・アメリカの糖尿病患者が悲鳴、インスリンの価格が30倍も高騰している現実(らばQ 2016年09月06日)
http://labaq.com/archives/51873843.html
※医療費高騰が叫ばれるアメリカですが、糖尿病の治療に欠かせないインスリンの値上げが止まらず、患者に危機が訪れています。
2001年には45ドルだった卸値が、昨年2015年には1447ドルと、実に32倍も跳ね上がっているのです。
アメリカ国内の糖尿病患者はおよそ3000万人。急なインスリンの値段の高騰により、多くの患者が悲鳴を上げています。
値段が上がった背景には、製薬会社や薬剤給付管理のコスト増があると説明されているものの、それぞれが責任をなすりつけている状態だとのことです。
糖尿病患者の重荷は大きくなる一方で、中には「食事かインスリンか」と、究極の選択を迫られている人も続出しています。
このアメリカ医療の惨状に対し、海外掲示板にはさまざまな意見が寄せられていました。
●わお、その値段では、冗談抜きでアメリカ国外まで毎月飛行機に乗って買い込んできたほうが安いよ。
↑メキシコからこんにちは。そのついでに歯の治療、目のレーザー治療も半額だよ。
↑メキシコの正規の内科医として言うが、その通りだよ。
自分はアメリカ国境のそばで仕事をしているが、アメリカ人がとてつもない高額医療費に不平を言っているのを何度も見聞きしている。
処方箋のいくつかはメキシコと全く同じもので、例えば二型の糖尿病患者の薬がアメリカでは1箱6個で500~1500ドルが、メキシコでは2箱で50~75ドル。
メキシコで治療を受けることに不安を感じる人もいるかもしれないが、アメリカと同じようにトレーニングを受け、同じ設備を使っている。
医療費は本人や家族の重荷になるべきではない。
同じ質の医療を安く受けたいと思うなら、迷わずにメキシコへ来るといい。サービスの良さに驚くはず。
↑メキシコ人は生活の質を求めてアメリカに行き、アメリカ人はその生活の質が払えなくてメキシコに来る。
●最近気づいたことは、アメリカにはヘルスケア・システムはなく、医療産業があるだけだってこと。
●インスリンではない糖尿病の薬品も、認可された医療品から外されていっている。自分は現在糖尿病の薬が供給されているところで働いている。
●1型の糖尿病患者として、生きていくための最低限を守るだけで経済的に深刻になるのなら、もう生きていたくない。
↑100%賛成するよ。生きるためだけに多くのお金を払い、ひたすら働いてを繰り返すことに意味を見いだせない。
●友人が糖尿病で亡くなったよ。彼はインスリンを手に入れるのがどんどん困難になっていた。
●最初にエピペン、そして今度はインスリン。この市場はクレイジーだ。
(エピペン:ハチの刺傷など、アナフィラキシーショック用の治療薬。アメリカでは医薬メーカーが独占したことで高騰した)
↑インスリンが最初だったんだよ。メディアが扱わなかっただけで。
●「金か命か」は、強盗だけのセリフだったのに。
●病人を餌食にするのは最低だ。この愚かなシステムを直すために、ヘルスケアのリフォームが必要だ。
↑他の先進国や、結構な数の発展途上国がやっているようにしよう。国民に医療を与えるんだ。
●ドイツ人として言うが、なぜそれが禁止されていないんだろう。
↑アメリカでは企業の利益が全てにおいて最優先なんだ。それは健康、公平さ、安全さ、その他より優先されるんだ。
●多くのアメリカ人が糖尿病を患っていてインスリンを必要としている。僕のように多くアメリカ人が、インスリンが必要な祖父のような家族を抱えている。
あとどのくらい人々から奪い取るつもりだろう。いつか暴力的なことが起きるまでにね。自分なら祖父を守るために、かなりのことをするつもりだ。
●なんだって発展途上国よりも、まともな治療を受けられないんだ。ああ。
●システムが壊れている。企業が勝ったんだ。自分たちは負けたんだ。
悪化の一途をたどっているように思えるアメリカの医療問題。
改善する日は来るのでしょうか。
・「アメリカ人がどんどん死んでいる…理由はインスリンが高過ぎて買えないから」(らばQ 2019年03月19日)
http://labaq.com/archives/51906847.html
※糖尿病の人にとってインスリンは生死を分ける薬ですが、医療崩壊が叫ばれるアメリカでは、医薬品が高騰する一方でインスリンも例外ではありません。
