・HIVを発見したリュック・モンタニエ博士は、中国発の新型コロナウイルスが人工ウイルスだと結論付けた(gilmorehealth.com 2020年4月17日)

※これまで、メディア等での主流なストーリーは、SARS-CoV-2 コロナウイルスは自然の中での突然変異の結果、生じたものであり、それはたとえば、センザンコウを中間宿主としてコウモリからヒトに伝染したというタイプの物語が推し進められてきていた。

ところが、それとは対称的に「このウイルスは人工的なものです」と断言する人物がいる。それは、1983年に HIV (エイズウイルス)を発見した功績でノーベル賞を受賞したリュック・モンタニエ博士(Professor Luc Montagnier)だ。

彼は、新型コロナウイルスは人工だという。

2008年にノーベル医学賞を受賞したモンタニエ博士は、SARS-CoV-2 は中国武漢にある研究所から誤って流出したものであり、このウイルスには人為的な操作が組み込まれていると主張している。

HIV の DNA 断片が、SARS-CoV-2 のゲノムから見出されており、博士によると、中国の研究者たちがエイズのワクチンを開発している中で、コロナウイルスを使用したと考えていると述べる。

新型コロナウイルスが、どのように中国で出現して拡大していったかについて、私たちも含めた医学関係者の多くは、武漢の海鮮市場からヒトに感染が始まったと考えてきた。

しかし、現在死者は 15万人を超えているこのパンデミックのウイルスについて、エイズの蔓延の原因としての HIV ウイルスを「発見」したモンタニエ博士は、完全に異なるストーリーを論文で発表した。

それは、SARS-CoV-2 は、中国の武漢にある研究所で人為的に操作され、2019年の後半に、誤って外部に流出したウイルスだと述べる。

モンタニエ教授によると、この武漢の研究所は、もともとコロナウイルスに関する研究で知られていたが、研究室では、コロナウイルスの 1つをエイズ・ワクチンの開発のためのベクター(細胞への遺伝子運搬因子)として使用したというのだ。

フランスの医学者であるジャン=フランソワ・ルモワン博士からのインタビューに対して、リュック・モンタニエ博士は以下のように述べた。

「私の同僚である生物数学者のジャン・クロード・ペレツ氏と共に、この RNA ウイルスである新型コロナウイルスのゲノムを注意深く分析したのです」

なお、モンタニエ博士は、これについての分析は、すでに他の科学者たちによっても分析されていることを付け加えた。以前、インドの研究者たちが、このコロナウイルスのゲノムに「別の HIV ウイルスの配列が含まれている」ことを示す分析結果を含む論文を発表しようとしたが、科学界の主流からの圧力が大きすぎたために、調査結果を撤回せざるを得なかったのだという。

HIV配列をコロナウイルスのゲノムに挿入するには、分子ツールが必要

ルモワン博士は、「この新型コロナウイルスは、HIV に感染している患者から来たのではないかとする推測」についての刺激的な質問をモンタニエ博士に向けた。

答えは「違います」というものだった。モンタニエ博士は以下のように述べた。

「 HIV 配列をコロナウイルスのゲノムに挿入するためには、分子ツールが必要なのです。そして、それは、研究室でのみ行うことができることです」

博士によると、もっとも可能性の高い説明は、武漢の研究所での事故による流出だろうと述べ、その研究目的はエイズワクチンを探すことであったはずだと付け加えた。

真実は最終的に出てくる

いずれにせよ、この「新型コロナウイルスが人工的なもの」だということを示した論文は、リュック・モンタニエ博士の存在に守られているために、現在、前向きな方向を向いている。

モンタニエ博士によると、このコロナウイルスの改変された要素は、感染が拡大していくにつれて排除されるとして、以下のように述べた。

「自然にある存在は、分子の人為的な改変を一切受け入れないのです。自然の存在は、これらの不自然な変化を排除していきます。特別、何もしなくても、このような人為的な改変は消えていきます」

「そのために、状況は次第に良くなっていくでしょうが、残念ながら、それは多くの人々の死を伴った後になってしまうかもしれません」

そして、モンタニエ博士は次のように述べた。

「(ウイルスの)干渉波の影響の中で、ウイルスの中の人為的な配列が排除されていき、結果としてパンデミックは止まるでしょう」

このモンタニエ博士の主張は、これまで科学の世界で行われてきたいくつかの白熱した議論(新型コロナウイルスの発生の由来についての議論)に十分に対応できるものだ。しかし、この発言は、モンタニエ博士のような立場の人物を「陰謀論者」の範疇に入れる可能性もないではない。

モンタニエ博士は、誰かを非難するようなことをしたいわけではないが、中国人科学者たちが、彼らの研究室で起こったことを彼ら自身が認めることを期待しているという。

博士はこのように言う。

「いずれにせよ、真実は必ず出てきます」


・オーストラリアの研究者チーム「新型コロナウイルスは人工ウイルスである可能性あり」(ワシントン・タイムズ 2020年5月21日)

