・英、コロナ共存へ行動規制撤廃 個人が対策、感染急増に懸念も(共同通信 2021年7月19 日)
※英政府は19日、ロンドンを含む南部イングランドで新型コロナウイルス対策の行動規制を、ほぼ撤廃した。感染防止策を個人の判断に任せ、ウイルスと共存しながら社会・経済活動の再生を目指す。だが感染力が強いインド由来のデルタ株が急増する中、1日の新規感染者は5万人前後で高止まりしており、国民の懸念は根強い。
政府は、夏までに1日の感染者数が10万人に達する恐れがあると推計するが、ワクチン接種が進み、死者数が流行最盛期ほど増えていないことを踏まえた。19日は英メディアで「フリーダムデー(自由の日)」と呼ばれている。
・新規感染5万人、ナイトクラブの営業再開…接種進む英でコロナ規制解除(読売新聞 2021年7月19日)
※英国のロンドンを含むイングランド全域で19日、新型コロナウイルス感染対策として導入されたほぼ全ての規制が解除された。インド型(デルタ型)による深刻な感染再拡大の中でも、英政府はワクチン効果で死亡や重症化を抑え込めるとして規制解除に踏み切った。
1月に開始したロックダウン(都市封鎖)は3月以降、段階的に緩和され、今回、公共交通機関でのマスク着用義務や対人距離の制限などが解除となり、19日未明にナイトクラブの営業も始まった。入国制限などの水際対策は継続される。
英国では、1日の新規感染者が1月以来となる5万人前後に達している。17日にはサジド・ジャビド保健相の感染が判明し、会議に同席していたジョンソン首相らも濃厚接触者として自主隔離に入っている。規制撤廃には市民の不安も強く、ロンドン市が市営のバスや地下鉄でのマスク着用を引き続き義務化するなど、国と異なる対応も出ている。
一方で、英国の全成人の7割近くがワクチン接種を完了し、死者は40~60人に抑え込まれている。政府としては、ワクチンの効果を根拠に英国の人口の約8割が集中するイングランドで社会活動の正常化を進め、深刻な打撃を受けた経済の立て直しにつなげる考えだ。
※ブログ主コメント:これは統制を強めるための罠である。これから秋になり、ワクチン接種者がインフルエンザやコロナに感染してADEによる大量の死者が出始めるのを見越して、わざと緩めているわけである。
「見ろ!個人の自由に任せたから大量の感染者と死者が出た!やはり個人の自由を奪って統制しないと駄目だ!もう二度と個人の自由にしろとは言わせない!」
・・・とやるために。弁証法の応用である。
正(ぬるいコロナ規制をする(この段階では国民の反対のためにぬるくしかできない))→反(わざとコロナ規制を緩める・自由を与える)→合(もっと厳しいコロナ規制をする(これが本当の目的))
そういう事態にならないように、そうさせないように、予め釘を刺しておく。
傀儡政府が何十年もかけて準備して実行に移したこの地球人口削減と新世界建設のための偽コロナ騒動を、簡単に放棄するわけがないのである。
※ブログ主コメント:どうやら当方の間違いでした。イギリスのコロナ規制撤廃はワクチンパスポートと引き換えのようです。
以下、「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/now-it-s-the-same-as-the-holocaust-of-nazi-era/
※先日、フランスのワクチンパスポートについて書きましたけれど、フランスでは今後、ワクチン接種の証明がなければ、「飲みにも行けないし、病院にさえ入ることができない」というところにまで統制が進んだことにふれています。
この記事で、
> イギリスでも…ワクチンパスポートの導入もすぐかもしれません。
と書いたのですけれど、すぐもすぐ、7月19日にイギリス政府は、ジョンソン首相の演説を通してワクチンパスポートの実施を発表しました。
しかも、発表は、「ロックダウンの全面解除から数時間後」のことでした。
「な? 自由はいいだろ?」
と国民に行動の自由を進呈し、その直後に、
「でも、その自由を味わうには、こちらの提案に従う必要があります」
ということになりました。
