2018年1月30日)

https://yuruneto.com/inbouron/

※陰謀論って一体なんだ!?

みんなは、「陰謀論」という言葉を聞いたことがあるかな?

陰謀というのは、本来、為政者や権力者同士などによる争いや戦いの中で、敵の目を欺くための「策動」や「計画」を密かに立てることといった意味合いがあります。

しかし、「陰謀論」という言葉となりますと、いささか「本来の意味」とは異なった使い方をしているような感じがしますね…。

陰謀というのは、「信長の陰謀」「明智光秀の陰謀」「薩長による倒幕の陰謀」などといった感じで、権力者同士の戦いや下克上を狙う中などにおいて、「その戦いの勝利」などの「特定の目的」を達成させるために、相手を欺き、陥れるために密かに立てられる計画・策動のことなどを言う。

しかし、「陰謀論」という、陰謀という言葉に「論」がついてしまうと、何故か「全く異なった意味合い」に変わってしまい、これが近年ネット上で頻繁に飛び交っている様子なんだ。

陰謀論というのは、ネット上では「ありもしないことをあると主張する”妄想”」「実態がないことをそれらしく論じる”虚妄”」といった意味合いになっているようですね。

ええっ!?陰謀は「実際にあったこと」なのに、陰謀論は「実際にはなかったことをあったとすること」になってしまうんですかぁ!?

とにかく、今や、「陰謀論」「陰謀論者」と揶揄したりするのは、主に、その説やその人をバカにし、「ただの妄想や幻想」といった”レッテル貼り”をおこなう際に用いられる言葉になっているようだけど、果たして、この言葉のルーツは一体どこにあるのか?
今回はまず、それを紐解いてみることにしよう。


「陰謀論(コンスピラシー・セオリー)」のルーツは、ケネディ暗殺事件の真相追及を妨害するためにCIAが考案したもの

近年の日本のネット上でしきりに飛び交う「陰謀論」という言葉のルーツを辿ると、1963年に発生したケネディ米大統領暗殺事件にまでさかのぼることとなる。

事件発生当時、様々な推測や説を唱えながら、この事件の真相やケネディ暗殺の真犯人を追いかけようとした人が多くいたんだけど、この事件の真相をどうにか知られたくないCIAが、「コンスピラシー・セオリー(陰謀論)」という言葉を考案し、これをマスコミなどを通じて積極的に流布。真犯人として「CIAの可能性」を提唱している識者らに対し、「ありもしないことを妄想し、でっち上げる愚かな人々」としてレッテル貼りを行なう一大キャンペーンを行なった。

結果として、この世論誘導は大きく成功したとされており、事件当時から長い年月がたった現在でも、↓下記のように、大手メディアがケネディ暗殺事件に関して「陰謀論」という言葉を用いて、CIA犯人説を支持している人々を揶揄しているよ。


ケネディ暗殺にCIAが関与? 根拠ない陰謀論、フランス人の約8割が信じる

ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元米大統領暗殺には米中央情報局(CIA)が関与していた──。フランスで行われた世論調査で、回答者の約8割がこのような有名な陰謀論を信じていることが明らかとなった。

仏調査会社Ifopが、シンクタンクのファウンデーション・ジャン・ジョレス(FJJ)と監視団体コンスピラシー・ウオッチ(Conspiracy Watch)の委託を受けて1200人を対象に調査を実施。7日に公表された結果によると、フランス人の多くが根拠のない俗説を信じていることがわかったという。

公表結果によると、ケネディ氏の暗殺にCIAが関与していたとする陰謀論を信じている人は54%に上り、月面着陸は米国のねつ造という説を信じている人も16%いた。

また、欧米の情報機関が国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」とイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」を背後で操っているという説を信じている人は31%、AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)が実験室で生み出され、アフリカで人体実験が行われたという説を信じている人も32%いた。

さらに、地球は平面なのかもしれないと考えている人は10%、ここ1万年の間に神が生命を創造したと信じる人も18%いた。

十数の俗説に関する調査を行った結果、フランス人の79%が少なくともこれらのうち一つを信じていることが判明したという。【AFP 2018.1.10.】


このように、いまだに大手のマスメディアは、当時の手法を継承しているようですが、その大元であるCIAは1996年に、過去に作成された機密文書の一部を公開。

その中の一つにおいて、ケネディ暗殺事件の際に、CIAが「コンスピラシー・セオリー(陰謀論)」という言葉を考案し、これを流布させていくことが委員会で決定されたことを記している内部文書の存在を公表しています。