※5人のオーストラリア人科学者による研究報告(近々発表される予定)によれば、今回の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は実験室で人為的に作られたものである可能性が高いとのこと。

この研究は、オーストラリアにあるフリンダース大学のニコライ・ペトロフスキー教授のチームによって行われたもので、人間を含む様々な動物へのウイルスの感染力をコンピューター・モデリングによって調べたもの。

ペトロフスキーによれば、今回のコロナウイルスの人間への感染力は、人間以外の動物への感染力よりも遙かに高いとのこと。更に、今のところ、これと同じようなウイルスは自然界では見つかっていないとのこと。

ペトロフスキー曰く、「このウイルスが武漢ウイルス研究所で人為的に作られたということは極めてあり得ることだ・・・武漢の研究所は、当時、珍しいコウモリのコロナウイルス(複数)を培養しているということで知られていた」

ペトロフスキーによれば、この研究所の職員の一人が、研究所が扱っていたコロナウイルスに偶然、感染してしまったことによって、ウイルスが研究所の外に漏れてしまったのかもしれないし、研究所が不適切な方法で廃棄した医療廃棄物から感染が広がったのかもしれないとのこと。

いずれにしても、彼の研究チームは、コロナウイルスの進化に人間が人為的に介入することによって今回の新型コロナウイルスが生まれたのではないかと強く疑っているようだ。

ウイルスの進化に人為的な介入を行うことによって、あるウイルスに特定の機能を獲得させる研究は「機能獲得研究」(又は「機能獲得型研究」)と呼ばれている。ウイルスの機能獲得研究については、その危険性に関して依然として議論が続いているが、かなり前から実際に行われてきた。以下はその一例。

鳥インフルエンザウイルスの機能獲得変異研究

通常では人間に感染しないウイルスに対して、遺伝子操作を行ったり、人為的に突然変異を促進したりすることによって、そのウイルスの人間への感染力や病原性を高めたりするわけだが、当然のことながら、この種の研究は大きな危険を伴う。機能獲得研究は、公には、あるウイルスが引き起こし得るパンデミックやパンデミックへの対処方法を研究するために行われるとされているが、それだけが目的とは思えない。

ペトロフスキーらによる今回の研究によれば、今回のコロナウイルスのスパイクタンパク質(ウイルスの表面を王冠のように取り囲んでいる突起)の結合エネルギーは、人間の細胞(ヒト細胞の細胞膜のACE2受容体)と結合するときに最も高いそうだ。つまり、このウイルスは野生のコウモリ由来とされてきたが、このウイルスはなぜかコウモリよりも人間に感染しやすいのである。

「SARS-CoV-2は人間に感染するように特異的に適応していることをデータが示している。このことから、このウイルスが滅多にない偶然によって自然界で生まれたのか、それとも、これは別の場所で生まれたのかという重要な問いが生じることになる」と報告書は述べている。

実のところ、今回のオーストラリアの研究の前にも、インドの科学者達が似たような主張をしている。インドのデリー大学とインド技術研究所の研究者達によって構成される研究グループの主張によれば、今回のSARS-CoV-2は、スパイクタンパク質に4つの遺伝子挿入が見られ、それらは他のコロナウイルスには見られないユニークなものだとのこと。

「それらの特徴はHIVとして知られるウイルスで見られる特徴に似ている」と彼らは言っている。

「2019-nCoV(新型コロナウイルス)の中のこれら4つの挿入の全てが、HIV-1(エイズウイルス)の主要な構造タンパク質におけるアミノ酸残基との『同一性』または『類似性』を持っている」とのこと。これらのインドの科学者も、似たような構造が自然界で偶然、生まれる可能性は低いと言っている。

このインドの報告書は、中国側の圧力によって撤回せざるを得なかったようだが、これを執筆した科学者グループは、いずれ自分達の発見を発表すると言っている。

ちなみに、ウイルスを人為的に操作する場合、遺伝子操作によって遺伝子を人為的に挿入する方法の他にもいくつかの方法がある。

ウイルスの人為的な操作方法としては、例えば、人間に感染しないコウモリのコロナウイルスを、人間の受容体を持つ細胞を使って培養するという方法がある。この方法はかつて、実験室でSARSコロナウイルスを培養するときに使われた。これによって、コウモリのウイルスのスパイクタンパク質に半ば無理やり突然変異を起こさせ、人間の細胞に感染するように適応させることができるそうだ。

こういった突然変異は、研究所の中で「ランダムに」引き起こされるので、変異したウイルスの中に人為的な操作の痕跡を見つけるのは必ずしも簡単ではない。「だが、それでもこれは、明らかに人為的な介入によって作られたウイルスである」とペトロフスキーは言う。

今回の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が人為的に作られたものであるという「人工ウイルス説」は、ここで述べた2つの報告書のほかにも既に多くの人々が主張していることだが、米国立アレルギー・感染症研究所所長のアンソニー・ファウチや、WHO(世界保健機関)、そして主要メディアは、この説を否定し続けている。だが、彼らが一丸になって何かを否定している場合、そこには通常、彼らが人々から隠したがっている真実があるものである。


