・マスク、除菌剤で健康被害 コロナ関連製品、厚労省(共同通信 2021年11月4日)
※厚生労働省に2020年度中に寄せられた家庭用品による健康被害報告のうち、皮膚障害では81件中34件(42%)がマスク、吸入事故では125件中42件(34%)が除菌剤と、いずれも新型コロナウイルス関連の製品が最多だったことが4日、分かった。症状は皮膚炎や喉の痛みなど。前年度はマスクの報告はなく、除菌剤は180件中50件(28%)だった。
厚労省担当者は「コロナ禍で使用量が増えたためで、例年にない傾向だ」と話す。マスクで炎症などが起きた際は使用の中止やサイズ・素材の変更が有効とした。
以下「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/perfect-spanish-disinfection-could-suggest-perfect-doomsday/
・世界中で拡大する大規模な消毒剤の空中散布や、日常的な手の過剰殺菌により、いよいよ人類の健康状況は終末の局面に至ると予測される
2020年4月19日
※消毒剤とは「毒」だという認識が必要となっている
新型コロナウイルスの消毒剤に何が使われているのかは、国によって違うのでしょうけれど、一般的な物質の特性としては、「第4級アンモニウム塩」というような物質と類似したような性質のものが使われる場合も多いと思われます。
たとえば、これらの第4級アンモニウム塩的な物質は、それが新型コロナウイルスを死滅させるかどうかという以前に、
「これらは、激しく人間の常在菌と、身体機能そのものに悪影響を及ぼすもの」
であるのです。
なお、アメリカ環境保護庁 (EPA)が 3月に発表した「新型コロナウイルスに対して有効な消毒剤」は以下のようになっていました。
EPAが新型コロナウイルスに有効だとした薬剤の一部
・過酸化水素
・フェノール
・第四級アンモニウム塩
・亜塩素酸ナトリウム
・次亜塩素酸ナトリウム
・二酸化塩素
・塩化ナトリウム
これらはウイルスを「殺す」のにも有効なのかもしれないですが、「常在菌も殺す」し、「生体機能も殺し」ます。
たとえば、上にある「フェノール」は、Wikipedia には以下のようにあります。
[フェノール] 毒性および腐食性があり、皮膚に触れると薬傷をひきおこす。
まあ、どれもそうですよ。
[過酸化水素] 強い腐食性を持ち、高濃度のものが皮膚に付着すると痛みをともなう白斑が生じる。重量%で6%を超える濃度の水溶液などの製剤は毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。
[第四級アンモニウム] 第四級アンモニウム化合物は健康にさまざまな影響を与える。例を挙げていくと、軽度の皮膚や呼吸器の炎症から皮膚の焼灼性熱傷、胃腸炎、吐き気、嘔吐、昏睡、痙攣、低血圧、死などがある。
現在、スーパーや公共施設などの入口に置かれてある消毒剤の中には、こういう薬剤が添加されているものがたくさんあるのです。「死などもある」というような作用を持つかもしれないものが。
多くの人々は、それを「毎日、手になすりつけて」いる。
これらの薬剤の最も適切な表現は「毒」です。
これまでの人生で、多くの日本人は、そんなに毎日何度もこういうようなものを手に塗りつけたりしていなかったのに、今は、多くの人たちが「毒で手を洗って」いる。
今後、人々の健康が中長期にわたり、大幅に低下していくことは避けられない気もしますし、健康被害が拡大しそうです。
いずれにしましても、第4級アンモニウム塩をはじめとする消毒成分というのは、基本的に「人体に対して悪い作用のほうがはるかに高い」ものです(少なくとも、人体に対して良い作用はひとつもないと思われます)。
過去記事では、それまで「タバコ病」というように言われていた慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大の発症要因が、第4級アンモニウム塩を含む漂白剤と消毒剤であることが突き止められたことを取り上げています。
ここで紹介した英国ガーディアンの記事には、以下のようにありました。
> 週に 1回以上、第四級アンモニウムを含む消毒剤(漂白剤)を使用した場合、
> 慢性閉塞性肺疾患を発症するリスクが最大 32%増加する可能性がある。
この研究は、病院のナースさんを対象にしたもので、ナースさんたちは、消毒作業をおこなうことが多い職業ですが、そういうナースさんたちで、
「週に 1度以上」
第4級アンモニウム塩を含む製品を使っただけで、「 COPD を発症するリスクが最大 32%増加したことがわかった」というのです。
それも、直接手につけるのではなく、清掃や殺菌などで使っているだけで、です。
これらの有害薬剤は、
「皮膚」
「経口」
の2種類の身体内への侵入経路がありまして、つまり、単に清掃用として第4級アンモニウム塩を含む消毒剤(家庭用の漂白剤もそうです)を使っただけで、「その空間の大気中に第4級アンモニウム塩が拡散する」のです。
