以下「In Deep」様より転載
https://indeep.jp/scientists-warn-astrazenec-and-pfizer-vaccines-about-blood-clots/
・アストラゼネカ社のワクチンが血栓を引き起こすメカニズムをドイツの科学者たちが解明。そして、ファイザー社のワクチンも昨年12月に米国の医師協会が血栓のリスクについての警告を発表していたことが判明
2021年4月26日
※コロナワクチンによる血液障害発生のメカニズム
英アストラゼネカ社のコロナワクチン等で「血栓や血小板減少症などの血液系障害」が複数報告されたために、ヨーロッパなどの一部の国においては、接種が中止されたり、接種年齢の調整などを行っています。
その「アストラゼネカ社のワクチンにより血栓や血小板減少症が発生するメカニズム」が、ドイツのグライフスヴァルト大学の研究者たちによって解明され、論文が発表されています。
今回はその論文の内容を紹介していた医療系メディアの記事をご紹介したいと思います。
ただ、実際には、米ファイザー社やモデルナ社のワクチンでも、かなり血栓などが報告されています。
実は昨年 12月にアメリカの医師団体「米国医師・外科医学会(AAPS)」は、ファイザー社とモデルナ社の mRNA ワクチンについて、
「 mRNA ワクチンが、脳、心臓、肝臓、腎臓に微小血管損傷を引き起こす可能性があるため、追加の安全試験の必要性がある」
という警告を FDA (アメリカ食品医薬品局)に通知していたことが、最近の報道でわかっています(FDA は通知を無視いたしました)。
このファイザー社のワクチンは日本で用いられているということもあり、それに関する記事も続けてご紹介したいと思います。
まずは、アストラゼネカ社のワクチンが血栓を起こすメカニズムについて突き止めたドイツの研究についての医学記事です。
・ドイツの科学者たちが、アストラゼネカ社のワクチンがどのように血栓を引き起こすかを解明した(webmd.com 2021年4月22日)
※ドイツの科学者たちは、アストラゼネカ社製ワクチンが、まれではあるが壊滅的な血栓を引き起こし、血小板の供給を食いつぶす 2段階のメカニズムを解明したと述べた。
これまでのところ、ヨーロッパの規制当局は、ワクチンを受けた患者の異常な血栓と血小板減少症を 220例以上報告している。アストラゼネカ社のワクチンは、米国政府のオペレーション・ワープスピード・プログラムからの資金提供を受けて開発され、 COVID-19から人々を保護するための一連のワクチン開発に拍車をかけたものだ。
なお、アメリカでは、アストラゼネカ社のワクチンは使用がまだ許可されていない。
ドイツのグライフスヴァルト大学病院の、免疫学が専門であり、輸血医学研究所の所長でもあるアンドレアス・グレイナッハー博士は以下のように述べる。
「これは、私の意見では、(血栓を引き起こすメカニズムの)確固たる証拠と言えます」
博士は、できるだけ早く情報を入手することが急務だと感じていたと語る。
「その理由は、すでにワクチンの接種キャンペーンが始まっているからです。これが私たちの原動力であり、これらのデータをできるだけ早く提供する大きな動機でした」
グレイナッハー博士は、アストラゼネカ社のワクチンとまれな凝固反応を結びつけるメカニズムは、他のワクチン、たとえば、ウイルスのスパイクタンパク質を細胞に生成させるための指示を送るためにアデノウイルスを使用する他の製品にもそのメカニズムが適用される可能性が高いと述べたが、これについては仮説だという。
博士は、アストラゼネカのワクチンに対する反応のみを研究したため、他のアデノウイルスを使用したワクチンにも同じ作用があるかどうかは確信が持てないと付け加えた。しかし、以前の研究では、アデノウイルスが、博士が研究した反応で見たタイプの血小板活性化を引き起こす可能性があることが示されている。
また、ジョンソン&ジョンソンのワクチンも、アストラゼネカと同じようにアデノウイルスを用いているが、博士によると、COVID-19ワクチンの研究に協力するようジョンソン&ジョンソンに呼びかけ、合意に達したと語った。
ジョンソン&ジョンソンの単回ワクチン接種を受けた人々では、同じパターンの異常な血栓の少なくとも 7つの症例が記録されている。これまでに、700万を超えるジョンソン&ジョンソンワクチンが米国で投与されている。
