」で世界は変わった
デルタ株出現までは確かに、ワクチンがパンデミック収束の切り札であるとされてきました。しかし、『デルタ株』の出現で、状況は変わってしまいました。
デルタ株の感染力は1人から8人にうつる、と強力で、しかも接種者でも非接種者でも、ウイルス感染を広げる能力は同等、という研究結果があります。
突然変異はランダムに生じますが、ワクチン接種が進めば、ワクチンに抵抗性のある変異ウイルスが「選択」されるようになります。
ウイルスはDNA型とRNA型に大別されますが、コロナウイルスはRNA型ウイルスです。DNA型ウイルスには、増殖の過程で生じたDNA複製のミスを修正する機構が備わっているので、RNAウイルスと比較すると遺伝子の変異が少ないといえます。
時間の経過とともに感染力が高い変異型が選択されますが、ワクチン接種が進むと、ワクチン回避効果の高い変異型が増えていきます。感染規模が小さければ変異型ウイルスに対応したワクチンの開発が追いつきますが、既に1億人以上に拡大、実際には数億人規模まで拡大している可能性も高く、多数の変異株が世界中で出現する可能性が大です。
収束させるには、実際の(生の)ウイルスでの感染が拡大し集団免疫に到達するか、特効薬の普及が必須です。
変異確率の高いRNA型ウイルスで起きたパンデミックをワクチンで収束させることは、困難であって、変異株を追いかけるようにワクチンを投与しても堂々めぐりとなり、収束は望めないという前提で、新しい抗体の開発に取り組みました。すでに細胞レベルの実験で高い中和活性を確認しており、今後、国際的臨床試験を開始する予定です。
「予防薬と治療薬の2種」を開発。マウス由来のモノクローナル抗体、ニワトリ由来のポリクローナル抗体
われわれのチームで今回開発したのは、約7割の配列をヒト抗体に置き換えたマウス由来の治療注射薬、抗ACE2モノクローナル抗体と、口腔内などに噴霧して使用する予防薬、抗スパイクタンパク質ニワトリ抗体です。
ウイルスの感染は、スパイクタンパク質(ウイルス側の因子)とACE2タンパク質が結合したときに起きます。感染を防ぐには、ACE2タンパク質とスパイクタンパク質の二つがターゲットになります。
ACE2タンパク質は、新型コロナウイルスが感染する際の受容体、スパイクタンパク質は、ウイルス表面のトゲトゲした突起の部分です。
ACE2は宿主細胞(ウイルスに感染するヒトの細胞)側の因子なので、その抗体は、すべての変異ウイルスの侵入を阻害できます。しかし、ACE2タンパク質に結合してウイルスの侵入を防ぐ抗体の作成は非常に難しく、今回が初めてとなります。
われわれは細胞膜上にある、「ACE2と、コロナウイルスのスパイクタンパク質との結合を阻害」する抗体を選択取得しました。ACE2側の結合部位は、ACE2の活性中心から独立して存在していますが、今回、その酵素活性を阻害しない抗体を選択取得することに成功したのです。
なぜ、新型コロナウイルスワクチンは副反応が強いか
ちなみに、従来のワクチンは毒性を排除した抗原を使用してきましたが、新型コロナワクチンで抗原として用いているスパイクタンパク質そのものが「毒素」であるという論文が既に発表されています。そのためにワクチン接種後に強い副反応がひきおこされている可能性があります。
このような「スパイクタンパク質の全体」を抗原とすることにより、ワクチン接種者の中には抗体依存的感染増強(ADE)により重症化するという人が出てくる可能性が考えられます。実際、RNA型ウイルスの「デング熱」では、フィリピンで、200人以上の子供がワクチン接種後、ADEで死亡するという悲劇が起きています。
逆に受容体結合部位(RBD)のみ、いわば「はじっこだけ」を抗原としたワクチン、すなわち「組み換えタンパク質型」のワクチンは副反応が弱く、ADEがおきる可能性が低いものと考えられます。このようなワクチンは安全性が高いため、今後の主流になる可能性が高いと考えます。

(上)新型コロナウイルスのスパイクタンパク質三量体
他の取り組みもあるが──
他企業でも抗体医薬の研究開発を進めていますが、ヒトから採取した遺伝子を実用化しようとしていることが多く、おそらく薬効が低い上、大量に接種する必要があります。そうなれば、1人あたりのコストが莫大にかかる可能性があるでしょう。また、有機合成で得られる薬は1万分の1くらいの成功確率であり、リポジショニング(他疾患で使われていたものを流用)のアプローチでもあるので、成功確率は低いとも予想されます。
村上康文◎東京理科大学名誉教授。東京大学薬学系研究科薬学専攻。東京大学大学院修了後、米国・ニューヨークスローンケタリング記念癌研究センターにて、3種のウイルス(SV40, アデノウイルス、ポリオーマウイルス)の研究に従事。癌ウイルス2種類の宿主域がDNA複製プロセスにあることを世界で初めて証明する。アルバータアインシュタイン医科大学(ニューヨーク)にてモノクローナル抗体作製法を習得。
以下「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/absolutely-everything-will-be-gone/
・東京大学等や大阪大学の異なる論文に見る「ワクチンによる逃げ道はナシ」という実感。強行した後に残るのは「無」
2021年9月11日
※4回目のワクチン接種が始まるイスラエルが迎える「命の上限」を思う
昨日のフォーブスの記事に
「すべての新型コロナ変異株に対応?「口内に噴霧」の非mRNA型予防薬、商品化へ」
というタイトルのものがありました。これがちょっとおかしくてですね、「タイトルと内容があまり噛み合っていない」のです。
しかし、記事としては、「 mRNAワクチンの大きな問題は何か」ということをやんわりと伝えてくれていることは事実であり、何かこうメディアの方々も、今の状況の中で「何とかして伝えたい」と考えてらっしゃる気もいたします。
記事は、基本的には、東京理科大学名誉教授の村上康文さんという専門家の方に話をきく形なのですが、たとえば、以下のような下りが次々と出てきます。