現在の日本は、多くの人々が店頭や室内で、消毒剤を次々と手に塗ることで、空気中にも拡散させているし、「皮膚からも直接、吸収している」のです。
最悪の状態ですよ。
それでもですね(良くないとはいえ)ハンドタイプの消毒剤は、多くは使っている人たちだけの問題という側面はありますが、
「空中から散布」
などを始めたら、「全体に健康被害が広がる」はずなのです。
スペインでは、「軍事緊急ユニット(UME)」の名の下に、「軍によるスペイン全土消毒作戦」が展開されていました。
以下はそれを報じた 3月23日の記事のスペインの報道の概要です。
・スペイン軍事緊急ユニットがスペイン国土の隅々まで消毒する
※軍事緊急ユニット(UME)の兵士たちは、スペインのさまざまな都市に展開し、コロナウイルスの蔓延を阻止しようとしている。彼らは 3月15日に消毒活動を開始して以来、空港や駅、あるいは行政施設や養護施設まで、あらゆる種類のスペースを消毒するという使命を遂行している。
軍は、この「消毒戦争」のために消毒用の大砲まで開発し、「町全体」を消毒することさえ可能にした。軍は主に 0.5%の次亜塩素酸塩を含む消毒剤を消毒に使用しており、消毒する領域全体に均一に噴霧させている。
特に、ベンチ、手すり、建物への通路、待ち合わせ場所、人ごみなど、接触が増える可能性のある領域に重点を置いている。適切と思われる場合には、0.45% の次亜塩素酸塩溶液で満たされたポンプを使用し、病院の駐車場などの広いエリアに使用している。 (La Razon)
「人間はバクテリアによって、ウイルスから守られている」と私は考えています。地球上に存在する夥しい種類のウイルスたちと、バクテリア(細菌)や真菌は、基本的には共生していると思われ、特殊な例を除けば、その共生関係の中では「致命的な健康被害は起きにくい」と思われます。
人間が地球に登場して以来の地球とは、そもそも、そういう「共生の場所」です。
たとえば、科学の世界で、人間の腸内のバクテリアが「健康に非常に重要だ」と気づいたのは、比較的最近のことですが、
「それなら外部のバクテリアも悪いわけがない」
と思うのです。
私たちはウイルスに対してもバクテリアに対しても、「病原体」としてのイメージしか持てないという、現実の把握に乏しい近代社会に生きてきました。しかし、腸内細菌のことを考えるだけでも、私たちは「微生物と共生して生きているし、共生しなければならない」というのが現実だと気づきはじめていたはずです。
それなのに、現実の今の社会では、そのバクテリアをただ殺している。常在菌まで殺している。
常在菌に関しては、「全身の常在菌がウイルスから私たちを守っている」ことは医学的にも真実であり、過剰な手の殺菌などは、ウイルスや病原体バクテリアに感染する危険を増加させるのです。
そもそも、屋外での殺菌作業が、「実際に屋外のウイルスを殺すのかどうか」は、実は科学の世界ではよくわかっていないのです。
以下は、3月12日の科学誌サイエンスからの抜粋です。
上海、光州、韓国などの都市で、屋外の消毒で最も一般的に使用されているのは、希釈した次亜塩素酸ナトリウムの溶液、または家庭用漂白剤だ。
しかし、これらの漂白剤が屋外でコロナウイルスを破壊するかどうかは不明であり、それが物の表面でウイルスを殺すかどうか、あるいは、それが空中のウイルスを殺すかどうかは不明だ。 (Science)
科学的に有効性がわかっていないことを、なぜか大規模に行う。
ただし、これらの消毒剤は、ウイルスに有効かどうかわからなくても、「バクテリアは確実に殺す」はずです。
このようなことを行おうと考えている方々は、「それはやめたほうがいい」ということに気づくべきです。
人々への健康被害が拡大してしまいます。
まあ、軍による消毒剤散布などに対しては、個人は対抗しようがないですが、しかし、現在、日本の街中で続いている、「無意味な消毒活動」に関しては、できるだけ迂回されたほうがいいようにも思うのです。
あるいは、スーパーなどでは、消毒剤のたぐいがとても売れているということなのですけれど、一般の家庭でも「過度な消毒」に陥っている家庭が多数あるような気がするのです。
三重大学の「三重看護学誌」に掲載された「看護における生活環境汚染の理解とその重要性」という論文を最近教えていただいたのです。
私たちを攻撃するものと、守ってくれているもの
書かれたのは、三重大学の臨床環境看護学専攻の今井 奈妙教授と、帝京平成大学薬学部の稲津 教久教授のおふたりです。
その中に、「ハッ」とする部分が数多くあるのです。
呼吸による化学物質曝露 - 液体蚊取り・除菌 クロス・柔軟剤の香り
呼吸状態の観察は,看護師にとって馴染みのある行為であるが,呼吸に不可欠な空気が汚染されていることや,汚染された室内空気によって神経障害が引き起こされる事実には,無頓着な場合が多い.