血栓反応は非常にまれだが、状態は深刻な場合がある。バージニア州の 45歳の女性はそれにより亡くなった。そのため、CDC と FDA は、先週、ジョンソン&ジョンソン社のワクチンの投与を一時停止するよう求めた。同社は、反応についてより多くの回答を得るために臨床試験を実施すると発表した。
博士たちのグループの研究では、ワクチンがこれらの大きな血餅を作る前に体内で起こるべく一連の事象について説明している。
博士は、誰もが異常な血餅につながる基本的な免疫機構を持ってはいるが、それはほとんど常にバランスが保たれていると説明している。そのため、多くはプロセスが制御不能になるのを防いでいる。
ただし、場合によっては、稀に(血栓を引き起こす)各段階が次の段階に進み、最終的に制御するのが非常に難しい最悪の状況があり得る。
体を凝固亢進状態にする自己免疫攻撃は、通常、数週間後に自然に燃え尽きる。したがって、患者たちが迅速な治療を受けることができれば、その状態はほとんど常になくなる。
2段階のプロセスが血栓につながる
最初のステップでは、ワクチンのアデノウイルス・シェルが、ワクチンが増殖する細胞からのタンパク質とともに、血液からの血小板と接触する。
血小板は、感染や怪我の部位に血液が凝固して出血を止めるのを助ける無色の細胞断片として最もよく知られている。それらはまた、体の免疫応答において重要な役割を果たしている。
これらの化学信号は B細胞を目覚めさせ、血小板第4因子(PF4)と呼ばれるタンパク質に対する大量の抗体を生成する。PF4は血液凝固の調整に役立つ。
そして、体内では、大量の病原体に反応していると体内が誤って考えるため、免疫系がオーバーシュートする。抗体は血小板に結合し、血小板は白血球を動員し、「それからすべてが爆発していきます」と博士は言う。
これらの反応の 2番目の重要なステップは、アストラゼネ社のカワクチンに添加されるカルシウム結合剤および安定剤である EDTA (エチレンジアミン四酢酸)によって引き起こされる。
EDTAは、アストラゼネカのワクチンに添加されているが、ジョンソン&ジョンソンのワクチンの成分にはリストされていない。
EDTAは、血管壁を形成する細胞間の結合を開き、血管を漏出させる。これにより、タンパク質と血小板によって形成された巨大な複合体が血液循環に入り、非常にまれなケースだが、全身の警報状態が引き起こされる。
ワクチンをより安全にするためにできることがあるかどうか尋ねられたグレイナッハー博士は、最初の考えとして、プロセスの 2番目のステップを引き起こす EDTA をワクチンから取り除くことを試みることであると述べた。
しかし、博士自身はそのワクチン開発者ではなく、アストラゼネカワクチンの処方にとって、 EDTA がどれほど重要であるかはわからないとも述べている。
ヨーロッパのいくつかの国では、アストラゼネカワクチンの使用を変更または放棄している。
デンマークは先週、ワクチン接種プログラムにアストラゼネカ社を含まないことを発表した。イタリアは、60歳以上の人々にのみ使用することを推奨している。英国当局は、30歳未満の人々に代替手段を提供すべきであると述べた。一方、欧州医薬品庁は、ジョンソン&ジョンソンワクチンの製品情報に血栓と血小板減少のリスクに関する警告を追加する必要があると述べた。
ここまでです。
次は、ファイザー社のワクチンについての記事です。こちらは、医学系のメディアではなく、アメリカの弁護士ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏のサイトの記事です。
ここからです。
・科学者たちはファイザー社とモデルナ社のワクチンは共に血栓を引き起こす可能性があると警告する(childrenshealthdefense.org 2021年4月16日)
※米国とヨーロッパの保健当局は、ジョンソン&ジョンソン社とアストラゼネカ社の新型コロナワクチンを、ワクチン接種者に血栓と関連する血液障害を引き起こす可能性があるとして精査している。
しかし、ファイザー社とモデルナ社のワクチンもまた、同様の副作用を引き起こすという証拠が増えている。事実、米国の規制当局は、2020年12月に、血栓と関連する血液障害事実についての警告を受けていた。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は4月14日に、予防接種実施諮問委員会の緊急会議を招集し、ジョンソン&ジョンソンのワクチンの禁止を解除するかどうかを決定した。ジョンソン&ジョンソンのワクチン血栓の報告を受けて、アメリカでは使用が認められていない。
