・1869年にグランド・ラビのシメオン-ベン-イフダを追悼してプラハで述べられたラビ・ライヒホルンの講演
https://satehate.exblog.jp/8494254/
演説要旨
「1.百年ごとに、われわれイスラエルの賢人は、ヤハウェの神がわれわれに約束した世界支配に向かっての進行状況と、わが敵キリスト教の征服状況を審査するため、サンヘドリン(71人からなる昔のユダヤ最高会議兼法廷)に集まるのを習わしとしてきた」
「2.本年は、わがシメオン-ベン-イフダ師の追悼に集まり、この一世紀に、我々は目標に非常に近づき、この目標がごく近いうちに達成されるであろうことを、誇りをもって述べることができる」
「3.金(きん)は、今まで常に人間の逆らえぬ魅力であったし、今後もそうであろう。熟練した専門家によって扱われれば、それを所有する人たちにとっては、常に目的達成の最良の手段となり、所有しない人にとっては、羨望の的となるだろう。金があれば、どんなに強固な良心でも買うことができる。すべての物の評価額、あらゆる製品の流通価格を定め、あらゆる国債を買いつけ、それによってその国を思うがままに動かすこともできる」
「4.主要銀行、全世界の両替業者、すべての政府の貸し金は、すでにわれわれの手にある」
「5.いまひとつの偉大な力は報道界である。新聞は、休むことなくある思想を繰り返すことによって、ついにはそれらの思想を、現実のものだと受け取らせることに成功する。劇場も似たような役割を果たしてくれる。 あらゆるところで、新聞と劇場はわれわれの命令に従う 」
「6.デモクラシーをたえず称賛することにより、われわれは、キリスト教徒をいくつかの政党に分割しよう、彼らの国々の団結を破壊しよう、いたるところに不和のタネを撒こう。彼らは無気力にされて、常に結束し、常にわが大義に献身するわが銀行の掟の前に頭を下げるであろう」
「7.われわれは、キリスト教徒の誇りに訴え、愚かさにつけこんで、キリスト教徒同士で戦争をおこなわせよう。彼らはお互いに殺し合い、われわれのために道をきれいにしておいてくれるだろう」
「8.土地の所有は、常に影響力と勢力をもたらした。社会正義と社会平等の名目で、大きな不動産を分割しよう。そしてそれらの断片を、そのすべての機能とともに喉から手が出るほど欲しがっている小農民たちに与えよう。しかし彼らは、その土地の耕作費のため、間もなく我々に借金するであろう。われわれの資本によって、われわれは彼らの主人となろう。そして今度は、われわれが大地主となり、その土地所有によって力を保証されることになろう」
「9.金の流通を紙幣の流通に置き換えよう。わが金庫は金を吸い上げ、われわれが紙幣価値を規制するに至ろう。そうすれば、われわれがあらゆる地位の支配者になれるであろう」
「10.われわれのなかには熱狂を装ったり、群衆を説得したりできる雄弁家が、数多くいる。人類の幸福を確保する世の変化を告知するため、彼ら雄弁家を国民の間にばらまこう。キリスト教資本主義を根絶する任を引き受けるであろうプロレタリアートを、金と甘言によって取りこもう。勤労者たちに、彼らが今まで夢にも考えなかった給料を約束しよう。けれども、われわれの利益がなお大きくなるように、必需品価格もまた上げよう」
「11.このようにして、キリスト教徒がいずれ自らが起こすであろう革命の準備をし、その果実を刈り取ろう 」
「12.笑いものにし攻撃することで、彼らの牧師たちをばかげた憎らしいものにし、それにつれて彼らの宗教をも、牧師と同じくばかげた憎らしいものにしよう。そのときには、われわれは彼らの魂の師となろう。われわれ自身の宗教への、またわれわれ自身の崇拝へのわれわれの敬虔な愛着が、わが宗教とわが魂の卓越性を証明するであろうからである」
