・わずか15カ月の赤ちゃんでも人種の違いを認識し、同族意識があることが判明(米研究)(カラパチア 2014年05月27日)
 
http://karapaia.com/archives/52164115.html

※生後15ヶ月の白人の幼児たちにおもちゃを配って、その反応をみるというテストをしてみたところ、まだよちよち歩きの赤ちゃんでも、公平、不公平の違いを理解しており、更には人種の違いをも認識していて、自分と同じ人種に対して仲間意識を持ち、その利益を優先するという。

米ワシントン州シアトルのワシントン大学のジェシカ・ソマーヴィル教授率いる研究チームは、40人の白人乳幼児を対象にこんな実験を行った。

2人の白人研究者がそれぞれ、ひとりは公平に、もうひとりは不公平に、白人の幼児たちにおもちゃを分配した。その結果、70%以上の幼児が公平に分配してくれた研究者の方と遊びたがったという。

ところが今度はアジア人の幼児を混ぜて、白人の幼児のほうにより多くのおもちゃを配ってみた。すると白人の幼児は、彼らは自分たちをひいきする、“不公平”な大人のほうになつくという。つまり、幼児たちは人種の違いをちゃんと認識していて、自分と同じ人種をひとつのグループとして考え、好む傾向があるといえる。

ソマーヴィル教授は「学校に上がる前の小さな子供たちが、すでに公正さというものを重要視する傾向にあるのは驚きだが、同時に彼らは遊び相手を選ぶ際に、自分と同じ人種というものを意識し、同族が利益を得る場合には、公平さにはそれほどこだわらないのは興味深い。」と語る

つまり、こんな小さなうちから、子供たちは人種の違いや、社会的な観念(公平さ)を考慮に入れていることになる。自分と同じ人種グループにとっての結果(利益)というものにも興味を示しているのだ。

まだちゃんと話せない幼児の段階でも、公平・不公平の違いは認識し、自分と同じ人種に仲間意識を持ち、同族が有益になることなら、不公平上等とか、なんかもうこれってやっぱ環境とかじゃなく人間が生まれ持った遺伝子にそういう風にインプットされてるのかな?って思っちゃうよね。

今回は白人幼児たちが対象だったわけだけど、別人種での結果も知りたいよね。


・「生後6か月で人種区別意識が芽生える」 最新の研究で明らかに(2017年4月5日)

※ブログ主注:元の文章が、生物の自然な本能に基づく人種区別を、差別や悪と決めつける、キチガイの偏見に満ちていたので、改変。

そもそも異なる生物は生息場所を棲み分けるのが当たり前であり、それを「神」「神秘」「理性」のような妄想や、そこから派生した「人権」「自由」「平等」のような狂った人造イデオロギーのために、無理矢理、「異なる人種の同じ場所での共生」という不自然な営為を、強制するから人種差別が起こる。お互いに棲み分け、関わらなければ、そもそも人種差別も悲劇も起こらない。棲み分けこそが、同一の人種に基づいたそれぞれ異なる国家の並存こそが、人類の叡智である。人種を混ぜるな!人間も生物である。自然の本能に、自然の理に、従え!

※最新の学術研究によると、乳児は生後わずか6か月で人種区別意識が芽生えるようだ。トロント大学の研究チームが発表している。

この研究では、乳児は言語能力を得るよりもずっと前に人種区別意識を示すようになる。

オンタリオ教育研究所が発表した論文によると、この研究では乳児に幸せな音楽あるいは哀しい音楽を聴かせて、直後に様々な人種の女性の映像を見せて、それに対する反応を分析した。

具体的には3~10か月の乳幼児に音楽クリップを聞かせ、その後自然な表情の成人女性の映像を見せるというもので、「幸せな音楽→自人種の女性」「哀しい音楽→自人種の女性」「幸せな音楽→他人種の女性」「哀しい音楽→他人種の女性」の4つのパターンを検証した。

その結果、乳幼児は自人種の女性の映像については、哀しい音楽よりも幸せな音楽を聴かせたときの方が長い間注視し、反対に他人種の女性については、幸せな音楽よりも哀しい音楽を聴かせたときに長い間注視した。

つまり、「乳児は生後6か月の時点で、自分と同じ人種を幸福な音楽と、そして自分と異なる人種を哀しい音楽と結びつけるようになった」という結論が得られた。

さらに研究チームは、生後6~8月の乳幼児がどうやって周囲の大人から社会的手がかりを得ているのか調べ、その際に人種が何らかの役割を果たすのか分析した。

実験では、画面の4隅に視線を向ける様々な人種の成人女性の映像を幼児に提示し、「女性の視線の方向に動物が現れる」「女性の視線とは異なる方向に動物が現れる」パターンを検証した。

その結果、幼児は他人種女性よりも、自人種女性の視線に従う傾向があることが明らかになった。

この実験は、「乳幼児は他人種よりも自人種の大人から社会的手がかかりを引き出している可能性が高く。不確実な状況下において、他人種よりも自人種の社会的合図に従うように偏っている。」ことを示唆している。

また、どちらの実験においても、6か月未満の幼児はこうした人種的バイアスを示さなかった。

論文では「6~9か月の段階で幼児は人種的バイアスを示すようになる」と結論付けている。

これまでは一般的に、人種的バイアスは就学前(3~5歳)に初めて発生すると考えられていた。

また、この結果は人種区別意識は他者とのネガティブな経験が無くても発現することも示唆している。