4月13日に、米国食品医薬品局(FDA)の生物学的製剤評価研究センターの所長であるピーター・マークス氏は、記者からの取材に、ファイザー社とモデルナ社のワクチン接種後に血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症(CVST)の症例は報告されていないと述べた。
しかし、マークス氏のこの声明は、多くのニュース、最近の研究、さらには昨年末に米国食品医薬品局に向けられた科学者たちの警告と矛盾する。また、CDC のワクチン有害事象報告システム(VAERS)のデータとも矛盾している。
有害事象報告システムには、血液凝固障害に関連する血栓の報告を含む症例が、2020年12月14日から 2021年4月1日まで 3つ(ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン)のワクチンすべてについて報告されており、報告数は合計 795件となっている。
報告された 795件のケースのうち、ファイザー社のワクチンでは、それに起因する血液凝固障害に関連する血栓の報告は 400件で、モデルナ社で 337件、ジョンソン&ジョンソン社のワクチンでは 56件の報告事例があった。
また、最近発表された研究は、ファイザーとモデルナのワクチンと血栓を結び付けるものだった。
4月16日に発表された英オックスフォード大学による論文(リンク)の研究では、COVIDワクチン後 CVST (血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症)を引き起こした人の数は、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカでほぼ同数だった。ジョンソン&ジョンソンのワクチンは、研究が行われていた際には、英国での使用が承認されていなかったので、研究に含まれていない。
研究によると、100万人に 4人がファイザーまたはモデルナワクチンのワクチン接種後 2週間で血栓症を経験したのに対し、アストラゼネカワクチンは 100万人に 5人だった。
しかし、研究者たちは、新型コロナウイルスに(自然に)感染した人では、血栓のかなり高い発生率をがあることを発見している。
チルドレン・ヘルス・ディフェンスの代表リン・レッドウッド名誉会長は、以下のように述べる。
「このオックスフォードの発見は、ワクチンによって誘発されたスパイクタンパク質が、ACE-2受容体との相互作用を介して細胞シグナル伝達を引き起こす可能性があるメカニズムについて、私たちが持つ知見と事象(血栓などの有害事象)と一致します」
「このようなことが起こると、血管の上皮内層に炎症や他の多くの潜在的な病理学的事象が発生し、凝固系を活性化します、そして、抗凝固経路をダウンレギュレート(神経伝達物質などへの応答能が低下すること)し、血栓形成を引き起こす可能性のある炎症誘発性サイトカインを誘発する可能性があるのです 」
今年 2月に血液学の専門医学誌ジャーナル・オブ・ヘマトロジーで発表された研究では、ファイザー社のワクチン接種後に脳出血で死亡した最初の患者である 56歳のフロリダ州の医師の死亡に対応して、ファイザーとモデルナのワクチン接種後の血小板減少症が調査された。
研究者たちは、CDC、FDA、米国保健社会福祉省、ワクチン有害事象報告システム(VAERS)のデータを使用して、既存の血小板減少症のない 17例を含む、ワクチン接種後の免疫性血小板減少症(ITP)患者 20例の症例報告を調べた。
データを分析した後、研究者たちはファイザーとモデルナのワクチンが血小板減少症を誘発する可能性がある可能性を排除できず、ワクチン接種後の血小板減少症の発生率を決定するための追加の監視を推奨した。
レッドウッド氏は、オーストラリアのプリンセス・アレクサンドラ病院の血液学専門のロバート・バード博士の記事を引用して以下のように言う。
「免疫性血小板減少症に関連する主な懸念は出血ですが、免疫性血小板減少症が、血栓のリスクを 20%増加させていることと関連しているというのは驚きかもしれません」
「米国医師・外科医学会(AAPS)」は、4月5日のプレスリリース(リンク)で、米国で緊急使用が承認された 3社のワクチンすべて(ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン)がヒトの細胞にスパイクタンパク質を生成させ、それが免疫系にそのタンパク質に対する抗体を作るように誘導すると発表した。