「13.われわれは、我がユダヤ人をあらゆる重要な地位に就かせてきた。異教国に、弁護士と医者を配するように努めなければならない。弁護士は、すべての業界に通じている。医者は、ひとたび患者の家に入れば、聴罪者ともなり良心の指導者ともなる」
「14.とりわけ教育を独占しよう。そうすることにより、われわれに役立つ思想を広め、子供たちの頭を、われわれに合わせさせよう」
「15.万一不幸にして、わが民族の一人が、キリスト教徒のなかで裁判にかけられるようなことになれば、急いで彼を助けなければならない。彼をその裁判官から救い出すに必要なだけの多くの証人を見つけ出し、あげくは、われわれ自身が裁判官になろう」
「16.野心と虚栄心に満ちたキリスト教世界の君主たちは、奢侈と多数の軍隊に包まれている。われわれは、彼らが愚かにも求めるすべての金銭を当てがってやり、彼らを束縛しておこう」
「17.わが民族の男子がキリスト教徒の女と結婚するのを、妨げないよう注意しよう。それは、彼らを通じて、最もきびしい閉鎖社会への足がかりが得られるだろうからである。もしもわれわれの娘が異教人と結婚するなら、彼女らも劣らず役に立つであろう。ユダヤ人の母から生まれた子どもは、わが民族のものだからである。キリスト教徒女性が、彼女らの宗教の教義と実践に執着するのを撲滅するために、自由恋愛思想を助長しよう」
「18.過去長きにわたってイスラエルの民は、さげすまれ迫害を受けながらも権力の道を切り開くべく努めてきた。彼らは正しかった。今では彼らは忌まわしいキリスト教徒どもの経済生活を支配するに至り、彼らの影響力は政治家に勝り、風俗、習慣をもしのぐ」
「19.前もって準備された望みどおりのときに、革命を勃発させよう。 革命は、あらゆる階級のキリスト教徒を破滅に陥れ、間違いなく彼らをわれわれの奴隷にするであろう。こうして、神が彼の選民に対してなされた約束が果たされるであろう」
・「シオンの議定書」の真贋考 れんだいこ
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/seito_palesutina_yudayaginmondai_giteisyoco_shinganco.htm
【「シオンの議定書」の底本考】
四天王延孝・氏著、太田龍・氏解説の「シオン長老の議定書」は、「猶太(ユダヤ)の思想と運動」の項で、「シオンの議定書」の底本について極めて重要な経緯を記している。それによると、ユースタス・マリンズの「カナンの呪い」文中に次のように書かれている、と云う。これをれんだいこ風に整理してみる。
1 ユダヤ教徒には、正統派(オーソドックス)、改革派(リフォーム)、保守派(コンサバティブ)の三系譜があり、「シオンの議定書」は改革派系のシオニズム運動の中から生まれたものである。
2 ユダヤ教改革派はフリーメーソンを生み出しており、その最初のロッジは、マイン河畔のフランクフルトに置かれ、ここが政治的シオニズム運動の中心となった。
3 この運動を最初に指導したのがラビのヒルシェ・カリシャー[1795-1874]であった。
カリシャーは、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド[1744-1812]と親しかった。
カリシャーは、カール・マルクス[1818-1883]の親友モーゼス・ヘス[1812-1875]とも親しかった。
4 1860年、カリシャーは、スールの自宅で秘密会合を開き、1848年の革命から得られた教訓を検証した講演をした。この講演の筆記録が「シオンの議定書」の底本となる。 つまり、これがタネ本ということになる。この底本を元に、1861年、カリシャー著「ドリシャル・シオン」、後(1862年)にモーゼス・ヘスの「ローマとエルサレム」が生まれている。