ジョンソン首相は、ナイトクラブという言葉を強調していまして、このナイトクラブは、日本でいう音楽系や踊る系の若者中心のクラブ全般ですので、ワクチンの「自主的な接種」のターゲットが若者たちに向けられたと言えそうです。
そして、おそらく、イギリスが「ロックダウンを解除した理由」はこれでしょう。
ロックダウンの解除後は、お店はどこも開いている。
バーもクラブも、若者たちが集まるようなお店はどこも常にオープンしている。
もう時間制限もない。どれだけお酒を飲んで騒いでも、どれだけ踊っても、もはや社会的距離の規制も何もない(社会的距離は全廃されています)。
以前のように好き放題楽しめる。
ただ、ひとつだけ条件がある。
「ワクチンパスポートがないと、そもそもお店に入ることはできませんよ」
と。
華々しいネオンと、若者たちの歓声や熱狂の声が聞こえてくるそのお店はたくさんあっても、ワクチンを打っていなければ、「入ることができない」のです。
もちろん「ザル法」ではないはずです。フランスの例ですと、ワクチンパスポートを提示しない客を入れた事業主も激しい罰則を受けるとフランスの大統領は述べています(ガーディアンの報道によれば、そのような事情主には、1年の懲役と、日本円で最大約 600万円の罰金の可能性)。
イギリスも同じタイプの規定を施行すると思われます。
完全なロックダウンの中でお店が一切やっていないのと、「全部お店はやっているのに入ることができない」という状態とどちらが心理的に厳しいか、という話です。
フランスとイギリスの若い人たちは、厳しい選択をせざるを得なくなっています。
極端にいえば、「娯楽か死か」という選択になる人もいるかもしれません。
以下「In Deep」様の姉妹ブログ「地球の記録」より転載
・イギリスでロックダウンの解除がおこなわれた「数時間後」、英国首相がワクチンパスポートの完全な実施を発表。どこに入るのにもワクチン接種証明が必要に
2021年7月20日
※イギリス政府は 7月19日、事前に告知されていた通りに、ロックダウンを解除しました。
イギリスは、以下のように、2020年3月から、通算で三回にわたるロックダウンを繰り返していましたが、「これまでで最も感染が急拡大している中」でのロックダウンの解除となります。

(上)英国の感染数とロックダウンの履歴
英国BBCは以下のようなタイトルで報じています。
英イングランド、ロックダウン政策の大半を解除 感染は増加傾向 (BBC 2021/07/09)
上のグラフのような急増を「増加傾向」と呼ぶのが正しいのかどうかはともかく、その渦中で、ロックダウンを解除したのでした。
しかし、日本では報じられていないかもしれないですが、このロックダウン解除の「数時間」に、イギリス政府は、
「ワクチンパスポート制度を 9月から発効する」
と発表したのでした。
ジョンソン首相の演説では、「大勢の人が集まるナイトクラブやその他の会場への入場条件として完全な予防接種の証明が必要となる」とのことで、フランス同様、バーやレストランを含めて、あらゆる場所でのワクチン接種証明書が必要となる可能性があるようです。
イギリスでの成人のワクチン接種率は 88%に達しており、また、二度のワクチン接種を完了した人の率も全体の 52%となっていますが、今回発表の「ナイトクラブ」などへの入場にもワクチン接種証明書が必要という通達は、若い層への接種をさらに進める意図があるようです。
それにしても、イギリスの「二度の完全なワクチン接種率」と、新たな感染者数の推移がまた非常にわかりやすいものとなっています。

(上)英国の100万人あたりの新たな感染者数と、完全なワクチン接種率の推移
二度のワクチン接種者が増えるほど、新たな感染者数も増える。
イギリスの例で見ますと、二度目の接種者数が増加して、およそ 3ヶ月程度遅れて感染確認数が急激な増加を示していますので、日本の感染爆発は夏以降ということになりますかね。
いずれにしましても、1年半に及んだイギリスのロックダウンは、感染抑制とはまるで関係なく、目的は、「あくまでも大量のワクチン接種を進めること」だったことが、今回のロックダウン解除でよくわかります。
ロックダウン解除に続いて発表されたワクチンパスポート制度について、英ガーディアンの報道をご紹介します。