・昨年9月すでに武漢で「新型コロナウイルス」防疫演習が行われていた(現代ビジネス 2020年7月6日)

※「武漢へ持ち込んだのは米国軍かもしれない」

中国国内では国家安全保障の名目で「推特(Twitter=ツイッター)」やFacebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)などのウェブサイトの使用は禁じられているが、中国政府「外交部(外務省)」の役人は職務上の必要から特例として「推特(ツイッター)の使用が認められているようだ。

外交部の副報道局長で「発言人(報道官)」の趙立堅(ちょうりつけん)は3月12日に自身のツイッターを更新して、次のような投稿を英語と中国語で行った。

「米国で最初の新型コロナウイルス感染者はいつ出現したのか。感染者は何人だったのか。また、その病院の名前は何だったのか。新型コロナウイルスを武漢へ持ち込んだのは米国軍かもしれない。米国は新型コロナウイルス関連のデータを隠し立てなく公開すべきだし、米国は中国に説明をすべきである」

なお、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を中国語で「新型冠状病毒」と言い、「新冠病毒」と略すこともある。

趙立堅がツイッターにこの投稿を行ったのには理由があった。

その前日の3月11日に米国・ホワイトハウスの大統領補佐官(国家安全保障問題担当)であるロバート・オブライエン(Robert C. O'Brien)が、ワシントンD.C.に所在する保守系シンクタンクの「ヘリテージ財団」で演説し、「中国政府による新型コロナウイルスに関する情報公開の遅延が感染の世界的拡散を引き起こした。従って、世界中で感染が拡大した責任は中国にある」と述べたことに反論したものだった。

しかし、ロバート・オブライエンの発言に対する反論であったとしても、趙立堅はどうして「新型コロナウイルスを武漢へ持ち込んだのは米軍かもしれない」などと突拍子もない発言をしたのだろうか。

昨年秋の「第7回世界軍人運動会」
 
この発言の前提となったのは、2019年10月18日から27日までの10日間にわたって湖北省の省都・武漢市で開催された「第7回世界軍人運動会(7th International Military Sports Council(略称:CISM) Military World Games)」(以下「武漢軍人運動会」)であった。

武漢軍人運動会は2015年10月に韓国で開催された第6回世界軍人運動会に続くもので、2019年が中華人民共和国の成立70周年であることから国威発揚の目的で招致されたのだった。

2019年10月18日夜に挙行された開幕式には国家主席の習近平が出席して開幕を宣言したのだった。武漢軍人運動会に参加したのは109か国の総勢9308人の選手たちであった。

武漢軍人運動会で実施されたのは27競技、329種目であったが、メダル獲得数では開催国の中国が断トツ1位の239個(金:133個、銀:64個、銅:42個)で、第2位ロシアの166個(金:51個、銀:53個、銅:57個)に大差をつけた。

ちなみに、米国のメダル獲得数は8個(金:0個、銀:3個、銅:5個)で全体の第35位と振るわなかった。

なお、日本は「軍隊」を持たず「軍人」がいないので、世界軍人運動会には当初から参加していない。

唐突な「新型冠状病毒感染」対策
 
さて、武漢軍人運動会は2019年10月18日から10日間にわたって開催されたが、10月18日の開幕式より3週間以上前の9月26日付の地元紙「湖北日報」は「軍人運動会用の航空検問所で専用通路が検査をパス」と題する記事を掲載した。この記事は同じく9月26日に湖北省人民政府のウェブサイトにも転載されたが、その概要は以下の通りになる。

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(1)武漢市にある「武漢天河国際機場(武漢天河国際空港)」は武漢軍人運動会に参加する外国選手やその関係者の入国管理や携行品や諸機材の通関を順調に行うために検査を兼ねた予行演習を9月18日実施した。それから1週間後の9月25日に空港税関の関係責任者が表明したところによれば、通関工程の合理化によって通関効率は明らかに上昇しており、競馬や落下傘などの試合機材はすでに輸入通関を終えているという。

(2)9月18日に武漢天河国際空港で検査を兼ねた予行演習を実施したのは武漢税関の「連合軍運動会執行委員会」であり、行った予行演習は『国境の安全を守り、軍人運動会の無事を保障する』をテーマとする応急処置訓練であった。実戦形式で行われた訓練は、旅客通路で基準値以上の放射性物質が発見された際の処置および空港検問通路で「新型冠状病毒(新型コロナウイルス)の感染」が発見された際の処置であり、流行病学調査、医学的ローラー作戦、臨時検疫区域の設置、隔離収容、病人の移送や衛生的処理など多岐にわたる訓練を行った。

(3)間も無く開催される軍人運動会には多数の国から運動選手が競技に参加し、多数の観衆がこれを迎えることになる。同時に、落下傘、警察犬、軍用ピストルなどの特殊な物品や機材が輸入通関されることになる。武漢税関長である楊傑の紹介によれば、訓練を通じて仕事の手順を整理し、遺漏なきよう努めており、軍人運動会の人員や物資を迅速かつ安全に輸出入通関を行えるようサービスの向上を図っている。

