以下「In Deep」様より転載

https://indeep.jp/how-to-deal-with-the-looming-medium-term-risk-of-ade/

・近づくADE。ワクチンを接種した人たちは、迫り来る中期的リスクである ADE にどのように対処すればよいか

2021年7月13日

※ADE (抗体依存性増強)の懸念の時期が近づいている

前回の記事で、ゲイツ財団の元ワクチン開発局長だったボッシェ博士がコロナワクチンの使用を停止する要請を各国当局に求めた公開書簡をご紹介しました。

この公開書簡で、ボッシェ博士はあれこれと長く述べていますが、私が読んだときに「最も重要だ」と思った部分がひとつありました。

それは、パンデミック以来現在にいたるまでの「すべての政策が間違っている」ということを示すものでもあります。

以下の部分です。

> 天然の抗体と自然免疫細胞は、さまざまな外来病原体、つまり非自己病原体を認識するため、実際に環境の課題に十分にさらされ続けることが重要なのです。

> 自然免疫システムを訓練しておくことで、実際の病原菌に抵抗することがはるかに容易になるのです。

これは、簡単にいえば、特に自然免疫システムがまだ強化されていない若い人たちは、

「とにかくたくさん外に出て、多くの人と接触して数多くの病原体に曝露され続けなければならない」

ということです。

> 環境の課題に十分にさらされ続けることが重要

というのはそういうことで、環境に存在するさまざまな細菌、ウイルス等に曝露して「免疫システムを訓練する」ことこそが、その人の全体的な免疫を上げる最大の方法であり、そして、唯一の方法ともいえます。

インフルエンザにしても、コロナにしても「とにかくどんどん曝露する」、もっと言えば、「どんどん感染する」。

これがどんなウイルス感染症であっても、パンデミックの自然収束に至る道であるのに、ロックダウンや緊急事態宣言は「それを阻害してしまった」わけです。

これでは、自然免疫は育ちません。

自然免疫だけではなく、特異的抗体(あるひとつの病原体だけへの抗体)さえ育つ機会をずいぶんと失ってしまったのではないでしょうか。

それだけ、「次の本物の危機」が近づいているという可能性を含むことでもあるのです。

それに加えて数多くの変異種が登場してくる中、今度は ADE (抗体依存性増強)の懸念が出る時期が近づいています。変異種とはいってもコロナはコロナですので、ワクチンを打った人が感染すれば、重症化する可能性が高い。


今回は、アメリカのジョセフ・メルコラ博士による、ウクライナ系アメリカ人医師のウラジミール・ゼレンコ博士へのインタビュー記事を紹介します。

このゼレンコ博士は、2020年3月に当時のトランプ大統領に「コロナは、ヒドロキシクロロキン等で短期間で治療可能だ」とした公開書簡を送った方です。

このインタビューでは、ワクチンの危険性だけではなく、

「接種してしまった人たちはどうすればいいか」

ということにも言及していますので、紹介したいと思いました。

打ってしまっても絶望するには及びません。完全に打つ前と同じということにはなることはないにしても、進行する状態を穏やかにする手はあるはずです。

ここからです。


・コロナワクチン接種は寿命を縮める可能性があるのだろうか(mercola.com 2021年7月4日)

※このインタビューでは、ウラジミール・ゼレンコ博士による深刻な懸念についての談話を掲載する。その中には、元ファイザー社副社長のマイケル・イェードン博士や、HIV の発見でノーベル賞を受賞した著名なウイルス学者であるリュック・モンタニエ教授の主張と通じる話がある。

イェードン博士、モンタニエ教授、ゼレンコ博士の全員が COVID-19ワクチン接種は、平均余命を数十年短縮する可能性があると考えている。

実際には、接種あるいは追加の接種を受けた多くの人たちが、病原性プライミングの結果として、2〜 3年以内に命を失う可能性があると疑う理由がある可能性がある。

ゼレンコ博士と私(メルコラ博士)は、そのような運命を防ぐために何ができるかについて深く掘り下げた。

まず、ゼレンコ博士は、COVID-19ワクチンのリスクを、急性、亜急性、長期の 3つのカテゴリーに分類しているので、この各カテゴリーに見られる主要なリスクを確認することから始める。


リスクカテゴリー No.1 - 急性リスク

急性期の危害は注射の瞬間に始まり、おそらく約 3か月ほど続く。米国のワクチン有害事象報告システム(VAERS)に提出された報告に基づくと、これまでに約 6,000人(※ 7月13日の時点では 9,000人)の死亡が報告されており、通常、接種から 48時間以内に死亡する。

しかし、ゼレンコ博士は、ワクチン有害事象報告システムのデータベースの正確性について別の見方をしている。

ゼレンコ博士:

サンディエゴのソーク研究所が発表した論文によると、ワクチン接種自体によって生成されたスパイクタンパク質が健康に悪影響を与えることを発見しています。

スパイクタンパク質はそれ自体で有毒です。

それは注射部位から広がり、血流に行き、基本的に体内のすべての細胞に入るということを示す証拠がたくさんあります。

mRNA の半減期は、mRNAにもよりますが、約 1〜2週間で、その間、各 mRNA 分子は約 2,000〜 5,000のスパイクタンパク質を生成します。つまり、何兆ものスパイクタンパク質が作られることになります。

それは、全身がスパイクタンパク質工場になることを意味します。天然の COVID に感染する場合よりも数桁多くなるということです。ワクチンは体内のすべての細胞に移動し、体内のすべての細胞をスパイクタンパク質の産生工場に変換します。


アメリカの実際のワクチン死者は20万人以上?

ゼレンコ博士は、アメリカの有害事象報告は過小報告だと述べている。

ゼレンコ博士:

私の意見で、ワクチン有害事象報告システムは…今日の時点で、ワクチンの接種に関連して 6,000人が死亡しているとあります。

しかし、これが実際に何を意味するのかを理解する必要があります。ワクチン有害事象報告システムに関する 2009年のハーバード大学の研究を見ると、実際に報告されているのは事象の 1%に過ぎないと述べられています。

ですので、現在の死亡事例 6,000件というのは、おそらく、せいぜい 10%以下だけが報告されていると理解できます。間違いなく過少報告されています。

そして、2つの追加される大きな問題があります。

提出されたワクチン有害事象報告がサーバから消去されているという証拠が出ているのです。私はワクチンに関連した 20例の死亡例を個人的に知っていますが、医師や家族が有害事象報告レポートを提出しても、そのレポートはいくつかの専門性のために拒否されました。

私たちが実際に目にしている情報の割合は、実際の何パーセントかは正確にはわかりませんが、しかし、私は、ワクチン接種に直接関係しているアメリカ人の死者はすでに約 20万人いると推測しています。


リスクカテゴリー No.2 - 亜急性リスク

注射後約 3か月で始まる亜急性リスク段階は、定量化するのが非常に困難だ。少なくとも、数か月から数年続く可能性がある。

現在の主な関心事は、抗体依存性増強(ADE)であり、病原性プライミングおよび/または逆説的免疫増強(PIE)とも呼ばれ、疾患のメカニズムをより正確に説明する。

ゼレンコ博士は、この時(注射後約 3か月)までには体内の mRNA が分解され、細胞がスパイクタンパク質を生成しなくなると確信しているが、しかし、個人的な観点では、ワクチンの合成 mRNA は遺伝子組み換えされており壊れにくく、さらに分解に抵抗するためにナノ脂質に包まれているため、ゼレンコ博士の考え(約 3ヶ月で mRNA が消えるということ)は、やや楽観的な気はする。

この修飾された mRNA は、はるかに長く生存し続ける可能性があると思われる。さらには、 mRNA が DNA に逆転写されるメカニズムがある。これにより、スパイクタンパク質の生成が永続的になり、おそらく世代間で行われるという可能性さえある。

ともあれ、ゼレンコ博士は以下のように述べている。

ゼレンコ博士:

ワクチン接種で産生された抗体は病的なものです。それは致命的であり、誇張された免疫応答を引き起こします。抗体依存性増強です。これは致死に至るような免疫応答の強化がもたらされることです。

問題は、それが長期的に、または 3か月から 3年ほどの亜急性段階でどれほど安全かということです。それは大きな疑問です。これは、マイケル・イェードン博士が述べているように、結果として大量死に結びついてしまう可能性があります。


リスクカテゴリー No.3 - 長期リスク

2年から 3年の基準を超えると、長期的なリスクが発生するが、これを予測することはさらに困難だ。予測または定量化するのが特に難しいリスクの 1つは、不妊症だ。生殖への影響に関するデータが得られるまでには数十年かかるだろう。

ゼレンコ博士は、ニューイングランドジャーナルオブメディシンに掲載された研究を引用しており、妊娠中の COVID ワクチン接種は流産のリスクを増加させなかったと結論付けている。しかし、データセットを詳しく見ると、これは第 3期にワクチン接種を受けた女性にのみ当てはまることが明らかになっている。妊娠初期と妊娠後期に接種した女性では、流産のリスクが 24倍高くなる。

男性の精子数の減少と精巣肥大、およびすべての年齢の女性の月経周期の混乱の報告もある。「出産には絶対的な影響があります」とゼレンコ博士は言う。これが、どの程度のものかは今はわからない。

ゼレンコ博士:

若年成人のスパイクタンパク質による急性の死亡、流産、または心筋炎、あるいは不妊症、自己免疫疾患、およびガンなどによる大量死の懸念があります。これが、世界中の科学者たちが警告している理由です。

この世界的な予防接種による死亡率はどうなるのでしょうか? 多くの科学者たちは、そのようになる理由も必要もなかったのに、15〜 20億人が死にかけていると話しています。


接種後の健康を守る方法

あなたやあなたが知っている、または愛する誰かがワクチン接種をし、その後に深刻な後悔に陥っている場合、あなたの健康を守るために使用できる明確な戦略がある。

血栓のリスクに関しては、最初の 3か月間が問題なく経過した場合は、血栓の可能性が大幅に低下する可能性がある。過度の凝固を防ぐには、抗凝固剤が適切な場合があるだろう。

非常に有望な天然の代替品は、抗凝固作用と血栓溶解作用の両方を備えている、n-アセチルシステイン(NAC)だ。これは、血栓を防ぎ、すでに形成されている血栓を破壊する可能性がある。

亜急性期では、接種した人たちの一番の目標は ADE を避けることだ。これの鍵は、病原性免疫反応の誘発を回避することであり、それを行う唯一の方法は、ある種の予防プロトコル、すなわち、COVID、一般的な風邪およびインフルエンザ予防プロトコルを実装することだ。

これは、COVIDワクチン接種を受け取った人にとって特に重要だ。合併症を起こすリスクが高く、特別な予防策を講じる必要がある。

上気道感染症の症状(単なる風邪の症状)でも、すぐに治療する必要がある。COVID は多相性疾患だ。最初のフェーズはウイルスフェーズで、5〜 7日間続く。

7日目以降、この病気は通常炎症期に進行し、異なる治療が必要になってくる。

亜鉛の補給は、ウイルスの複製を損なうため、ウイルスの予防と早期治療のための重要な要素だ。ただし、ケルセチン、エピガロカテキンガレート(緑茶の抽出物)、ヒドロキシクロロキン、イベルメクチンなどの亜鉛イオノフォア(イオンの透過性を増加させる能力を持つ脂溶性分子)と一緒に服用する必要がある。

ゼレンコ博士は以下のように言う。

ゼレンコ博士:

COVID 治療プロトコルの大部分は、RNA ウイルス複製の阻害に焦点が合わされます。つまり、ウイルスが自分自身のコピーを作成するには、ウイルスが人間の細胞に侵入する必要があるということです。

RNAウイルス、すべてのCOVID、コロナウイルス、さらにはインフルエンザウイルスの場合、RNA 依存性 RNA ポリメラーゼと呼ばれる共通の経路を使用します。それは重要な酵素です。

その酵素がウイルスの遺伝物質のコピーを作成し、それによって新しいウイルスが形成されて広がることが可能になります。したがって、ウイルス RNA 複製プロセスを阻害すると、ウイルスの拡散、ウイルスの増殖が排除されます。

私たちが亜鉛で見つけた素晴らしい点は、細胞内に別の亜鉛分子がある場合、亜鉛がこの酵素を非常によく阻害することです。

しかし、亜鉛はそれ自体では実際には細胞に入ることができません。

そこで、亜鉛イオノフォア(ケルセチン、エピガロカテキンガレート、イベルメクチンなどのこと)の概念が登場します。亜鉛イオノフォアは、細胞膜の扉を開き、亜鉛が細胞の外側から細胞の内側に移動できるようにします。そして、細胞内の亜鉛濃度を上げると、この酵素を効果的に阻害し、すべてではないにしてもほとんどのコロナウイルスとインフルエンザウイルスの複製を阻止することができます。

付け加えれば、亜鉛と亜鉛イオノフォア(ケルセチン、エピガロカテキンガレート、イベルメクチンなどのこと)に加えて、ビタミンDレベルを最適化する必要もある。

必要なビタミンD のレベルは、成人は1日あたり 8000IUを必要とするが(※ 日本人にはこんなには必要ないと思われます。5000IUくらいで十分かと)、血中濃度を 60〜80 ng / mlまたは100〜150 nmol / lにチェックすることが不可欠だ。

ビタミンCは相乗効果があるため、特にケルセチンを服用している場合は、もう1つの重要な成分だ。亜鉛イオノフォアとして効果的に作用するために、ケルセチンはビタミンCを必要とする。

コロナワクチンを接種した場合は、COVIDのリスクが高いと考え、これらのような毎日の予防プロトコルを実装することだ。これは、ビタミンDを最適化し、少なくとも風邪やインフルエンザの季節を通して、ビタミンC、亜鉛、亜鉛イオノフォアを毎日摂取することを意味する。