しかしながら,人体が摂取する様々な物質の割合の 79% は呼吸による(村上,2000)ものである.
経口摂取の場合には, 嘔吐や,肝臓による解毒作用を期待できるが,吸入曝露の場合は,肺から直接に血中に流入するため,経口摂取で認められる初回通過効果(肝臓での解毒)が回避されてリスクが増大する危険性につながる
この部分を読みまして、先ほども書きました、第4級アンモニウム塩を含んだ消毒剤の多くは、
> 吸入曝露の場合は,肺から直接に血中に流入するため
に、肝臓での解毒作用が回避されてしまう。
そして、これらの物質は「使用するだけで大気中に拡散」します。
要するに、たとえば、「家庭用の漂白剤で漂白している」とします。どこの家庭でも見られる普通の光景ですが、この時点で、おそらく身体はダメージを受けているはずです。
あるいは、芳香剤や柔軟剤や何もかもが同じようなメカニズムのもとにあります。
そして、以下のような記述もあります。
病院では,布製品等の除菌を目的として噴霧式の消臭・除菌剤が使用されていたり,除菌クロスを用いて家具やパソコン類を拭いていたりする. これらの製品には,第 4 級アンモニウム塩が使用され,除菌クロスで室内を清掃すれば,第4級アンモニウム塩が揮発して室内に充満する.
(中略)
一般的な医療施設では,第4級アンモニウム塩を病室で用いるため,入院患者は,常に第4級アンモニウム塩に曝露し続けることになっている.
このように、日常の噴霧式の消臭・除菌剤、除菌クロスなどを含めた、非常に多くのものに、第4級アンモニウム塩が使用されていて、現代の生活というのは、
「単に生活しているだけで危険」
な環境であるのに、そこに加えて、今の状況では「建物に入るたびに、それらで手を洗い、家では過剰な消毒を続けている」ということになっているのです。
それと、この
>入院患者は,常に第4級アンモニウム塩に曝露し続けることに
という部分を読みまして、「病室の環境」というものを認識することにもなりました。
つまり、病室あるいは病院(入院病棟のある大病院など)では、常に第4級アンモニウム塩などの消毒剤成分が大気中に漂っている場合が多い可能性があるということです。
第4級アンモニウム塩の健康被害での報告としては、マウスへの経口投与で、
・死亡率増加傾向
・萎縮性肝機能障害
・性成熟の遅れ
・免疫系への影響
などがあり、室内への第4級アンモニウム塩の噴霧によって,
・マウスに先天性異常を引き起こす
などがあるそうです。
それでですね、実はここからがさらに大事なのですが、これらの「毒」が、「口や鼻から体内入る」という経路と共に、
「肌(皮膚)から入る」
ということが、日常で起きていることにふれられています。
この皮膚から入るメカニズムについては、一言で説明するのは難しいのですが、しかし、この論文を書かれたお一人である稲津 教久教授が書かれた「経皮毒ハンドブック」という著作を見出しまして、その中に、
「人間は皮膚の常在菌で守られている」
ことにふれている部分があります。
角質層だけがもつ「皮膚バリアー」機能
角質層は一時的に水分を吸収してふくれあがることがあります。もっともふくれた場合、その厚さは最大で6倍。水分や水分に含まれる異物をためておいて、あとから侵入しようとする異物を遮断するという機能を兼ね備えています。
さらに角質層にはもうひとつ大きな役割があります。それは太陽光やウイルス、細菌などの外敵から身を守る「皮膚バリヤー」としての機能です。
「皮膚バリアー」の正体は、実は常在菌という細菌です。
マラセチュアやブドウ球菌、アクネ桿菌など 20〜 30種類の常在菌が生息しています。ただし、その常在菌のほとんどは善玉菌で、汗や皮脂を食べて分解し、天然のクリームとして皮膚を弱酸性(PH4〜6)の健康な皮膚を保つ役割を果たしています。(経皮毒ハンドブック)
この後も、手の常在菌の作用について詳しくご説明されているのですけれど、ここまでの抜粋だけでも、「手の過剰な殺菌」がどれほど有害なことかおわかりでしょうか。
極端にいえば、「手の消毒を過剰にすればするほど、常在菌が死滅し、私たちのウイルスからの防御が失われていく」と言えるのです。
現在、街中でおこなわれている「消毒奨励運動」は、過剰な殺菌行為に相当すると思われます。
ただ、お仕事によっては、頻繁に手を消毒することを義務づけられている職種も数多くあると見られ、消毒剤の使用を避けることができない場合は、薄手の手袋などにより、消毒剤をできるだけ回避されるのがよろしいかと思います。
毒はウイルスのほうではない、ということを今こそ認識すべきではないでしょうか。
そして、パンデミックの中で、わざわざ自らの防御システムを崩壊させる必要などはないはずです。