↓1996年に公開された、「コンスピラシー・セオリー」について触れている1967年当時のCIAの機密文書



出典:ia800804.us.archive.org

つまり、真相究明者に対して「陰謀論者」と嘲笑する世論工作を行なっていたことを、すでに96年の時点でCIA自ら認めているにもかかわらず、なんと20年近く経過した現在でも、ケネディ暗殺の”CIA説”を支持している人々を「陰謀論者」とバカにする世論工作を、大手メディアが行なっているということだ。

ちなみに、上記で紹介したAFPの記事は、「CIA犯人説を支持する人」を、「地球は平面だと信じている人」や「神が生命を創造したと信じている人」などと同列に扱うことで、より、「知能の弱い人」「迷信や妄想を信じがちな人」という印象を与えようとしているね。

欧米では、すでに「陰謀論」のレッテル貼りの手口は通用しなくなってきている

以前より、1%の巨大資本勢力の配下にある、軍産複合体や国際銀行家による戦争や経済崩壊、その他の多くの国家的危機や事件、様々な紛争の裏には、当然のごとく、多くの陰謀や策動が存在してきたけど、CIAをはじめとした「1%の世界支配層」の利益の為に活動している国際的な工作勢力は、一般市民にその内情や真相を知られないよう、様々な情報工作を行なってきたことは、すでにこのサイトの読者であれば理解しているかと思う。

すでにCIAもこうした「種明かし」をしている中で、欧米の人々はすでに、巨大資本家が様々な情報工作を行ないながら、一般庶民を騙し、操ろうとしている現状はおおよそ把握しており、彼らの多くは大手のマスコミもほとんど信用せず、逆に、マスメディアや社会強者が「陰謀論者」などと嘲笑する識者やジャーナリストらこそに注目し、注意深く真相を究明しようとする人々が増えてきているようだ。

ところが、現在の日本では、「右翼左翼」の世論誘導と同じように、「陰謀論」「陰謀論者」のレッテル貼りの手法がある程度通用している状況であり、欧米の人々にとってはごく身近に存在している「ロスチャイルド」や「ロックフェラー」すらも、いまだに「そんなの存在しない」「出た、陰謀論者」「ただの思い込みの虚妄だ」とあざ笑い、自ら思考を停止してしまう人々が多くいるのが現状だ。

まあ、たしかに、「我こそが真実を語る者」と自称しつつ、おおよそ論理的ではなく、あまりに話が飛躍しすぎて、あっちの世界に行ってしまっているような人もちらほら見られるけど…こういう人々と、論理的に世界の裏側にスポットを当て、説得力のある推測や謎解きを試みている人たちを全て一絡げにして、「陰謀論者」「こんな妄想ばかりを主張する人間を信じるな」という世論誘導がしきりに行なわれていることは確かだろう。

私もこのサイトを通じて、「右翼左翼」のレッテル貼りの世論工作が社会で横行してて、これが、物事の本質からかけ離れた次元で弱者同士を争わせて分断させる手法であることを知ったけど…この「陰謀論」ていう言葉も、私たちにこの言葉や誘導的な思考を流布させることで、物事の本質から私たちを逸らせようとする狙いがあるってことなのねっ!

詰まるところは、全ては外的な誘導や情報に惑わされず、自分自身の思考力を活性化させ、多くのことを考え、判断すること

本当に、この世界を支配している1%の人々は、色々な手口を発明して、私たちがどうにか賢くならないように妨害や誘導を行なっているんですねぇ。

「陰謀論」って、本当に不気味でなんだか怖い言葉ですし、私は極力こんな言葉使いたくないですぅ。

重要なのは、「”陰謀論”としきりにレッテル貼りをしている人は、全てインチキだ!」「陰謀論者と叩かれているから、この人の言っていることは全て信じよう」となるのではなく、陰謀論という言葉の性質やルーツを理解した上で、ネット上に存在している、真相を究明しようとしている人々や、多く飛び交っている様々な情報を自分自身の目と感性で分析し、自らの思考回路のフィルターにかけた上で、雑多な情報を丁寧に取捨選択していくことだ。

