・出頭の26歳夫を逮捕 妻の死体遺棄容疑 平塚海岸女性遺体(毎日新聞 2019/06/28 13:20)
※神奈川県平塚市の海岸で27日、両足の一部が欠損した女性の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は28日、女性の遺体を遺棄したとして、会社員の平聖也容疑者(26)=川崎市宮前区神木本町=を死体遺棄容疑で逮捕した。遺体は妻の楓吹(ふぶき)さん(26)で、平容疑者は27日夜、県警に出頭していた。殺害して海に遺棄したなどと話していることから、県警は慎重に捜査している。
逮捕容疑は27日午前2時15分ごろ、平塚市高浜台の海中に楓吹さんの遺体を遺棄したとしている。容疑を認めているという。楓吹さんは27日午前8時半ごろ、海岸の波打ち際で見つかった。消防が病院に搬送したが、死亡が確認された。衣服は身につけていなかった。両足の太ももから下がなく、首の周辺には変色した痕跡があったという。
・自首の夫「両脚は切った」 海岸に女性切断遺体(FNN.jpプライムオンライン 2019/06/28 15:46)
※神奈川・平塚市の海岸で、太ももから下を切断された女性の遺体が見つかった事件で、警察は女性の夫を死体遺棄の疑いで逮捕した。
夫は、警察に自首をして、「妻の他人を見るような目に耐えきれなかった」と話している。
川崎市宮前区の会社員・平聖也容疑者(26)は27日未明、平塚市の海に妻の楓吹(ふぶき)さん(26)の遺体を遺棄した疑いが持たれている。
平容疑者は27日夜、「罪悪感に耐え切れなくなった」と、高津署に自首をして、「スーツケースに遺体を入れて海岸まで運んで遺棄した」、「両脚は切った」と容疑を認めている。
平容疑者は、「妻の他人を見るような目に耐えきれなかった」と話しており、警察は殺人の疑いでも捜査を進めている。
・遺棄した妻の遺体「スーツケースに入らず切断」(読売新聞 2019/06/29 13:13)

※神奈川県平塚市の海岸で両脚を切断された女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で県警に逮捕された夫の川崎市宮前区神木本町、会社員平聖也容疑者(26)が逮捕前の調べに対し、「複数のタクシーを乗り継いで遺体を運んだ」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。
発表によると、平容疑者は27日午前2時15分頃、同居する妻の会社員楓吹(ふぶき)さん(26)の遺体を平塚市高浜台の海に遺棄した疑い。
捜査関係者によると、遺体を運んだとみられるスーツケースが自宅から発見された。平容疑者は「遺体がスーツケースに入らなかったので、自宅で両脚を切断した」と説明したといい、脚は自宅と遺体発見現場付近で見つかった。
司法解剖の結果、楓吹さんの死因は首を絞められるなどしたことによる窒息死と判明。平容疑者は「首を絞めて殺した」と殺害もほのめかし、「借金のことで責められた。他人を見るような妻の目に耐えきれなくなった」などと話している。
・結婚資金使い、夫が借金返済か 平塚の死体遺棄容疑事件(朝日新聞DIGITAL 2019/07/01 15:53)
※神奈川県平塚市の海岸で足のない女性の遺体が見つかり、夫の会社員平(たいら)聖也容疑者(26)=川崎市宮前区神木本町5丁目=が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、平容疑者が、夫婦でためた新婚旅行などの資金を、妻に無断で借金返済にあてていた可能性があることが神奈川県警への取材でわかった。平容疑者は妻の殺害をほのめかしており県警が経緯を調べている。
平容疑者は6月27日未明、妻の会社員楓吹(ふぶき)さん(26)の遺体を平塚市高浜台の海に遺棄した疑いで28日に逮捕された。「処理するために切断したが、処理できなくて捨てた」などと供述しているという。
捜査1課によると、平容疑者は県警に対して、自身や妻のクレジットカードのキャッシング機能などを利用して数百万円の借金があったと説明。夫婦でためたとみられる結婚式や新婚旅行の費用も無断で使い込んでいたという。
・「働いていないことばれた」 平塚死体遺棄、容疑の夫が供述(毎日新聞 2019/07/02 09:58)

(上)女性が見つかった海岸
※神奈川県平塚市の海岸で女性の遺体が見つかった事件で、女性の夫で死体遺棄容疑で逮捕された会社員の平聖也容疑者(26)=川崎市宮前区=が「借金返済のために妻のクレジットカードを使っていたことや、働いていなかったことがばれた」と話していることが判明した。県警は、こうした夫婦間のトラブルが事件の背景にあったとみて捜査している。