予防接種を受けた人がウイルスにさらされると、免疫システムは脅威を認識し、少なくとも症状を最小限に抑える必要のある防御策を講じる。
スパイクタンパク質はウイルスの断片にすぎないため、スパイクタンパク質(またはそれをコードする mRNA)が感染を引き起こすことはない。
しかし、スパイクタンパク質自体が組織受容体に結合するときに害を及ぼす可能性があるかどうかについての懸念があると米国医師・外科医学会は説明した。
米国医師・外科医学会の医師と科学者たちは、スパイクタンパク質を介して、この mRNA 製品が「脳、心臓、肝臓、腎臓に微小血管損傷(微小血栓と呼ばれる小さな血栓)を引き起こす可能性があるとして、安全試験の必要性を FDA に通知した」
今のところ、FDAは応答していない。
レッドウッド氏によると、(自然に)新型コロナウイルスに感染した場合も、やはり脳静脈血栓症が報告されているという。レッドウッド氏は、自然の新型コロナウイルスに感染した人に発生する可能性のある同じ状態が、コロナワクチンを接種した人にも発生する可能性があることを説明している。
氏は以下のように述べる。
「科学的な研究は急速に進んでおり、COVID に感染することなく、スパイクタンパク質だけで体内を移動して ACE-2受容体に結合し、さまざまな有害事象を引き起こす細胞シグナル伝達経路のホストを活性化することができることが認識されています」
ネイチャーに掲載された画期的な研究(論文)では、マウスに注入された COVID-19スパイクタンパク質(S1)が、血液脳関門を通過して脳に入るだけではなく、マウスの肺、脾臓、腎臓、肝臓も通過したことが報告されている。
医学誌「ニューロバイオロジー・オブ・ディジーズ」に発表された研究(リンク)では、ウイルスを含まない SARS-CoV-2 スパイクタンパク質は、このスパイクタンパク質そのものが、ACE-2受容体との相互作用による内皮機能障害の強力な誘導因子であり、血管内層に炎症誘発性反応をもたらすことが報告されている。
ここまでです。
https://indeep.jp/scientists-warn-astrazenec-and-pfizer-vaccines-about-blood-clots/
・アストラゼネカ社のワクチンが血栓を引き起こすメカニズムをドイツの科学者たちが解明。そして、ファイザー社のワクチンも昨年12月に米国の医師協会が血栓のリスクについての警告を発表していたことが判明
2021年4月26日
※コロナワクチンによる血液障害発生のメカニズム
英アストラゼネカ社のコロナワクチン等で「血栓や血小板減少症などの血液系障害」が複数報告されたために、ヨーロッパなどの一部の国においては、接種が中止されたり、接種年齢の調整などを行っています。
その「アストラゼネカ社のワクチンにより血栓や血小板減少症が発生するメカニズム」が、ドイツのグライフスヴァルト大学の研究者たちによって解明され、論文が発表されています。
今回はその論文の内容を紹介していた医療系メディアの記事をご紹介したいと思います。
ただ、実際には、米ファイザー社やモデルナ社のワクチンでも、かなり血栓などが報告されています。
実は昨年 12月にアメリカの医師団体「米国医師・外科医学会(AAPS)」は、ファイザー社とモデルナ社の mRNA ワクチンについて、
「 mRNA ワクチンが、脳、心臓、肝臓、腎臓に微小血管損傷を引き起こす可能性があるため、追加の安全試験の必要性がある」
という警告を FDA (アメリカ食品医薬品局)に通知していたことが、最近の報道でわかっています(FDA は通知を無視いたしました)。
このファイザー社のワクチンは日本で用いられているということもあり、それに関する記事も続けてご紹介したいと思います。
まずは、アストラゼネカ社のワクチンが血栓を起こすメカニズムについて突き止めたドイツの研究についての医学記事です。
・ドイツの科学者たちが、アストラゼネカ社のワクチンがどのように血栓を引き起こすかを解明した(webmd.com 2021年4月22日)
※ドイツの科学者たちは、アストラゼネカ社製ワクチンが、まれではあるが壊滅的な血栓を引き起こし、血小板の供給を食いつぶす 2段階のメカニズムを解明したと述べた。