「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、5回目から死亡する例が激増。7〜8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」とも東京理科大学名誉教授、村上康文氏は話す。
これ、何のことを言っているかというと、「 ADE (抗体依存性増強)」のことなんです。
> 同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合
というのは、今でいえば、「同じワクチンを繰り返し接種した場合」と同じ意味となり、その際には、過去の動物実験では、
> 5回目から死亡する例が激増
して、
> 7〜8回繰り返すと半分近くが死亡する
という研究が示されていたと。
繰り返し「同一の抗原で免疫化を行うほど」致死率が高まるようです。
ということは、日本でも現在3度目の追加接種を検討していますが、追加接種が繰り返されるほど、事態は厳しいことになっていく。
ちなみに、イスラエルでは、この「同一の抗原」つまり同じワクチンでの4回目の接種がおそらく今年中か来年初めに始まります。
イスラエルはそろそろ理論上での本当の危険領域に近づいているようです。
中には、「数カ月ごとに定期的に接種するべきだ」というようなことを言う専門家や当局も見聞しますが、意図していようが意図してなかろうが「それは結局何を意味するか」はおわりかと思います。
対象者の全滅です。
それはともかく、先ほどのフォーブスの記事の本題は、この村上康文氏の研究チームが新しいコロナの注射治療薬を開発し、これから国際的な臨床試験に入るという話がメインなのですが、どちらかというと、
「 ADE のメカニズム」
をずいぶんわかりやすく説明してくださっていまして、また、「スパイクタンパク質そのものが毒素である」ということにもふれています。
メジャー媒体でこれが文字になることは珍しいです。以下です。強調はこちらでしています。
従来のワクチンは毒性を排除した抗原を使用してきましたが、新型コロナワクチンで抗原として用いているスパイクタンパク質そのものが「毒素」であるという論文が既に発表されています。そのためにワクチン接種後に強い副反応がひきおこされている可能性があります。
このような「スパイクタンパク質の全体」を抗原とすることにより、ワクチン接種者の中には抗体依存的感染増強(ADE)により重症化するという人が出てくる可能性が考えられます。
実際、RNA型ウイルスの「デング熱」では、フィリピンで、200人以上の子供がワクチン接種後、ADEで死亡するという悲劇が起きています。
ここまではっきりと書かれたものを見るのは大手の媒体で初めてかもしれません。
すべてのメディアが、ADE とスパイクタンパク質の毒性については、それについての言及を完全に避け続けて今に至っている感じです。
なお、上にあります「スパイクタンパク質そのものが「毒素」であるという論文」なんですが、これがどの論文を示しているのかは、この記事からではわからないですが、この、「ウイルスがなくとも、スパイクタンパク質単体で身体に害を及ぼす」ということを最初に研究で見出したのは日本人の方で、米国ジョージタウン大学の鈴木有一郎教授が、2020年10月に出した以下の論文です。
SARS-CoV-2 spike protein-mediated cell signaling in lung vascular cells
肺血管細胞におけるSARS-CoV-2スパイクタンパク質を介した細胞シグナル伝達
この鈴木有一郎教授の論文の最初の部分である「概要」の以下の部分がそれを示します。
> 本研究は、残りのウイルス成分を含まない SARS-CoV-2 スパイクタンパク質だけで、肺血管細胞の細胞シグナル伝達を誘発するのに十分であることを報告する。
この論文が出されてから、「コロナの症状は基本的にすべてスパイクタンパク質によるもの」だということがわかってきたのでした。
ウイルスの他の部分は症状を発するためには不要なのです。
もっといえば、「スパイクタンパク質を作る遺伝子だけの感染・伝染」だけで十分に現在のパンデミックの状況を説明できるということです。
ウイルスそのものはなくてもいいのです。
(※ 追記) その後この「スパイクタンパク質そのものが毒素である」という論文は、米ソーク研究所の 2021年3月の論文であることがわかりました。
さて今回は、最近の、東京大学、京都大学、千葉大学、東海大学の日本人研究者たちによる
「ミュー変異種に対して現行のワクチンがほぼ効果がない」
ことを示した論文と、大阪大学による
「デルタ株に対してのワクチン効果もじきに完全になくなる」
ことを示した論文をそれぞれご紹介して締めさせていただきます。
「中和抗体」と呼ばれる感染予防に有効とされるものが「無効となる」ということですが、では、中和抗体がなくなった後に残るものは何か。
それは「感染増強抗体」です。
ADEを起こす要因そのものですが、それだけが残ります。
ふたつの論文から一部ご紹介します。
日本の研究チームによるふたつの論文
ミュー株に中和抗体「ほぼ効果ない」最新研究で判明
南米で主流となっている『ミュー株』について、東京大学医科学研究所は、体内で感染や重症化を防ぐ“中和抗体”の効果がほぼないとする分析結果を発表しました。
東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授:「感染して治った方とファイザーのワクチンを打った方の血清を使って検討したが、どちらも中和抗体が効きづらい結果だった。一番、効かないといわれていたベータ株よりもミューの方が効かない」
佐藤准教授によりますと、新型コロナウイルスの従来株や変異株に対する中和抗体の働きを調べたところ、ミュー株については、他の変異株と比べ、最も効果が低かったということです。 (テレ朝news 2021/09/08)
以下が論文です。
回復期およびワクチン血清による SARS-CoV-2 Mu 変異体の無効な中和
bioRxiv 2021/09/07