イギリスでは、人が集まる場所でコロナワクチン証明書の提示が義務付けられる
Covid vaccine certificates to be compulsory for crowded venues in England
theguardian.com 2021/07/19
イギリスのナイトクラブが 16か月ぶりに開場を許可された数時間後、ボリス・ジョンソン首相は、ワクチンパスポート制度を発表した。首相が発表した内容では、ナイトクラブなどの人が混雑する会場に入るにはワクチン接種証明が義務付けられることになる。
この首相の発言に対して、保守的な勢力とエンターテインメント部門からの即時の反発を引き起こしたが、しかし、すべての成人が二回のコロナワクチン接種を受けることになれば、 9月下旬から、イギリスでは Covidワクチン証明書が義務付けられると述べた。
「 18歳以上のすべての人たちに 9月末まで二回のワクチン接種を達成するためにも、大勢の人が集まるナイトクラブやその他の会場への入場条件として完全な予防接種の証明を義務づける行う予定です」と首相は言った。
イギリスでは、パイロットなどはワクチン接種証明の提示のかわりに陰性テストの証拠を示すことが許可されているが、今回の発表では、人の集まる場所に入るためには、彼らが二回のワクチン接種をしたことを証明しなければならない。
政府は、若者たちの間でのワクチン摂取の停滞を懸念している。イギリスの 18〜 30歳の約 35%がワクチン接種を受けていない、と首相は述べた。
ジョンソン氏は、若い人たちに直接語りかけ、「人生で最も重要な喜びや機会のいくつかは、ワクチン接種にますます依存するようになるでしょう」と述べた。
※その後・・・
・英コロナ再拡大、規制段階でないがワクチン接種加速を=保健相(ロイター 2021年10月21日)
※ジャビド英保健相は20日、新型コロナウイルス規制の再導入を求める医師らの要請に難色を示す一方、ワクチン接種者が増えなければ再導入すると強く警告した。
19日に確認されたコロナ死者は223人と3月以来最多。20日には約5万人の新規感染者が確認され、欧州で最も多い水準となっている。
英国はすでに3回にわたり経済を閉鎖しており、今冬はロックダウン(都市封鎖)ではなく、ワクチンと薬による感染抑制を目指している。
ジャビド保健相は、16歳以上の500万人がワクチン未接種とし、接種が必要と警告。接種を終えている人には追加接種(ブースター接種)が提供された際に接種を受けるよう求め、実行されなければマスク着用義務化や在宅勤務指示、施設利用時のワクチンパス提示など限定的な「プランB」の措置を講じると強調した。
同相は記者会見で、「充分な人数がブースター接種を受けず、接種対象者がワクチン提供に応じず、しかるべき場面でマスクが着用されなければ、われわれ全員が被害を受け、当然規制強化を余儀なくされる可能性が高まることになる」と述べた。
また、1日の感染者が10万人に達する可能性があるとし、パンデミック(感染の世界的大流行)は終わっていないと繰り返した。
・英でコロナ感染再拡大 3回目接種の加速求める声(産経新聞 2021年10月21日)
※新型コロナウイルスのワクチン接種で先行し、行動規制をほぼ撤廃した英国で感染が再拡大している。1日あたりの新規感染者数は4万人台と高水準で、欧州の中でも急増ぶりが目立つ。12~15歳の若年層でワクチン接種が進んでいないことや、ワクチンの効果が時間の経過とともに低下していることが理由とみられる。さらなる感染拡大が懸念される冬に向け、追加接種の加速を求める声が上がっている。
英国では昨年12月にワクチン接種が始まった。政府は今年7月19日、ワクチンが普及したとして、人口の大半を占めるイングランドで店舗内のマスク着用義務や他人との距離を確保する規制を撤廃した。この頃の1日あたり新規感染者数は約3万9千人だった。
その後、新規感染者数は8月上旬に約2万1千人まで減ったが、9月からは徐々に増加し、10月中旬以降は4万人を超える日が続いている。今月20日には約4万9千人となり、人口が約2倍の日本に当てはめると1日10万人弱が感染している計算となる。