私たち人間には、特別なことをしなくても、基本的な病原体に対抗できるシステムとメカニズムが備わっているということを強く認識されてほしいとも思います。
以下「In Deep」様より転載
https://earthreview.net/another-corona-infection-myth-dies/
・「消毒神話」の死 : 米CDCの公式文書に「物の表面を介して新型コロナウイルスが感染する確率は 10000分の1未満」と記載されていることを確認
2021年4月23日
※パンデミックが始まって以来のこの1年間ほどは、人が多数集まる店舗、施設などのほぼすべてで「店頭に消毒剤が置いてある」ことが普通になりました。
スーパーなどでは、消毒剤で手を洗った後、スーパーのカゴの隅々までをも消毒剤をつけた布で拭き取っている人さえ見ることがあります。
それらの光景を見て、ずっと思っていたことは、
「物の表面からウイルス感染するなら、カゴを拭いても、他の何かをさわれば同じことになるが」
ということでしたが、いずれにしても、こんな過剰な消毒の生活習慣がこんなに長く続いているということには、もはや異常な部分を感じていました。
まあ、物の表面から感染することもあるだろうけれど、そんな確率がわかっているわけではないし、思っていたのですが、最近その「確率」がわかりました。
アメリカ CDC の公式なリリースにあります。
CDC ウェブサイトの以下にあります。
SARS-CoV-2 and Surface (Fomite) Transmission for Indoor Community Environments (CDC 2021/04/05)
屋内コミュニティ環境向けのSARS-CoV-2および表面(フォマイト)感染
ここには以下のようにあります。
2021年4月5日の CDC の文書より
環境伝送の効率に影響を与える多くの要因のため、SARS-CoVの-2 の媒介物を通した感染伝達の相対リスクは、直接接触、液滴送信(飛沫感染)、あるいは空気感染と比較して低いと考えられている。
しかし、SARS-CoV-2 感染が、どの程度、表面感染によってもたらされるかは明らかではない。
潜在的媒介物の伝送に起因する(物の表面から感染したと考えられる)COVID-19 事例はいくつか報告されているが、多くの場合、感染は複数の感染経路に起因する可能性がある。
無症状の人からの呼吸の送信を除外することはできないので、媒介物の送信は、部分的に明確に証明することは困難である。
定量的微生物リスク評価(QMRA)研究は、SARS-CoV-2 フォマイト感染(物の表面から感染すること)の相対リスクを理解および特徴付け、リスクを低減するための予防措置の必要性と有効性を評価するために実施された。
これらの研究の結果は、フォマイト感染経路を介した SARS-CoV-2 感染のリスクは低く、一般に 10,000分の1未満であることを示唆した。
つまり、汚染された表面との各接触での感染は、10,000分の1 未満の確率で発生する。 (CDC)
このように、
> SARS-CoV-2 感染のリスクは低く、一般に 10,000分の1未満であることを示唆した
と CDC は説明しています。
1万分の1 以下とありますけれど、「以下」の数値は無限ですので、この数値以上にさらに低い可能性があります。
現在、さまざまな店舗や飲食店で、店員さんやスタッフたちが一生懸命に、壁だのテーブルだの、いろいろなところを頻繁に消毒している光景を見かけますが、
「あの意味は基本的にない」
ことになります。物の表面からの感染の可能性は、その人が健康であれば、基本的には「ゼロ」だと考えて構わないかと思われます。
学校や公共施設などでも「半強制的」に手の消毒を求められますが、何の意味もないことを強制しているという意味では、法的に問題さえありそうです。
過剰な消毒で破壊された人体、特に肺などの内臓は基本的に元に戻りません。
消毒剤で空間が満たされた社会が招く少し先の未来は、そのような影響の後遺症が拡大する世となっていくはずです。
あらゆる面において、取り返しのつかない社会の状態がもう1年続いています。
※厚生労働省に2020年度中に寄せられた家庭用品による健康被害報告のうち、皮膚障害では81件中34件(42%)がマスク、吸入事故では125件中42件(34%)が除菌剤と、いずれも新型コロナウイルス関連の製品が最多だったことが4日、分かった。症状は皮膚炎や喉の痛みなど。前年度はマスクの報告はなく、除菌剤は180件中50件(28%)だった。
厚労省担当者は「コロナ禍で使用量が増えたためで、例年にない傾向だ」と話す。マスクで炎症などが起きた際は使用の中止やサイズ・素材の変更が有効とした。
皮膚炎や咽頭痛だけ?