以下は、その論文の冒頭部分である「概要」です。
なお、ここではミュー株という変異種について述べていますが、基本的には「今後出てくる変異種全部」という解釈で構わないと思われます。
「もう効かない」ということです。
論文「回復期およびワクチン血清による SARS-CoV-2 Mu 変異体の無効な中和」より
概要
2021年8月30日、WHO は SARS-CoV-2 Mu 変異株(B.1.621系統)を新しい対象変異株として分類した。 WHOは、「ウイルスの特徴と公衆衛生上のリスクの比較評価」を、新しい SARS-CoV-2 変異体の出現に対応する主要な行動として定義している。
今研究では、Mu 変異株が COVID-19 回復期および BNT162b2 ワクチン(※ファイザー社ワクチンのことです)接種を受けた個人からの血清に対して非常に耐性があることを示している。
さまざまな SARS-CoV-2 スパイクタンパク質を直接比較すると、Mu スパイクは、現在認識されている他のすべての「注目すべき変異株(VOI)」および「懸念される変異株(VOC)」よりも血清を介した中和に対して耐性があることが明らかとなった。
これには、これまでの回復期およびワクチン接種血清に対して最も耐性のある変異体であることが示唆されているベータ変異体(B.1.351)が含まれる。
新たに出現した亜種による突破感染は、現在の COVID-19 パンデミックの主要な懸念事項であるため、今回の調査結果は公衆衛生上非常に重要であると考えている。この結果は、ワクチン接種を受けた人たち、あるいは以前に感染した人たち、脆弱な人たちが Mu 変異体によってもたらされるリスクをよりよく評価するのに役立つはずだ。 (biorxiv.org)
ここまでです。
つまり、ミュー株というのは、
・過去にコロナに自然感染して免疫を獲得した人
・ワクチン接種で免疫を獲得した人
の「どちらの抗体にも予防効果がない」ということです。
しかし、上のうちどちらが「より危険か」というのは、ここでは特に具体的にはふれないですが、参考として、元ゲイツ財団のボッシェ博士以下のように述べています。
> コロナワクチンを接種した人は「失う」のですよ。すべての保護を。
> いかなるウイルス変異、あるいはコロナウイルス変異に対してもです。
>
> 生まれつき持っている生来の免疫は完全に遮断されます。
> その中で、高い感染性をもった株が流行するのです。
さて、次は、大阪大学などによる最近の論文です。
論文は以下です。
SARS-CoV-2 デルタ変異株は野生型スパイクワクチンに対する完全な耐性を獲得する準備ができている
bioRxiv 2021/08/23
これも「概要」の部分をご紹介します。
論文「SARS-CoV-2 デルタ変異株は、野生型スパイクワクチンに対する完全な耐性を獲得する準備ができている」より
mRNA ベースのワクチンは、最も一般的な SARS-CoV-2 変異体に対する効果的な防御を提供している。しかし、ブレイクスルー感染する可能性のある変異株を特定することは、将来のワクチン開発にとって重要だ。
ここでは、デルタ変異株が、抗 N 末端ドメイン(NTD)中和抗体から完全に脱出し、抗 NTD 感染力増強抗体に対する応答性を高めることを発見した。
Pfizer-BioNTech BNT162b2免疫血清 (※ファイザー社ワクチンのことです)は、デルタ変異株を中和したが、4つの一般的な変異がデルタ変異株の受容体結合ドメイン(RBD)に導入されると、一部の BNT162b2 免疫血清は中和活性を失い感染性を高めた。
デルタ変異株の NTD の独自な変異は、BNT162b2 免疫血清 (※ファイザー社ワクチン)による感染力の増強に関与していた。
デルタスパイクで免疫されたが、野生型スパイクでは免疫されなかったマウスの血清は、感染力を高めることなく、デルタ4+変異株を一貫して中和した。
GISAID データベースによると、3つの類似した RBD 変異を持つデルタ変異体がすでに出現しているという事実を考えると、そのような完全な画期的な変異体から保護するワクチンを開発する必要がある。 (biorxiv.org)
ここまでです。
これは、「現時点のデルタ株では中和つまり感染予防効果がある」が、しかし、ここに一般的な変異としての今後予測される変異が加わると、つまり、次に出てくると予測される変異株には、
「効かなかった」
と。
以下の部分は、ややわかりにくいかもしれません。
> デルタスパイクで免疫されたが、野生型スパイクでは免疫されなかったマウスの血清は、感染力を高めることなく、デルタ4+変異株を一貫して中和した。
これは、デルタ株のスパイクタンパク質で免疫化(ワクチン接種と同義)した場合は、デルタ株の予想される変異種にも効果があったということだと思います。
しかし、「ワクチンのスパイクタンパク質をデルタ株に対応したものにしないと、今後は、ほぼ効果がなくなる」ということを述べています。
「じゃあ、デルタ株に対応したものを作ればいいのではないか」という話があるかもしれないですが、単純な話としての問題は、たとえば、先ほどのフォーブスの
> 5回目から死亡する例が激増
> 7〜8回繰り返すと半分近くが死亡する
というようなこともありますが、それはさておいても、上の文章には、
> デルタ変異株の NTD の独自な変異は、BNT162b2 免疫血清による感染力の増強に関与していた。
という「感染力の増強に関与していた」という部分があり、また論文の後半には以下のように書かれていました。
デルタスパイクを発現する mRNA ワクチンの開発は、新たなデルタ変異体の制御に効果的である可能性がある。
ただし、中和抗体ではなく、増強抗体のエピトープは、デルタ変異体を含むほとんどの SARS-CoV-2 変異体でよく保存されている。
したがって、SARS-CoV-2 変異体に由来するスパイクタンパク質の追加免疫(※ブースターショット)は、以前に野生型 SARS-CoV-2 に感染した、または野生型スパイクタンパク質で構成されるワクチンで免疫された個体において、中和抗体よりも増強抗体を増強する可能性がある。 (biorxiv.org)
