
「国民主権はもはや実行可能な概念ではない」- ジミー・カーター大統領の国家安全保障顧問、ズビグニュー・ブルゼンジンスキー
「私たちは、ワシントンポスト、ニューヨークタイムズ、タイム誌、その他の偉大な出版物のディレクターが、約40年間、私たちの会議に出席し、慎重さの約束を尊重してくれたことに感謝する。もし、その間に宣伝の明るい光にさらされていたら、私たちの世界に対する計画を発展させることは不可能だったでしょう。しかし、世界は今、より洗練され、世界政府に向かって行進する準備が整っている。知的エリートや世界の銀行家による超国家的な主権は、過去何世紀にもわたって実践されてきた国家の自決よりも望ましいに違いない。」 - 1991年のビルダーバーガー会議でのデビッド・ロックフェラー
・クアンティコ会合(1950年代半ば)
※1950年代、アメリカのロックフェラーの所有するプライベート島で、若き日のズビグニュー・ブレジンスキーやヘンリー・キッシンジャー(当時気鋭のハーバード教授)がリーダーとなって、秘密の研究会「クアンティコ(Quantico)会合」が行われた。
「研究グループ」は、「ジェーソン学会(Jason Society)」あるいは「ジェーソン研究会(Jason Scholars)」として知られた、「外交問題評議会(Council on Foreign Relations, CFR)」の秘密の学者たちの35人のメンバーで構成されていた。
ズビグニュー・ブレジンスキー(Zbigniew Brzezinski)博士は最初の第一期18ヶ月の研究指揮者であった。ヘンリー・キッシンジャー(Henry Kissinger)博士は、1955年11月に始まった第二期18ヶ月の研究指揮者であった。
第二期の会合は、クアンティコ・マリン・ベースで開かれた。そのグループは「クアンティコ II」として、この秘密会合期は暗号名「カントリークラブ」として、知られている。
そしてこの組織を後押ししたのが、大統領から実権を奪ったネルソン・ロックフェラーであった。

(上)ネルソン・アルドリッチ・ロックフェラー (Nelson Aldrich Rockefeller、1908年7月8日 - 1979年1月26日)
ネルソン・ロックフェラーは、研究委員会のために、彼らが大衆の詮索から離れて会合できるよう、メリーランドのどこかの飛行機でしか行けないところに、土地と建物を寄付して、避暑地を建設した。衣食住、レクリエーション、図書館、会合のための施設など、完璧なものがその場所に存在した。
ネルソン・ロックフェラーは、この研究期間中よく訪問していた。
その会合の間、プロジェクトと研究のための資金は、政府の外部から、軍事予算やCIAの極秘の無目的資金から得られた。
「研究グループ」は、1956年の後半には「公的に」閉ざされ、引き続きベールに覆われた。
こうして秘密は保持され続け、内容は、公衆にも議会にも伝えられることはなかった。
以下は、この時のメンバーである。
委員長のゴードン・ディーン(Gorden Dean)。彼は当時アメリカ合衆国でもっとも力のあった人々の1人であった。
ズビグニュー・ブレジンスキー博士(Dr. Zbigniew Brzezinski)、第一期の研究長。
ヘンリー・キッシンジャー博士(Dr. Henry Kissinger)、第二期の研究長。
エドワード・テラー博士(Dr. Edward Teller)、科学者世界の代表者。
リチャード・C・リンドセイ少将(Major General Richard C. Lindsay)
ハンソン・W・ボルドウィン(Hanson W. Baldwin)
ロイド・V・バークナー(Lloyd V. Berkner)
フランク・C・ナッシュ(Frank C. Nash)
ポール・H・ニッティ(Paul H. Nitze)
チャールズ・ピノ・ノイス(Charles Pinouis Noyes)
フランク・ペース・ジュニア(Frank Pace, Jr.)
ジェームズ・A・パーキンス(James A. Perkins)
ドン・K・プライス(Don K. Price)
デービッド・ロックフェラー(David Rockefeller)
オスカー・M・ルーハウゼン(Oscar M. Ruebhausen)
ジェームス・M・ギャバン陸軍中将(Lt. General James M. Gavin)
キャリル・P・ハスキンス(Caryl P. Haskins)
ジェームズ・T・ヒル・ジュニア(James T. Hill, Jr.)