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この2019年9月26日付「湖北日報」が報じた記事には「新型冠状病毒(新型コロナウイルス)の感染」という言葉が唐突に使われているが、この記事を読んだ新聞の読者やネットに転載された記事を読んだネットユーザーは「新型コロナウイルス」という言葉を理解していたのだろうか。

恐らく、この記事を書いた湖北日報の記者は武漢税関の取材源から聴取したままを書いたもので、「新型コロナウイルス」が何かを全く理解していなかったと思われる。

一方、趙立堅による「新型コロナウイルスを武漢へ持ち込んだのは米国軍かもしれない」という発言は、世界中に報じられて中国に対する激しい反発を招く結果となった。不思議なことに、その直後に上記の「湖北日報」記事は密かに削除された模様である。

ただし、元記事は削除されても、ネット上には多数の転載記事が残り、完全な削除は難しい。当該記事が突然削除された理由として考えられるのは、中国における「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」の発症が報告された2019年12月末以前に「新型コロナウイルスの感染」に対する処置訓練を行っていたというあらぬ疑惑を避けようとした可能性である。

何を防ぐための演習だったのか
 
ところで、2020年1月28日付の「財新網(ネット)」は「2018年の新型冠状病毒(新型コロナウイルス)、感染するのは豚だけで人には伝染しない」と題する記事を報じた。同記事の内容は以下の通り。

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2018年に中央電視台(中央テレビ局)が伝えた『科学者が新型コロナウイルスを発見した』というニュースが、近頃メディアによって盛んに報じられている。このニュースを見た人の中には、現在武漢から全国へ爆発的に拡散している新型コロナウイルスは2年前にすでに発見されていたのではないかと疑う人もいる。

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実際上、冠状病毒(コロナウイルス)は種類が多く、名前は新型であっても、過去に発見されていなかっただけである。2018年4月に発見されたウイルスは、豚に感染するだけで、人には伝染しない代物だった。

当時の報道の中で、中国科学院の「武漢病毒研究所(武漢ウイルス研究所)」が牽引する研究グループは数日前に、当該ウイルスは1年以上前に広東省で発生した流行性下痢を引き起こすウイルスと同一で、元凶はコウモリを起源とする一種の新型コロナウイルスであると確定した。

当時発病した豚に濃厚接触した作業員から採取した血液に抗体検査を実施したが、感染の形跡は発見されなかった。

今回武漢で発見された新型コロナウイルスは2018年に報道された豚に感染する新型コロナウイルスとは分類学上で同一種ではなく、SARSウイルスの一種である。

上記の記事から分かるのは、「冠状病毒(コロナウイルス)は種類が多く、過去には発見されておらず、新たに発見されたコロナウイルスは、新型コロナウイルスと呼ばれる」ということである。

そうであるならば、武漢軍人運動会の開会を1カ月後に控えた武漢天河国際空港で武漢税関が検査を兼ねて実施した予行演習の中に「新型冠状病毒(新型コロナウイルス)の感染が発見された際の処置」が含まれていたというのは理解しがたいことである。

さらに、彼らが新型コロナウイルスの感染を発見する対象としていたのは、中国国民ではなく、海外から武漢軍人運動会に参加する目的で入国する外国軍人やその関係者であった。

すでに述べたように、中華人民共和国成立70周年の記念行事として国威発揚を目的に招致した武漢軍人運動会であるはずなのに、その参加者や関係者が新型コロナウイルスに感染している可能性を懸念し、万一にも感染が発見された際の処置を予行演習したことになる。

よほどの裏でもなければ

それでは、武漢税関が、感染の中国国内への流入を防止しようとした新型コロナウイルスとは、一体何だったのか。

外交部報道官の趙立堅が「新型コロナウイルスを武漢へ持ち込んだのは米国軍かもしれない」と述べたのを聞いて、筆者が最初に思い浮べたのは、米国におけるインフルエンザの大流行である。

2020年2月19日付で米国ニュースチャネルのCNNが報じたところでは、2019年9月26日から始まった2019~20年の「インフルエンザシーズン(流行時期)」の感染者は、全米で少なくとも2600万人、死者は少なくとも1万4000人に増えたという。

趙立堅が米国のインフルエンザの大流行を念頭にしていたとしても、武漢天河国際空港で新型コロナウイルスの感染防止処置の予行演習が行われた2019年9月18日には米国では「インフルエンザシーズン」がまだ始まっていなかった。

一方、趙立堅が念頭に置いたのが、米国を発生源とする新型コロナウイルスだったとすれば、その根拠は何なのか。2019年の中頃に中国は秘密裏に開発した生物兵器である新型コロナウイルスを米国へ持ち込み、米国内で密かに拡散させたということなのだろうか。

その際に注力したのが米軍関係者に対する新型コロナウイルスの拡散であったのであれば、それに感染した米軍選手団やその関係者の入国を武漢天河国際空港で阻止するという水際作戦の構図は成立するのである。