この「野生型 SARS-CoV-2 に感染した」というのは、自然感染のことです。
ここで言っているのは、デルタ株のスパイクタンパク質を産生するタイプの新しい mRNAワクチンはデルタ株の感染保護に効果がある可能性があるということですが、しかし、それがブースターショットの場合は、
・過去にコロナに自然感染した人に ADE が起こる可能性がある
と共に、
・過去にコロナワクチン接種を受けた人たちに ADE が起こる可能性がある
ということです。
どちらにも起きる可能性があるとはいえ、どちらがより深刻かというのは、先ほどのボッシェ博士の言葉通りです。
何より注目しますのは、
> 増強抗体のエピトープは、デルタ変異体を含むほとんどの SARS-CoV-2 変異体でよく保存されている。
という部分で、これは「武漢型でもどんな変異種でも、ワクチンによる感染増強抗体は残り続ける」ということを述べていると思われます。
新たな変異種に対するワクチンができても、ADE として反応するほうの「感染増強抗体は同じように作用する」ということです。
もっと簡単にいえば、ワクチンの種類が違っても、それが新型コロナである限り、ブースターショットにより ADE が起きる可能性が高いといえる部分だと思われます。
しかし。
いちばんの「どうしようもない壁」はどこにあるかおわかりでしょうか。
デルタ株というものは、ワクチンの大規模接種開始から、たった数カ月かそこらで出現して主流になったものです。
では、「今度はデルタの対応のワクチンができました」ということになった後に、どうなるかというと、
「また新しい変異株が出てくる」
のです。
その繰り返しになるだけです。
「では、またそれに対応したブースターショットをしましょう」となりますと、先ほどのフォーブスの、
> 5回目から死亡する例が激増
> 7〜8回繰り返すと半分近くが死亡する
の「上限」にいつかは達します。
今の状況では、来年にでも達します。
その行く着く先は「全滅」です。
そこに待ち受けているのは、グレートリセットもニューワールドオーダーも陰謀論も何もありはしない単なる全滅です。
今進んでいるのは、勝者のない自滅レースとしかいえません。
以下「さいはてメモ帳」様より転載
http://glassbead.blog.shinobi.jp/%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88/darkwinter
・恐怖に基づくパンデミックの目標:「新型ウイルス」を作り出し、人々を恐怖に陥れて致命的なワクチンを接種させることで、世界の人口を数十億人減少させる(ナチュラルニュース 2021年9月12日)
S.D. Wells
※「Covid-19ウイルスは動物のウイルスを人間が操作して人間に感染するようにしたもので、人間の肺組織をより破壊するように致死率を高めたものです」と、ウラジミール・ゼレンコ[Vladimir Zelenko]医師が教えてくれました。あまり知られていませんが、ビル・ゲイツは2010年に行われた世界的なエリート主義のTED講演で、世界の人口を数十億人減らす必要があると宣言し、その次の文で「新しいワクチンで本当に素晴らしい仕事をすれば、それは可能である」と述べていますが、彼は一体何を言いたかったのでしょうか?
その証拠となるビデオが以下に埋め込まれていますが、まず、このことをよく考えてみてください。ワクチンは、病気や病気の蔓延、病気による死亡を防ぐためのものではないのでしょうか?それによってどうやって人口が何十億人も減るのでしょうか?
傲慢で陰湿なビル・ゲイツは、もし私たちが医療で「本当に素晴らしい仕事」をすれば(それは、プランド・ペアレントフッドを通じて大都市の黒人やヒスパニック系住民に中絶手術を施すことを意味していた)、それもまた何十億人もの人口を減らすのに役立つだろうと語りました。それってどうなの?医療の要点は、人々の死を防ぎ、病気の人が健康になるように予防医学や治療医学を用いることではないでしょうか?
Covidの恐怖要因により、数十億人の人々が非常に非合理的な行動をとり、病気そのものではなく、病気への恐怖から自分たちを「救う」ために、危険で実験的な有毒な調合薬の注射に飛びついているのです。彼らは、ウイルスやその変異株ではなく、「血栓注射」が彼らの終焉を決定づけることをほとんど知りません。
恐怖のCovidと人口削減の血栓注射
昨年、ビル・ゲイツは、Covidのワクチンが実際に効果を発揮するためには、少なくとも70億人の人々に接種する必要があると宣言したばかりです。彼がワクチンは人口を数十億人減らすのに最適だと言っていたのをみんなもう忘れてしまったのでしょうか?インフルエンザ注射に含まれる水銀のせいで、みんな「マッドハッター症候群」になってしまい、記憶を消してしまったのでしょう。ここで、陰湿なビル・ゲイツの「人口削減」について、ちょっとした復習をしてみましょう。
これは、ちょうど11年前のTEDでのビル・ゲイツの講演で、ワクチンと中絶で人口を数十億人減らすことができると世界に語っているところです:
https://www.brighteon.com/embed/5977420425001
なぜ多くの人が人口削減注射に頼るのか、内部告発者であるウラジミール・ゼレンコ医師が説明してくれます:
https://www.brighteon.com/embed/ef357449-ff98-4d92-996f-935e80fbb6dd
ビル・ゲイツがワクチン接種や人工妊娠中絶による人口削減を支持していることが明らかである以上、彼が遺伝子組み換え作物を推進している理由を正確に理解する必要がある
ワクチン産業の一番の推進者であり、絶対的な詐欺師である彼が、地球上から何十億人もの人々を抹殺するための最良の手段だと言っているのに、なぜ誰もが「健康」のためにワクチンを摂取するのでしょうか?その人たちは「より大きな利益」のためにワクチンで自殺しているのでしょうか?