5 この時の会合に出席したある人物(エルネスト・ラハラン?)が、その議事記録を文筆家モーリス・ジョリ[1829-1878]にリークし、ジョリは後に、この議事録を「マキャべりとモンテスキューの地獄における対話」と題して出版する。(It was first published in Geneva in 1864) これが現在、「シオンの議定書」として流布しているものの原型となる。
この書は、カリシャー著「ドリシャル・シオン」とほぼ重なるが、1868年のゲージェによって上梓された小説の一部を下敷きにしており、1869年のライプツィヒの教会会議議事録とも一致し、「シオンの議定書」としてあらわれた最初の文書を見ると、ホべべ・シオン(シオン愛好者団)のカトヴィッツ会議のそれらとも一致する。
6 カトヴィッツ会議の議事録が、パリのミツライム・ロッジからジョゼフ・ショースト・シャピロにより持ち出され、この人物がミールに売り渡し、それをユリアナ・D・グリンカが手に入れ、ロシアの内務大臣に提出する。それがオルゲフスキー将軍の手に渡り、世に明らかにされることになる。ちなみに、最初の持ち出し人物ジョゼフ・ショースト・シャピロはエジプトで殺害されている。
7 ホべべ・シオン及びアシェド・ギンズバーグ(アハド・ハアム)に率いられたブナイ・モシェのオデッサ会議が開かれる。
8 1894年、ギンズバーグがパリに滞在した直後、現在知られている体裁での「シオンの議定書」が現れる。
9 スイスの裁判所は、第二審で「議定書」偽書説を無根拠の説として退けて居る。偽書派の「1930年代には、ベルンの法廷が偽物との判定を下している」は史実歪曲である。
「シオンの議定書」にはこうした経緯がある。太田龍・氏は、「このマリンズの叙述には『シオン長老の議定書』の『偽書説』を木っ端微塵に粉砕する理論と論証の全てが集約されている」と賛じている。れんだいこ読むところ、ユースタス・マリンズの説明は腑に落ちるものがある。してみれば、「マキャべりとモンテスキューの地獄における対話」を原本とすることで偽書説を構築している偽書派の説は底の浅いことが判明する。
・ツイートまとめ テーマ:国際秘密力の対日侵襲ルート及び国際秘密力の思想の全体を分析する
https://kokuhiken.exblog.jp/30183238/
〇歴史的に見て国際秘密力の対日侵襲の主要ルートは主に三系統あると思われる。キリスト教とフリーメイソンと共産主義である。これらは「三位一体」のものである。三位一体でありながら、しかも相互に競争する事で分進合撃してくる。批判対象がどれかに偏っている場合は他のルートの別働隊の可能性あり。
〇①キリスト教と②フリーメイソンと③共産主義の対日侵襲の具体例を挙げる。①宮中へのキリスト教流入による皇室キリスト教化とメーソン流入による親英化の策謀。②政府要人のフリーメイソン化≒親英化。親英派重臣が権力掌握③メーソン前衛組織新人会を通じた知識人の赤化。大東社系統の対日革命工作。
〇「攘夷」とは①②③の対日侵襲を全て打ち払う事。攘夷=破両建。どれかに甘いのは別働隊の可能性あり。例えば反日右派は①②は無視又は擁護。反日左派は③は無視又は擁護。反日右派は耶蘇や英国メーソン系。反日左派は大東社系。NWO征略のルートは常に複数である事を意識しておく必要がある。
〇国際秘密力の対日侵襲は常に「上と下から」である。「上」とは皇室や政府中枢をキリスト教や英国系メーソンの流入によって浸食・取り込み。「下」とは在野知識人をキリスト教化・赤化などで先兵化。同じ手口をネパールでも使用。ネパール王室は完全に親英化する一方、在野には毛沢東主義派が跋扈した。
