・米デンバー国際空港は新世界秩序NWOの中心地! 壁画は「戦後世界の無残な破壊」を予告していた!(TOCANA 2018年12月30日)

・ついにデンバー国際空港“第4の壁画”の完全解読に成功! それは「ルシファーによる新世界の到来」を高らかに告げていた!(TOCANA 2018年12月31日)

※ロッキー山脈の東側のふもとにあるデンバー国際空港は、全米で最大級の民間空港であると同時に、終末論的な噂が絶えない場所でもある。

上から見るとハーケンクロイツの形をしており、施設の内外に黙示録の「青い馬」やガーゴイル、冥界の神アヌビスなどの不気味なモニュメントが設置されている。



■影の政府が「極秘計画をこっそり暗示する場」としてデンバー空港を選んだ!?

「単なるブランド戦略」とする運営サイドの説明を鵜呑みにできないのは、ホール内にフリーメイソンの石版が設置されているからだ。内容はジョーク風だが、メイソンのシンボルの下に“NEW WORLD AIRPORT COMMISSION”(新世界空港委員会)と記されているのは気にかかる。なぜ「新世界」というネーミングなのだろうか?



「定礎石」であれ「記念碑」であれ、いずれにしても既存組織の名前を使う行為は“ジョーク”ではすまされない。だから、やはり「彼ら」が裏のスポンサーと見るべきだ。

フリーメイソンが欧米近代化の原動力の一つであり、今なお欧米VIPに高位メイソンが少なくない事実を考慮すると、彼らがデンバー空港に「何らかのメッセージ」を込めた可能性は十分にある。というのも、影の政府には「あるルール」があるからだ。それは「民衆に対して自分たちの計画をこっそりと暗示する」というものだ。

「なぜか」は私にも分からないが、そのことはハリウッド映画の中に大量の「9.11サイン」が仕込まれている事実からも見て取れよう。



よって、同じように、彼らが何らかの極秘プランをこっそりと暗示する場所としてデンバー空港を選んだとは考えられないだろうか。その理由は二つ考えられる。

一つは、デンバーが全米の地下ネットワークの中心地であること。これは来るべき新世界に関係している。もう一つは、空港が人々にとって「旅立ちの出発点」であること。これは人々に「行き先は新世界」を示唆する場所として、うってつけだ。

だから、彼らは不可解なシンボルを多用し、私たちに「何か」を伝えている。中でももっとも不可解なのはターミナルにある4枚の「壁画」である。作者はレオ・タングマという画家で、画題は「子供たちの世界」(Children of the World)。

彼は4枚の壁画に何らかの「意味」を込めた。しかも、それは彼自身の考えというより、スポンサー(=フリーメイソン)の考えを反映したと思われる。ちょうど、大聖堂の壁画が、カトリック教会の考えに基づいて制作されているように。

私たちは4枚の壁画を見た瞬間、そこに何らかの終末的な意味が暗示されていることを漠然と理解できる。しかし、スポンサーの意志や計画まで読み取ることは容易ではない。なぜなら、この壁画は見る側の“解読”を必要とするからだ。

「どうだ、われわれはこっそり知らせているぞ。悔しかったら解いてみろ。だが、おまえたち愚かな民衆では解けまい」……と、支配者側は私たち民衆をどこか嘲笑している感がある。もしや計画を事前に暗示する行為は、「民衆の愚かさ」を嘲笑って楽しむための、彼らなりの娯楽なのかもしれない。

■第一の壁画は「第二次大戦後の国際社会」を意味していた

4枚の壁画の中で最初に来るのが「平和の夢」(Dream of Peace)の左側の絵だ。



ご覧の通り、世界各国の民族衣装を着た大勢の子供たちが描かれている。子供達は皆、笑顔であり、またとても幸せそうである。

絵の中には、各国語で「平和」を意味する文字が、あちこちで掲げられている。絵の下側にガスマスク姿の兵士の死体が横たわっている。白鳩がその死体の上に止まっている。その上で、二人の少年が鍛冶作業をしている。日本人とドイツ人の少年だ。 “WAR VIOLENCE HATE”と記された右側の石碑には、亀裂が入っている。

「この絵はこれから訪れるNWOを表しているのだ」と主張している人が多いが、それは間違いだ。この絵が表しているのは「第二次大戦後の世界」である。



絵の中心では、日本人の少年が剣を固定して、ドイツ人の少年がその剣をハンマーで打ち直している。私は見た瞬間、旧約聖書から取られた場面だと分かった。

実は、このモチーフは他でも使用されている。国際連合本部ビルの正面ゲートの向かい側にある「イザヤ・ウォール」だ。



「イザヤ書」には次の一節がある。

「彼らは剣を打ち直して鋤とし、
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず、
もはや戦うことを学ばない。」(新共同訳「イザヤ2:4」)