ジョセフ・E・ジョンソン(Joseph E. Johnson)
マービン・J・ケリー(Mervin J. Kelly)
フランク・アルチュール(Frank Altschul)
ハミルトン・フィッシュ・アームストロング(Hamilton Fish Armstrong)
ジェームズ・マコーミック・ジュニア少将(Major General James McCormic, Jr.)
ロバート・R・ボーイ(Robert R. Bowie)
マクジョージ・バンディ(McGeorge Bundy)
ウィリアム・A・M・バーデン(William A. M. Burden)
ジョン・C・キャンベル(John C. Campbell)
トーマス・K・フィンレター(Thomas K. Finletter)
ジョージ・S・フランクリン・ジュニア(George S. Franklin, Jr.)
I・I・ラヴァイ(I. I. Rabi)
ロズウェル・L・ギルパトリック(Roswell L. Gilpatrick)
N・E・ハラビー(N. E. Halaby)
ウォルター・ベダル・スミス将軍(General Waltere Bedell Smith)。彼はビードル(Bedell)と呼ばれた。
ヘンリー・デウォルフ・スミス(Henry DeWolf Smyth)
シーズルズ・ウォーレン(Shields Warren)
キャロル・L・ウィルソン(Carroll L. Wilson)
アーノルド・ウォルファース(Arnold Wolfers)
これらの人々は当時の全米を代表する各界のトップスターたちである。あらゆる分野の専門家の学会長クラスの人々なのである。
はたしてこの連中がいったい何を研究し何を議論したのか。 残念ながら、今では全く分からない。
実はこの時にその会議で決定された「世界の方針」というものがある。それを彷彿させるものが、以下の、1969年3月20日のリチャード・デイ(Richard Day)博士(彼はトップレベルの人物ではなかったが、トップレベルとかなりの話ができた友達レベルの人物であった)の講演の、回顧記録である。
リチャード・デイ博士が話した話題(目次)
人口調節:子供をもつことの許可
セックスの目的の切り替え-生殖なしのセックスとセックスなしの生殖
性教育と世界政府の道具としての若者を肉欲的にすること
人口調節としての税で基金化された堕胎
同性愛の推奨・・・・同性愛に行く何事もまた推奨される
安楽死と“死に至るピル”
入手可能な医療介護を利用することの制限は老人を容易に排除させる
医療の厳しい制限;開業医の排除;診断するのが難しく対処できない新しい病気
人口調節の1つの方法としてガン治療の抑制
暗殺の一つの方法としての心臓発作
思春期と進化を早めるための方法としての教育
全ての宗教の融合・・・・古い宗教は消え失せねばならなくなるだろう
キーワードの改定による聖書の変更
教化の道具としての教育の再構築
学校により長く置くこと、しかし、生徒には何も学ばせない
情報にアクセスすることの制限
学校をコミュニティーの中心にすること
ある本は図書館から消えるであろう
モラルと社会的無秩序を増大させるための法改正
市街地に無法地帯を生み出すための麻薬の乱用の推奨
アルコール乱用の増進;旅行の制限
監獄の増大の必要性と監獄としての病院の利用
変化
強まる統治
地球的相互依存:新しい構造を作るために、最初にあなた方が古いものを破棄しなければならない
愛国心は無駄になる
失業:安全性の喪失
伝統を除去するための人口移動
世界市民:世界のスポーツ
狩猟
女子のためのスポーツ:女性らしさを重視しない
娯楽:暴力、セックスそしてセックスに鈍感になること:人々を“人的被害”にする準備
我々に若さを与えよ
80年代、90年代:死神。旅行制限―国民ID-チップ、その他
食糧のコントロール
気候管理
政治
人がどのように応答するかを知り、彼らをあなた方が思うようにさせる
偽造される科学的研究
国連の受容:最後は、方法を正当化する
戦争はいい:あなたは砲弾の餌食となり、人口を減らし、英雄は死ぬ
テロリズム:コントロールのための偉大な道具
お金と銀行業
政府や有力者がすべての人々を監視している:あなたがテレビを見ている間
個人で家をもつこと:“過去のことである”
・・・ヘンリー・キッシンジャーがその研究にいかに真剣に関わっていたかを知るための手がかりは、彼の妻や友人たちの証言によって見いだすことができる。