〇ちなみにキリスト教はカトリックとプロテスタントで両建あり。明治以後の日本ではカトリックは上流階級に多く、プロテスタントは在野知識人などを中心に広まった。分進合撃。日本の初期の社会主義者は安部磯雄などプロテスタント信者が目立つ。今も左派の中によくいる。右派にはカトリックが多い。
〇猶太については①キリスト教②フリーメイソン③共産主義の全てに関係あり。①ペルシャ的善悪二元論と終末思想を取り入れた成立後期の猶太教の延長がキリスト教②ヒラムはソロモン神殿の石工。メーソンと猶太神話やカバラは切っても切れない。①②の一部が熱心に日猶同祖論を主張。③マルクスは猶太人。
〇猶太教形成期の後期に成立したダニエル書には善悪二元論と終末論、最後の審判の観念が既に出揃っている。この辺がキリスト教の原型だろう。猶太と耶蘇を切り離す事はできないと思われる。猶太がまずペルシャ的要素を取り入れ、その延長に耶蘇が成立した。耶蘇にはミトラ教やエジプト宗教の影響も濃厚。
〇猶太教にも基督教にもメーソンにも共産主義にも、あるいはゾロアスター教・ミトラ教・エジプト宗教等の古代宗教、ギリシャの哲学や神秘思想、密儀宗教などなどこれら全ての要素に微塵も遠慮しないでこそ真の陰謀追及が可能である。国際秘密力はそれらの要素が複合的に絡み合って形成されているからだ。
〇「猶太が耶蘇を乗っ取った」のではなく元から耶蘇自体が猶太の延長である。ダニエル書以降の猶太教成立後期の黙示的終末思想の流れ無くして基督教の成立はないと思われる。パウロはこのような猶太教の終末思想家の一人だと言う学者もいる。耶蘇の「反猶太主義」は近親憎悪。耶蘇に真の破猶太は不可能。
〇真の破猶太は同時に破耶蘇でもあるから耶蘇に真の猶太批判は不可能。逆に、猶太に遠慮しては真の耶蘇批判もできない。そして、中東の古代宗教を無視しては猶太も耶蘇も根源的な批判はできない。中東の多神教風土から生じたのが猶太教であり耶蘇成立にはペルシャやエジプトの宗教の影響が濃厚だからだ。
〇富永仲基は仏教思想の発展過程を究明するのに「加上説」という説を唱えた。前代の思想に新しい要素が段階的に上乗せされて思想が形成されていくという考え方である。これはキリスト教にも適用できると思う。猶太教にペルシャやエジプトの宗教が加上されてキリスト教が形成されたのではないだろうか。
〇旧約聖書のダニエル書には善悪二元論、終末思想、メシア思想、最後の審判など後の基督教を構成する諸観念が出揃っている。善悪二元論や最後の審判という観念はペルシャのゾロアスター教の影響の可能性が高いと思う。猶太一神教が形成期の後期にペルシャ化し、その流れから基督教が成立したと思われる。
〇基督教を解明するには猶太教(一神教・メシア)もゾロアスター教(善悪二元論・最後の審判)もミトラ教(ミトラの誕生日=冬至→クリスマス)やエジプト宗教(イシス・ホルス信仰→聖母子信仰)など他の古代中東宗教も無視できない。どれか一つだけに注目すると両建に嵌ると思われるので注意が必要だ。
〇富永仲基流の加上説を適用すると、恐らくエジプトのアトン一神教(世界最古の一神教)あたりが起源の猶太一神教の上に他の諸要素(ゾロアスター教的な善悪二元論や最後の審判の観念等)が加上されて形成されたのが基督教ではないだろうか。
〇「天使・復活・最後の審判」等のペルシャのゾロアスター教的要素を持つ猶太教パリサイ派は「ゾロアスター教的猶太教」と言われる。バビロン捕囚を解いたペルシャ帝国の文化の影響ではないか。この流れから基督教が出たと思われる。基督教とは「ゾロアスター教の影響を受けた猶太教の延長」と考える。
〇歴史的系譜を調べると猶太と耶蘇の対立は根を同じくする両建に過ぎない事が見えてきた。猶太一神教(起源はエジプトか?印度にも天地創造神話あり)にペルシャの影響が入りゾロアスター教化(ダニエル書、パリサイ派)、その流れから猶太の終末思想家パウロが新宗教を創始。まさに富永仲基の言う加上。
