以下「In Deep」様より転載

https://indeep.jp/looking-around-tozinameran-and-comirnaty-intramuscular-injection/

・米中生物戦争はこのように始まっていた……のかもしれない。トジナメランとコミナティ筋注という名のmRNAワクチンの周辺を見ながら想像する

2021年5月24日

※トジナメラン? コミナティ筋注?

タイトルの中に「トジナメラン」とか「コミナティ筋注」という言葉があります。これは、ご存じの方はご存じなのでしょうけれど、ご存じない方は何のことだかおわかりになりますか?

実は、これがファイザー社とビオンテック社が共同で開発した日本でも使われている mRNAコロナワクチンの「正式名称」であり「販売名称」なのでした。

私は、ファイザー / ビオンテック社の mRNA ワクチンの日本語添付文書を見ていまして、この販売名称がコミナティ筋注、ワクチン mRNA の正式名称がトジナメランだと知りました。



添付文書の冒頭です。



最初のページには、このように書いてあります。

注意 - 特例承認医薬品

ウイルスワクチン類 生物学的製剤基準
コロナウイルス修飾ウリジン RNA ワクチン(SARS-CoV-2)

劇薬、処方箋医薬品

コミナティ筋注
COMIRNATY intramuscular injection

日本標準商品分類番号 876313
承認番号 -
販売開始 -

販売名 コミナティ筋注
有効成分 トジナメラン
容量 0.45mL
含量 0.225mg
添加剤
・[(4-ヒドロキシブチル)アザンジイル]ビス(ヘキサン-6,1-ジイル)ビス(2-ヘキシルデカン酸エステル) 3.23mg
・2-[(ポリエチレングリコール)-2000]-N,N-ジテトラデシルアセトアミド 0.4mg
・1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン 0.7mg
・コレステロール 1.4mg
・精製白糖 46mg
・塩化ナトリウム 2.7mg
・塩化カリウム 0.07mg リン酸水素ナトリウム二水和物 0.49mg リン酸二水素カ・リウム 0.07mg

つまり、ワクチンの主要な成分である mRNA が「トジナメラン」という名称で、ワクチンの販売名は「コミナティ筋注」であり、パッケージには「ファイザー-ビオンテックCOVID-19ワクチン」という名称のこともある、と。

このコミナティ (comirnaty)という単語も、トジナメラン (tozinameran)なんていう単語も、英語にないわけですが、調べてみましたら、アメリカの医療系メディアに、「ファイザー社とビオンテック社の新しいワクチンブランド名であるコミナティの裏話」という記事がありました。


2020年12月23日の医療系メディアの記事より

このワクチンに名前を付ける際の目標は、アイデアと機能の意味を名前に重ねることだったとオペレーション担当責任者は述べた。

この場合、名称に使う際の優先度の高い概念は、COVID免疫と mRNA技術だった。そこに、クライアント自身が、彼らが引き出したいイメージとして「コミュニティ」の概念を入れることを思いついたという。

この名称は、 Co - が接頭辞で、単語の中央に mRNA が続き、- tyの接尾辞で終わる。これは単語「コミュニティ (community)」と「免疫 (イミュニティ / immunity)」の両方につながる。さらに、コミュニティと免疫は、概念的に語呂合わせでもある。

コミナティ (Comirnaty) は、音声的には「 koe mir' na tee 」と発音され、トジナメラン (tozinameran)の発音は、「toe zi na'meran」だ。

トジナメランの総称は 2つの部分で確立されたと説明した。前半の tozina- は、世界保健機関(WHO)から要求され発明された接頭辞であり、後半の meran は、新しい mRNA ワクチンに必要な接尾辞だ。


添付文書ですけれど、アメリカでは「こんなこと守られていないのでは?」というほど大規模に接種が進められていまして、以下は、コミナティ筋注の添付書に書かれてあることです。


コミナティ筋注(mRNAコロナワクチン)の添付書より

5. 効能又は効果に関連する注意
5.1 本剤の予防効果の持続期間は確立していない。

9.2 腎機能障害を有する者
接種要注意者である。

9.3 肝機能障害を有する者
接種要注意者である。

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。

9.6 授乳婦
予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行は不明である。

9.7 小児等
16歳未満についての有効性、安全性は確立されていない。

9.8 高齢者
接種にあたっては、問診等を慎重に行い、被接種者の健康状態を十分に観察すること。一般に、生理機能が低下している。


アメリカでは、実際に数多くの「基礎疾患を持つ人たち」、「妊娠中の女性」、今では「 12歳から 15歳の子どもたち」も接種されています。

アメリカの 12歳から 15歳の世代の人口は、報道によれば、およそ 1700万人で、そして、アメリカの世論調査では、この世代の「親」の 60%以上が「子どもに打たせる」と回答したことが報じられていますので、今後、アメリカの 12歳から 15歳の世代も、1000万人くらいは接種するということになりそうです。

