・高1自殺に使用の拳銃は米国社製か 反社との接点なく入手経路捜査(産経新聞 2020年6月8日)

※東京都八王子市元八王子町の民家で8日午前、私立高校1年の少年(15)が拳銃自殺を図ったとみられる事件で、拳銃は米国社製の真正のものとみられることが、捜査関係者への取材で分かった。少年ら家族との反社会的組織との接点は確認されておらず、警視庁は入手経路の捜査を進めている。

少年事件課や捜査関係者によると、少年は2階にある自室のベッド上で頭から血を流して倒れていた。発砲音を聞いた母親が見つけ搬送先の病院で死亡が確認された。室内からは米国社製の銀色の回転式拳銃1丁が見つかり、少年の頭部には銃弾が貫通した痕が確認された。

少年は母親と姉の3人暮らし。父親は昨年、病気で他界したという。捜査関係者によると、少年を含む家族と反社会的組織との接点は確認されておらず、警視庁は少年の携帯電話の通信履歴の解析を進めるなど拳銃の入手経路を慎重に調べている。

・八王子高1死亡「近隣で唯一知らない家庭」住民女性(日刊スポーツ 2020年6月8日)

※8日午前8時15分ごろ、東京都八王子市の住宅で「家族が銃で自殺を図った」と110番があった。警視庁によると、この家に住む高校1年の男子生徒(15)が、頭から血を流して倒れていた。男子生徒はその後、病院に搬送されたが、午前10時半ごろ、死亡が確認された。室内から拳銃のようなものが確認され、警視庁は今後、詳しく調べる。

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閑静な住宅街で突如起こった今回の事態。周辺では住民らに衝撃が走った。

近隣の住民によると、住宅街は6年前にでき、小中学生の子供がいる家庭が多い。住民同士の交流が盛んで治安も良いというが、3人の子どもを持つ30代女性は「住宅街で唯一、知らない家庭だった」と話した。引っ越してきたのは1年前ではないかという。事件発生時は家の前にいたが、銃声は聞こえなかった。

子どもの通う小学校からは「引き取りに来てほしい」とメールがきたといい、子どもは「すごく怖い。何があったの」と話していたという。別の近隣住民も「銃声は全く聞こえなかった。救急車が来て、初めて気付いた」と話した。

近所に住む学生は「少年と面識はない」とした上で「長い休校明けで、もし学校関係で苦しんでいたとしたら、同年代として悲しい」と話した。「どこで拳銃を手に入れたのか」「何で亡くなったのか」。住民たちの謎は深まるばかりだ。

・高1男子、拳銃自殺か…自宅ベッドで頭から血 閑静な住宅街、近隣住民も驚き(スポーツ報知 2020年6月9日)

※8日午前8時15分ごろ、東京都八王子市元八王子町の住宅で「家族が銃で自殺を図った」と110番通報があった。この家に住む私立高校1年の男子生徒(15)が頭部を負傷し、搬送先の病院で死亡が確認された。遺書は見付かっていないが、警視庁は男子生徒が自室で拳銃のようなものを使い、自殺を図ったとみて調べている。

事件現場は庭付き一戸建てが多い閑静な住宅街。周辺に店舗もなく、終日静かなため、近隣住民は、事件発生当時に行き交うパトカーの数にただ事ではないと直感したという。

近隣に住む主婦の70代女性は「犬を散歩してたらものすごい量のパトカーが走っていて。まさかこんな住宅街で…。孫が(死亡した生徒と)同い年だから胸が張り裂けそうです。銃の入手場所も気になるし、子供でも銃が手に入るのは怖いです」とこわばった表情で語った。少年の姿はほぼ見たことがなく、面識もなかったという。

出社時に騒ぎを見たという50代男性タクシー運転手は「こんな緑と家しかないところでね。久しぶりに大きいニュースと思ったら、自殺の話なんてね。コロナでただでさえ重い話ばっかりなのに悲しいよ」と嘆いた。

※ブログ主コメント:どうも修正前の記事には「拳銃がテーブルの上にあった」と書いてあったらしい。

・東京・八王子 高1”拳銃”自殺 最大の謎は「20万円以上する銃をどうやって入手?暴力団ルートも捜査」(AERA dot. 2020年6月9日)

※6月8日午前8時ごろ、東京都八王子市元八王子町の住宅の2階の部屋で、高校1年の男子生徒(15)が頭から血を流して倒れているのを母親が発見した。男子生徒は119番通報で病院に搬送されたが、死亡した。