ジョンソン首相は「(英国は)厳しい冬に直面する」と述べ、今後も感染者数が増加する可能性を示唆した。
死者数は10月から1日数十人~200人程度を推移し、千人を超えた1月と比べると大きな増加はみられない。ただ、公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)の責任者は20日、重症患者の増加で「医療が逼迫(ひっぱく)する恐れがある」とし、マスク着用の再義務化などを政府に要請した。
感染者数を押し上げているのはワクチン未接種の若年層だ。
英国はワクチン接種の開始で先行し、すでに16歳以上の8割が2回の接種を終えた。ただ、若年層については安全性の検証に時間がかかり、12~15歳の接種は9月中旬に始まったばかりだ。接種会場に派遣する看護師も不足しており、12~15歳で接種を完了した人は0・4%にとどまる。
接種を完了したのに感染する事例も出ている。英政府は14日、2回接種した30~39歳では10万人あたり約820人が感染したと明らかにした。英キングス・カレッジ・ロンドンなどが8月に発表した調査によれば、米ファイザー製ワクチンの防御効果は2回目接種から1カ月で88%に、5~6カ月で74%に低下するとされている。
英国では9月下旬、50歳以上を対象に3回目の接種が始まっており、接種加速を求める声も強まっている。英疫学者のファーガーソン氏は英メディアで、免疫力の低下を防ぐには「追加接種が不可欠だ」とし、幅広い年齢層で3回目接種を進めるよう訴えた。
やはりワクチン接種の開始が早かったイスラエルでは、8~9月に感染者が急増したものの、ここにきて減少している。8月下旬、成人だけだった3回目接種の対象を12歳以上に拡大したことの効果が表れているとの見方がある。
一方、2回の接種でも重症化はある程度防げているとし、追加接種を急ぐことに否定的な見解もある。英専門家の一人は「若年層への追加接種の効果や副反応は十分に検証できていない」と指摘する。英国家統計局などによると、イングランドで1月2日~7月2日にコロナで死亡した人のうち、2回接種した人は1・2%にとどまった。
※英政府は19日、ロンドンを含む南部イングランドで新型コロナウイルス対策の行動規制を、ほぼ撤廃した。感染防止策を個人の判断に任せ、ウイルスと共存しながら社会・経済活動の再生を目指す。だが感染力が強いインド由来のデルタ株が急増する中、1日の新規感染者は5万人前後で高止まりしており、国民の懸念は根強い。
政府は、夏までに1日の感染者数が10万人に達する恐れがあると推計するが、ワクチン接種が進み、死者数が流行最盛期ほど増えていないことを踏まえた。19日は英メディアで「フリーダムデー(自由の日)」と呼ばれている。
・新規感染5万人、ナイトクラブの営業再開…接種進む英でコロナ規制解除(読売新聞 2021年7月19日)
※英国のロンドンを含むイングランド全域で19日、新型コロナウイルス感染対策として導入されたほぼ全ての規制が解除された。インド型(デルタ型)による深刻な感染再拡大の中でも、英政府はワクチン効果で死亡や重症化を抑え込めるとして規制解除に踏み切った。
1月に開始したロックダウン(都市封鎖)は3月以降、段階的に緩和され、今回、公共交通機関でのマスク着用義務や対人距離の制限などが解除となり、19日未明にナイトクラブの営業も始まった。入国制限などの水際対策は継続される。
英国では、1日の新規感染者が1月以来となる5万人前後に達している。17日にはサジド・ジャビド保健相の感染が判明し、会議に同席していたジョンソン首相らも濃厚接触者として自主隔離に入っている。規制撤廃には市民の不安も強く、ロンドン市が市営のバスや地下鉄でのマスク着用を引き続き義務化するなど、国と異なる対応も出ている。
一方で、英国の全成人の7割近くがワクチン接種を完了し、死者は40~60人に抑え込まれている。政府としては、ワクチンの効果を根拠に英国の人口の約8割が集中するイングランドで社会活動の正常化を進め、深刻な打撃を受けた経済の立て直しにつなげる考えだ。