— 現役医師 (@drkotokoto) November 5, 2021
着用時間が長いほど
着用期間外長いほど
何年 十何年 数十年
遅れて発症する疾患があります
アスベストもそうでした
不織布がどのようにして作られてるか調べてみて
一時期 不織布マ●クが 国内から姿を消した
その後 満を持して再登場した
何か加工された可能性は? https://t.co/53OfzGnRaS
以下「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/perfect-spanish-disinfection-could-suggest-perfect-doomsday/
・世界中で拡大する大規模な消毒剤の空中散布や、日常的な手の過剰殺菌により、いよいよ人類の健康状況は終末の局面に至ると予測される
2020年4月19日
※消毒剤とは「毒」だという認識が必要となっている
新型コロナウイルスの消毒剤に何が使われているのかは、国によって違うのでしょうけれど、一般的な物質の特性としては、「第4級アンモニウム塩」というような物質と類似したような性質のものが使われる場合も多いと思われます。
たとえば、これらの第4級アンモニウム塩的な物質は、それが新型コロナウイルスを死滅させるかどうかという以前に、
「これらは、激しく人間の常在菌と、身体機能そのものに悪影響を及ぼすもの」
であるのです。
なお、アメリカ環境保護庁 (EPA)が 3月に発表した「新型コロナウイルスに対して有効な消毒剤」は以下のようになっていました。
EPAが新型コロナウイルスに有効だとした薬剤の一部
・過酸化水素
・フェノール
・第四級アンモニウム塩
・亜塩素酸ナトリウム
・次亜塩素酸ナトリウム
・二酸化塩素
・塩化ナトリウム
これらはウイルスを「殺す」のにも有効なのかもしれないですが、「常在菌も殺す」し、「生体機能も殺し」ます。
たとえば、上にある「フェノール」は、Wikipedia には以下のようにあります。
[フェノール] 毒性および腐食性があり、皮膚に触れると薬傷をひきおこす。
まあ、どれもそうですよ。
[過酸化水素] 強い腐食性を持ち、高濃度のものが皮膚に付着すると痛みをともなう白斑が生じる。重量%で6%を超える濃度の水溶液などの製剤は毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。
[第四級アンモニウム] 第四級アンモニウム化合物は健康にさまざまな影響を与える。例を挙げていくと、軽度の皮膚や呼吸器の炎症から皮膚の焼灼性熱傷、胃腸炎、吐き気、嘔吐、昏睡、痙攣、低血圧、死などがある。
現在、スーパーや公共施設などの入口に置かれてある消毒剤の中には、こういう薬剤が添加されているものがたくさんあるのです。「死などもある」というような作用を持つかもしれないものが。
多くの人々は、それを「毎日、手になすりつけて」いる。
これらの薬剤の最も適切な表現は「毒」です。
これまでの人生で、多くの日本人は、そんなに毎日何度もこういうようなものを手に塗りつけたりしていなかったのに、今は、多くの人たちが「毒で手を洗って」いる。
今後、人々の健康が中長期にわたり、大幅に低下していくことは避けられない気もしますし、健康被害が拡大しそうです。
いずれにしましても、第4級アンモニウム塩をはじめとする消毒成分というのは、基本的に「人体に対して悪い作用のほうがはるかに高い」ものです(少なくとも、人体に対して良い作用はひとつもないと思われます)。
過去記事では、それまで「タバコ病」というように言われていた慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大の発症要因が、第4級アンモニウム塩を含む漂白剤と消毒剤であることが突き止められたことを取り上げています。
ここで紹介した英国ガーディアンの記事には、以下のようにありました。
> 週に 1回以上、第四級アンモニウムを含む消毒剤(漂白剤)を使用した場合、
> 慢性閉塞性肺疾患を発症するリスクが最大 32%増加する可能性がある。
この研究は、病院のナースさんを対象にしたもので、ナースさんたちは、消毒作業をおこなうことが多い職業ですが、そういうナースさんたちで、
「週に 1度以上」
第4級アンモニウム塩を含む製品を使っただけで、「 COPD を発症するリスクが最大 32%増加したことがわかった」というのです。
それも、直接手につけるのではなく、清掃や殺菌などで使っているだけで、です。
これらの有害薬剤は、
「皮膚」
「経口」
の2種類の身体内への侵入経路がありまして、つまり、単に清掃用として第4級アンモニウム塩を含む消毒剤(家庭用の漂白剤もそうです)を使っただけで、「その空間の大気中に第4級アンモニウム塩が拡散する」のです。