彼らの多くは、「ヘンリーは毎朝早朝に出かけ、毎晩遅くに帰宅し、誰とも話さず、誰にも返事しなかった。まるで、他の誰かが入る隙間も無い、別世界に住んでいたかのようでした」と述べている。

(上)ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー(Henry Alfred Kissinger、1923年5月27日 - )
キッシンジャーは、これらの会合の間、確かに調和していなかった。
彼は本来、紳士的で非常にチャーミングと形容されるように、彼と会った多くの人々は彼をとても好きになった。しかし、その後のどんな深刻な行事においても二度とこういうふうに振る舞うことはなかった。多くの場合、彼は日昼働いた後深夜まで働き詰めだった。夫婦は話もしなかった。この振る舞いのため、1964年に離婚することになった。
※ブログ主駐:この話の出所は、ミルトン・ウィリアム・クーパー(Milton William Cooper, 1943年 - 2001年11月5日)というアメリカの陰謀論者である。
元ネタはクーパーの講演内容なのだが、荒唐無稽な宇宙人絡みである。その部分を取り除き、ブログ主が再構成したものが当文である。
時系列的には特に矛盾もなく妥当な内容だと思われる。
(紐付き)陰謀論者は、真実と荒唐無稽話を織り交ぜる。100%嘘なら誰も相手にしない。
故に、荒唐無稽な部分を取り除けば、真実(らしい部分)が残るのである。
ただし、丸呑みしてはいけない。せいぜい、参考にする程度、「大まかな「傾向」としては真実であろう」という程度に理解すればいい。組織名など、細部に拘泥してはいけない。
ただし、宇宙人の部分も全くのでたらめとは限らない。なぜなら、(紐付き)陰謀論において、「宇宙人」とは、「神」もしくは「サタン」(サタン=神の悪魔化モードのこと)の言い換え用語だからである。つまり本質は宗教話なのである。もちろん宇宙人は実在しない。
元ネタでは、侵略者である宇宙人に対抗するために、影の支配者達がこのような研究をしている、という筋立てである。
つまり、「宇宙人」を「神」もしくは「サタン」に変換すると、
「宇宙人の侵略」=「神の怒り、もしくは、サタン」により、人類が滅ぼされそうになっている。「宇宙人の侵略に対抗するために」=「神の怒りを鎮めるために、もしくは、サタンに対抗するために」、「NWO(ニュー・ワールド・オーダー/新世界秩序)」=「神の国」を建設しなければならない。
・・・というキリスト教の教義の言い換えなのである。
もちろん「影の支配者、影の政府」=「秘密結社」というのも、謎でも何でもなく、「キリスト教勢力、ユダヤ人」のことである。
以下のWikipedia「ミルトン・ウィリアム・クーパー」からの引用部分は本稿と関係が深いので部分的に引用・改変する。
宇宙人は、人間に似ているんだそうだwww。これも「神は自らに似せて人を造った」=「神は人間の姿に似ている」という言説(そもそも神自体が人間の投影に過ぎない)の言い換えである。
宇宙人問題というのも「自然(地球)環境破壊問題」「地球人口増大問題」の言い換えでもある。「宇宙人」=「神」=「自然(地球)」。
宇宙人がジョージア・ガイドストーンを建造したオカルト秘密結社や環境団体のようなことを言っているwww。これも架空の宇宙人にオカルト結社の思想を投影・仮託してしゃべらせたものである。けっして逆の(=宇宙人が命令したからオカルト組織が似たようなことを言っている)わけではないぞwww。つまり、宇宙人には「秘密結社」の言い換えとしての意味もある。「宇宙人」=「神」=「秘密結社自身」。
宇宙人の存在を秘密にするとは、「秘密結社(影の支配者、影の政府)の存在や秘密結社による陰謀の存在」を秘密にするということである。そのために情報機関は作られ、世界中の情報を監視・統制・(偽陰謀論を流布したり、まともな陰謀追究論や陰謀追究者を嘲笑うなどの工作)操作しているわけである。
すると、人間を滅ぼそうとしている神(=サタン)も秘密結社で、それに対抗する人類も秘密結社で、ようするに、全て「キリスト教勢力、ユダヤ人」の「自作自演」なのである。
「俺達の言うことに従って俺達が独裁支配するNWO=神の国=ワンワールド世界政府=共産主義社会を造らないと、皆殺しにするぞ!」・・・ってね。
自然環境が破壊されれば、それに依存する生物である人類も死滅する。ゆえに人類が生き残るために、自然環境を守らなければならないのは当然のことだが、それはオカルトに基づいている必要はなく、利己主義に基づく合理性で十分なのである。