※ブログ主コメント:これは統制を強めるための罠である。これから秋になり、ワクチン接種者がインフルエンザやコロナに感染してADEによる大量の死者が出始めるのを見越して、わざと緩めているわけである。
「見ろ!個人の自由に任せたから大量の感染者と死者が出た!やはり個人の自由を奪って統制しないと駄目だ!もう二度と個人の自由にしろとは言わせない!」
・・・とやるために。弁証法の応用である。
正(ぬるいコロナ規制をする(この段階では国民の反対のためにぬるくしかできない))→反(わざとコロナ規制を緩める・自由を与える)→合(もっと厳しいコロナ規制をする(これが本当の目的))
そういう事態にならないように、そうさせないように、予め釘を刺しておく。
傀儡政府が何十年もかけて準備して実行に移したこの地球人口削減と新世界建設のための偽コロナ騒動を、簡単に放棄するわけがないのである。
※ブログ主コメント:どうやら当方の間違いでした。イギリスのコロナ規制撤廃はワクチンパスポートと引き換えのようです。
以下、「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/now-it-s-the-same-as-the-holocaust-of-nazi-era/
※先日、フランスのワクチンパスポートについて書きましたけれど、フランスでは今後、ワクチン接種の証明がなければ、「飲みにも行けないし、病院にさえ入ることができない」というところにまで統制が進んだことにふれています。
この記事で、
> イギリスでも…ワクチンパスポートの導入もすぐかもしれません。
と書いたのですけれど、すぐもすぐ、7月19日にイギリス政府は、ジョンソン首相の演説を通してワクチンパスポートの実施を発表しました。
しかも、発表は、「ロックダウンの全面解除から数時間後」のことでした。
「な? 自由はいいだろ?」
と国民に行動の自由を進呈し、その直後に、
「でも、その自由を味わうには、こちらの提案に従う必要があります」
ということになりました。
ジョンソン首相は、ナイトクラブという言葉を強調していまして、このナイトクラブは、日本でいう音楽系や踊る系の若者中心のクラブ全般ですので、ワクチンの「自主的な接種」のターゲットが若者たちに向けられたと言えそうです。
そして、おそらく、イギリスが「ロックダウンを解除した理由」はこれでしょう。
ロックダウンの解除後は、お店はどこも開いている。
バーもクラブも、若者たちが集まるようなお店はどこも常にオープンしている。
もう時間制限もない。どれだけお酒を飲んで騒いでも、どれだけ踊っても、もはや社会的距離の規制も何もない(社会的距離は全廃されています)。
以前のように好き放題楽しめる。
ただ、ひとつだけ条件がある。
「ワクチンパスポートがないと、そもそもお店に入ることはできませんよ」
と。
華々しいネオンと、若者たちの歓声や熱狂の声が聞こえてくるそのお店はたくさんあっても、ワクチンを打っていなければ、「入ることができない」のです。
もちろん「ザル法」ではないはずです。フランスの例ですと、ワクチンパスポートを提示しない客を入れた事業主も激しい罰則を受けるとフランスの大統領は述べています(ガーディアンの報道によれば、そのような事情主には、1年の懲役と、日本円で最大約 600万円の罰金の可能性)。
イギリスも同じタイプの規定を施行すると思われます。
完全なロックダウンの中でお店が一切やっていないのと、「全部お店はやっているのに入ることができない」という状態とどちらが心理的に厳しいか、という話です。
フランスとイギリスの若い人たちは、厳しい選択をせざるを得なくなっています。
極端にいえば、「娯楽か死か」という選択になる人もいるかもしれません。
以下「In Deep」様の姉妹ブログ「地球の記録」より転載
・イギリスでロックダウンの解除がおこなわれた「数時間後」、英国首相がワクチンパスポートの完全な実施を発表。どこに入るのにもワクチン接種証明が必要に
2021年7月20日
※イギリス政府は 7月19日、事前に告知されていた通りに、ロックダウンを解除しました。
イギリスは、以下のように、2020年3月から、通算で三回にわたるロックダウンを繰り返していましたが、「これまでで最も感染が急拡大している中」でのロックダウンの解除となります。