第一の壁画はこの一節を絵にしたものなのだ。



たしかに、絵の中には「剣」だけでなく、わずかに「槍」も存在している。国際連合は戦後、イザヤ書の一節を掲げて「私たちは武器を農具に作り変えて、もう戦いはやめよう」ということを宣言したのだ。だからこの絵は戦後世界を暗示する。

当然、ガスマスク姿の兵士は戦前の軍国主義を象徴している。その軍国主義の亡霊が葬られた後に日本とドイツが平和主義に転じた様子を、この絵は描写しているのだ。

問題は「戦後世界=今」を象徴する絵が、なぜ一番目の順位に掲げられたのかである。

■「戦後世界は終わり、また悲惨な時代が繰り返される」というメッセージ

その理由は第二の壁画を見ればすぐに理解できる。



「平和の夢」の右側に掲げられたのがこの絵だ。言うまでもないが、「横書き文化」である欧米では、左右に並んだページがあれば、左側のほうが時系列の前に来る。

第一の壁画では、兵士の死体(=軍国主義の終焉)と共に“虹”が始まっている。見ての通り、その虹(=希望)が第二の壁画の中で終わっている。しかも、軍国主義の亡霊が再び甦って平和の象徴である白鳩を殺している。

これは分かりやすい。再び「大戦」の時代が訪れるという意味だ。

絵の右側には破壊された街があり、左側には悲惨な様子の人々と瓦礫の中で眠る子供たちの姿が描かれている。右下に手紙がある。手紙の中には名前が記されている。作者の名はHanuš Hachenburg――チェコの少年詩人だ。この少年は第二次大戦中、アウシュヴィッツに収容されて死んだ。彼はナチスの過酷な支配下で、次のように想いを綴った。

「僕は今日、ただ眠っているだけだと信じている。そしていずれ起きて、再び子どもに戻って、笑って、遊び始めるんだ」

つまり、彼は「いつかまた幸せだった平和な時代に戻れる」という希望を信じながら、ナチス時代を生きながらえていた。しかし、彼の希望は叶えられなかった。

おそらく、この詩は「瓦礫の中で眠る子供たち」の想いを代弁している。

この絵は明らかに戦後の国際社会が崩壊する様子を表している。なぜフリーメイソンがこのような絵をレオ・タングマに描かせたのか?

おそらく、「こういう悲惨な近未来が待っているぞ」と予告しているのではないか。

■巨大な環境破壊と人々の大量死を暗示する壁画

しかも、その「悲惨」はどうやら戦争だけに留まらないらしい。

そのことを暗示しているのが第三の壁画「自然と共にある平和と調和の中で」(In Peace and Harmony with Nature)の左側だ。



この絵もそれほど複雑なメッセージはない。

真ん中のアフリカ人の少女が泣いている。大きな森林火災が背後に描かれている。登場している動物は、シロナガスクジラ、海がめ、なんとかペンギン、チーター、美しい南米の鳥ケツァール、なんとか鳥……つまり絶滅危惧種ばかりである。そして、右端にはバッファロー、象牙……人間の愚行の犠牲になった動物だ。

気になるのは、絵の下側の棺桶に入っている子供たちだ。

なんでこの子たちは棺桶に入っているのか? しかも、絶滅危惧種と一緒に描かれている点が穏やかではない。もしかすると「これから大幅に減少する人々」ではないだろうか。

フリーメイソンは何らかの理由でそれを“知って”いる。またはもっとダイレクトに「われわれがこれから大幅に間引く予定のリスト」を暗示しているのかもしれない。

以上、3枚の壁画を順に見てきたが、次のことを暗示していると言えると思う。

現在の世界(第一の壁画)は、これから大きな戦争(第二の壁画)と、大きな環境破壊と人々の大量死(第三の壁画)を経験することになるのだ……と。支配層にとって、これは予言というより“予定”なのかもしれない。

だが、真の問題は、そうやって今の第二次大戦後の秩序が完璧に破壊された後に、いったい「何」が訪れるのか、という点である。

それを暗示しているのが最後の「第四の壁画」である。デンバー国際空港に隠されたメッセージの真の恐ろしさは、実はその「結論」部分にこそある!