https://satehate.exblog.jp/8494254/
演説要旨
「1.百年ごとに、われわれイスラエルの賢人は、ヤハウェの神がわれわれに約束した世界支配に向かっての進行状況と、わが敵キリスト教の征服状況を審査するため、サンヘドリン(71人からなる昔のユダヤ最高会議兼法廷)に集まるのを習わしとしてきた」
「2.本年は、わがシメオン-ベン-イフダ師の追悼に集まり、この一世紀に、我々は目標に非常に近づき、この目標がごく近いうちに達成されるであろうことを、誇りをもって述べることができる」
「3.金(きん)は、今まで常に人間の逆らえぬ魅力であったし、今後もそうであろう。熟練した専門家によって扱われれば、それを所有する人たちにとっては、常に目的達成の最良の手段となり、所有しない人にとっては、羨望の的となるだろう。金があれば、どんなに強固な良心でも買うことができる。すべての物の評価額、あらゆる製品の流通価格を定め、あらゆる国債を買いつけ、それによってその国を思うがままに動かすこともできる」
「4.主要銀行、全世界の両替業者、すべての政府の貸し金は、すでにわれわれの手にある」
「5.いまひとつの偉大な力は報道界である。新聞は、休むことなくある思想を繰り返すことによって、ついにはそれらの思想を、現実のものだと受け取らせることに成功する。劇場も似たような役割を果たしてくれる。 あらゆるところで、新聞と劇場はわれわれの命令に従う 」
「6.デモクラシーをたえず称賛することにより、われわれは、キリスト教徒をいくつかの政党に分割しよう、彼らの国々の団結を破壊しよう、いたるところに不和のタネを撒こう。彼らは無気力にされて、常に結束し、常にわが大義に献身するわが銀行の掟の前に頭を下げるであろう」
「7.われわれは、キリスト教徒の誇りに訴え、愚かさにつけこんで、キリスト教徒同士で戦争をおこなわせよう。彼らはお互いに殺し合い、われわれのために道をきれいにしておいてくれるだろう」
「8.土地の所有は、常に影響力と勢力をもたらした。社会正義と社会平等の名目で、大きな不動産を分割しよう。そしてそれらの断片を、そのすべての機能とともに喉から手が出るほど欲しがっている小農民たちに与えよう。しかし彼らは、その土地の耕作費のため、間もなく我々に借金するであろう。われわれの資本によって、われわれは彼らの主人となろう。そして今度は、われわれが大地主となり、その土地所有によって力を保証されることになろう」
「9.金の流通を紙幣の流通に置き換えよう。わが金庫は金を吸い上げ、われわれが紙幣価値を規制するに至ろう。そうすれば、われわれがあらゆる地位の支配者になれるであろう」
「10.われわれのなかには熱狂を装ったり、群衆を説得したりできる雄弁家が、数多くいる。人類の幸福を確保する世の変化を告知するため、彼ら雄弁家を国民の間にばらまこう。キリスト教資本主義を根絶する任を引き受けるであろうプロレタリアートを、金と甘言によって取りこもう。勤労者たちに、彼らが今まで夢にも考えなかった給料を約束しよう。けれども、われわれの利益がなお大きくなるように、必需品価格もまた上げよう」
「11.このようにして、キリスト教徒がいずれ自らが起こすであろう革命の準備をし、その果実を刈り取ろう 」
「12.笑いものにし攻撃することで、彼らの牧師たちをばかげた憎らしいものにし、それにつれて彼らの宗教をも、牧師と同じくばかげた憎らしいものにしよう。そのときには、われわれは彼らの魂の師となろう。われわれ自身の宗教への、またわれわれ自身の崇拝へのわれわれの敬虔な愛着が、わが宗教とわが魂の卓越性を証明するであろうからである」