有毒な農薬や癌を誘発する除草剤が埋め込まれた遺伝子組み換え作物は、人間が食べたり、地球上に植えたりするのに適していると思われているのです。このアドバイスは、世界中の血栓注射に資金を提供している億万長者のサイコパスからのものです。
ビル・ゲイツがワクチンを使って数十億人の人間を殺そうとしていると自ら語っているのを聞けば、それは明白です。そして、世界中の医師や科学者が、心筋炎や臓器不全を引き起こす血栓注射について警鐘を鳴らしているのに、医療産業複合体(AMA、CDC、FDA)はすべての死をCovidが原因であるとレッテルを貼っています。
https://forbesjapan.com/articles/detail/43274/1/1/1
※世界でもっとも早くワクチン接種を実施したイスラエルからの、「感染を防ぐ効果が6カ月で約60%、7カ月後には40%にまで低下した」という報告が世界を不安に陥れている。また同国では、入院患者の60%がワクチン接種済みであるというレポートもある。
その結果、同国ではすでに3回目の接種をスタートした。
しかし、「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、動物実験では5回目から死亡する例が増加。7〜8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」とも東京理科大学名誉教授、村上康文氏は話す。
生活習慣以外には「ワクチン」しか予防手段がない現在、複数の変異株に対して有効と考えられる「murak抗体(ムラック抗体)」が開発され、近く製品化される可能性があることがわかった。
この「ムラック抗体」は、前出の東京理科大学名誉教授、村上康文氏(東京大学薬学系研究科 薬学専攻修了・薬学博士、オーダーメードメディカルリサーチ代表取締役)が率いる研究チームとDDサプライ株式会社が共同で開発した抗体だ。
村上教授のチームは昨年、アルフレッサ ファーマと共同で新型コロナ診断キットの開発に着手、PCR検査に代わる新型コロナウイルス抗原迅速検査キットの作成に成功している。このキットは今年3月に厚労省の承認を得て同社から販売開始された。この検査キットによって、従来15分間かかっていた判定が5分間に短縮されたことは大きく報道された。
現在、全世界的に感染拡大しているデルタ株では、感染者が生産するウイルスの量は従来型より格段に多いため(従来型の1000倍)、これまでのPCR法から抗原迅速診断法へと移行していく可能性が高い。実際、米国は2022年からPCRによる診断を取りやめることも報道されている。
以下、9月9日に行われたメディア説明会での、村上教授による説明を紹介する。なお、「3回目以降の追加接種」について、村上教授に寄稿をいただいた。記事はこちら>>
デルタ「前」と「後」で世界は変わった
デルタ株出現までは確かに、ワクチンがパンデミック収束の切り札であるとされてきました。しかし、『デルタ株』の出現で、状況は変わってしまいました。
デルタ株の感染力は1人から8人にうつる、と強力で、しかも接種者でも非接種者でも、ウイルス感染を広げる能力は同等、という研究結果があります。
突然変異はランダムに生じますが、ワクチン接種が進めば、ワクチンに抵抗性のある変異ウイルスが「選択」されるようになります。
ウイルスはDNA型とRNA型に大別されますが、コロナウイルスはRNA型ウイルスです。DNA型ウイルスには、増殖の過程で生じたDNA複製のミスを修正する機構が備わっているので、RNAウイルスと比較すると遺伝子の変異が少ないといえます。
時間の経過とともに感染力が高い変異型が選択されますが、ワクチン接種が進むと、ワクチン回避効果の高い変異型が増えていきます。感染規模が小さければ変異型ウイルスに対応したワクチンの開発が追いつきますが、既に1億人以上に拡大、実際には数億人規模まで拡大している可能性も高く、多数の変異株が世界中で出現する可能性が大です。
収束させるには、実際の(生の)ウイルスでの感染が拡大し集団免疫に到達するか、特効薬の普及が必須です。
変異確率の高いRNA型ウイルスで起きたパンデミックをワクチンで収束させることは、困難であって、変異株を追いかけるようにワクチンを投与しても堂々めぐりとなり、収束は望めないという前提で、新しい抗体の開発に取り組みました。すでに細胞レベルの実験で高い中和活性を確認しており、今後、国際的臨床試験を開始する予定です。
「予防薬と治療薬の2種」を開発。マウス由来のモノクローナル抗体、ニワトリ由来のポリクローナル抗体
われわれのチームで今回開発したのは、約7割の配列をヒト抗体に置き換えたマウス由来の治療注射薬、抗ACE2モノクローナル抗体と、口腔内などに噴霧して使用する予防薬、抗スパイクタンパク質ニワトリ抗体です。
ウイルスの感染は、スパイクタンパク質(ウイルス側の因子)とACE2タンパク質が結合したときに起きます。感染を防ぐには、ACE2タンパク質とスパイクタンパク質の二つがターゲットになります。
ACE2タンパク質は、新型コロナウイルスが感染する際の受容体、スパイクタンパク質は、ウイルス表面のトゲトゲした突起の部分です。
ACE2は宿主細胞(ウイルスに感染するヒトの細胞)側の因子なので、その抗体は、すべての変異ウイルスの侵入を阻害できます。しかし、ACE2タンパク質に結合してウイルスの侵入を防ぐ抗体の作成は非常に難しく、今回が初めてとなります。
われわれは細胞膜上にある、「ACE2と、コロナウイルスのスパイクタンパク質との結合を阻害」する抗体を選択取得しました。ACE2側の結合部位は、ACE2の活性中心から独立して存在していますが、今回、その酵素活性を阻害しない抗体を選択取得することに成功したのです。
なぜ、新型コロナウイルスワクチンは副反応が強いか
ちなみに、従来のワクチンは毒性を排除した抗原を使用してきましたが、新型コロナワクチンで抗原として用いているスパイクタンパク質そのものが「毒素」であるという論文が既に発表されています。そのためにワクチン接種後に強い副反応がひきおこされている可能性があります。
このような「スパイクタンパク質の全体」を抗原とすることにより、ワクチン接種者の中には抗体依存的感染増強(ADE)により重症化するという人が出てくる可能性が考えられます。実際、RNA型ウイルスの「デング熱」では、フィリピンで、200人以上の子供がワクチン接種後、ADEで死亡するという悲劇が起きています。
逆に受容体結合部位(RBD)のみ、いわば「はじっこだけ」を抗原としたワクチン、すなわち「組み換えタンパク質型」のワクチンは副反応が弱く、ADEがおきる可能性が低いものと考えられます。このようなワクチンは安全性が高いため、今後の主流になる可能性が高いと考えます。

(上)新型コロナウイルスのスパイクタンパク質三量体
他の取り組みもあるが──