保険が効く人でさえ、728ドル(約8万円)の請求書を受け取る状態だそうで、捻出できずに死んでいく人が増えているというのです。
各製薬会社のインスリンの高騰ぶりはすさまじく、イーライリリー・アンド・カンパニーは2001~2005年の間に35ドルから234ドル、ノボノルディスクは2013~2019年に285ドルから540ドル。サノフィは244ドル~431ドルと、この数年だけでも倍増している状態です。
このため治療を中断したり、最初から買えず、死に至る人が激増しているのだとか。
アメリカには現在3000万人の糖尿病患者がいると言われ、そのうちインスリンが日常的に必要な人は約740万人になると見積もられています。
薬が買えずに亡くなっていくという、まるで後進国のような状態に議論が沸騰していました。
海外掲示板のコメントを抜粋してご紹介します。
●いとこが1型糖尿病で、これは自分にとってもパーソナルな問題となっている。
↑同じく。
↑うちの娘も。
↑これはもうジョークではなく、子どもを失くした両親がその遺灰を製薬会社へ持って行き抗議している。
●同じく1型糖尿病で高校生だけど、両親に大変な重荷になっているとすごく感じている。
●なぜインスリンの値段がそんなに高いの? 自分の記憶だけでもずっと糖尿病の人にとって必要な物なのに。
↑資本主義と知的財産が混同されているため。
↑人の欲のため。
●インスリンは無料であるべき、以上。
●糖尿病の4歳児の子を持つイギリスの母親として、この状況は胸が張り裂けそうになる。うちの息子は10か月前に診断を受けたけど1ペンスたりとも払ったことはない。もちろん入院費用もインスリンも検査も何もかも。それでも息子のそういう状況を見るだけでストレスだった。
息子を生存させるために、1つ何か買えなくなる状況が想像もつかない。もう本当に胸が痛く、今後状況が好転するように祈るくらいしかできない。
●今までも問題だったと言う人がいるが、そうではなかった。特許のあるインスリンの値段は過去5年に4倍となった。これは保険の問題ではなく、薬そのものの値段が上がっている。
●2020年の大統領選挙キャンペーン「私たちはあなたを殺しません」
深刻になる一方のアメリカの医療問題。改善の道はあるのでしょうか。
http://labaq.com/archives/51873843.html
※医療費高騰が叫ばれるアメリカですが、糖尿病の治療に欠かせないインスリンの値上げが止まらず、患者に危機が訪れています。
2001年には45ドルだった卸値が、昨年2015年には1447ドルと、実に32倍も跳ね上がっているのです。
アメリカ国内の糖尿病患者はおよそ3000万人。急なインスリンの値段の高騰により、多くの患者が悲鳴を上げています。
値段が上がった背景には、製薬会社や薬剤給付管理のコスト増があると説明されているものの、それぞれが責任をなすりつけている状態だとのことです。
糖尿病患者の重荷は大きくなる一方で、中には「食事かインスリンか」と、究極の選択を迫られている人も続出しています。
このアメリカ医療の惨状に対し、海外掲示板にはさまざまな意見が寄せられていました。
●わお、その値段では、冗談抜きでアメリカ国外まで毎月飛行機に乗って買い込んできたほうが安いよ。
↑メキシコからこんにちは。そのついでに歯の治療、目のレーザー治療も半額だよ。
↑メキシコの正規の内科医として言うが、その通りだよ。
自分はアメリカ国境のそばで仕事をしているが、アメリカ人がとてつもない高額医療費に不平を言っているのを何度も見聞きしている。
処方箋のいくつかはメキシコと全く同じもので、例えば二型の糖尿病患者の薬がアメリカでは1箱6個で500~1500ドルが、メキシコでは2箱で50~75ドル。
メキシコで治療を受けることに不安を感じる人もいるかもしれないが、アメリカと同じようにトレーニングを受け、同じ設備を使っている。
医療費は本人や家族の重荷になるべきではない。
同じ質の医療を安く受けたいと思うなら、迷わずにメキシコへ来るといい。サービスの良さに驚くはず。
↑メキシコ人は生活の質を求めてアメリカに行き、アメリカ人はその生活の質が払えなくてメキシコに来る。
●最近気づいたことは、アメリカにはヘルスケア・システムはなく、医療産業があるだけだってこと。
●インスリンではない糖尿病の薬品も、認可された医療品から外されていっている。自分は現在糖尿病の薬が供給されているところで働いている。