「13.われわれは、我がユダヤ人をあらゆる重要な地位に就かせてきた。異教国に、弁護士と医者を配するように努めなければならない。弁護士は、すべての業界に通じている。医者は、ひとたび患者の家に入れば、聴罪者ともなり良心の指導者ともなる」
「14.とりわけ教育を独占しよう。そうすることにより、われわれに役立つ思想を広め、子供たちの頭を、われわれに合わせさせよう」
「15.万一不幸にして、わが民族の一人が、キリスト教徒のなかで裁判にかけられるようなことになれば、急いで彼を助けなければならない。彼をその裁判官から救い出すに必要なだけの多くの証人を見つけ出し、あげくは、われわれ自身が裁判官になろう」
「16.野心と虚栄心に満ちたキリスト教世界の君主たちは、奢侈と多数の軍隊に包まれている。われわれは、彼らが愚かにも求めるすべての金銭を当てがってやり、彼らを束縛しておこう」
「17.わが民族の男子がキリスト教徒の女と結婚するのを、妨げないよう注意しよう。それは、彼らを通じて、最もきびしい閉鎖社会への足がかりが得られるだろうからである。もしもわれわれの娘が異教人と結婚するなら、彼女らも劣らず役に立つであろう。ユダヤ人の母から生まれた子どもは、わが民族のものだからである。キリスト教徒女性が、彼女らの宗教の教義と実践に執着するのを撲滅するために、自由恋愛思想を助長しよう」
「18.過去長きにわたってイスラエルの民は、さげすまれ迫害を受けながらも権力の道を切り開くべく努めてきた。彼らは正しかった。今では彼らは忌まわしいキリスト教徒どもの経済生活を支配するに至り、彼らの影響力は政治家に勝り、風俗、習慣をもしのぐ」
「19.前もって準備された望みどおりのときに、革命を勃発させよう。 革命は、あらゆる階級のキリスト教徒を破滅に陥れ、間違いなく彼らをわれわれの奴隷にするであろう。こうして、神が彼の選民に対してなされた約束が果たされるであろう」
・「シオンの議定書」の真贋考 れんだいこ
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/seito_palesutina_yudayaginmondai_giteisyoco_shinganco.htm
【「シオンの議定書」の底本考】
四天王延孝・氏著、太田龍・氏解説の「シオン長老の議定書」は、「猶太(ユダヤ)の思想と運動」の項で、「シオンの議定書」の底本について極めて重要な経緯を記している。それによると、ユースタス・マリンズの「カナンの呪い」文中に次のように書かれている、と云う。これをれんだいこ風に整理してみる。
1 ユダヤ教徒には、正統派(オーソドックス)、改革派(リフォーム)、保守派(コンサバティブ)の三系譜があり、「シオンの議定書」は改革派系のシオニズム運動の中から生まれたものである。
2 ユダヤ教改革派はフリーメーソンを生み出しており、その最初のロッジは、マイン河畔のフランクフルトに置かれ、ここが政治的シオニズム運動の中心となった。
3 この運動を最初に指導したのがラビのヒルシェ・カリシャー[1795-1874]であった。
カリシャーは、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド[1744-1812]と親しかった。
カリシャーは、カール・マルクス[1818-1883]の親友モーゼス・ヘス[1812-1875]とも親しかった。
4 1860年、カリシャーは、スールの自宅で秘密会合を開き、1848年の革命から得られた教訓を検証した講演をした。この講演の筆記録が「シオンの議定書」の底本となる。 つまり、これがタネ本ということになる。この底本を元に、1861年、カリシャー著「ドリシャル・シオン」、後(1862年)にモーゼス・ヘスの「ローマとエルサレム」が生まれている。
