・ニューヨーク市、屋内飲食でワクチン義務化 デルタ株拡大で全米初(毎日新聞 2021年8月4日)
※米東部ニューヨーク(NY)市のデブラシオ市長は3日、レストランやバーの屋内飲食で新型コロナウイルスのワクチン接種証明を義務づけると発表した。感染力の強いデルタ株が広がる中、伸び悩むワクチン接種を後押ししたい考え。全米の都市では初の試み。
対象は飲食店のほか、スポーツジムや映画館、コンサート会場など。客だけでなく従業員も少なくとも1回接種している必要があり、接種証明パスを新たに発行する。屋外飲食では証明はいらない。8月16日から移行期間に入り、9月13日から完全に実施する。
記者会見でデブラシオ氏は「この街には素晴らしいものがたくさんある。ワクチンを接種すれば、それら全ての扉を開くカギを手にできるが、接種していなければ残念ながら多くのことに参加できない」と述べた。
NY市でワクチン接種を完了したのは全人口の55%、少なくとも1回終えたのは60%だが、接種率は伸び悩んでいる。NY市では7月30日から、接種率を上げるために、接種した市民に100ドル(約1万900円)のプリペイドカードを配り始めている。
同様の取り組みは、フランスのマクロン政権が美術館などの文化施設のほか、飲食店などでワクチン証明か陰性証明の提示を義務づける政策を発表し、大規模な抗議デモが起きている。NY市の新たな方針では陰性証明は選択肢に含まれておらず、フランスより厳しい措置になる。
デブラシオ氏は2日、ワクチン接種者の屋内でのマスク着用を「強く推奨する」と述べたが、義務化は見送った。米メディアによると、NY市立大の疫学者デニス・ナッシュ教授は、感染者が急増しており、マスク着用などの対策も導入すべきとの見方を示している。
※米東部ニューヨーク(NY)市のデブラシオ市長は3日、レストランやバーの屋内飲食で新型コロナウイルスのワクチン接種証明を義務づけると発表した。感染力の強いデルタ株が広がる中、伸び悩むワクチン接種を後押ししたい考え。全米の都市では初の試み。
対象は飲食店のほか、スポーツジムや映画館、コンサート会場など。客だけでなく従業員も少なくとも1回接種している必要があり、接種証明パスを新たに発行する。屋外飲食では証明はいらない。8月16日から移行期間に入り、9月13日から完全に実施する。
記者会見でデブラシオ氏は「この街には素晴らしいものがたくさんある。ワクチンを接種すれば、それら全ての扉を開くカギを手にできるが、接種していなければ残念ながら多くのことに参加できない」と述べた。
NY市でワクチン接種を完了したのは全人口の55%、少なくとも1回終えたのは60%だが、接種率は伸び悩んでいる。NY市では7月30日から、接種率を上げるために、接種した市民に100ドル(約1万900円)のプリペイドカードを配り始めている。
同様の取り組みは、フランスのマクロン政権が美術館などの文化施設のほか、飲食店などでワクチン証明か陰性証明の提示を義務づける政策を発表し、大規模な抗議デモが起きている。NY市の新たな方針では陰性証明は選択肢に含まれておらず、フランスより厳しい措置になる。
デブラシオ氏は2日、ワクチン接種者の屋内でのマスク着用を「強く推奨する」と述べたが、義務化は見送った。米メディアによると、NY市立大の疫学者デニス・ナッシュ教授は、感染者が急増しており、マスク着用などの対策も導入すべきとの見方を示している。