世界保健機関(WHO)がまとめた報告書には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザは多くの類似点を持ち、両者とも接触感染によって発症し、呼吸器系に種々の影響を及ぼすとあり、両者ともに発熱、倦怠感、咳を引き起こし、深刻な呼吸器疾患を発症すると肺炎を引き起こし、最悪の場合は死に至るとある。

従って、武漢税関が米国で毎年のように流行しているインフルエンザを新型コロナウイルス感染症に見立てて、インフルエンザの中国への流入を武漢天河国際空港で食い止めようと感染予防処置の予行演習を行ったという解釈は成り立つかもしれない。

何事かがあった形跡は見当たらず
 
しかし、武漢軍人運動会に参加予定の米軍選手団やその関係者が、武漢天河国際空港において新型コロナウイルスに感染している疑いで入国を拒否されたという報道は、筆者が調べた限りでは存在しない。

これが事実であれば、この予行演習は新型コロナウイルスを具体的に特定して実施したとは思えないし、当事者である武漢税関は何らかの理由により上部組織である中央政府の「海関総署(税関総署)」や「国家衛生健康委員会」などからの指示を受けて形式的に行った可能性が高くなる。

だが、武漢軍人運動会における米国のメダル獲得数が全体の第35位と不甲斐ない結果となったのは、多くの選手が新型コロナウイルスに感染していながら無症状で、最良の体調ではなかった可能性は否定できないが、2015年に韓国で開催された第6回世界軍人運動会における米国のメダル獲得数は6個(金:2個、銀:2個、銅:2個)で全体の第20位に過ぎなかったので、今回と大差なかった。

2020年5月11日付の米国メディア「自由アジア放送(略称:RFA)」中国語網(ネット)が報じたところによれば、2019年10月に開催された武漢軍人運動会に参加したフランスの女子近代5種選手であるエロディ・クルベル(Elodie Clouvel)と男子近代5種選手であるバレンティン・ベロー(Valentin Belaud)の2人は武漢滞在中に新型コロナウイルスに感染したと述べ、彼ら2人に止まらず、少なからぬフランス選手が新型コロナウイルスに感染したと言明した。
 
これに対し異論を唱える選手もあり、フランス選手団には20人以上の軍医が同行して厳しい健康管理を行っていたので、新型コロナウイルスに感染した可能性は極めて低いと述べている。

しかし、イタリアやスウェーデンの選手団の中にも武漢滞在中に新型コロナウイルスに感染したという選手が多数存在したという情報もあり、2019年10月時点で武漢に新型コロナウイルス感染症が存在していた可能性は高いようにも思える。

武漢起源を否定するための出まかせ?
 
さて、すでに述べて来たように、中国外交部報道官の趙立堅は「新型コロナウイルスを武漢へ持ち込んだのは米国軍かもしれない」と誰も予想しなかった飛躍的論理を振り回して、新型コロナウイルスの武漢起源説を否定しようとした。

彼が論拠にしたと思われるのは、上述の通り2019年10月26日付の「湖北日報」が報じた武漢天河国際空港で9月18日に実施された新型コロナウイルスの感染に対する処置の予行演習であり、当該記事は趙立堅の発言が注目を集めた直後にネット上から削除されたという。

米軍選手団が新型コロナウイルスを武漢へ持ち込んだ可能性は皆無だと思うが、2019年9月18日に武漢天河国際空港で行われた予行演習で海外から持ち込まれるのを防止しようとした対象は、どのような新型コロナウイルスの感染だったのであろうか。
 
この疑問が解明されることはないだろうが、そうなるとなおさら知りたくなるのが人情なのである。

北村 豊(中国鑑測家)


・フランス国立医学健康研究所元所長で遺伝学者のアレクサンドラ・アンリオン=コード教授のインタビューを紹介していただきました:

「モンタニエ博士がcovid19が人造ウィルスだと発言した後、この話題は完全に抹殺されたが(…)ゲノムの配列を観察するとS1とS2の間に特殊な断片があるのに気付く。

私がsars-cov2ウィルスの配列で興味を引かれるのは、この断片が偶然か奇跡か見事にS1とS2という二つの蛋白質セグメントの間に都合よく存在すること、つまり二つのメッセージの間に位置し、特定の機能を持たせることが可能なことです。

これがウィルスの自然な変異による偶然の結果であると考えることも可能ですが、驚くべきことはこの実に都合の良い変異によってsars-cov2が人間に感知されるウィルスに変容したという事実です。

sars-cov2の配列を観察すると、この変異が自然発生であるという可能性も完全には捨てられませんが、特定の機能をウィルスに持たせるために人為的なエンジニアリングが行われたと考えるのが最も蓋然性が高いのです。」(アレクサンドラ・アンリオン=コード教授、遺伝学者)


・「中国からの情報が信頼できるものでなかったことは誰も口にしませんが今日明らかです。その上欧州にウィルスが拡散するや同じ中国の専門家達が北イタリアに現われ、”我々に任せなさい、そして何よりも決して検死を行ってはいけない”と言う指示を出したのです。

不思議ではないですか?未知の病気、未知のウィルスで最初の死者が出たらまず検死を行って直接の死因を特定するのが常識です(…)即座に検死が行なわれていれば新型コロナの死因が肺ではなく血液機能にあったことがすぐにわかり、多くの死が防げたはずです。

その上中国は抗凝固薬も決して使用してはいけないと欧州にアドバイスしましたが、covid19の死因は凝血だったわけで、 服用を阻止されたイブプロフェンやアスピリンを使っていれば実際には多くの死が防げたはずだというのは不思議ではありませんか?