5 この時の会合に出席したある人物(エルネスト・ラハラン?)が、その議事記録を文筆家モーリス・ジョリ[1829-1878]にリークし、ジョリは後に、この議事録を「マキャべりとモンテスキューの地獄における対話」と題して出版する。(It was first published in Geneva in 1864) これが現在、「シオンの議定書」として流布しているものの原型となる。
この書は、カリシャー著「ドリシャル・シオン」とほぼ重なるが、1868年のゲージェによって上梓された小説の一部を下敷きにしており、1869年のライプツィヒの教会会議議事録とも一致し、「シオンの議定書」としてあらわれた最初の文書を見ると、ホべべ・シオン(シオン愛好者団)のカトヴィッツ会議のそれらとも一致する。
6 カトヴィッツ会議の議事録が、パリのミツライム・ロッジからジョゼフ・ショースト・シャピロにより持ち出され、この人物がミールに売り渡し、それをユリアナ・D・グリンカが手に入れ、ロシアの内務大臣に提出する。それがオルゲフスキー将軍の手に渡り、世に明らかにされることになる。ちなみに、最初の持ち出し人物ジョゼフ・ショースト・シャピロはエジプトで殺害されている。
7 ホべべ・シオン及びアシェド・ギンズバーグ(アハド・ハアム)に率いられたブナイ・モシェのオデッサ会議が開かれる。
8 1894年、ギンズバーグがパリに滞在した直後、現在知られている体裁での「シオンの議定書」が現れる。
9 スイスの裁判所は、第二審で「議定書」偽書説を無根拠の説として退けて居る。偽書派の「1930年代には、ベルンの法廷が偽物との判定を下している」は史実歪曲である。
「シオンの議定書」にはこうした経緯がある。太田龍・氏は、「このマリンズの叙述には『シオン長老の議定書』の『偽書説』を木っ端微塵に粉砕する理論と論証の全てが集約されている」と賛じている。れんだいこ読むところ、ユースタス・マリンズの説明は腑に落ちるものがある。してみれば、「マキャべりとモンテスキューの地獄における対話」を原本とすることで偽書説を構築している偽書派の説は底の浅いことが判明する。
・ツイートまとめ テーマ:国際秘密力の対日侵襲ルート及び国際秘密力の思想の全体を分析する
https://kokuhiken.exblog.jp/30183238/
〇歴史的に見て国際秘密力の対日侵襲の主要ルートは主に三系統あると思われる。キリスト教とフリーメイソンと共産主義である。これらは「三位一体」のものである。三位一体でありながら、しかも相互に競争する事で分進合撃してくる。批判対象がどれかに偏っている場合は他のルートの別働隊の可能性あり。
〇①キリスト教と②フリーメイソンと③共産主義の対日侵襲の具体例を挙げる。①宮中へのキリスト教流入による皇室キリスト教化とメーソン流入による親英化の策謀。②政府要人のフリーメイソン化≒親英化。親英派重臣が権力掌握③メーソン前衛組織新人会を通じた知識人の赤化。大東社系統の対日革命工作。
〇「攘夷」とは①②③の対日侵襲を全て打ち払う事。攘夷=破両建。どれかに甘いのは別働隊の可能性あり。例えば反日右派は①②は無視又は擁護。反日左派は③は無視又は擁護。反日右派は耶蘇や英国メーソン系。反日左派は大東社系。NWO征略のルートは常に複数である事を意識しておく必要がある。
〇国際秘密力の対日侵襲は常に「上と下から」である。「上」とは皇室や政府中枢をキリスト教や英国系メーソンの流入によって浸食・取り込み。「下」とは在野知識人をキリスト教化・赤化などで先兵化。同じ手口をネパールでも使用。ネパール王室は完全に親英化する一方、在野には毛沢東主義派が跋扈した。