●1型の糖尿病患者として、生きていくための最低限を守るだけで経済的に深刻になるのなら、もう生きていたくない。
↑100%賛成するよ。生きるためだけに多くのお金を払い、ひたすら働いてを繰り返すことに意味を見いだせない。
●友人が糖尿病で亡くなったよ。彼はインスリンを手に入れるのがどんどん困難になっていた。
●最初にエピペン、そして今度はインスリン。この市場はクレイジーだ。
(エピペン:ハチの刺傷など、アナフィラキシーショック用の治療薬。アメリカでは医薬メーカーが独占したことで高騰した)
↑インスリンが最初だったんだよ。メディアが扱わなかっただけで。
●「金か命か」は、強盗だけのセリフだったのに。
●病人を餌食にするのは最低だ。この愚かなシステムを直すために、ヘルスケアのリフォームが必要だ。
↑他の先進国や、結構な数の発展途上国がやっているようにしよう。国民に医療を与えるんだ。
●ドイツ人として言うが、なぜそれが禁止されていないんだろう。
↑アメリカでは企業の利益が全てにおいて最優先なんだ。それは健康、公平さ、安全さ、その他より優先されるんだ。
●多くのアメリカ人が糖尿病を患っていてインスリンを必要としている。僕のように多くアメリカ人が、インスリンが必要な祖父のような家族を抱えている。
あとどのくらい人々から奪い取るつもりだろう。いつか暴力的なことが起きるまでにね。自分なら祖父を守るために、かなりのことをするつもりだ。
●なんだって発展途上国よりも、まともな治療を受けられないんだ。ああ。
●システムが壊れている。企業が勝ったんだ。自分たちは負けたんだ。
悪化の一途をたどっているように思えるアメリカの医療問題。
改善する日は来るのでしょうか。
・「アメリカ人がどんどん死んでいる…理由はインスリンが高過ぎて買えないから」(らばQ 2019年03月19日)
http://labaq.com/archives/51906847.html
※糖尿病の人にとってインスリンは生死を分ける薬ですが、医療崩壊が叫ばれるアメリカでは、医薬品が高騰する一方でインスリンも例外ではありません。
保険が効く人でさえ、728ドル(約8万円)の請求書を受け取る状態だそうで、捻出できずに死んでいく人が増えているというのです。
各製薬会社のインスリンの高騰ぶりはすさまじく、イーライリリー・アンド・カンパニーは2001~2005年の間に35ドルから234ドル、ノボノルディスクは2013~2019年に285ドルから540ドル。サノフィは244ドル~431ドルと、この数年だけでも倍増している状態です。
このため治療を中断したり、最初から買えず、死に至る人が激増しているのだとか。
アメリカには現在3000万人の糖尿病患者がいると言われ、そのうちインスリンが日常的に必要な人は約740万人になると見積もられています。
薬が買えずに亡くなっていくという、まるで後進国のような状態に議論が沸騰していました。
海外掲示板のコメントを抜粋してご紹介します。
●いとこが1型糖尿病で、これは自分にとってもパーソナルな問題となっている。
↑同じく。
↑うちの娘も。
↑これはもうジョークではなく、子どもを失くした両親がその遺灰を製薬会社へ持って行き抗議している。
●同じく1型糖尿病で高校生だけど、両親に大変な重荷になっているとすごく感じている。
●なぜインスリンの値段がそんなに高いの? 自分の記憶だけでもずっと糖尿病の人にとって必要な物なのに。
↑資本主義と知的財産が混同されているため。
↑人の欲のため。
●インスリンは無料であるべき、以上。
●糖尿病の4歳児の子を持つイギリスの母親として、この状況は胸が張り裂けそうになる。うちの息子は10か月前に診断を受けたけど1ペンスたりとも払ったことはない。もちろん入院費用もインスリンも検査も何もかも。それでも息子のそういう状況を見るだけでストレスだった。
息子を生存させるために、1つ何か買えなくなる状況が想像もつかない。もう本当に胸が痛く、今後状況が好転するように祈るくらいしかできない。
●今までも問題だったと言う人がいるが、そうではなかった。特許のあるインスリンの値段は過去5年に4倍となった。これは保険の問題ではなく、薬そのものの値段が上がっている。
●2020年の大統領選挙キャンペーン「私たちはあなたを殺しません」
深刻になる一方のアメリカの医療問題。改善の道はあるのでしょうか。