・国連・新世界秩序「NWO」の公式ウェブサイトを発見! ゲイツ、イルミナティ、CIAの関与疑惑も…実態不明!(TOCANA 2020年6月3日)

※新世界秩序(NWO)を推進している「国連」のウェブサイトが発見された。

unnwo.orgにアクセスすると「UNITED NATIONS NEW WORLD ORDER」なる組織もしくはプロジェクトのウェブサイトに繋がる。日本語に訳すと「国連新世界秩序」である。一体このウェブサイトは何なのか? 

同サイトには国連新世界秩序について次のようなことが書かれている。

「国連新世界秩序プロジェクトは、2030年までに国連の持続可能な開発のための世界目標を達成し、2050年までに地球上のすべての生命の幸福、幸福、自由を実現する、新しい経済パラダイム、新しい政治秩序、より広い意味での人類のための新しい世界秩序を推進するために、2008年に設立されたグローバルでハイレベルなイニシアチブである」

設立は2008年と意外に歴史があるが、WHOISのレコードによると、このサイトが作成されたのは2018年とかなり最近のことだ。そして、「新しい世界秩序を推進する」とは何とも陰謀論的な響きである。それ以外は抽象的なことしか書かれておらず実態は不明。本当に国連の組織なのだろうか?

国連広報センターは、「この組織は国連機関としては存在しておりません」 と、UNNWOは国連組織ではないと否定した。

そもそも、今回このウェブサイトがネット上で話題になったのは、今年3月19日付の米「Yahoo! Finance」に「UNNWOが新型コロナウイルスにフォーカスした2020年国際幸福デーのキャンペーンテーマを始めた」という趣旨のニュースが掲載されたからである。今月24日に、このニュースに興味を持ったユーチューバーのSpiro Skouras氏が、その存在を知らせたところ、SNSを中心にネット上で話題になったのだ。ちなみに、SNSではサイト内に致命的なスペリングミスが見られることから、急ごしらえで作られた可能性も指摘されている。「#TenBillonHappy」に見られるように、BillionとすべきところがBillonになっているのだ。

Skouras氏も「最初はフェイクニュースかと思ったが、本物だった」と驚きを隠せない様子だが、氏が独自に調査をしたところ、ネルソン・マンデラ氏の孫であるンダバ・マンデラ氏と国連顧問のジェイミー・イリエン氏がUNNWOの設立に関わっていることが分かった。

ンダバ・マンデラ氏は、UNAIDS(国際連合エイズ合同計画)のグローバルアンバサダーを務めており、イリエン氏も国連顧問に名を連ねている。また、イリエン氏は、「UNIDOHappiness(国連国際幸福デー)」を主導した人物でもあるから、UNNWOが国際幸福デーに関するキャンペーンを行なったのも、こうした背景が関係していることは間違いないだろう。

ということは、UNNWOは間違いなく国連の組織ということになりそうだが、Skouras氏は首を縦に振らない。というのもunnwo.orgは国連ではなく、イリエン氏が所有する会社名で登録されているからだという。とはいえ、UNAIDSのアンバサダーであるマンデラ氏と国連顧問であるイリエン氏が関わっているのだから、UNNWOは間違いなく「国連と関係している組織」と言うことはできるだろう。

設立者の1人であるマンデラ氏は、UNAIDSのアンバサダーを務めていることは先述したが、UNAIDSにはビル・ゲイツの財団も出資金を出していることで有名だ。そして、ビル・ゲイツといえば、新世界秩序の一翼を担っていると陰謀論ではもっぱらの噂である。ワクチン開発を通して人口削減を狙っていると言われているのだ。

一方、イリエン氏の活動は異常なほど多岐にわたっている。貧困撲滅、食品安全、金融規制、化学兵器禁止条約、核軍縮といったものの他にも、ドイツ銀行やスイスクオート銀行などで重役を務め、米国務省や国防総省、CIAとも関わりがあるようだ。実態がまったく分からない人物である。ただ、その経歴から“グローバルエリート”であることは間違いない。