(上)英国の感染数とロックダウンの履歴
英国BBCは以下のようなタイトルで報じています。
英イングランド、ロックダウン政策の大半を解除 感染は増加傾向 (BBC 2021/07/09)
上のグラフのような急増を「増加傾向」と呼ぶのが正しいのかどうかはともかく、その渦中で、ロックダウンを解除したのでした。
しかし、日本では報じられていないかもしれないですが、このロックダウン解除の「数時間」に、イギリス政府は、
「ワクチンパスポート制度を 9月から発効する」
と発表したのでした。
ジョンソン首相の演説では、「大勢の人が集まるナイトクラブやその他の会場への入場条件として完全な予防接種の証明が必要となる」とのことで、フランス同様、バーやレストランを含めて、あらゆる場所でのワクチン接種証明書が必要となる可能性があるようです。
イギリスでの成人のワクチン接種率は 88%に達しており、また、二度のワクチン接種を完了した人の率も全体の 52%となっていますが、今回発表の「ナイトクラブ」などへの入場にもワクチン接種証明書が必要という通達は、若い層への接種をさらに進める意図があるようです。
それにしても、イギリスの「二度の完全なワクチン接種率」と、新たな感染者数の推移がまた非常にわかりやすいものとなっています。

(上)英国の100万人あたりの新たな感染者数と、完全なワクチン接種率の推移
二度のワクチン接種者が増えるほど、新たな感染者数も増える。
イギリスの例で見ますと、二度目の接種者数が増加して、およそ 3ヶ月程度遅れて感染確認数が急激な増加を示していますので、日本の感染爆発は夏以降ということになりますかね。
いずれにしましても、1年半に及んだイギリスのロックダウンは、感染抑制とはまるで関係なく、目的は、「あくまでも大量のワクチン接種を進めること」だったことが、今回のロックダウン解除でよくわかります。
ロックダウン解除に続いて発表されたワクチンパスポート制度について、英ガーディアンの報道をご紹介します。
イギリスでは、人が集まる場所でコロナワクチン証明書の提示が義務付けられる
Covid vaccine certificates to be compulsory for crowded venues in England
theguardian.com 2021/07/19
イギリスのナイトクラブが 16か月ぶりに開場を許可された数時間後、ボリス・ジョンソン首相は、ワクチンパスポート制度を発表した。首相が発表した内容では、ナイトクラブなどの人が混雑する会場に入るにはワクチン接種証明が義務付けられることになる。
この首相の発言に対して、保守的な勢力とエンターテインメント部門からの即時の反発を引き起こしたが、しかし、すべての成人が二回のコロナワクチン接種を受けることになれば、 9月下旬から、イギリスでは Covidワクチン証明書が義務付けられると述べた。
「 18歳以上のすべての人たちに 9月末まで二回のワクチン接種を達成するためにも、大勢の人が集まるナイトクラブやその他の会場への入場条件として完全な予防接種の証明を義務づける行う予定です」と首相は言った。
イギリスでは、パイロットなどはワクチン接種証明の提示のかわりに陰性テストの証拠を示すことが許可されているが、今回の発表では、人の集まる場所に入るためには、彼らが二回のワクチン接種をしたことを証明しなければならない。
政府は、若者たちの間でのワクチン摂取の停滞を懸念している。イギリスの 18〜 30歳の約 35%がワクチン接種を受けていない、と首相は述べた。
ジョンソン氏は、若い人たちに直接語りかけ、「人生で最も重要な喜びや機会のいくつかは、ワクチン接種にますます依存するようになるでしょう」と述べた。
※その後・・・
・英コロナ再拡大、規制段階でないがワクチン接種加速を=保健相(ロイター 2021年10月21日)
※ジャビド英保健相は20日、新型コロナウイルス規制の再導入を求める医師らの要請に難色を示す一方、ワクチン接種者が増えなければ再導入すると強く警告した。
19日に確認されたコロナ死者は223人と3月以来最多。20日には約5万人の新規感染者が確認され、欧州で最も多い水準となっている。