そしてその地球の自然環境を破壊してきたのは、何よりも自然環境を破壊することで、金儲けをして、世界を支配してきた、ロスチャイルド・ロックフェラーを始めとする、ユダヤ=キリスト教勢力の国際産業金融資本家自身なのだということを忘れてはならない。
(彼らは一般大衆の犯した環境破壊の後始末をするようなことを言っているが、自己欺瞞も甚だしい。一般大衆はインドネシアやアマゾンの樹一本すら切り落としていない。おまえ達が供給するものを使わざるを得ないだけである。)
ようするに自分達国際産業金融資本家自身が犯してきた犯罪的行為のツケを、一般大衆を、NWO圧制下に置いたり、大量虐殺することで、一般大衆になすりつけようとしているだけである。
※隠蔽工作の最高意思決定機関MJ-12
(「MJ-12」は「マジョリティー12」の略語であり、一般に言われるMJ-12(マジェスティック12)とは異なる。)
トルーマン大統領は、地球環境破壊/人口爆発問題の進行に対して、地球環境を保全するために、ソ連を含む連合を組織した。国際的な秘密を保持をするために「ビルダーバーガーズ」と呼ばれる秘密組織が創設された。この組織の本部はスイスのジュネーブにある。国際連合の存在は建前に過ぎず、ビルダーバーガーズは今や「秘密の世界政府」として、あらゆることをコントロールしている。
1953年に大統領となったドワイト・D・アイゼンハワーは、地球環境破壊/人口爆発問題に対し、彼の友人でもあったネルソン・ロックフェラーに助言を求めた。二人は後にマジョリティー12(MJ-12)と呼ばれる、人類を秘密裏に管理する構造を構築した。そしてアイゼンハワー大統領は、その主導権さえもロックフェラー家に与えてしまった。
1955年にネルソン・ロックフェラーは役職を変え、「調整計画するグループ(planning coordination group)」と呼ばれる機関の長に就いた。証拠となるものは1954年に書かれたメモである「NSC54-10」と「NSC54-11」である。そのグループのメンバーはロックフェラー、国防省代表、国務省代表、CIA長官であった。彼らはまもなく「5412委員会」あるいは「特別グループ」と呼ばれた。
マジョリティー12(MJ-12)は、ロックフェラー、CIA長官アレン・ウェルシュ・ダレス、国務長官ジョン・フォスター・ダレス、国防長官チャールズ・E・ウィルソン、(陸海空軍)統合参謀本部議長アーサー・W・ラドフォード、FBI長官ジョン・エドガー・フーヴァー、外交問題評議会(CFR)の委員会からの6人、で構成された。この人々は「ワイズメン(賢人)」のメンバーとして知られており、永年にわたりCFRの鍵となるメンバーであった。
彼らは自らを「ジェーソンスカラー」と呼ぶ「秘密の学者社会」の古参のメンバーであった。「ジェーソンスカラー」はハーバード大学やイェール大学出身であり、「スカル・アンド・ボーンズ」や「スクロールアンドキー(Scroll and Key)」と呼ばれる大学内の秘密結社からメンバーをリクルートしていた。このように大学には最高機密として隠された一面がある。
MJ-12にメンバーを送った「ワイズメン」の中で最も重要かつ影響力を持った人々は、ジョン・マックロイ(John J. McCloy)、ロバート・A・ラヴェット、W・アヴェレル・ハリマン、チャールズ・E・ボーレン、ジョージ・ケナン、ディーン・アチソンらであった。
最初のMJ-12はアメリカのことを考慮して構成されたが、次第に、大統領から力を奪い取り、陰の政府の形成、アメリカ人に対し麻薬を売るなどして悪徳化した。
MJ-12はCFRや、後に三極委員会と呼ばれる組織などを創設した。ゴードン・ディーン(Gordon Dean)、ジョージ・H・W・ブッシュ、ズビグネフ・ブレジンスキー などはそれらの組織のメンバーであった。
報道関係者が三極委員会の会合の目的を尋ねるようになってきたため、隠蔽のために、1954年に「クアンティコ会合」が開かれた。そのグループはジェーソンスカラーのメンバー35名で構成されていた。
1957年にシンポジウム(ハンツビル会議)が開催され、著名な科学者が参加した。その会議では「西暦2000年頃かその後すぐに、この惑星は人口増加と環境破壊のために自己消滅するだろう。」と結論された。
アイゼンハワー大統領の秘密の戒厳令によって、「ジェーソンスカラー」たちはこの結論を研究し「選択肢1、2、3」と呼ばれる、3つの勧告を行なった。