〇ちなみにキリスト教はカトリックとプロテスタントで両建あり。明治以後の日本ではカトリックは上流階級に多く、プロテスタントは在野知識人などを中心に広まった。分進合撃。日本の初期の社会主義者は安部磯雄などプロテスタント信者が目立つ。今も左派の中によくいる。右派にはカトリックが多い。
〇猶太については①キリスト教②フリーメイソン③共産主義の全てに関係あり。①ペルシャ的善悪二元論と終末思想を取り入れた成立後期の猶太教の延長がキリスト教②ヒラムはソロモン神殿の石工。メーソンと猶太神話やカバラは切っても切れない。①②の一部が熱心に日猶同祖論を主張。③マルクスは猶太人。
〇猶太教形成期の後期に成立したダニエル書には善悪二元論と終末論、最後の審判の観念が既に出揃っている。この辺がキリスト教の原型だろう。猶太と耶蘇を切り離す事はできないと思われる。猶太がまずペルシャ的要素を取り入れ、その延長に耶蘇が成立した。耶蘇にはミトラ教やエジプト宗教の影響も濃厚。
〇猶太教にも基督教にもメーソンにも共産主義にも、あるいはゾロアスター教・ミトラ教・エジプト宗教等の古代宗教、ギリシャの哲学や神秘思想、密儀宗教などなどこれら全ての要素に微塵も遠慮しないでこそ真の陰謀追及が可能である。国際秘密力はそれらの要素が複合的に絡み合って形成されているからだ。
〇「猶太が耶蘇を乗っ取った」のではなく元から耶蘇自体が猶太の延長である。ダニエル書以降の猶太教成立後期の黙示的終末思想の流れ無くして基督教の成立はないと思われる。パウロはこのような猶太教の終末思想家の一人だと言う学者もいる。耶蘇の「反猶太主義」は近親憎悪。耶蘇に真の破猶太は不可能。
〇真の破猶太は同時に破耶蘇でもあるから耶蘇に真の猶太批判は不可能。逆に、猶太に遠慮しては真の耶蘇批判もできない。そして、中東の古代宗教を無視しては猶太も耶蘇も根源的な批判はできない。中東の多神教風土から生じたのが猶太教であり耶蘇成立にはペルシャやエジプトの宗教の影響が濃厚だからだ。
〇富永仲基は仏教思想の発展過程を究明するのに「加上説」という説を唱えた。前代の思想に新しい要素が段階的に上乗せされて思想が形成されていくという考え方である。これはキリスト教にも適用できると思う。猶太教にペルシャやエジプトの宗教が加上されてキリスト教が形成されたのではないだろうか。
〇旧約聖書のダニエル書には善悪二元論、終末思想、メシア思想、最後の審判など後の基督教を構成する諸観念が出揃っている。善悪二元論や最後の審判という観念はペルシャのゾロアスター教の影響の可能性が高いと思う。猶太一神教が形成期の後期にペルシャ化し、その流れから基督教が成立したと思われる。
〇基督教を解明するには猶太教(一神教・メシア)もゾロアスター教(善悪二元論・最後の審判)もミトラ教(ミトラの誕生日=冬至→クリスマス)やエジプト宗教(イシス・ホルス信仰→聖母子信仰)など他の古代中東宗教も無視できない。どれか一つだけに注目すると両建に嵌ると思われるので注意が必要だ。
〇富永仲基流の加上説を適用すると、恐らくエジプトのアトン一神教(世界最古の一神教)あたりが起源の猶太一神教の上に他の諸要素(ゾロアスター教的な善悪二元論や最後の審判の観念等)が加上されて形成されたのが基督教ではないだろうか。
〇「天使・復活・最後の審判」等のペルシャのゾロアスター教的要素を持つ猶太教パリサイ派は「ゾロアスター教的猶太教」と言われる。バビロン捕囚を解いたペルシャ帝国の文化の影響ではないか。この流れから基督教が出たと思われる。基督教とは「ゾロアスター教の影響を受けた猶太教の延長」と考える。
〇歴史的系譜を調べると猶太と耶蘇の対立は根を同じくする両建に過ぎない事が見えてきた。猶太一神教(起源はエジプトか?印度にも天地創造神話あり)にペルシャの影響が入りゾロアスター教化(ダニエル書、パリサイ派)、その流れから猶太の終末思想家パウロが新宗教を創始。まさに富永仲基の言う加上。