他企業でも抗体医薬の研究開発を進めていますが、ヒトから採取した遺伝子を実用化しようとしていることが多く、おそらく薬効が低い上、大量に接種する必要があります。そうなれば、1人あたりのコストが莫大にかかる可能性があるでしょう。また、有機合成で得られる薬は1万分の1くらいの成功確率であり、リポジショニング(他疾患で使われていたものを流用)のアプローチでもあるので、成功確率は低いとも予想されます。
村上康文◎東京理科大学名誉教授。東京大学薬学系研究科薬学専攻。東京大学大学院修了後、米国・ニューヨークスローンケタリング記念癌研究センターにて、3種のウイルス(SV40, アデノウイルス、ポリオーマウイルス)の研究に従事。癌ウイルス2種類の宿主域がDNA複製プロセスにあることを世界で初めて証明する。アルバータアインシュタイン医科大学(ニューヨーク)にてモノクローナル抗体作製法を習得。
以下「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/absolutely-everything-will-be-gone/
・東京大学等や大阪大学の異なる論文に見る「ワクチンによる逃げ道はナシ」という実感。強行した後に残るのは「無」
2021年9月11日
※4回目のワクチン接種が始まるイスラエルが迎える「命の上限」を思う
昨日のフォーブスの記事に
「すべての新型コロナ変異株に対応?「口内に噴霧」の非mRNA型予防薬、商品化へ」
というタイトルのものがありました。これがちょっとおかしくてですね、「タイトルと内容があまり噛み合っていない」のです。
しかし、記事としては、「 mRNAワクチンの大きな問題は何か」ということをやんわりと伝えてくれていることは事実であり、何かこうメディアの方々も、今の状況の中で「何とかして伝えたい」と考えてらっしゃる気もいたします。
記事は、基本的には、東京理科大学名誉教授の村上康文さんという専門家の方に話をきく形なのですが、たとえば、以下のような下りが次々と出てきます。
「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、5回目から死亡する例が激増。7〜8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」とも東京理科大学名誉教授、村上康文氏は話す。
これ、何のことを言っているかというと、「 ADE (抗体依存性増強)」のことなんです。
> 同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合
というのは、今でいえば、「同じワクチンを繰り返し接種した場合」と同じ意味となり、その際には、過去の動物実験では、
> 5回目から死亡する例が激増
して、
> 7〜8回繰り返すと半分近くが死亡する
という研究が示されていたと。
繰り返し「同一の抗原で免疫化を行うほど」致死率が高まるようです。
ということは、日本でも現在3度目の追加接種を検討していますが、追加接種が繰り返されるほど、事態は厳しいことになっていく。
ちなみに、イスラエルでは、この「同一の抗原」つまり同じワクチンでの4回目の接種がおそらく今年中か来年初めに始まります。
イスラエルはそろそろ理論上での本当の危険領域に近づいているようです。
中には、「数カ月ごとに定期的に接種するべきだ」というようなことを言う専門家や当局も見聞しますが、意図していようが意図してなかろうが「それは結局何を意味するか」はおわりかと思います。
対象者の全滅です。
それはともかく、先ほどのフォーブスの記事の本題は、この村上康文氏の研究チームが新しいコロナの注射治療薬を開発し、これから国際的な臨床試験に入るという話がメインなのですが、どちらかというと、
「 ADE のメカニズム」
をずいぶんわかりやすく説明してくださっていまして、また、「スパイクタンパク質そのものが毒素である」ということにもふれています。
メジャー媒体でこれが文字になることは珍しいです。以下です。強調はこちらでしています。
従来のワクチンは毒性を排除した抗原を使用してきましたが、新型コロナワクチンで抗原として用いているスパイクタンパク質そのものが「毒素」であるという論文が既に発表されています。そのためにワクチン接種後に強い副反応がひきおこされている可能性があります。
このような「スパイクタンパク質の全体」を抗原とすることにより、ワクチン接種者の中には抗体依存的感染増強(ADE)により重症化するという人が出てくる可能性が考えられます。
実際、RNA型ウイルスの「デング熱」では、フィリピンで、200人以上の子供がワクチン接種後、ADEで死亡するという悲劇が起きています。
ここまではっきりと書かれたものを見るのは大手の媒体で初めてかもしれません。
すべてのメディアが、ADE とスパイクタンパク質の毒性については、それについての言及を完全に避け続けて今に至っている感じです。
なお、上にあります「スパイクタンパク質そのものが「毒素」であるという論文」なんですが、これがどの論文を示しているのかは、この記事からではわからないですが、この、「ウイルスがなくとも、スパイクタンパク質単体で身体に害を及ぼす」ということを最初に研究で見出したのは日本人の方で、米国ジョージタウン大学の鈴木有一郎教授が、2020年10月に出した以下の論文です。
SARS-CoV-2 spike protein-mediated cell signaling in lung vascular cells
肺血管細胞におけるSARS-CoV-2スパイクタンパク質を介した細胞シグナル伝達
この鈴木有一郎教授の論文の最初の部分である「概要」の以下の部分がそれを示します。
> 本研究は、残りのウイルス成分を含まない SARS-CoV-2 スパイクタンパク質だけで、肺血管細胞の細胞シグナル伝達を誘発するのに十分であることを報告する。
この論文が出されてから、「コロナの症状は基本的にすべてスパイクタンパク質によるもの」だということがわかってきたのでした。
ウイルスの他の部分は症状を発するためには不要なのです。
もっといえば、「スパイクタンパク質を作る遺伝子だけの感染・伝染」だけで十分に現在のパンデミックの状況を説明できるということです。
ウイルスそのものはなくてもいいのです。
(※ 追記) その後この「スパイクタンパク質そのものが毒素である」という論文は、米ソーク研究所の 2021年3月の論文であることがわかりました。
さて今回は、最近の、東京大学、京都大学、千葉大学、東海大学の日本人研究者たちによる
「ミュー変異種に対して現行のワクチンがほぼ効果がない」
ことを示した論文と、大阪大学による
「デルタ株に対してのワクチン効果もじきに完全になくなる」
ことを示した論文をそれぞれご紹介して締めさせていただきます。
「中和抗体」と呼ばれる感染予防に有効とされるものが「無効となる」ということですが、では、中和抗体がなくなった後に残るものは何か。
それは「感染増強抗体」です。