現在の日本は、多くの人々が店頭や室内で、消毒剤を次々と手に塗ることで、空気中にも拡散させているし、「皮膚からも直接、吸収している」のです。
最悪の状態ですよ。
それでもですね(良くないとはいえ)ハンドタイプの消毒剤は、多くは使っている人たちだけの問題という側面はありますが、
「空中から散布」
などを始めたら、「全体に健康被害が広がる」はずなのです。
スペインでは、「軍事緊急ユニット(UME)」の名の下に、「軍によるスペイン全土消毒作戦」が展開されていました。
以下はそれを報じた 3月23日の記事のスペインの報道の概要です。
・スペイン軍事緊急ユニットがスペイン国土の隅々まで消毒する
※軍事緊急ユニット(UME)の兵士たちは、スペインのさまざまな都市に展開し、コロナウイルスの蔓延を阻止しようとしている。彼らは 3月15日に消毒活動を開始して以来、空港や駅、あるいは行政施設や養護施設まで、あらゆる種類のスペースを消毒するという使命を遂行している。
軍は、この「消毒戦争」のために消毒用の大砲まで開発し、「町全体」を消毒することさえ可能にした。軍は主に 0.5%の次亜塩素酸塩を含む消毒剤を消毒に使用しており、消毒する領域全体に均一に噴霧させている。
特に、ベンチ、手すり、建物への通路、待ち合わせ場所、人ごみなど、接触が増える可能性のある領域に重点を置いている。適切と思われる場合には、0.45% の次亜塩素酸塩溶液で満たされたポンプを使用し、病院の駐車場などの広いエリアに使用している。 (La Razon)
「人間はバクテリアによって、ウイルスから守られている」と私は考えています。地球上に存在する夥しい種類のウイルスたちと、バクテリア(細菌)や真菌は、基本的には共生していると思われ、特殊な例を除けば、その共生関係の中では「致命的な健康被害は起きにくい」と思われます。
人間が地球に登場して以来の地球とは、そもそも、そういう「共生の場所」です。
たとえば、科学の世界で、人間の腸内のバクテリアが「健康に非常に重要だ」と気づいたのは、比較的最近のことですが、
「それなら外部のバクテリアも悪いわけがない」
と思うのです。
私たちはウイルスに対してもバクテリアに対しても、「病原体」としてのイメージしか持てないという、現実の把握に乏しい近代社会に生きてきました。しかし、腸内細菌のことを考えるだけでも、私たちは「微生物と共生して生きているし、共生しなければならない」というのが現実だと気づきはじめていたはずです。
それなのに、現実の今の社会では、そのバクテリアをただ殺している。常在菌まで殺している。
常在菌に関しては、「全身の常在菌がウイルスから私たちを守っている」ことは医学的にも真実であり、過剰な手の殺菌などは、ウイルスや病原体バクテリアに感染する危険を増加させるのです。
そもそも、屋外での殺菌作業が、「実際に屋外のウイルスを殺すのかどうか」は、実は科学の世界ではよくわかっていないのです。
以下は、3月12日の科学誌サイエンスからの抜粋です。
上海、光州、韓国などの都市で、屋外の消毒で最も一般的に使用されているのは、希釈した次亜塩素酸ナトリウムの溶液、または家庭用漂白剤だ。
しかし、これらの漂白剤が屋外でコロナウイルスを破壊するかどうかは不明であり、それが物の表面でウイルスを殺すかどうか、あるいは、それが空中のウイルスを殺すかどうかは不明だ。 (Science)
科学的に有効性がわかっていないことを、なぜか大規模に行う。
ただし、これらの消毒剤は、ウイルスに有効かどうかわからなくても、「バクテリアは確実に殺す」はずです。
このようなことを行おうと考えている方々は、「それはやめたほうがいい」ということに気づくべきです。
人々への健康被害が拡大してしまいます。
まあ、軍による消毒剤散布などに対しては、個人は対抗しようがないですが、しかし、現在、日本の街中で続いている、「無意味な消毒活動」に関しては、できるだけ迂回されたほうがいいようにも思うのです。
あるいは、スーパーなどでは、消毒剤のたぐいがとても売れているということなのですけれど、一般の家庭でも「過度な消毒」に陥っている家庭が多数あるような気がするのです。
三重大学の「三重看護学誌」に掲載された「看護における生活環境汚染の理解とその重要性」という論文を最近教えていただいたのです。
私たちを攻撃するものと、守ってくれているもの
書かれたのは、三重大学の臨床環境看護学専攻の今井 奈妙教授と、帝京平成大学薬学部の稲津 教久教授のおふたりです。
その中に、「ハッ」とする部分が数多くあるのです。
呼吸による化学物質曝露 - 液体蚊取り・除菌 クロス・柔軟剤の香り
呼吸状態の観察は,看護師にとって馴染みのある行為であるが,呼吸に不可欠な空気が汚染されていることや,汚染された室内空気によって神経障害が引き起こされる事実には,無頓着な場合が多い.