ようやく三月になって最初の検死が行なわれ、このウィルスの性質と死因が明らかになりそれに応じた適切な治療ができるようになったわけです。

コロナ危機の間、実際これは危機などではないのですが、健康という意味について語られることがなくなりました。健全な免疫機能を持つ人はほとんどの病原体やウィルスに抵抗できます。そしてこの免疫機能を維持するには家にこもらずマスクをつけず、新鮮な空気を吸い体を動かすことが最も大切です。

つまり現在実施されているコロナ防疫と称するすべての対策は、その定義からして免疫機能を低下させるものです。その上免疫機能を多いに低下させるもう一つの要素はストレスですから、検疫を強いたり持続的に恐怖を煽れば私達の免疫機能の低下は必須です。

さらにウィルスや病原体は外部からのみ襲ってくるものではなく、体内に存在する細菌フローラやウィルスフローラのバランスが崩れれば、体内からも病気は発生します。マスク着用で新鮮な酸素の吸入が阻害され続けることはこうしたバランス崩壊を招きます。

不思議なのは糖尿病やアルツハイマーなど今まで慢性疾患と思われていた疾患が口内の空気循環が阻害され、細菌フローラのバランスが崩れることによって発病することの発見された矢先に、このようなマスク着用義務命令が出されたことです。

消毒液で面白いのは、皮膚を磨く効果があるわけですが、入念に手を消毒するとそもそも皮膚が自然に持っている抗ウィルス要素(特に抗Covid19というわけではありませんが)も取り除けられ、次のウィルスさんいらっしゃいと言っているようなものなことです。

そして皮肉なことに散々消毒液で私達の皮膚が持つ自然の抗ウィルス効果を取り除かせる一方で、抗ウィルス効果を持つ我々の皮膚が分泌するヒアルロン酸入りのシャツの開発を行っているスタートアップ企業もあるのです。

そもそもCovid19に対してパンデミーという用語を用いることを疑問視する必要があります。国際レベルで見ても死亡数増加は見られないのですから。

逆に癌や心臓病などの慢性疾患による死亡率が上昇したことがわかっています。多くの人々が病院に行くのを躊躇したからです。

実際には欧州では移民の大量移入で結核が爆発的に増加しており、新型コロナ死者60万に対して結核死者150万人が存在するという事実については何も語られませんね。ところが結核の感染力というのは非常に強いのですよ。

未知のウィルスが発生して半年も経たないうちに大量のワクチンが開発され、既にブラジルや南アのような国で試験されている事実を私は驚愕の目で眺めています。驚愕の理由はあまりに沢山あるのでまず整理をしてお話する必要があります。

北イタリアの新型コロナ死者数は全伊死者の2/3を占め、様々な原因が推測されますが、私の興味を引いたのは新型コロナでサイトカインストームが多く見られた事実です。これは免疫機能の過剰反応ですが、典型的なケースは体内で複数のウィルスが出会った時に起こります。

ところでベルガモ地方は90年代にWHOが声高な批判を行ったくらいワクチン拒絶姿勢が強かったのですが、昨年十月末65歳以上の住民の大部分に髄膜炎やインフルエンザワクチン接種が行われ、喜ばれていたばかりなのです。まさにサイトカインストーム発生に絶好な条件が揃っていたわけです。

そもそもワクチン接種は健康な人間に対してのみ行うべきもので、さらに接種後にはサイトカインストーム発生を防止するため、決して別のウィルスに感染する可能性のないことが大切なのです。

米軍が行った研究ではワクチンを接種したグループとしていないグループにおける呼吸器系疾患の罹患率が比較されていますが、接種グループにおいては特にコロナウィルス系の呼吸器疾患に罹患する確率が1.5~2倍高いことがわかっています。

未知のウィルスに対して半年以内にワクチンを開発、副作用も未知のまま接種など考えられません。ワクチンに副作用があるのかという問いですが、免疫機能への作用がワクチン効果であるということからしてワクチンの効果は中性ではあり得ず、副作用は当然あり得ます。

大急ぎで開発され、副作用もまったくわからないワクチンのテスト接種に立候補する人などどこにいますか?結局強引に南アフリカがテスト国に選ばれ、場所の公開されていない研究所で強制接種が実施するという身の毛もよだつことが行われているのです。

南アフリカでは強制ワクチン接種に対する抗議運動も起こっていますが勿論弾圧され、西側諸国は”貧しい人々を救うために無料でワクチンを提供する”という綺麗事で人体実験の事実を隠しているのです。