「選択肢1」は、「核兵器を利用し、爆風で成層圏に穴を開け、そこから熱と大気汚染物を宇宙空間に逃がす」というものであった。これは最も成功する見込みが薄いと判断された。
「選択肢2」は、「地下都市とトンネルからなる広大なネットワークを建設し、その中であらゆる文化と職業の選ばれた代表が生き残る。他の人間は惑星の表面に残って自己防衛する。」というものであった。
「選択肢案3」は、「選ばれた少数の人間が地球を離れて、宇宙空間に植民地を作る。そのために宇宙テクノロジーなどを開発する。」というものであった。そのために月と火星に関心が向けられた。
また人口増加の遅延策として、3つの選択肢のすべてに「出産制御、不妊」の要素が含まれていた。地球人口の増大を制御するために強制が必要とあらば、恐ろしいマイクロチップ制度を導入する案も含んでいた。エイズ(AIDS)(後天性免疫不全症候群)はこれらの人口削減計画の結果の1つであった。連携した米ソのリーダーたちは選択肢案2と3を開始する作業を命令した。
そうしたプロジェクトの予算を確保するため、麻薬の非合法販売が必要と判断された。麻薬は漁船で南アメリカから海岸沖に運ばれた。ジョージ・ブッシュは、その支援に賛成し、CIAと連携して非合法麻薬を国に持ち込むための作戦を実行し、現在に至るまでその作戦は成功している。
以下「さてはてメモ帳」様より転載
http://glassbead.blog.shinobi.jp/%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88/henry%20kissinger%20dies
・戦犯で人口削減論者のヘンリー・キッシンジャーが死去
Rhoda Wilson
2023年12月1日
https://expose-news.com/2023/12/01/criminal-and-depopulationist-henry-kissinger-dies/
※ヘンリー・キッシンジャーが水曜日にコネチカット州の自宅で死去した。悪名高い戦争犯罪人であり、人口削減論者であったキッシンジャーは100歳であった。
エグゼクティブ・インテリジェンス・レビューが1981年に行った調査では、カーター政権時代、キッシンジャーは戦争、飢饉、病気、その他必要なあらゆる手段を通じて世界の人口を20億人減らすというアメリカの外交政策の目標を策定する組織の中心人物であったことが明らかになった。
調査の結果、エルサルバドルで1980年に始まった内戦は、エルサルバドル政府が人口削減のためにアメリカの外交政策プログラムを利用しなかったために引き起こされたことが明らかになった。内戦の12年間で、75,000人以上の市民が死亡した。
伝記『キッシンジャーの影』の著者であるグレッグ・グランディン[Greg Grandin]は、1969年から1976年までのキッシンジャーの行動(キッシンジャーが国家安全保障顧問および国務長官としてリチャード・ニクソン[Richard Nixon]、そしてジェラルド・フォード[Gerald Ford]の外交政策を決定づけた8年間)は、300万人から400万人の死を意味したと推定している。
これには、カンボジアやチリのような実行犯と、東ティモールにおけるインドネシアの流血、バングラデシュにおけるパキスタンの流血、そしてクルド人を利用しては見捨てるというアメリカの伝統の発足といった不作為の罪が含まれる。
戦争犯罪人キッシンジャー
キッシンジャーは権力のポルノグラフィーの象徴である。1968年、彼はジョンソン大統領のためにパリでベトナム和平条約の交渉を行っていた。リチャード・ニクソンの大統領当選を確実にするため、彼は共和党と和平交渉を妨害する取引をした。その見返りとして、自称「世界最大の平和構築者」が新政権下で登用されることになった。キッシンジャーの悪行によって戦争は4年延長され、何百万人ものベトナム人、カンボジア人、ラオス人の命が奪われた。
インドシナにおける意図的な民間人の大量殺戮、バングラデシュにおける大量殺人と暗殺の共謀、チリにおけるシュナイダー将軍殺害の個人的計画、キプロスにおけるマカリオス大司教殺害計画への関与、東ティモールにおける大量虐殺の扇動と実行も起訴されるべきだ。