現場では拳銃が見つかっており、警視庁は男子生徒が自殺を図ったとみて調べている。

「母親がパンという音を聞いて、2階の男子生徒の部屋に行った。すると、頭から血を流した男子生徒がベッドの上に倒れており、その横には銀色のけん銃らしきものが置かれていた」(捜査関係者)

母と姉と同居していた男子生徒。中学2年生ころから、不登校となっていた。だが、今年春からは通信制高校に進学した。

当初は高校に通っていたが、新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言で登校できなくなった。5月中はオンライン授業で勉強。

6月に入り、学校が再開され、1日は登校。レポートの課題も提出していたという。その後は「腹痛」を理由に休んでいた。遺書はなかった。

男子生徒が拳銃で撃ったのは1発で、頭部を貫通していたという。最大の謎は、男子生徒がどのようにして拳銃を入手したか――。

「当初は、高校生が拳銃自殺などありえないと、捜査一課が乗り出して、殺人で捜査していた。拳銃は銀色で回転式のアメリカ製。真正かモデルガンを改造したものか、口径なども含めて、現在、鑑定している」(前出の捜査関係者)

どんなに安いものでも、本物なら1丁20万円はするはずだという。

「相場は30万円から50万円かな。もし売ってくれる人がいたところで、高校生が買える金額ではない。どうやって入手したのか?男子生徒のパソコンやスマートフォンから、入手経路を特定できないか調べているが、いくらネットに詳しくとも、高校生が本物の拳銃を買うのは、まず無理だろう。暴力団関係者から流れた可能性もあるので、その方面からの捜査をする」(同前)

高校生はどうやって拳銃らしきものを入手したのか?一刻も早い解明が待たれる。

・八王子で高1が拳銃自殺の衝撃 15歳の少年が本物を買えるのか?(日刊ゲンダイDIGITAL 2020年6月9日)

※謎は深まるばかりだ。東京都八王子市の住宅で、私立高校1年の男子生徒(15)が8日、拳銃のようなもので自殺を図ったとみられる事件。どうやら頭部を撃ったのは、“本物”の回転式拳銃だったようだ。

「銀色の銃身部分に米国最大の銃器メーカー『スミス&ウェッソン』の刻印があることなどから、警視庁は改造ではなく、“真正”の拳銃とみて入手ルートなどを調べています」(捜査事情通)

警察庁の「薬物・銃器情勢」(2015年)によると、その年に押収された拳銃は383丁で、そのうち340丁、89%が「真正」だった。名称別では「スミス&ウェッソン(S&W)」が35丁で最も多く、次いで「ブローニング」の19丁。なので珍しいというわけでもないが、何せ15歳の少年だ。どうやって入手したのか気になる。

「買えるのは買える。ただ粗悪な改造拳銃ならまだしも、質のいい真正拳銃、それも高校生となると簡単ではない」と警察関係者がこう続ける。

「暴力団が15歳に直接さばくとは考えにくい。都内の繁華街などで、たまたま仲介者の半グレや外国人と知り合ったなんてケースはありえますし、“闇サイト”の可能性もなくはないですが、それより問題はお金です。改造拳銃なら30万円ほどですが、真正のS&Wとなると、ギョク(実弾)が6発付いて80万円、20発で120万円はする。フツーの15歳ならパッと払える金額じゃありませんよ」

いずれにせよ、高校生が本物の拳銃を手に入れていたのだから、背筋が凍る。今のところ遺書などは見つかっていないというから、真相は“薮の中”なのか。

「当事者が亡くなっているわけですからね。改造拳銃を半グレから買ったとなると、入手ルートを追うのも難しくなりますが、真正なら製造番号から“軍人”か“市販”か出所は分かるはず。ある程度はたどれると思いますが……」(前出の警察関係者)

新型コロナ禍中の世間をギョッとさせたショッキングな事件だけに、全容解明が待たれる。

※ブログ主コメント:ギョクが6発付いて・・・とあるが、この事件に登場する拳銃が6発入りと他の記事中から断定できるわけではない。ミスリードしないか?