ワクチンのもう一つの危険は、無症状の自覚のない感染者に接種してしまうことです。ワクチンの接種は既に罹患した人には決して行ってはいけないのは常識です。

目下ワクチンを開発しているモデルナ社の株価が急上昇中ですが、彼らの開発しているメッセンジャーRNAワクチンは身体のあらゆるタンパク質に作用するタイプのもので、いったいどんな影響があるのかは誰にもわかりません。メッセンジャーRNAワクチンは人間の身体全体の反射機能を根本から変容させるものです。

この数ヶ月間のコロナ騒動に私は呆然とし、悲しくて仕方ありません。世界の科学エリート層はほとんど何も発言してくれませんでした。超優秀な同僚達が緘口令に従い、製薬ラボとの利害関係から沈黙したのです。

沈黙してしまった超優秀な同僚達は今私が簡単にお話したことを専門的に証言することができるはずなのです。今の状況の行き着く先はワクチン強制接種と推測され、拒否する者は移動の自由や選挙権を取り上げられることなどが画策されているようです。

新型コロナ騒動の行く付く先はワクチンの強制接種、そして人類という種自体の二つの側面からの破壊です。一つ目は人間同士の交流という豊かさの破壊。そして二つ目は生命自体の道具化による破壊です。

現在新型コロナを利用して、全人類が人体実験の対象にされつつありますが、もう一つ進行しているのは人間と動物の合体という実験で、これに対して目下唯一声を上げて抗議をしているのは動物保護運動家達です。

人々は筋道の立った思考が苦手になり、シリコンバレーの言う”テクノロジーによる解決”をますます信仰しています。最新テクノロジーがすべてを解決してくれると信じるのですが、テクノロジーは意図をもった人間にプログラムされたものだと気付きません。」(アレクサンドラ・アンリオン=コード、フランス国立医学健康研究所元所長、遺伝学者)


・コロナ狂騒の行き着く先については楽観的な見解と悲観的な見解がある。悲観的な見解は人類の文明をあと数世代で終焉させるだろうというものだ。

コロナ狂騒は人間文明があらゆる価値を失ったことを暴露した。ただ金のみが支配している。今ほど人類が地球を絶対支配したことはない。その結果人類の半分は都市生活者となり自然と無縁になった。生命が何かを知らない。狂人の世界ができあがった。

この狂人の世界ではいくら科学が真実を突き止めても真実は真実と認められず、金の都合に合わせて改竄される。新型のウィルスに対して効果を示している薬(クロロキン)をフランスの厚生大臣が使用禁止する世界だ。狂っている。

このウィルスを解析する技術はいくらでもある(…)コロナウィルスはこれまでよく知られてきたウィルスだが新型の特徴はRNAの断片が人工的に付加されていることだ。この事実に対して世界中が口を噤むのは、カバーアップ命令が徹底しているからだ。

新型コロナの人工的出自に対する世界レベルでの緘口令は徹底しており、アメリカだろうがフランス、イギリスだろうが科学者すら皆買収されており、皆自然発生のウィルスだと必死に繰り返している。噓だ。

新型コロナが自然発生のウィルスだと主張する科学者自身が皆、それが噓だと自覚している。何故そのような大嘘が繰り返されるのかを考えることが重要なわけだ。まずは金だ。そのように言わなければ職もキャリアも失う恐怖だ。

Covid19感染者がインフルエンザワクチンを接種した場合、まもなく死に至る可能性の大きいことを知る必要がある。同様に癌の化学治療を行っている患者がインフルエンザワクチンを接種すると死ぬ。こうした情報を徹底して人々に知らせる必要がある。

ワクチンの複合効果の危険について知る必要がある。ワクチンには有効なものもあれば危険なものもある。ほぼ全住民が昨年秋に髄膜炎ワクチンの接種を受けていた北イタリアではコロナ死者が最も多く出た。」(リュック・モンタニエ博士、ノーベル医学賞受賞者)


・アメリカで尊敬を集める医師であり生物兵器研究者は、Covid ワクチンが「兵器化された薬」の一形態であると確信していると述べた(sott.net 2021年2月2日)

※脊椎外科医であり、米国外科医協会の前会長であるリー・メリット博士は、米メディア「ニューアメリカ」とのインタビューで、現在のコロナウイルスワクチンは、人々に対して配備されている危険な生物兵器であると確信していると述べた。

博士は、9年間、アメリカ海軍で外科医として働く一方で、以前に生物兵器を研究していた。

メリット博士はインタビューにおいて、現在米国で配布されているコロナウイルスワクチンの mRNA は、遺伝暗号を書き直し、その後のコロナウイルスの再感染に対して脆弱にすると言う。博士は、以下のように述べる。

「(昨年) 2月初めに、これは生物学的に操作された生物兵器だと確信しました。なぜなら(このワクチンの)データの検索から誰しもが弾かれていまして、これは検閲がかかっていることを示唆するものだからです」