上記は2001年にガーディアンに掲載されたもので、故クリストファー・ヒッチェンズ[Christopher Hitchens]の著書『The Trial of Henry Kissinger(ヘンリー・キッシンジャーの裁判)』についての言葉である。
この本の中で、クリストファー・ヒッチェンズは検察側弁護士として証言台に立ち、その野心と冷酷さが、個人的な殺人と広範な無差別殺戮の両方を直接的にもたらした人物について、破壊的な告発を展開している。
『ヘンリー・キッシンジャーの裁判』は、インドシナ、バングラデシュ、チリ、キプロス、東ティモール、そしてイラクのクルド人の窮状において、元国務長官が許可した残虐行為(殺人、誘拐、拷問の謀議も含む)を、直接の証言、未公開文書、情報公開法によって発見された新情報に基づく証拠を用い、国際法廷で通用するものだけを用いて概説している。
以下は、ユージン・ジャレッキ[Eugene Jarecki]が監督し、ブライアン・コックス[Brian Cox]がナレーションを担当した、2002年のドキュメンタリー『The Trials of Henry Kissinger』である。
https://youtu.be/tIVDZYVDraM
ヘンリー・キッシンジャーの裁判 (2002) (80分)
人口削減論者キッシンジャー
以下は、エグゼクティブ・インテリジェンス・レビュー(「EIR」)が1981年3月10日に発表した『ヘイグ-キッシンジャーの人口削減政策』と題する報告書の序文である。
EIRの調査によって、ホワイトハウスの管理外で、戦争、飢饉、病気、その他必要なあらゆる手段によって世界の人口を20億人削減することだけを目的とした計画組織が活動していることが明らかになった。
政府の様々なレベルを含むこの組織は、アメリカの外交政策を決定している。エルサルバドル、ペルシャ湾のいわゆる危機の弧、ラテンアメリカ、東南アジア、アフリカなど、あらゆる政治的ホットスポットにおいて、アメリカの外交政策の目標は人口削減である。
この作戦の目標機関は、国家安全保障会議の人口政策に関するアドホック・グループである。その政策立案グループは、ヘンリー・キッシンジャーによって1975年に設立された米国務省人口問題局にある。
このグループは、世界的な人口削減を求めるカーター政権の『グローバル2000』文書を起草し、同じ組織が、意識的な人口削減プロジェクトとして、エルサルバドルの内戦を指揮している。
「私たちの活動の背景には、ひとつのテーマがある、私たちは人口を減らさなければならない」と、国務省人口問題局(OPA)のラテンアメリカ担当官であるトーマス・ファーガソン[Thomas Ferguson]は述べた。「彼ら[各国政府]が私たちのやり方で、きれいな方法で人口削減を行うか、エルサルバドルやイラン、ベイルートのような混乱に陥るかのどちらかです。人口は政治問題である。いったん人口が制御不能になれば、それを減らすために権威主義的な政府、さらにはファシズムが必要になる。」
「専門家は」と、ファーガソンは言った。「人道的な理由で人口を減らすことには興味がない。それは聞こえがいい。私たちは資源と環境の制約に目を向ける。戦略的な必要性に目を向け、この国は人口を減らさなければならない、さもなければ大変なことになる、と言う。そのために必要な措置が取られる。エルサルバドルは、単純な手段で人口を減らすことに失敗し、国家安全保障上の危機を招いた例である。エルサルバドル政府は、人口を減らすために我々のプログラムを利用することに失敗した。その結果、内戦が勃発した。・・・混乱と食糧不足が起こるだろう。彼らはまだそこにあまりにも多くの人々を有している。」
内戦は人口を減少させる方法としてはやや時間がかかる、とOPA職員は付け加えた。「人口を減らす最も手っ取り早い方法は、アフリカのような飢饉か、黒死病のような病気である」、いずれもエルサルバドルで起こりうることだ。
ファーガソンのOPAは第三世界の人口を監視し、人口を減らす戦略を立案している。1980年度の予算は1億9000万ドル、1981年度は2億2000万ドルである。『グローバル2000』報告書は、この数字を倍増するよう求めている。
EIRの8ページに及ぶ報告書はこちらで読むことができます。
https://larouchepub.com/eiw/public/1981/eirv08n10-19810310/eirv08n10-19810310_028-the_haig_kissinger_depopulation.pdf
[1] 注:OPAは現在、米国保健福祉省の一部である。