・自室に数十発実弾か 八王子の高1拳銃自殺―警視庁(時事ドットコム 2020年06月11日)

※東京都八王子市の自宅で私立高校1年の男子生徒(15)が拳銃自殺したとみられる事件で、生徒の部屋から新たに銃弾のようなものが数十発見つかったことが11日、捜査関係者への取材で分かった。

警視庁によると、母親は「息子が拳銃を持っていることは知らなかった」と話しており、同庁は拳銃や銃弾が本物かどうか鑑定を続けるとともに、入手経路を調べている。
 
事件は8日朝に発生。午前8時ごろ、1階にいた母親が「パン」という音を聞いて2階に行ったところ、生徒が自室で頭から血を流し倒れていた。生徒は搬送先の病院で死亡が確認された。
 
部屋には米国のスミス&ウェッソン社製の回転式拳銃のようなものが落ちており、銃弾が1発使用され、弾倉にも数発残っていたという。警視庁が調べたところ、室内から銃弾とみられるものがさらに数十発見つかった。

・15歳の高校生が拳銃自殺か…謎深まる入手ルート 処分したい銃マニアの存在も(まいどなニュース 2020年6月9日)



(上)参考画像 S&W M36 装弾数5発

※私立高校1年の男子生徒(15)が都内の自宅で拳銃を自ら発砲して死亡したことを受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は9日、当サイトの取材に対し、「自殺の理由と拳銃の入手ルート解明につきる」と指摘し、拳銃を処分したがるマニア等がいる背景を一例として挙げた。

8日午前8時15分ごろ、東京都八王子市の住宅2階にある高校1年の男子生徒の部屋から「パーン」という音がしたのに母親が気付き、生徒が頭から血を流して倒れているのを見つけた。生徒は搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁によると、生徒の自室からは米国製の回転式拳銃のような1丁が見つかっており、自殺を図ったとみられる。

小川氏は「自殺であるとして、15歳の少年にとって、その原因は家庭にあるのか、学校にあるのか。コロナの影響もあってほとんど通学していないとすれば、他に要因もあるのか。原因の解明はこれから進められていく」とした上で、「現場に遺留されていた拳銃はアメリカ製の『S&W (スミス&ウェッソン)』の真正拳銃とも言われています。硝煙反応もありました。なぜ拳銃が使われていたかが焦点となります」と言及した。

小川氏は「拳銃は簡単に手に入るものではない。ネット上で誰かと知り合って購入したとしても、非合法の拳銃は100万円近い高額で、15歳の高校生にとってかなりの金額になる。そうなると、誰かに『拳銃いらないか』と渡された可能性もある。例えば元暴力団員や、拳銃を不法所持していたマニアなどです」と推測した。

過去の体験を踏まえ、小川氏は「マニアの場合、自分が高齢になって、この先、いつ死ぬか分からないという状況になった時、このまま家には置いておけないと考えて処分したくなる人がいる。私も現職時代に経験しましたが、公衆電話等から警察署に電話がかかってきて、『公園のごみ入れに、これこれこういう物(拳銃)』を入れてあると連絡してくる者がいました。本人は出頭せずに、警察に拳銃だけを出すという例です」と明かした。

こうした前例を挙げた上で、小川氏は「仮に、こういった者がいたとして、高校生がどうやって知り合ったのか。拳銃の入手ルートを究明し、その先の突き上げ捜査が最重要になる」と付け加えた。

・拳銃自殺の生徒自室から実弾50発以上見つかる 警視庁、入手経路捜査(産経新聞 2020年6月11日)

※東京都八王子市の民家で高校1年の男子生徒(15)が拳銃を使って自殺したとみられる事件で、生徒の自室から50発以上の実弾が見つかっていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、生徒のスマートフォンやタブレット端末などの解析を進めており、拳銃や実弾の入手経路の調べを進めている。
 
生徒は8日朝に拳銃自殺を図ったとみられ、遺体の頭部には銃弾1発が貫通した痕があった。近くには米国社製の回転式拳銃1丁があったが、弾倉には4発が残っていた。さらに、捜査関係者によると、室内にはケースに入れられた実弾50発以上があった。
 
生徒や家族に拳銃に絡む暴力団といった反社会勢力との接点は確認されておらず、家族は「(生徒が)拳銃を持っていることは知らなかった」と話しているという。
 
遺書は見つかっていないが、関係者によると、生徒は中学2年の後半から不登校状態だった。今年4月に都内の私立高の通信制学級に進学し、学校生活に意欲を示していたが、最近は発覚した持病に悩んでいたという。自殺を図ったとみられる6月8日も通院する予定だった。

※実名や顔写真は判明していませんが、以下のことが判明しています。

•中学2年生から不登校で、高校は通信制高校に通っていた。
•都内の通信制ということで、八王子市内だと「聖パウロ学園高等学校 通信制」が該当します。

※ブログ主コメント:1発使われて、4発残っていたということは、5発装填の拳銃である可能性が高い。試し撃ちしていなければ。