これまでのところ、ヨーロッパの規制当局は、ワクチンを受けた患者の異常な血栓と血小板減少症を 220例以上報告している。アストラゼネカ社のワクチンは、米国政府のオペレーション・ワープスピード・プログラムからの資金提供を受けて開発され、 COVID-19から人々を保護するための一連のワクチン開発に拍車をかけたものだ。
なお、アメリカでは、アストラゼネカ社のワクチンは使用がまだ許可されていない。
ドイツのグライフスヴァルト大学病院の、免疫学が専門であり、輸血医学研究所の所長でもあるアンドレアス・グレイナッハー博士は以下のように述べる。
「これは、私の意見では、(血栓を引き起こすメカニズムの)確固たる証拠と言えます」
博士は、できるだけ早く情報を入手することが急務だと感じていたと語る。
「その理由は、すでにワクチンの接種キャンペーンが始まっているからです。これが私たちの原動力であり、これらのデータをできるだけ早く提供する大きな動機でした」
グレイナッハー博士は、アストラゼネカ社のワクチンとまれな凝固反応を結びつけるメカニズムは、他のワクチン、たとえば、ウイルスのスパイクタンパク質を細胞に生成させるための指示を送るためにアデノウイルスを使用する他の製品にもそのメカニズムが適用される可能性が高いと述べたが、これについては仮説だという。
博士は、アストラゼネカのワクチンに対する反応のみを研究したため、他のアデノウイルスを使用したワクチンにも同じ作用があるかどうかは確信が持てないと付け加えた。しかし、以前の研究では、アデノウイルスが、博士が研究した反応で見たタイプの血小板活性化を引き起こす可能性があることが示されている。
また、ジョンソン&ジョンソンのワクチンも、アストラゼネカと同じようにアデノウイルスを用いているが、博士によると、COVID-19ワクチンの研究に協力するようジョンソン&ジョンソンに呼びかけ、合意に達したと語った。
ジョンソン&ジョンソンの単回ワクチン接種を受けた人々では、同じパターンの異常な血栓の少なくとも 7つの症例が記録されている。これまでに、700万を超えるジョンソン&ジョンソンワクチンが米国で投与されている。
血栓反応は非常にまれだが、状態は深刻な場合がある。バージニア州の 45歳の女性はそれにより亡くなった。そのため、CDC と FDA は、先週、ジョンソン&ジョンソン社のワクチンの投与を一時停止するよう求めた。同社は、反応についてより多くの回答を得るために臨床試験を実施すると発表した。
博士たちのグループの研究では、ワクチンがこれらの大きな血餅を作る前に体内で起こるべく一連の事象について説明している。
博士は、誰もが異常な血餅につながる基本的な免疫機構を持ってはいるが、それはほとんど常にバランスが保たれていると説明している。そのため、多くはプロセスが制御不能になるのを防いでいる。
ただし、場合によっては、稀に(血栓を引き起こす)各段階が次の段階に進み、最終的に制御するのが非常に難しい最悪の状況があり得る。
体を凝固亢進状態にする自己免疫攻撃は、通常、数週間後に自然に燃え尽きる。したがって、患者たちが迅速な治療を受けることができれば、その状態はほとんど常になくなる。
2段階のプロセスが血栓につながる
最初のステップでは、ワクチンのアデノウイルス・シェルが、ワクチンが増殖する細胞からのタンパク質とともに、血液からの血小板と接触する。
血小板は、感染や怪我の部位に血液が凝固して出血を止めるのを助ける無色の細胞断片として最もよく知られている。それらはまた、体の免疫応答において重要な役割を果たしている。
これらの化学信号は B細胞を目覚めさせ、血小板第4因子(PF4)と呼ばれるタンパク質に対する大量の抗体を生成する。PF4は血液凝固の調整に役立つ。
そして、体内では、大量の病原体に反応していると体内が誤って考えるため、免疫系がオーバーシュートする。抗体は血小板に結合し、血小板は白血球を動員し、「それからすべてが爆発していきます」と博士は言う。
これらの反応の 2番目の重要なステップは、アストラゼネ社のカワクチンに添加されるカルシウム結合剤および安定剤である EDTA (エチレンジアミン四酢酸)によって引き起こされる。
EDTAは、アストラゼネカのワクチンに添加されているが、ジョンソン&ジョンソンのワクチンの成分にはリストされていない。
EDTAは、血管壁を形成する細胞間の結合を開き、血管を漏出させる。これにより、タンパク質と血小板によって形成された巨大な複合体が血液循環に入り、非常にまれなケースだが、全身の警報状態が引き起こされる。