日本でも接種が進むこのワクチンは、ドイツのビオンテック社とアメリカのファイザー社の共同開発によるものですが、最初はビオンテック社が開発を始めています。

その中の、この mRNAワクチンが「作られた経緯」をひとつひとつ見ていますと、

「やっぱり中国かよ」

という感じもしないでもないのです。


トジナメラン - Wikipedia より

2020年3月、ビオンテック社は中国の復星医薬から1億3,500万米ドル(約150億円)の出資を受け、ビオンテックの株式 158万株および中国、香港、マカオ、台湾における「BNT162b2」の将来の開発および販売権と引き換えに行われた。

このように、そもそもがこの「アメリカの」と日本では言われることの多い mRNAワクチンは「中国からの出資」で研究開発されたものであることがわかります。

ビオンテックはワクチンの最初の開発者であり、ファイザーと提携して開発、臨床研究、臨床試験、物流、財務の監督、及び世界的な製造を行っている。ただし、中華圏ではファイザーに先行してビオンテックに投資していた中国の上海復星医薬が流通・製造のライセンスを購入して「復必泰」として供給されている。


そして、そもそもが、このビオンテック社とファイザー社だけではないですが、

「現在のコロナワクチンの原型となっているウイルスとされるものがどのように世界に伝えられたか」

といいますと、以下のように書かれてあります。


2019年12月に COVID-19ウイルスが検出された後、2020年1月10日に中国疾病予防管理センターが GISAIDを介して SARS-CoV-2遺伝子配列を公開したことをきっかけに、BNT162b2 (mRNAコロナワクチン)の開発が開始され、大流行に備えて予防ワクチンの開発を急ぐための国際的な緊急対応が開始された。


> 中国疾病予防管理センターが GISAIDを介して SARS-CoV-2遺伝子配列を公開した

すべて「これだけに依存している」わけです。中国政府が公開した遺伝子配列だけに。

なお、ここにある「 GISAIDを介して」の GISAIDというのもまた聞いたことのないものですが、成立の経緯を読みますと、「世界経済フォーラムの協力で設立された組織」のようです。

名目的には「 2008年に設立された世界的な科学イニシアチブである」ということでして、その設立のキッカケは以下のようなものでした。


GISAIDイニシアチブは当初、創設者であり戦略アドバイザーであるピーター・ボグナー氏によって資金提供された。

ボグナー氏は、科学的データと結果を迅速に共有することにより、この潜在的な人間のパンデミックの理解を加速することに積極的に取り組んでいる、世界をリードする科学者たちと利害関係者を結集することにより、このプラットフォームの構築を指揮してきた。

2006年1月、ボグナー氏はスイスのダボスで開催された世界経済フォーラムの会議上で、米国土安全保障長官のマイケル・チャートフ氏と会談し、インフルエンザの流行の可能性に対処するための米国政府の準備の概念について話した。


このような世界経済フォーラムと関係する機関を通じて、「中国政府が公開した遺伝子配列」によって、全世界でいっせいにワクチン開発が始まったということになりそうです。

いったい何が本当で、何が本当でないのかわからないままに。

最近はふと、「中国国内で使われているワクチンは本当は単なる生理食塩水なのではないのかな…」と思うことさえありますが、そのほうが安全なんです。

なお、今回取り上げていた「トジナメラン - Wikipedia」には、以下の記述もあり、これを冷静に読みさえすれば、「いったいみんなで何やってんの?」という気にはなるのではないでしょうか。


トジナメラン - Wikipedia より

2020年12月、このワクチンは世界中のいくつかの医療規制当局により、広く使用するための緊急使用許可の評価を受けていた。

第III相試験が進行中であるため、緊急承認が必要である。一次転帰の監視は 2021年8月まで継続され、二次転帰の監視は 2023年1月まで継続される。


ここにありますように、「臨床試験が終了するのは、2023年1月」です。

現在は完全に臨床試験の最中です。それ以外のなにものでもありません。

数十億人の臨床試験がおこなわれているのですから、2023年1月までには、正確なデータが数多く得られているものだと思われます。