英国はすでに3回にわたり経済を閉鎖しており、今冬はロックダウン(都市封鎖)ではなく、ワクチンと薬による感染抑制を目指している。
ジャビド保健相は、16歳以上の500万人がワクチン未接種とし、接種が必要と警告。接種を終えている人には追加接種(ブースター接種)が提供された際に接種を受けるよう求め、実行されなければマスク着用義務化や在宅勤務指示、施設利用時のワクチンパス提示など限定的な「プランB」の措置を講じると強調した。
同相は記者会見で、「充分な人数がブースター接種を受けず、接種対象者がワクチン提供に応じず、しかるべき場面でマスクが着用されなければ、われわれ全員が被害を受け、当然規制強化を余儀なくされる可能性が高まることになる」と述べた。
また、1日の感染者が10万人に達する可能性があるとし、パンデミック(感染の世界的大流行)は終わっていないと繰り返した。
・英でコロナ感染再拡大 3回目接種の加速求める声(産経新聞 2021年10月21日)
※新型コロナウイルスのワクチン接種で先行し、行動規制をほぼ撤廃した英国で感染が再拡大している。1日あたりの新規感染者数は4万人台と高水準で、欧州の中でも急増ぶりが目立つ。12~15歳の若年層でワクチン接種が進んでいないことや、ワクチンの効果が時間の経過とともに低下していることが理由とみられる。さらなる感染拡大が懸念される冬に向け、追加接種の加速を求める声が上がっている。
英国では昨年12月にワクチン接種が始まった。政府は今年7月19日、ワクチンが普及したとして、人口の大半を占めるイングランドで店舗内のマスク着用義務や他人との距離を確保する規制を撤廃した。この頃の1日あたり新規感染者数は約3万9千人だった。
その後、新規感染者数は8月上旬に約2万1千人まで減ったが、9月からは徐々に増加し、10月中旬以降は4万人を超える日が続いている。今月20日には約4万9千人となり、人口が約2倍の日本に当てはめると1日10万人弱が感染している計算となる。
ジョンソン首相は「(英国は)厳しい冬に直面する」と述べ、今後も感染者数が増加する可能性を示唆した。
死者数は10月から1日数十人~200人程度を推移し、千人を超えた1月と比べると大きな増加はみられない。ただ、公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)の責任者は20日、重症患者の増加で「医療が逼迫(ひっぱく)する恐れがある」とし、マスク着用の再義務化などを政府に要請した。
感染者数を押し上げているのはワクチン未接種の若年層だ。
英国はワクチン接種の開始で先行し、すでに16歳以上の8割が2回の接種を終えた。ただ、若年層については安全性の検証に時間がかかり、12~15歳の接種は9月中旬に始まったばかりだ。接種会場に派遣する看護師も不足しており、12~15歳で接種を完了した人は0・4%にとどまる。
接種を完了したのに感染する事例も出ている。英政府は14日、2回接種した30~39歳では10万人あたり約820人が感染したと明らかにした。英キングス・カレッジ・ロンドンなどが8月に発表した調査によれば、米ファイザー製ワクチンの防御効果は2回目接種から1カ月で88%に、5~6カ月で74%に低下するとされている。
英国では9月下旬、50歳以上を対象に3回目の接種が始まっており、接種加速を求める声も強まっている。英疫学者のファーガーソン氏は英メディアで、免疫力の低下を防ぐには「追加接種が不可欠だ」とし、幅広い年齢層で3回目接種を進めるよう訴えた。
やはりワクチン接種の開始が早かったイスラエルでは、8~9月に感染者が急増したものの、ここにきて減少している。8月下旬、成人だけだった3回目接種の対象を12歳以上に拡大したことの効果が表れているとの見方がある。
一方、2回の接種でも重症化はある程度防げているとし、追加接種を急ぐことに否定的な見解もある。英専門家の一人は「若年層への追加接種の効果や副反応は十分に検証できていない」と指摘する。英国家統計局などによると、イングランドで1月2日~7月2日にコロナで死亡した人のうち、2回接種した人は1・2%にとどまった。