生物兵器の研究に費やした時間に基づいて、メリット博士は、戦場で生物兵器を使用するのではなく、秘密の生物剤、経済戦争、国家間の力の誇示のプロパガンダに最も効果的な「第五世代の戦争」の時代に私たちは生きていると述べる。

「私たちがこの多次元戦争の一環として現在、生物戦に参加している場合、私たちが事前に治療方法を獲得してしまえば、ウイルスで人々を恐怖に陥れることはできません。それは重要なことです。なぜなら、このワクチンは感染を妨ぐことができないからです」

「コロナウイルスワクチンは、接種した人の体にその病原体を与えるものではありません。行われているのは mRNA のプログラミングです。 mRNA は DNA のようなものですが、それは メッセンジャーRNA と呼ばれるもので、体内のタンパク質を作るものです。それはあなたの中のコンピューターチップのようなものです。 3Dプリンターに入れて、何を作りたいかを伝えて、それを印刷する。生物学的にこれと同等です」

「コロナウイルスワクチンの場合、この mRNA は、あなたの体すべての細胞で、コロナウイルスのスパイクタンパク質(または少なくともその一部)を作り出しています」

「私たち研究者は、この種のウイルスのワクチンについて動物実験で成功したことは一度もありません。あるいは、これまで人間で(この実験を)行ったことはありません。ワクチン接種後、(治験の期間中)実際に人々を追跡した最長の期間は 2か月です。これは、抗体依存性感染増強(ADE)の問題がないことを知るには十分な時間ではありません」

そして、博士は以下のように述べる。

「これは完璧なバイナリー兵器です。その mRNA に何がプログラムされているかを正確に知る方法はありません。なぜなら、ほとんどの医師はそのデータにアクセスできないからです」

「もし、生物兵器研究者としての私が、他国で軍隊を倒したいと思ったなら、それが自然界に存在しないことを知っている mRNA を作るだけです。誰もそのワクチン接種で死ぬことはありませんが、2年後に「何かを放出」します。それは免疫増強死を引き起こします」

メリット博士は、人々に以下のようにアドバイスしている。

「今すぐパンデミックを抜け出したいのなら、それは本当に簡単なことです。まずテレビの電源を切って下さい。それからマスクを外し、それぞれの仕事を再開し、あなた自身の人生を生きて下さい」


・ペコバ氏 「ワクチンは効かないかもしれない。このワクチンにより10年後に何が起きるかわからないために、私は接種を受けない」と述べる(CNN 2021年2月5日)

※微生物学者のソナ・ペコバ氏が、メディアとのインタビューにおいて、「ワクチンは、もう発生しないはずだった何かに対して開発された」と述べた。

ペコバ氏によると、(現在のワクチンは)英国のコロナウイルス変異型には機能しない可能性があり、さらに、今後 5年から 10年で(接種を受けた人の身体に)何が起こるかは定かでないと言う。彼女は、自身ではワクチン接種を受けないことを認めている。

また、インタビューの中でペコバ氏は、第二波と第三波を引き起こしたウイルスは異なる株を持っており、人為的に改変されていると確信していると述べた。彼女によれば、英国の突然変異株も同じだという。

ペコバ氏は以下のように警告した。

「ワクチンに効果があると私は思っていません。これはもう存在しないもの(過去のコロナウイルス)に対して開発されました。このワクチンが、イギリスの変異株に効くと言う人たちもいますが、私はその意見に懐疑的です。これは主に、この英国の菌株が持つ重要な突然変異の数と、菌株間に存在する不均一性(配列の多様性)の量に基づいています。現在のワクチンは、実際に循環している菌株に対しては問題がある可能性があります」

ワクチンを製造した企業はすでに巨大な予算を使っており、それに対しての投資収益率が企業には必要であることをペコバ氏は理解している。

しかし、彼女は、コロナウイルスワクチン(mRNA ワクチン)のような革新的な設計の遺伝子組み換えテクノロジーを使った経験は(医学界では)まだ十分でないと述べる。

「私たちは、(このワクチンの)長期的な安全性プロファイルを知りません。私は、このワクチンの即時の影響(副反応など)は恐れませんが、それよりも今後 5年から 10年で起こり得る可能性のあることを恐れています。それは、将来的なリスクになる可能性があります。私は受けません」

彼女によると、それぞれの波は異なる新しいウイルスによって引き起こされ、それらは、春に流行したのものとは何の関係もないと彼女はいう。以前のコロナウイルスはすで消えたとも述べ、英国の突然変異株はすでに 4番目の系統だという。

「春の菌株が 1番目であり、9月に2番目、12月に流行した株は 3番目であり、新しい菌株であるイギリスの変異株は 4番目です。春は SARS-CoV-2、9月に流行したものは SARS-CoV-3、12月に流行した株は SARS-CoV-4 と言っても過言ではありません。現在の英国の突然変異は SARS-CoV-5 と呼ばれるべきです。それぞれ臨床的に異なった振る舞いをし、そして異なったゲノム、異なったプログラムを持っています」