ADEを起こす要因そのものですが、それだけが残ります。
ふたつの論文から一部ご紹介します。
日本の研究チームによるふたつの論文
ミュー株に中和抗体「ほぼ効果ない」最新研究で判明
南米で主流となっている『ミュー株』について、東京大学医科学研究所は、体内で感染や重症化を防ぐ“中和抗体”の効果がほぼないとする分析結果を発表しました。
東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授:「感染して治った方とファイザーのワクチンを打った方の血清を使って検討したが、どちらも中和抗体が効きづらい結果だった。一番、効かないといわれていたベータ株よりもミューの方が効かない」
佐藤准教授によりますと、新型コロナウイルスの従来株や変異株に対する中和抗体の働きを調べたところ、ミュー株については、他の変異株と比べ、最も効果が低かったということです。 (テレ朝news 2021/09/08)
以下が論文です。
回復期およびワクチン血清による SARS-CoV-2 Mu 変異体の無効な中和
bioRxiv 2021/09/07
以下は、その論文の冒頭部分である「概要」です。
なお、ここではミュー株という変異種について述べていますが、基本的には「今後出てくる変異種全部」という解釈で構わないと思われます。
「もう効かない」ということです。
論文「回復期およびワクチン血清による SARS-CoV-2 Mu 変異体の無効な中和」より
概要
2021年8月30日、WHO は SARS-CoV-2 Mu 変異株(B.1.621系統)を新しい対象変異株として分類した。 WHOは、「ウイルスの特徴と公衆衛生上のリスクの比較評価」を、新しい SARS-CoV-2 変異体の出現に対応する主要な行動として定義している。
今研究では、Mu 変異株が COVID-19 回復期および BNT162b2 ワクチン(※ファイザー社ワクチンのことです)接種を受けた個人からの血清に対して非常に耐性があることを示している。
さまざまな SARS-CoV-2 スパイクタンパク質を直接比較すると、Mu スパイクは、現在認識されている他のすべての「注目すべき変異株(VOI)」および「懸念される変異株(VOC)」よりも血清を介した中和に対して耐性があることが明らかとなった。
これには、これまでの回復期およびワクチン接種血清に対して最も耐性のある変異体であることが示唆されているベータ変異体(B.1.351)が含まれる。
新たに出現した亜種による突破感染は、現在の COVID-19 パンデミックの主要な懸念事項であるため、今回の調査結果は公衆衛生上非常に重要であると考えている。この結果は、ワクチン接種を受けた人たち、あるいは以前に感染した人たち、脆弱な人たちが Mu 変異体によってもたらされるリスクをよりよく評価するのに役立つはずだ。 (biorxiv.org)
ここまでです。
つまり、ミュー株というのは、
・過去にコロナに自然感染して免疫を獲得した人
・ワクチン接種で免疫を獲得した人
の「どちらの抗体にも予防効果がない」ということです。
しかし、上のうちどちらが「より危険か」というのは、ここでは特に具体的にはふれないですが、参考として、元ゲイツ財団のボッシェ博士以下のように述べています。
> コロナワクチンを接種した人は「失う」のですよ。すべての保護を。
> いかなるウイルス変異、あるいはコロナウイルス変異に対してもです。
>
> 生まれつき持っている生来の免疫は完全に遮断されます。
> その中で、高い感染性をもった株が流行するのです。
さて、次は、大阪大学などによる最近の論文です。
論文は以下です。
SARS-CoV-2 デルタ変異株は野生型スパイクワクチンに対する完全な耐性を獲得する準備ができている
bioRxiv 2021/08/23
これも「概要」の部分をご紹介します。
論文「SARS-CoV-2 デルタ変異株は、野生型スパイクワクチンに対する完全な耐性を獲得する準備ができている」より
mRNA ベースのワクチンは、最も一般的な SARS-CoV-2 変異体に対する効果的な防御を提供している。しかし、ブレイクスルー感染する可能性のある変異株を特定することは、将来のワクチン開発にとって重要だ。
ここでは、デルタ変異株が、抗 N 末端ドメイン(NTD)中和抗体から完全に脱出し、抗 NTD 感染力増強抗体に対する応答性を高めることを発見した。
Pfizer-BioNTech BNT162b2免疫血清 (※ファイザー社ワクチンのことです)は、デルタ変異株を中和したが、4つの一般的な変異がデルタ変異株の受容体結合ドメイン(RBD)に導入されると、一部の BNT162b2 免疫血清は中和活性を失い感染性を高めた。
デルタ変異株の NTD の独自な変異は、BNT162b2 免疫血清 (※ファイザー社ワクチン)による感染力の増強に関与していた。
デルタスパイクで免疫されたが、野生型スパイクでは免疫されなかったマウスの血清は、感染力を高めることなく、デルタ4+変異株を一貫して中和した。
GISAID データベースによると、3つの類似した RBD 変異を持つデルタ変異体がすでに出現しているという事実を考えると、そのような完全な画期的な変異体から保護するワクチンを開発する必要がある。 (biorxiv.org)
ここまでです。
これは、「現時点のデルタ株では中和つまり感染予防効果がある」が、しかし、ここに一般的な変異としての今後予測される変異が加わると、つまり、次に出てくると予測される変異株には、
「効かなかった」
と。
以下の部分は、ややわかりにくいかもしれません。
> デルタスパイクで免疫されたが、野生型スパイクでは免疫されなかったマウスの血清は、感染力を高めることなく、デルタ4+変異株を一貫して中和した。
これは、デルタ株のスパイクタンパク質で免疫化(ワクチン接種と同義)した場合は、デルタ株の予想される変異種にも効果があったということだと思います。
しかし、「ワクチンのスパイクタンパク質をデルタ株に対応したものにしないと、今後は、ほぼ効果がなくなる」ということを述べています。
「じゃあ、デルタ株に対応したものを作ればいいのではないか」という話があるかもしれないですが、単純な話としての問題は、たとえば、先ほどのフォーブスの
> 5回目から死亡する例が激増
> 7〜8回繰り返すと半分近くが死亡する
というようなこともありますが、それはさておいても、上の文章には、
> デルタ変異株の NTD の独自な変異は、BNT162b2 免疫血清による感染力の増強に関与していた。
という「感染力の増強に関与していた」という部分があり、また論文の後半には以下のように書かれていました。
デルタスパイクを発現する mRNA ワクチンの開発は、新たなデルタ変異体の制御に効果的である可能性がある。
ただし、中和抗体ではなく、増強抗体のエピトープは、デルタ変異体を含むほとんどの SARS-CoV-2 変異体でよく保存されている。