遺体で見つかったのは妻の楓吹さん(26)。6月27日朝、海中に浮いているのを通行人が見つけて119番通報し、病院で死亡が確認された。県警は、27日未明に楓吹さんの遺体を平塚市の海岸から海中に遺棄したとして、出頭してきた平容疑者を逮捕していた。
県警捜査1課によると、平容疑者は6月、働いていなかったことや、楓吹さんのクレジットカードを自身の借金返済に使ったり、新婚旅行や結婚式のために貯金していたお金をすべて使い切ったりしていたことがばれ、「他人を見るような目をされた」と供述。借金は数百万円に上ったが、楓吹さんからは「二人でやり直そう」とも告げられたと話しているという。
県警は自宅を家宅捜索し、遺体の搬送に使ったとされるスーツケースなど約80点を押収した。同課によると、スーツケースには血が付着し、消臭剤や遺体の処理方法などが書かれたメモが入っていた。自宅からは楓吹さんのものとみられる片足が見つかった。同課は殺人容疑での立件を視野に捜査している。
・海で片足を発見したのは小学生か、妻の両足を切断した夫の「クズっぷり」(週刊女性PRIME 2019/07/09 05:00)
※「遺体発見現場は、神奈川県平塚市の『湘南ベルマーレひらつかビーチパーク』。6月27日午前8時半ごろ、42歳の男性が、波打ち際に漂う両足がない女性の遺体を発見しました」(民放社会部記者)
その時間帯、現場にいたという60代男性サーファーは、
「朝の8時半過ぎにサイレンの音が響いてね。次々に5台ぐらい消防車などが来るから、なんだなんだと思っていたら、遺体が見つかったって……」
と振り返る。その後は、
「ウエットスーツを着た警察官が海に入り捜索していました。遺体はブルーシートをかけられて、浜辺に置かれていてね……」
切断された左足は小学生が発見
その日の夜、『罪悪感に耐えられない』と平塚警察署に出頭してきたのが、翌日正午に死体遺棄容疑で逮捕されることになる川崎市宮前区の会社員・平聖也容疑者(26)。
遺体は平容疑者の妻で会社員・平楓吹さん(26)だった。司法解剖の結果、死因は首を絞められた窒息死の疑い。
前出・60代の男性サーファーは、遺体発見の翌朝6時半ごろ、同じ場所で犬の散歩をしていたという。その際の話。
「警察官が数十人で海辺を捜索していました。何かを発見したらしく、警察官がそれを大事そうに両手で抱えて、私のすぐ近くを通ったんです。シートに包まれていたけど、ピタッと包んでいたから足首の形がはっきりとわかってショックでした。見つけたのは、毎朝スキムボードを練習している小学生みたいですよ」
男性が見たのは切断された左足だったとみられる。もう一方の右足が発見されたのは、そこから直線距離で約40キロ離れた自宅アパートだった。
昨年11月に建てられた2階建て6戸。そこの2階に容疑者夫妻が引っ越してきたのは、昨年暮れのことだった。
「すぐに住人で埋まって、すぐに事件が起きて……。事件のために作られたような物件。大家さんもかわいそうに」
と近隣の女性は不憫がる。
それでも妻はやり直そうと
聖也容疑者は妻を殺害後、両足を切断。上半身と左足をスーツケースに詰め、複数回タクシーを乗り換え夜中の2時過ぎに平塚の海岸の沖合まで泳いで運び遺棄したのだ。
楓吹さんと聖也容疑者は、新潟県にある国立長岡科学技術大学で出会った。就職率ほぼ100%の理系大学で、楓吹さんは修士課程を修了し就職。一方の聖也容疑者は“進路変更”を理由に'17年3月に中退している。
その後、聖也容疑者が楓吹さんに婿入りする形で結婚をし、昨年末に現場となったアパートへと引っ越してきたが……聖也容疑者のクズっぷりがすさまじい。
「挙式費用や新婚旅行代もすべて使い切り、あげくの果てには妻のクレジットカードで勝手にキャッシングしていたそうです。それでも楓吹さんはやり直そうとしていた」(前出・民放社会部記者)
動機について聖也容疑者は、
「上から目線が嫌で殺した」「妻の他人を見るような目に耐えられなかった」などと供述しているという。
犯罪心理学者で東京未来大学のこども心理学部長・出口保行教授は、
「妻と同じ大学を中退したことで劣等感を強く抱いていたのでは。歪んだ自尊心を維持するため自分を尊大に見せ支配的に振る舞っていたと推測できる。妻がそう思っていなくても、被害者意識が強く悪い方向へ受け取ってしまっていたのではないか」
遺体を遺棄した日に出頭したのがせめてもの救いか。