しかしながら,人体が摂取する様々な物質の割合の 79% は呼吸による(村上,2000)ものである.
経口摂取の場合には, 嘔吐や,肝臓による解毒作用を期待できるが,吸入曝露の場合は,肺から直接に血中に流入するため,経口摂取で認められる初回通過効果(肝臓での解毒)が回避されてリスクが増大する危険性につながる
この部分を読みまして、先ほども書きました、第4級アンモニウム塩を含んだ消毒剤の多くは、
> 吸入曝露の場合は,肺から直接に血中に流入するため
に、肝臓での解毒作用が回避されてしまう。
そして、これらの物質は「使用するだけで大気中に拡散」します。
要するに、たとえば、「家庭用の漂白剤で漂白している」とします。どこの家庭でも見られる普通の光景ですが、この時点で、おそらく身体はダメージを受けているはずです。
あるいは、芳香剤や柔軟剤や何もかもが同じようなメカニズムのもとにあります。
そして、以下のような記述もあります。
病院では,布製品等の除菌を目的として噴霧式の消臭・除菌剤が使用されていたり,除菌クロスを用いて家具やパソコン類を拭いていたりする. これらの製品には,第 4 級アンモニウム塩が使用され,除菌クロスで室内を清掃すれば,第4級アンモニウム塩が揮発して室内に充満する.
(中略)
一般的な医療施設では,第4級アンモニウム塩を病室で用いるため,入院患者は,常に第4級アンモニウム塩に曝露し続けることになっている.
このように、日常の噴霧式の消臭・除菌剤、除菌クロスなどを含めた、非常に多くのものに、第4級アンモニウム塩が使用されていて、現代の生活というのは、
「単に生活しているだけで危険」
な環境であるのに、そこに加えて、今の状況では「建物に入るたびに、それらで手を洗い、家では過剰な消毒を続けている」ということになっているのです。
それと、この
>入院患者は,常に第4級アンモニウム塩に曝露し続けることに
という部分を読みまして、「病室の環境」というものを認識することにもなりました。
つまり、病室あるいは病院(入院病棟のある大病院など)では、常に第4級アンモニウム塩などの消毒剤成分が大気中に漂っている場合が多い可能性があるということです。
第4級アンモニウム塩の健康被害での報告としては、マウスへの経口投与で、
・死亡率増加傾向
・萎縮性肝機能障害
・性成熟の遅れ
・免疫系への影響
などがあり、室内への第4級アンモニウム塩の噴霧によって,
・マウスに先天性異常を引き起こす
などがあるそうです。
それでですね、実はここからがさらに大事なのですが、これらの「毒」が、「口や鼻から体内入る」という経路と共に、
「肌(皮膚)から入る」
ということが、日常で起きていることにふれられています。
この皮膚から入るメカニズムについては、一言で説明するのは難しいのですが、しかし、この論文を書かれたお一人である稲津 教久教授が書かれた「経皮毒ハンドブック」という著作を見出しまして、その中に、
「人間は皮膚の常在菌で守られている」
ことにふれている部分があります。
角質層だけがもつ「皮膚バリアー」機能
角質層は一時的に水分を吸収してふくれあがることがあります。もっともふくれた場合、その厚さは最大で6倍。水分や水分に含まれる異物をためておいて、あとから侵入しようとする異物を遮断するという機能を兼ね備えています。
さらに角質層にはもうひとつ大きな役割があります。それは太陽光やウイルス、細菌などの外敵から身を守る「皮膚バリヤー」としての機能です。
「皮膚バリアー」の正体は、実は常在菌という細菌です。
マラセチュアやブドウ球菌、アクネ桿菌など 20〜 30種類の常在菌が生息しています。ただし、その常在菌のほとんどは善玉菌で、汗や皮脂を食べて分解し、天然のクリームとして皮膚を弱酸性(PH4〜6)の健康な皮膚を保つ役割を果たしています。(経皮毒ハンドブック)
この後も、手の常在菌の作用について詳しくご説明されているのですけれど、ここまでの抜粋だけでも、「手の過剰な殺菌」がどれほど有害なことかおわかりでしょうか。
極端にいえば、「手の消毒を過剰にすればするほど、常在菌が死滅し、私たちのウイルスからの防御が失われていく」と言えるのです。
現在、街中でおこなわれている「消毒奨励運動」は、過剰な殺菌行為に相当すると思われます。
ただ、お仕事によっては、頻繁に手を消毒することを義務づけられている職種も数多くあると見られ、消毒剤の使用を避けることができない場合は、薄手の手袋などにより、消毒剤をできるだけ回避されるのがよろしいかと思います。