ワクチンをより安全にするためにできることがあるかどうか尋ねられたグレイナッハー博士は、最初の考えとして、プロセスの 2番目のステップを引き起こす EDTA をワクチンから取り除くことを試みることであると述べた。
しかし、博士自身はそのワクチン開発者ではなく、アストラゼネカワクチンの処方にとって、 EDTA がどれほど重要であるかはわからないとも述べている。
ヨーロッパのいくつかの国では、アストラゼネカワクチンの使用を変更または放棄している。
デンマークは先週、ワクチン接種プログラムにアストラゼネカ社を含まないことを発表した。イタリアは、60歳以上の人々にのみ使用することを推奨している。英国当局は、30歳未満の人々に代替手段を提供すべきであると述べた。一方、欧州医薬品庁は、ジョンソン&ジョンソンワクチンの製品情報に血栓と血小板減少のリスクに関する警告を追加する必要があると述べた。
ここまでです。
次は、ファイザー社のワクチンについての記事です。こちらは、医学系のメディアではなく、アメリカの弁護士ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏のサイトの記事です。
ここからです。
・科学者たちはファイザー社とモデルナ社のワクチンは共に血栓を引き起こす可能性があると警告する(childrenshealthdefense.org 2021年4月16日)
※米国とヨーロッパの保健当局は、ジョンソン&ジョンソン社とアストラゼネカ社の新型コロナワクチンを、ワクチン接種者に血栓と関連する血液障害を引き起こす可能性があるとして精査している。
しかし、ファイザー社とモデルナ社のワクチンもまた、同様の副作用を引き起こすという証拠が増えている。事実、米国の規制当局は、2020年12月に、血栓と関連する血液障害事実についての警告を受けていた。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は4月14日に、予防接種実施諮問委員会の緊急会議を招集し、ジョンソン&ジョンソンのワクチンの禁止を解除するかどうかを決定した。ジョンソン&ジョンソンのワクチン血栓の報告を受けて、アメリカでは使用が認められていない。
4月13日に、米国食品医薬品局(FDA)の生物学的製剤評価研究センターの所長であるピーター・マークス氏は、記者からの取材に、ファイザー社とモデルナ社のワクチン接種後に血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症(CVST)の症例は報告されていないと述べた。
しかし、マークス氏のこの声明は、多くのニュース、最近の研究、さらには昨年末に米国食品医薬品局に向けられた科学者たちの警告と矛盾する。また、CDC のワクチン有害事象報告システム(VAERS)のデータとも矛盾している。
有害事象報告システムには、血液凝固障害に関連する血栓の報告を含む症例が、2020年12月14日から 2021年4月1日まで 3つ(ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン)のワクチンすべてについて報告されており、報告数は合計 795件となっている。
報告された 795件のケースのうち、ファイザー社のワクチンでは、それに起因する血液凝固障害に関連する血栓の報告は 400件で、モデルナ社で 337件、ジョンソン&ジョンソン社のワクチンでは 56件の報告事例があった。
また、最近発表された研究は、ファイザーとモデルナのワクチンと血栓を結び付けるものだった。
4月16日に発表された英オックスフォード大学による論文(リンク)の研究では、COVIDワクチン後 CVST (血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症)を引き起こした人の数は、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカでほぼ同数だった。ジョンソン&ジョンソンのワクチンは、研究が行われていた際には、英国での使用が承認されていなかったので、研究に含まれていない。
研究によると、100万人に 4人がファイザーまたはモデルナワクチンのワクチン接種後 2週間で血栓症を経験したのに対し、アストラゼネカワクチンは 100万人に 5人だった。