したがって、SARS-CoV-2 変異体に由来するスパイクタンパク質の追加免疫(※ブースターショット)は、以前に野生型 SARS-CoV-2 に感染した、または野生型スパイクタンパク質で構成されるワクチンで免疫された個体において、中和抗体よりも増強抗体を増強する可能性がある。 (biorxiv.org)
この「野生型 SARS-CoV-2 に感染した」というのは、自然感染のことです。
ここで言っているのは、デルタ株のスパイクタンパク質を産生するタイプの新しい mRNAワクチンはデルタ株の感染保護に効果がある可能性があるということですが、しかし、それがブースターショットの場合は、
・過去にコロナに自然感染した人に ADE が起こる可能性がある
と共に、
・過去にコロナワクチン接種を受けた人たちに ADE が起こる可能性がある
ということです。
どちらにも起きる可能性があるとはいえ、どちらがより深刻かというのは、先ほどのボッシェ博士の言葉通りです。
何より注目しますのは、
> 増強抗体のエピトープは、デルタ変異体を含むほとんどの SARS-CoV-2 変異体でよく保存されている。
という部分で、これは「武漢型でもどんな変異種でも、ワクチンによる感染増強抗体は残り続ける」ということを述べていると思われます。
新たな変異種に対するワクチンができても、ADE として反応するほうの「感染増強抗体は同じように作用する」ということです。
もっと簡単にいえば、ワクチンの種類が違っても、それが新型コロナである限り、ブースターショットにより ADE が起きる可能性が高いといえる部分だと思われます。
しかし。
いちばんの「どうしようもない壁」はどこにあるかおわかりでしょうか。
デルタ株というものは、ワクチンの大規模接種開始から、たった数カ月かそこらで出現して主流になったものです。
では、「今度はデルタの対応のワクチンができました」ということになった後に、どうなるかというと、
「また新しい変異株が出てくる」
のです。
その繰り返しになるだけです。
「では、またそれに対応したブースターショットをしましょう」となりますと、先ほどのフォーブスの、
> 5回目から死亡する例が激増
> 7〜8回繰り返すと半分近くが死亡する
の「上限」にいつかは達します。
今の状況では、来年にでも達します。
その行く着く先は「全滅」です。
そこに待ち受けているのは、グレートリセットもニューワールドオーダーも陰謀論も何もありはしない単なる全滅です。
今進んでいるのは、勝者のない自滅レースとしかいえません。
以下「さいはてメモ帳」様より転載
http://glassbead.blog.shinobi.jp/%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88/darkwinter
・恐怖に基づくパンデミックの目標:「新型ウイルス」を作り出し、人々を恐怖に陥れて致命的なワクチンを接種させることで、世界の人口を数十億人減少させる(ナチュラルニュース 2021年9月12日)
S.D. Wells
※「Covid-19ウイルスは動物のウイルスを人間が操作して人間に感染するようにしたもので、人間の肺組織をより破壊するように致死率を高めたものです」と、ウラジミール・ゼレンコ[Vladimir Zelenko]医師が教えてくれました。あまり知られていませんが、ビル・ゲイツは2010年に行われた世界的なエリート主義のTED講演で、世界の人口を数十億人減らす必要があると宣言し、その次の文で「新しいワクチンで本当に素晴らしい仕事をすれば、それは可能である」と述べていますが、彼は一体何を言いたかったのでしょうか?
その証拠となるビデオが以下に埋め込まれていますが、まず、このことをよく考えてみてください。ワクチンは、病気や病気の蔓延、病気による死亡を防ぐためのものではないのでしょうか?それによってどうやって人口が何十億人も減るのでしょうか?
傲慢で陰湿なビル・ゲイツは、もし私たちが医療で「本当に素晴らしい仕事」をすれば(それは、プランド・ペアレントフッドを通じて大都市の黒人やヒスパニック系住民に中絶手術を施すことを意味していた)、それもまた何十億人もの人口を減らすのに役立つだろうと語りました。それってどうなの?医療の要点は、人々の死を防ぎ、病気の人が健康になるように予防医学や治療医学を用いることではないでしょうか?
Covidの恐怖要因により、数十億人の人々が非常に非合理的な行動をとり、病気そのものではなく、病気への恐怖から自分たちを「救う」ために、危険で実験的な有毒な調合薬の注射に飛びついているのです。彼らは、ウイルスやその変異株ではなく、「血栓注射」が彼らの終焉を決定づけることをほとんど知りません。
恐怖のCovidと人口削減の血栓注射
昨年、ビル・ゲイツは、Covidのワクチンが実際に効果を発揮するためには、少なくとも70億人の人々に接種する必要があると宣言したばかりです。彼がワクチンは人口を数十億人減らすのに最適だと言っていたのをみんなもう忘れてしまったのでしょうか?インフルエンザ注射に含まれる水銀のせいで、みんな「マッドハッター症候群」になってしまい、記憶を消してしまったのでしょう。ここで、陰湿なビル・ゲイツの「人口削減」について、ちょっとした復習をしてみましょう。
これは、ちょうど11年前のTEDでのビル・ゲイツの講演で、ワクチンと中絶で人口を数十億人減らすことができると世界に語っているところです:
https://www.brighteon.com/embed/5977420425001
なぜ多くの人が人口削減注射に頼るのか、内部告発者であるウラジミール・ゼレンコ医師が説明してくれます:
https://www.brighteon.com/embed/ef357449-ff98-4d92-996f-935e80fbb6dd
ビル・ゲイツがワクチン接種や人工妊娠中絶による人口削減を支持していることが明らかである以上、彼が遺伝子組み換え作物を推進している理由を正確に理解する必要がある
ワクチン産業の一番の推進者であり、絶対的な詐欺師である彼が、地球上から何十億人もの人々を抹殺するための最良の手段だと言っているのに、なぜ誰もが「健康」のためにワクチンを摂取するのでしょうか?その人たちは「より大きな利益」のためにワクチンで自殺しているのでしょうか?
有毒な農薬や癌を誘発する除草剤が埋め込まれた遺伝子組み換え作物は、人間が食べたり、地球上に植えたりするのに適していると思われているのです。このアドバイスは、世界中の血栓注射に資金を提供している億万長者のサイコパスからのものです。
ビル・ゲイツがワクチンを使って数十億人の人間を殺そうとしていると自ら語っているのを聞けば、それは明白です。そして、世界中の医師や科学者が、心筋炎や臓器不全を引き起こす血栓注射について警鐘を鳴らしているのに、医療産業複合体(AMA、CDC、FDA)はすべての死をCovidが原因であるとレッテルを貼っています。