毒はウイルスのほうではない、ということを今こそ認識すべきではないでしょうか。
そして、パンデミックの中で、わざわざ自らの防御システムを崩壊させる必要などはないはずです。
私たち人間には、特別なことをしなくても、基本的な病原体に対抗できるシステムとメカニズムが備わっているということを強く認識されてほしいとも思います。
以下「In Deep」様より転載
https://earthreview.net/another-corona-infection-myth-dies/
・「消毒神話」の死 : 米CDCの公式文書に「物の表面を介して新型コロナウイルスが感染する確率は 10000分の1未満」と記載されていることを確認
2021年4月23日
※パンデミックが始まって以来のこの1年間ほどは、人が多数集まる店舗、施設などのほぼすべてで「店頭に消毒剤が置いてある」ことが普通になりました。
スーパーなどでは、消毒剤で手を洗った後、スーパーのカゴの隅々までをも消毒剤をつけた布で拭き取っている人さえ見ることがあります。
それらの光景を見て、ずっと思っていたことは、
「物の表面からウイルス感染するなら、カゴを拭いても、他の何かをさわれば同じことになるが」
ということでしたが、いずれにしても、こんな過剰な消毒の生活習慣がこんなに長く続いているということには、もはや異常な部分を感じていました。
まあ、物の表面から感染することもあるだろうけれど、そんな確率がわかっているわけではないし、思っていたのですが、最近その「確率」がわかりました。
アメリカ CDC の公式なリリースにあります。
CDC ウェブサイトの以下にあります。
SARS-CoV-2 and Surface (Fomite) Transmission for Indoor Community Environments (CDC 2021/04/05)
屋内コミュニティ環境向けのSARS-CoV-2および表面(フォマイト)感染
ここには以下のようにあります。
2021年4月5日の CDC の文書より
環境伝送の効率に影響を与える多くの要因のため、SARS-CoVの-2 の媒介物を通した感染伝達の相対リスクは、直接接触、液滴送信(飛沫感染)、あるいは空気感染と比較して低いと考えられている。
しかし、SARS-CoV-2 感染が、どの程度、表面感染によってもたらされるかは明らかではない。
潜在的媒介物の伝送に起因する(物の表面から感染したと考えられる)COVID-19 事例はいくつか報告されているが、多くの場合、感染は複数の感染経路に起因する可能性がある。
無症状の人からの呼吸の送信を除外することはできないので、媒介物の送信は、部分的に明確に証明することは困難である。
定量的微生物リスク評価(QMRA)研究は、SARS-CoV-2 フォマイト感染(物の表面から感染すること)の相対リスクを理解および特徴付け、リスクを低減するための予防措置の必要性と有効性を評価するために実施された。
これらの研究の結果は、フォマイト感染経路を介した SARS-CoV-2 感染のリスクは低く、一般に 10,000分の1未満であることを示唆した。
つまり、汚染された表面との各接触での感染は、10,000分の1 未満の確率で発生する。 (CDC)
このように、
> SARS-CoV-2 感染のリスクは低く、一般に 10,000分の1未満であることを示唆した
と CDC は説明しています。
1万分の1 以下とありますけれど、「以下」の数値は無限ですので、この数値以上にさらに低い可能性があります。
現在、さまざまな店舗や飲食店で、店員さんやスタッフたちが一生懸命に、壁だのテーブルだの、いろいろなところを頻繁に消毒している光景を見かけますが、
「あの意味は基本的にない」
ことになります。物の表面からの感染の可能性は、その人が健康であれば、基本的には「ゼロ」だと考えて構わないかと思われます。
学校や公共施設などでも「半強制的」に手の消毒を求められますが、何の意味もないことを強制しているという意味では、法的に問題さえありそうです。
過剰な消毒で破壊された人体、特に肺などの内臓は基本的に元に戻りません。
消毒剤で空間が満たされた社会が招く少し先の未来は、そのような影響の後遺症が拡大する世となっていくはずです。
あらゆる面において、取り返しのつかない社会の状態がもう1年続いています。