何でも両極端に”白黒”で分けてしまうことは、考える必要があまりない分、ある意味楽ちんかもしれない。

しかし、これを繰り返してしまうと、それこそ思考停止の道を辿り、権力側が日々生み出し続けている様々な世論誘導や洗脳にいつまでも引っかかったままだし、これは、いわば半永久的に1%の資本家層から財産や生命を搾取され続けることを意味するからね。

今回は、「陰謀論」という言葉にスポットを当ててみたけど、この他にも、”彼ら”が生み出した多くのトラップや騙しが横行しているし、これらの多くの誘導や洗脳から完全に脱却するには並大抵のことではないので、今後も少しずつ知識を得ながら、現在の殺伐とした社会の中で生き残っていくための術を得ていこう。


・CIAは常に他国選挙に介入していた=NYT(Sputnik 2018年2月18日)

※米中央情報局(CIA)は創設時から他国の選挙に介入していた。ニューヨーク・タイムズ(NYT)がCIA元職員や米国の専門家の話として伝えた。

CIAでロシア担当チーフとして30年務め、2015年に退職したスティーブン・ホール氏はNYTに、米国が歴史的に選挙介入作戦を行っており、「今でも続けていることを願っている」と強調した。

70年代に米上院でCIAを調査することからキャリアをスタートしたロック・ジョンソン氏は「私たちは1947年のCIA創設時からそうしたことを行ってきた」とした上で、「私たちはポスター、パンフレット、メーラー、バナーなどを利用した。海外の新聞に虚偽の情報を植えつけた。 我々は、英国が『キングジョージの騎兵』と呼ぶものを使った。つまり、現金のスーツケースを」と述べた。

同紙によると、CIAは1950年代にイランとグアテマラで選出された指導者の政権を転覆させ、60年代には他のいくつかの国でクーデターを後押しした。CIAはまた、暗殺を手配してラテンアメリカやアフリカ、アジアで反共産主義的政府を支持した。

カーネギーメロン大学のドブ・レービン氏は、米国が1946年から2000年にかけて81件の選挙介入を行ったと算出した。また、NYTによると、米国はロシア共産党のジュガーノフ党首が当時のエリツィン大統領に勝利することを恐れて、1996年のロシアの選挙にも介入した。

※【不正選挙】NYタイムズが「米国CIAが2000年までの間に81件もの他国の選挙に介入」と報道!元CIA工作員や専門家が証言! (ゆるねとにゅーす 2018年2月19日)

どんなにゅーす?
・米国の大手紙NYタイムズが、元CIA工作員や専門家の証言として「CIAが1947年の創設以降2000年までの間に、81件もの他国の選挙に介入してきた」ことを報道。96年のロシア大統領選挙でも、エリツィン氏を当選に導くためにCIAが選挙に介入したとの情報を紹介した。
・報道によると、CIAは主にアフリカ・アジア・ラテンアメリカを中心に、反グローバル系指導者を暗殺・失脚・転覆させるなどして、グローバリスト政府の樹立を主導してきたとのことで、CIAによる他国への不正選挙や政権転覆、民衆扇動などの数々の工作に関する疑惑が深まっている。

アメリカの主流メディアの一つのNYタイムズが、CIAによって長年行なわれてきた他国への工作活動の実態を報道したとのことよ。

当サイトでも、日本や海外で当たり前のようにグローバリスト(欧米軍産・金融資本)による不正選挙が横行してきたことを繰り返し綴ってきたけど、世界ではすでにこうしたことが共通認識になりつつあるってことね。

連合国への無条件降伏によって、無制限にグローバリストの工作員を招き入れ、CIAによる政官財マスコミへの強力な支配下に置かれてきた日本にとっては、言うまでもなく、不正選挙は当然のように横行してきたと考えるのが妥当だね。

(そもそも安倍総理の祖父の岸信介元総理がCIAの工作員。)

すでに米国でも大手メディアがこのような報道を行なっている中で、海に囲まれ、日本語しか分からない人が大多数の日本だけは見事までに「ガラパゴス化」しており、いまだに不正選挙やCIAの工作活動を陰謀論扱いしている人がかなり多いけど、三浦瑠麗氏の「日本には北朝鮮工作員がウヨウヨ」の自説よりもよほど現実的で切迫した話だ。