「自然と共にある平和と調和の中で」(In Peace and Harmony with Nature)の右側の絵がそれだ。これが連続絵物語の結論部分に当たる。



まず、私たちが一見して理解できるのは、人口が大幅に減少していることだ。

第一の壁画と比較すると、各民族を象徴する子供達の数は「約3分の1」に減っている。そして、その中に日本人はいない。

その代わり、シロナガスクジラ、オオカミ、ヒョウ、ケツァール、ツルなどの絶滅危惧種が生き生きと描かれている。そして、背後には美しい自然が描かれている。

それは環境が完璧に回復した“新世界”と呼べよう。その中で、数を大幅に減らした子供たちが幸せに暮らしている……そういう概要なのだ。



中でも、中心にある「虹の花」の苗に焦点が合わさっている。この花は光っている。また、平和の象徴たる“白鳩”を中に抱えている。当然、虹は「希望」を、白鳩は「平和」を象徴している。

虹と白鳩は「第二の壁画」において、いったん滅びた。それが「第四の壁画」の中で復活したのだ。それは「新たな世界で再び希望と平和が芽生えた」ということを意味する。

子供たちは、その虹の花の苗(=新世界の誕生)を喜んでいる。しかも、有色人種の女の子が真ん中にいる。作者は彼女を主役に位置づけている。

当然ながら、この絵は大多数の人々に「ハッピーエンド」を思わせる。

■本当の意味は「ルシファーの誕生」だった!

このように、一見すると、壁画は人類の理想社会の到来を予告している。

だが、フリーメイソンは本当にこんなディズニーのファンタジーのようなストーリーをわれわれに伝えたくてレオ・タングマに絵を描かせたのだろうか?

それは表面的な見方だ。本当は人々にそう錯覚させるのが彼らの狙いである。

この絵は引っくり返すのが正しい。すると、本当の意味が分かるのだ。



これは女性器を暗示している。

なぜネイティブ・アメリカンの少女が放射状の花の被り物をさせられているのか、驚くべき理由がお分かりだろう。なんと、彼女は「肛門」役をさせられているのだ。

絵は一見、有色人種を新世界の主役に持ってきている。しかし、裏には悪意が隠されている。すると、引っくり返す前の絵は、ペニスを表している可能性がある。

結論から先に述べると、これはルシファーの誕生を意味している。

少年の帽子にもルシファーLuciferの綴りにあるCとRが入っている。花の中にいる変な白鳩は、逆さにすると「堕天使風の垂れた翼」になる。しかも、その逆さの鳩の“位置”が注目に値する。これこそ「誕生」の暗示だ。そして、その誕生を子供たちが歓迎している……そういう意味だ。

では、なぜ「性器の描写」がルシファーを暗示することになるのか?

その理由は聖書の「創世記」に由来している。アダムとイブに対してエデンの園の中央に生えている木の実を食べるように唆したのが「蛇」だ。その結果、二人の目が“開いた”。彼らは自分たちが「裸」であることに気づき、己の「性器」を葉っぱで隠した。つまり、アダムとイブに性器の存在を気づかせたのが蛇なのだ。

一般的に蛇は「人間を堕落させた邪悪な存在」と解釈されている。

だが、サタニズムでは逆だ。この蛇こそ、神の支配下で盲目状態にあった人間の無知を解いてくれた存在として、崇拝対象になる。それゆえ蛇は一方で「神に反逆したルシファー」の象徴でもある。つまり、性器を性器であると最初の人間に分からせたのがルシファーなのだ。

これはまた「真実を知りたければ物事を逆さまにしろ」ということも教えている。

つまり、逆さまにした壁画の中で、巧妙に隠された性器の存在に気づいた人は、蛇(ルシファー)によって啓蒙された(=イルミネイトされた)人間というわけだ。

高位のフリーメイソンはこの絵を見て性器が隠されていることを理解する。だから、彼らにとってこの絵は仲間内のサインが込められたものなのだ。

■暗号解読の鍵は旧約聖書にあり

ところで、「創世記」では、「虹」はノアと神との契約のしるしだ。また、「鳩」は、洪水が収まったあとに、ノアが放った生き物でもある。

だから、壁画の指す“新世界”は、ノアの洪水に匹敵するような破局後の新世界を意味している可能性がある。ちなみに、そのような破局が来るという彼らの予測は正しい。

おそらく、“新世界”はルシファーによって支配される“新しきエデンの園”なのだ。

果たして、このような壁画が本当に人類の真の平和と幸福を意味しているのだろうか? 表面から見て取れるハッピーな様子とは真逆である。

しかも、ルシファーの出典は「イザヤ書」だ。

第一の壁画の絵のモチーフも同じ「イザヤ書」だった。

「ああ、お前は天から落ちた。明けの明星、曙の子よ。お前は地に投げ落とされた。もろもろの国を倒した者よ。」(新共同訳「イザヤ14:12」)

天から落ちた明けの明星が、後に“ルシファー”の意味になった。そして、世界支配層は、神に反逆したルシファーこそ“真の神”であるとして崇拝しているのだ。

要するに、デンバー国際空港の壁画は、現在の世界が近未来に起きる大きな戦争と環境破壊で完璧に破壊された後に、「ルシファーの支配する新世界」へと生まれ変わることを暗示している。それはもちろん「彼らの支配する世界=NWO」である。

(超常分野研究家・山田高明 個人サイト「新世界より」「フリー座」 )