しかし、研究者たちは、新型コロナウイルスに(自然に)感染した人では、血栓のかなり高い発生率をがあることを発見している。
チルドレン・ヘルス・ディフェンスの代表リン・レッドウッド名誉会長は、以下のように述べる。
「このオックスフォードの発見は、ワクチンによって誘発されたスパイクタンパク質が、ACE-2受容体との相互作用を介して細胞シグナル伝達を引き起こす可能性があるメカニズムについて、私たちが持つ知見と事象(血栓などの有害事象)と一致します」
「このようなことが起こると、血管の上皮内層に炎症や他の多くの潜在的な病理学的事象が発生し、凝固系を活性化します、そして、抗凝固経路をダウンレギュレート(神経伝達物質などへの応答能が低下すること)し、血栓形成を引き起こす可能性のある炎症誘発性サイトカインを誘発する可能性があるのです 」
今年 2月に血液学の専門医学誌ジャーナル・オブ・ヘマトロジーで発表された研究では、ファイザー社のワクチン接種後に脳出血で死亡した最初の患者である 56歳のフロリダ州の医師の死亡に対応して、ファイザーとモデルナのワクチン接種後の血小板減少症が調査された。
研究者たちは、CDC、FDA、米国保健社会福祉省、ワクチン有害事象報告システム(VAERS)のデータを使用して、既存の血小板減少症のない 17例を含む、ワクチン接種後の免疫性血小板減少症(ITP)患者 20例の症例報告を調べた。
データを分析した後、研究者たちはファイザーとモデルナのワクチンが血小板減少症を誘発する可能性がある可能性を排除できず、ワクチン接種後の血小板減少症の発生率を決定するための追加の監視を推奨した。
レッドウッド氏は、オーストラリアのプリンセス・アレクサンドラ病院の血液学専門のロバート・バード博士の記事を引用して以下のように言う。
「免疫性血小板減少症に関連する主な懸念は出血ですが、免疫性血小板減少症が、血栓のリスクを 20%増加させていることと関連しているというのは驚きかもしれません」
「米国医師・外科医学会(AAPS)」は、4月5日のプレスリリース(リンク)で、米国で緊急使用が承認された 3社のワクチンすべて(ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン)がヒトの細胞にスパイクタンパク質を生成させ、それが免疫系にそのタンパク質に対する抗体を作るように誘導すると発表した。
予防接種を受けた人がウイルスにさらされると、免疫システムは脅威を認識し、少なくとも症状を最小限に抑える必要のある防御策を講じる。
スパイクタンパク質はウイルスの断片にすぎないため、スパイクタンパク質(またはそれをコードする mRNA)が感染を引き起こすことはない。
しかし、スパイクタンパク質自体が組織受容体に結合するときに害を及ぼす可能性があるかどうかについての懸念があると米国医師・外科医学会は説明した。
米国医師・外科医学会の医師と科学者たちは、スパイクタンパク質を介して、この mRNA 製品が「脳、心臓、肝臓、腎臓に微小血管損傷(微小血栓と呼ばれる小さな血栓)を引き起こす可能性があるとして、安全試験の必要性を FDA に通知した」
今のところ、FDAは応答していない。
レッドウッド氏によると、(自然に)新型コロナウイルスに感染した場合も、やはり脳静脈血栓症が報告されているという。レッドウッド氏は、自然の新型コロナウイルスに感染した人に発生する可能性のある同じ状態が、コロナワクチンを接種した人にも発生する可能性があることを説明している。
氏は以下のように述べる。
「科学的な研究は急速に進んでおり、COVID に感染することなく、スパイクタンパク質だけで体内を移動して ACE-2受容体に結合し、さまざまな有害事象を引き起こす細胞シグナル伝達経路のホストを活性化することができることが認識されています」
ネイチャーに掲載された画期的な研究(論文)では、マウスに注入された COVID-19スパイクタンパク質(S1)が、血液脳関門を通過して脳に入るだけではなく、マウスの肺、脾臓、腎臓、肝臓も通過したことが報告されている。
医学誌「ニューロバイオロジー・オブ・ディジーズ」に発表された研究(リンク)では、ウイルスを含まない SARS-CoV-2 スパイクタンパク質は、このスパイクタンパク質そのものが、ACE-2受容体との相互作用による内皮機能障害の強力な誘導因子であり、血管内層に炎症誘発性反応をもたらすことが報告されている。
ここまでです。