すでにアメリカや欧州の人々の間では、9.11やISなどのテロリズムの横行も、CIAやMI6、モサドなどのグローバル諜報組織が世界に戦争の種を撒くために行なってきた工作活動(偽旗・ヤラセ)であることを(ネットの普及によって)理解しつつあるし、もし現代にインターネットがなかったら、ISの勢力も今よりもよほど大きく拡大し、大々的な世界戦争に発展していたかもね。

いずれにしても、ここまで世界のマスメディアがこうした内情を明かすようになっている以上、日本も(特に敗戦以降に)グローバリストが徹底的に日本の政治システムや経済システムを操り、”ステルス化”して国家組織に寄生しながら、国富を徹底的に吸い上げてきた現実や、安倍政権がさらなるグローバリズムを推進しながら、日本国民の富や生命をこれらにどんどん差し出し続けている実態を理解する時期に差し掛かっているね。

とにかく、アメリカやロシアなどの大国でも不正選挙が横行している以上、日本も当たり前のように不正が行なわれているものと認識するのが自然な考えね。

もちろん、選挙以外にも、日常的なマスコミ報道や政党内の代表選挙、ありとあらゆる国家制度や法律もグローバリストの意向が大きく反映されていると考えるべきだし、そういう意味でも、日本は、世界でも指折りのCIA(グローバリスト)のスパイがうじゃうじゃいる「傀儡国家の筆頭格」ってことだわ。


・【警告】世界の陰謀相関図を謎の告発者「Qアノン」がリーク! ロックフェラー、CIA、911など“闇の繋がり”を完全網羅…「福島」の文字も!(TOCANA 2018年5月11日)

※昨年10月下旬、Q Anon(Anonymous、匿名の意)と名乗る人物が海外掲示板「4ちゃん」のpol板(politically incorrect、政治的に不適切)に奇妙なメッセージを投稿し始めた。その中には、挑発的な文言とともに、有名企業から世界史の大事件、果ては有名カルト集団まで網羅した謎の(地)図も含まれており、その解釈を巡って現在も欧米を中心に大手メディアも報じるなど大きな話題となっているようだ。

「地図の読み方を学べ。世界的に組織された汚職ネットワークの地図:地図、ダイアグラム、組織図、家系図の宝庫」(Q Anon)
 
この複雑に入り組んだ雑多な図を完全解読することは容易ではないが、すでにネット上では有志らによるいくつかの分析結果が公開されている。今回は、海外サイト「Mad House News」(1月7日付)が公開している解釈をご紹介したい。
 
赤い線で示されているルートが3つ。青い線のルートが2つ書かれている。



●赤ルート1:古代文明

赤のルート1の始点は、ピラミッド、マヤ・アステカ文明、ストーンヘンジなど古代文明のグループ。そこから、辿っていくとサタニズム(悪魔崇拝)→ソロモン神殿→ヘルメス主義→ローマ帝国→サートゥルヌス→ローマの分割統治→ハザール・マフィア→ロスチャイルドと続いている。おおむね時代順に並んでいることから、ロスチャイルド家誕生の思想的変遷を追ったものとみることができるだろう。

●赤ルート2:バチカン
 
赤のルート2。これはバチカン→イタリア統一・イタリア王国の誕生→イタリア建国&ムッソリーニの出現となっている。これはラテラノ条約とファシスト政権の誕生の関係を示しているのだろうか? ラテラノ条約とはイタリア王国がローマ教皇庁から簒奪したローマ教皇領をバチカン市国として独立させることを認めた条約だ。これによりムッソリーニはイタリア国内のみならず世界中のカトリック教徒から熱烈な支持を受けたことで、ファシスト政権の信任を巡る国民投票をバチカン市国の全面的バックアップのもと大差で勝利し、権威を高めることとなった。

●赤ルート3:巨大組織
 
赤のルート3。中央の線から左右に枝分かれするように伸びている。図の中央にはフリーメーソン、FBI、ペンタゴン、CIA、軍産複合体、300人委員会、9.11テロなど巨大組織や大事件が位置していることから、それぞれの影響関係を示したものと考えられるだろう。

●青ルート1:気象兵器
 青のルート1。青のルートにはそれぞれ番号は振られていないが、独立した2本のラインがあるため、便宜的に図の左に始点がある方のルートを青のルート1とする。これは、優生学→人口削減→アジェンダ21→気象兵器→ハリケーン・ハービー、イルマ、マリア、磁気嵐、指向性エネルギー兵器、2017年カリフォルニアの山火事と繋がっている。ちなみに優生学はヒトラーからの系譜が示されている。これは比較的解釈し易いルートと言えるだろう。ヒトラーに代表される優生学の思想がアジェンダ21にも底流しており、そこから気象兵器などによる自然災害が人工的に引き起こされるようになった、といったところだろうか。ちなみに、気象兵器から伸びるもう一方の線上には、スマトラ沖地震、ハリケーン・カトリーナに加えて、“FUKUSHIMA”が位置している。これは東日本大震災のことを指していると考えて間違いないだろう。

●青ルート2:全体主義
 
青のルート2は、全体主義の忍び寄り→2017年ラスベガス銃乱射事件に繋がっている。少々唐突な感があるが、この2つの間には、一匹狼型の暗殺者(オズワルドなど)、チャールズ・マンソン、人種隔離、ボストンマラソン爆弾テロ事件、マンチェスター・アリーナに於ける爆発物事件、2017年に急死したウドー・ウルフコッテ(CIAや買収ジャーナリズムを告発)などが配置されている。テロリズムの多発により民意が全体主義的になってきているが、その裏にはCIAやメディアの暗躍があると暗示しているのかもしれない。
 
さて、これほど膨大な情報量の図である。ジョン・D・ロックフェラーや、MJ-12、エリア51、DARPAなど、紹介仕切れなかったビッグワードも多数残っている。それぞれ興味深い読み方は何通りも可能だろう。ぜひ読者にもチャレンジして頂きたい。
 
それにしてもQ Anonとは一体何者なのだろうか? 米政府の高官と自称していることから、ネット上では、ドナルド・トランプ大統領こそがQ Anonだと主張する人もいるようだが、もちろん確証はない。Q Anonの陰謀論は今回ご紹介した図だけでなく、より直接的なものも多くあるので、こちらも徐々に紹介していく予定だ。


・米国のネット集団「Q」とは何者? 掲示板に陰謀論投稿(朝日新聞DIGITAL 2018年11月6日)

※「Q」とは昨年10月、インターネット掲示板に突如登場した正体不明の投稿者のことだ。「匿名」を意味する「anonymous」の略語「anon」を「Q」につけた「QAnon」(キューアノン)という陰謀論を信じる集団が、「Q」の主張を解釈し、インターネットを通じて世界に発信している。

キューアノンは、「Q」のことをトランプ米政権の中枢にいる人間だと信じている。その根幹の主張は、「トランプ大統領は、世界の政財界、メディアに巣くう邪悪なディープステート(影の政府)と闘う救世主」というものだ。キューアノンはトランプ氏に批判的な人々を「影の政府」のメンバーとみている。
 
「影の政府」という表現は、トランプ氏自身を含むトランプ政権の高官が好んで使うようになり、米国で新たな政治用語として定着した。
 
「Q」は日本の「2ちゃんねる」に似た「8chan」という掲示板に投稿する。その内容は暗号めいている。例えば直近では、「POTUS(米大統領)がPUTIN(プーチン大統領)と11月11日に会う。何が奇妙か Q」などがある。
 
Qの関連サイトでは、キューアノンが解釈したり、補足したりする形がとられ、双方向的なコミュニティーになっている。「Q」の投稿とそれに対する反応のまとめを制作する人は「ベイカー」(パン職人)、まとめは「ブレッド」(パン)、さらにまとめに対する

「Q」の反応は「クラム」(パンくず)と呼ばれる。
 
キューアノンの規模は不明だが、ユーチューブには関連動画が13万件以上も投稿されている。関連サイトの一つには月800万件以上のアクセスがあり、米タイム誌は今年6月、「ネットで最も影響力のある世界の25人」に、トランプ氏ら実在の著名人とともに「Q」を選んだ。

※ブログ主注:陰謀論も、一部に真実を含むものの、嘘や荒唐無稽話も含まれ、そもそも陰謀論のソースは権力者側(情報機関やフリーメーソンやキリスト教関係者やユダヤ人(全員グル))によって流されており、陰謀論勢力も、カルト宗教団体と同じく、権力者によってコントロールされているので注意。権力者に逆らう勢力を予め自分たちが主導することで、コントロール下に置く手法。大衆のガス抜きのために部分的に真実も含ませるが、匂わせる程度の寸止めである。